℃-ute 矢島舞美 いつしか年齢相応の美しさに ~【短報】 ℃-ute 矢島舞美 写真集『ひとりの季節』発売記念握手会~

はじめに 美しさを自ら認めた(?)矢島舞美

矢島舞美さんを敬愛する こぶしファクトリー藤井梨央さんが、ハロショのイベントで、矢島さんの好きなところを列挙して「描く絵が可愛らしいところ」と言った際に、そのイベントを司会していた西口社長が、思わずコメントしたのが「あたかも成長を拒否しているかのような」というもの。

公式にお伝えされている内容をそのまま信じるなら、内部で話し合いが繰り返されていた時期とも重なり、その話し合いに参加してはいないとしても、社長として経過の報告は受けていただろうから、その時期にふと漏れたコメントとしては、今にして思えばいろいろ深読みが出来るところですね。舞美ちゃん、いろいろ抵抗してたんじゃないかな、とか。いや、知りませんけども。

そんな「あたかも成長を拒否しているかのような」℃-ute リーダー矢島舞美さんは、これまでだって美しかったけれども、その美しさが児戯に等しいとすら思えるほど、見違えるような美しさでファンの前に姿を現してくれました。それこそ、自分が24歳の年齢相応に大人の美しさを持っていることを自分に許したかのように。自分で、私は美しいと、自分で認めたかのように。

写真集『ひとりの季節』発売記念握手会

℃-ute リーダーにしてハロプロリーダー、誰もが認める美しさの化身でもある天然全力雨女、矢島舞美さんの9冊めとなる写真集が、2016年8月27日に発売されました。それに先立つ26日、新宿サブナードにおいて、恒例の写真集発売握手会が開催されました。

2014年の9月10日の武道館にあたって、九段下近辺と埼玉県のごく一部だけ集中的に超豪雨となり、先だって2017年での解散がアナウンスされた直後の2016年8月20日、中野サンプラザ周辺だけが突発的なゲリラ豪雨に曝されるなど(投稿者は、どちらも直撃を喰らっています。はっはっは)、そのお仕事運を司るという龍神様のご機嫌から、握手会場である新宿サブナードには先日の大雨で浸水があったとの報道もあり、当日も雲行きが心配されたところでしたが、ごく平穏な天候の元、つつがなく握手会は開催されました。

そう、この「つつがなく」、「ごく平穏な天候の元」というのも、何かを予感させないではないところですよね。

写真集発売記念握手会の簡単な概要など

握手会は、事前に握手会参加券を購入して整理番号を発効してもらって参加する方式。
投稿者は、参加券の販売が開始された当日に入手しに行って70番台の整理券を確保していたのですが、このサブナードの握手会は基本的にイベント当日どころかイベント途中であってすら握手会場脇の福家書店コミック専門店で参加券を買えたりするので(過去、これがNGだったのは、投稿者の経験範囲で、体調不良を押して本人の意思で握手会を強行してくれた Juice=Juice 植村あかりさんの2015年10月の握手会のみ)、いろいろ思うところがあって、めずらしく当日に握手券を買い増しします。
その段階で、整理番号が1030番台ってところ。
新宿サブナードの握手会は、列が途切れ次第終了ということで、過去、実際の集客という点で、相当なレベルの人気メンバー(そもそも写真集を発売できる段階で一定の人気メンバーということもあり)であってすら、800番後半が打ち止めな感じであったことに比べるなら、さすが矢島舞美といったところかと。ちなみに、投稿者が現場で買い増しした1030番台が、それでラストってわけでもなかったことを付記しておきますね。

上記とも関連して、決まって 19:00前後に開始される握手会は、20:00 ちょい過ぎには、おおよそ終了の目処が見えるのが通例なんですけども、今回の舞美ちゃんの握手会は、20:30 を過ぎてようやく列が途切れるかという感じ(ラスト間際、非常にループを繰り返す参加者がいたんですが、まあ、これは誰が握手会を開催しても、終了間際はたいていそうなるので、定例の風景ってことで)。投稿者も、珍しく5巡も握手しちゃいました。

握手だけじゃなく、帰り際にもご挨拶してくれる舞美ちゃん

握手の列が途切れると、握手ブースの後方から、福家書店本店脇に設えられた楽屋スペースに、ひょいっと駆け込む舞美ちゃん。
握手会が終わってしまってから虚しく駆けつけた女性ファンが泣きながらお手紙らしきものを持ち出すも、すでにプレゼントボックスも、お手紙ボックスも回収されちゃっていて、それでもありがたいことに、スタッフが直接その女性ファンからお手紙を受け取って、なんと、そのまんま舞美ちゃんが控えて居るであろう楽屋スペースに入っていくという場面も。きっと直接、手渡ししてくれたんだろうと思うんですが、一部始終を目撃していたこちらとしては、「そこで今、舞美ちゃんは着替えてるんじゃねーのかっ??」ってことが気になって気になって(笑)。

しばらくすると、スタッフから携帯電話などを仕舞うよう注意喚起があってから、マネージャーと思しきスタッフに囲まれて、私服に着替えた舞美ちゃんが出てきます。細身のジーンズに、チェックの肩口がヒラヒラしたアウターで、いろいろ大荷物を肩から提げた矢島舞美さんは、サブナードの地下街を、飲食店街を経由して地上に捌けていくその前に、握手会が終了した後も会場周辺に居残っていた多くのファンに向って(上記帰路のルートから、明らかにファンが待機してる場所へ向って数歩踏み出して)にこやかに笑顔を向けてくれて明るく手をふってくれました
その姿は、その笑顔は、まことに慈母と言う他なく、ファンが寄せる想いに対して「超然」として変わらぬ「アイドルとしての振るまい」としての笑顔ではなくて、そうではなくて、ファンが寄せる想いに寄り添った、その想いを優しく慰撫し馴致してくれる、慈愛の微笑みであって、投稿者などずっと年上なのに、舞美ちゃんの笑みに接するに、まことに安心して、そうして安心したことによって、実はそれまで不安だったのだと気付いて泣いちゃうみたいな、そんな気持ちに襲われるくらいの、天下無双の慈愛の微笑みです。

握手にあたっても、やっぱり慈愛の微笑み

肝心の握手そのものも、上記のとおりです。

それでも、なんせ、2017年での℃-ute 解散がアナウンスされてから最初の握手のタイミングとあって、変にそこいらへんには触れないでおこうとしても、無理があるのはお互い(参加者も舞美ちゃんも)わかっているあたりが辛いですよね。

投稿者は、従来通り「ありがとう」「大好きです」「いつも助けてもらっています」という言葉をバリェーションを変えて伝えるのみ(そして「ありがとう」「いつも助けてもらっています」って、ほんとにそう思っているからでもあるし)。
現場で接触できた知人のヲタさんたちも、基本的に同様で、せいぜい解散に触れるとしても「最後まで頑張ってね」「最後まで応援してるよ」といった無難なあたりに留めたとのことです。

それでも、こうした握手会では、他の参加者さんがメンバーとどういう会話をしているか、嫌でもわかっちゃう部分もあったりします。はじめましての時は、自身テンパり過ぎていて、そんな観察の余裕もなかったけれど、写真集発売記念の新宿サブナードの握手会でも、荷物をあずけて握手のブースに入るや、先行する数名分の握手の様子を間近に観察できるわけで。
見てると、やっぱり、「ラジオだけは解散後も続けて下さい」だとか、「もう逢えなくなっちゃうのかな(涙」だとか、そんなこと言われても舞美ちゃんも困るだろうなってことを、ストレートにぶつけている参加者もチラホラと。いや気持ちはわかるんですよ。私だって、何かの抑制のタガを外したら、本当のところ、何を言い出すかわかったもんじゃないところもありますし。めちゃくちゃ気持ちはわかります。
でも、こうしたことをそのまんまぶつけられても、握手会の短い時間では、舞美ちゃんとしても、どう対応したもんか困っちゃうんじゃないかな、って。

しかしながら。
投稿者のように淡々と匿名的な無難なフレーズに終始する者に対しても、述べたように直截な想いをぶつけてくるファンに対しても、矢島舞美さんは、まことに癒される慈愛の笑みを向けてくれて。そうしたファンからぶつけられる想いを、舞美ちゃんは、しっかり受け止めていたように、いや、受け止めて【くれた】ように思います。

だって、握手会の現場でも、困ったような笑顔ではなく、そうではなくて、しっかり受け止めてくれた慈愛の微笑みを個々の参加者に向けてくれた矢島舞美さんは、握手会を終えて、こんなブログを公開してくれているんですから。

名残を惜しんでくれたかのような

ハロメンとの握手経験が乏しいわけではない(と思う)投稿者が、今回、とりわけ感じた点は、2つ。
ひとつは、舞美ちゃんの方からの積極的な話しかけがなかったこと。そして、もうひとつは、次の参加者が目の前に進んできているのに、握手の手をギリギリまで離さなかったこと。

舞美ちゃんの方からの積極的な話しかけがなかったこと、って言うのは、記事末に参考で掲載するように、過去に舞美ちゃんと握手した例では、いろいろ舞美ちゃん側からフレンドリーに話しかけられてしまって、ほとんど大慌てで何も言えないまま剥がされてしまうことが多かったから(記事末参考事例は、恥ずかしながらごく一部なんですよ。はっはっは)。それが、今回は、舞美ちゃん本人からの発言が、あまり多くなく、参加者さんの言うことを一字一句聞き漏らすまいと、しっかり耳を傾けていたような印象があります。

そして、次の参加者が目の前に進んできているのに、舞美ちゃんは、握手の手をギリギリまで離さなかったこと。
リリイベでの流しの握手でも、個別の握手会でも、舞美ちゃんはフレンドリーに受け入れてくれるけれど、握手会のレギュレーションとして、あまりにも当然ではあるけれど、一旦こちらへの応接が終了したら、サクっと切り替えて次の参加者さんへ向き直っていたわけです(繰り返し、当たり前ですが)。名残惜しく、あるいは切なげに、そうしたレギュレーションに抗おうとしてたのは参加者の側ですよね。それが、どことなく、今回は、むしろ舞美ちゃんの方が、握手の手をギリギリまで離さないでいてくれたような。

遅れましたが、もちろん、そんな矢島舞美さんは、℃-uteというグループで「アイドルの矢島舞美」をやってくれている矢島舞美という女性は、まことに、鬼気迫る程に、美しかったです。

その美しさを認めることが物語るもの

過去の写真集発売記念の握手会について、私はこんな記事を投稿して、こんなことを言っています。

曰く、矢島舞美さんのビジュアル的な美しさばかりに注目して、ルックス的なところを「芸術的」に押し出すのは、舞美ちゃんの魅力を捉え損なっている、と。舞美ちゃんの、あの笑顔と、あの天然と、あの全力と、そして、あの「あどけない」可愛らしい末っ子らしさが、頻出する謎の擬声語・擬態語が、汗で乱れまくっているからこそ輝く笑顔と美しさが、そうしたファンが愛した舞美ちゃんらしい部分が、「芸術的」な写真集ではまったく描写できていないから、だから舞美ちゃんの写真集は、一部に不評だったりもするんだ、と。

しかし、矢島舞美さんの、どんな頑なな心すらも蕩かすような慈愛の微笑みを宿す、その土台としての消え入りそうなくらいの透明な美しさ、そんな【矢島舞美の美しさ】こそは、上述の「ファンが愛した舞美ちゃんらしい部分」の魅力に、少なくとも匹敵するか、あるいは凌駕して、今や矢島舞美の魅力そのものであるのかも知れません。
その意味で、過去の写真集が一部に不評だったりもしたのは、それは「芸術的」である度合いが足りなかったせいだったのかもしれません。
それほど、この9冊目となる写真集『ひとりの季節』の舞美ちゃんは、美しい。

それは、「あたかも成長を拒否しているかのような」天真爛漫な自分に、むしろ何かを抑制していた自分に、ついに年齢相応の美しさを、自ら許したかのように。繰り返し、矢島舞美は、自分で、私は美しいと、自分で認めたかのように。

そう、そのように「認める」ことが何を語るか。最後まで言うまでもありますまい。

(文=kogonil)

参考:過去の矢島舞美さん握手対応レポなど

私  (事前に考えていたことを言おうと、まずは息を吸い込む)
矢島さん「うわっ、すっごい汗。緊張してるの?暖房強い?
私   「あわ、あわ、あわ(考えていたことが飛ぶ)」
スタッフ「はい、お時間でーす」
エンタメアライブ ℃-ute ナルチカ@横浜Bay Hall/個別握手会@ベルサール飯田橋 レポ ~℃-uteとなるだけ近くで接した至福の2日間~より

私  「個別握手会は初めてなんです」
(↑と言うだけ言って、「そうなんだ、ありがとう」くらいの応答で時間がなくなると見越した想定問答を脳内でシミュレートした上での、無難にやり過ごす発言例)
矢島さん「えー! 今日はまた、なんで来ようと思ったの?
私   「あわ、あわ、あわ」
スタッフ「はい、お時間でーす」
エンタメアライブ ℃-ute ナルチカ@横浜Bay Hall/個別握手会@ベルサール飯田橋 レポ ~℃-uteとなるだけ近くで接した至福の2日間~より

【一巡目】
私   「疲れてるのに、ありがとう」
矢島さん「ぜーんぜん。つかれてないよっ!(ニコニコニコ)」
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【二巡目】
私   「℃-ute、最高でしたよ!」
矢島さん「ほんとっ?やったあーー!(ニコニコニコ)」
—————————-
【三巡目】
私   「次の℃-uteプレミアム、楽しみにしてますね」
矢島さん「オッケーっ!がんばるねっ!(ニコニコニコ)」
エンタメアライブ 【レポ】SATOYAMA&SATOUMIへ行こう2016 in パシフィコ横浜 2016/3/19 ~継続と笑顔に見るアップフロントの本気~より

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