ステージの上から5人が与えてくれた晴れやかな気持ち 【レポ】 ℃-ute 30th シングル発売記念ミニライブ&握手会イベント at 東京ドームシティ ラクーア

はじめに

℃-ute の 30th シングルであるトリプルA面『夢幻クライマックス/愛はまるで静電気/Singing~あの頃のように~』のリリースイベントが続いてますね。
11月3日には、東京ドームシティのラクーアで、ミニライブ&握手会が行われました。
こちらに参加して、きっちり ℃-ute の5人と握手してきましたので、ご報告です。

従来、リリイべについては特にレポとか投稿してこなかったんですけども、秋ツアーは日程を残しているからネタバレ厳禁ってことで、この機会を逃すと、しばらく ℃-ute に言及できないもんですから。

やっぱり ℃-ute は大人気 モヤモヤする人こそ現場へ

東京ドームシティのラクーアで、ミニライブ&握手会は、12:30 からと、15:30 からの2回まわし。

レギュレーションへの微妙な違和感も納得の人の波

ミニライブ&握手会といえば、投稿者が参加した限りで、こぶしファクトリーとカントリー・ガールズも、最近、ラクーアでのリリイベを開催しています。でも、こちらは、いずれも3回まわしだったこともあって、この2回まわしってことに若干の違和感を覚えつつ、優先エリア入場券&握手会参加券を入手すべくCD発売予定時間にラクーアに到着してみれば、すでに、えらいこと長蛇の列。しかも、ようやくたどり着いた販売仮設ブースでは、握手会には2回公演のどちらも参加できるけど、優先観覧エリアに入れるのは、2回公演のどちらか一方だけだとか説明されます(これ、事実そうだったのかは不明。投稿者に応接してくれたスタッフさんから、そのように説明された次第)。「えーー、そうなの?」などと思いながら、一通り参加券など入手してみますが、実は、このように購入をようやく済ませた段階で、12:30 からの一回目公演が、非常に間もなくに迫っております。
どういうことかというと、それほど、CD購入列が超長蛇の列だったと、そういうことなのでした。

さらには、12:30 からの一回目公演は、握手会のラストのループがものすごくて、ようやく終了した頃には、15:30 からの二回目公演開始まで間もなくといった時刻で、ほとんどメンバーが休む時間がないくらい(二回目公演後の握手会がどうだったのかは、投稿者は自分の握手を終えた後、ダッシュで池袋のシアターグリーンに向かったので不明です ← 秘密)。

いや、2回まわしの違和感といい、優先観覧エリアに入れるのはどちらか一方だけって説明といい、「えーー、そうなの?」とか思ってましたが、それも、むしろもっともなことだなと、そう思えるほどの、圧倒的な人の波、超長蛇の列でした。

何が言いたいかって?
そう、最初に投稿者自身が違和感を感じた理由でもあるんですが、いろいろあって、何かとモヤモヤしないではない昨今の ℃-ute ですが、やっぱり大人気なんですね、ってこと。

一気に晴れるモヤモヤした気持ち

加えて、ミニライブとはいえ、やっぱり ℃-ute のステージは、すばらしいです。技量がどうとか、スキルが何だとか、そんなこと以前に ℃-ute の5人が「そこにいる」ってだけで、ここ最近のいろんな出来事でわだかまっていた気持ちは、すっかりに溶けてなくなって、晴れやかな気分で満たされます。

いや、投稿者は、昨今の ℃-ute の周辺を巡るあれこれについて、特に否定的な見解は抱いておりません。むしろ陳述的に「思うこと」としては、ずっと肯定的な見解を持っています。それでも「意識的に思う自分の意見」がどうであっても、それとは独立に、なんとなくモヤモヤした気分は、やっぱり感じちゃいますよね。まして否定的な見解をお持ちの方にとっては、一層、そうでしょう(「否定的な見解」も、わからないわけではないところ)。

だからこそ、これまであんまり言及してこなかった「リリイべ」であっても、敢えて投稿したかったのでした。モヤモヤしてる方こそ、現場に行くべきだと
なんだかんだあっても、優先観覧エリアに入れなくても、ステージの上にあの5人が登場してくれば、きっと自分が笑っているのが自覚できるだろうから(投稿者の場合ね)。
それでもモヤモヤが晴れなかったら、それはしょうがないけれど、悶々とモヤモヤしてるばかりなら、いっそ現場に行ってしまうのが良いのではないかと思うのでした。

圧巻のミニ(?)ライブ

池袋のサンシャイン噴水広場も含め ℃-ute のリリイべではお馴染みの公開リハーサル(『夢幻クライマックス』)からスタート。でも、その公開リハーサルすら、当初の開演時間から3分押し。メンバーたちは『Singing~あの頃のように~』の衣装(だよね?)にて登場です。

℃-ute のリリイべとしては珍しく、当日は超晴天。ステージに上がったメンバーからも、眩しくて目が開けないとの声が。「まぶしい!」と言いながらの鈴木愛理さんの謎の動きは、やっぱり健在でした。

さて、そんなミニライブのセトリは、下記のとおり。

第一回公演 第二回公演
夢幻クライマックス
愛はまるで静電気
キャンパスライフ~生まれて来てよかった~ ベーグルにハム&チーズ
世界一HAPPYな女の子 都会の一人暮らし
Danceでバコーン! Kiss me 愛してる
Singing~あの頃のように~

ご覧のように、お披露目中の新曲以外に、鉄板中のド鉄板なナンバーを固め打ちしてきました。

これは、どうなんでしょう。できれば、みなさんのご意見も聞いてみたいところなんですが、少なくとも投稿者の場合、もう何度も、リアルなライブとして、それこそ繰り返し耳にしてきた楽曲であっても、『キャンパスライフ~生まれて来てよかった~』なんて、イントロが流れてくるだけで涙腺が微妙なことになって、それでもってサビで舞美ちゃんが「生まれてきて、よかったわ~~」とか歌おうものなら、一気に決壊しちゃったりしませんか。
その涙腺の微妙さから決壊まで含めて、何度も何度も、リアルな現場で体験しているのに、また改めて同じことになる不思議。
できれば、みなさんのご意見も聞いてみたいところです。

ラストの『Singing~あの頃のように~』前に、軽い告知のMCが挟まれます。でもって、その際、舞ちゃんが、たった今、実演したばかりのセトリをちゃんと言えないあたりも安定の ℃-ute ってことで。

ライブ終わりに握手会へ

握手会は、最初に「乳児・幼児連れの方」からスタート。その後、女性限定エリア → 一般の握手会参加者と進みます。こちらの心が汚れているせいか、後のカテゴリーになるほど、握手の流れが高速になったような。

握手会の順序は、一回目の最初は【舞美ちゃん → 愛理さん → なっきぃ → 舞ちゃん → 岡井さん】の並びで。途中、休憩のタイミングで、正面から差し込む日差しが強いとのことで、握手の並びをステージに対して若干斜めに微調整するついでに、順番も変更されて、【岡井さん → 舞ちゃん → なっきぃ → 愛理さん → 舞美ちゃん】という並びに(二回目の握手会も、【岡井さん → 舞ちゃん → なっきぃ → 愛理さん → 舞美ちゃん】という順序のままで)。
握手の際も、舞美ちゃん、愛理さん、岡井さんはミニライブの衣装のまんまだったけど、なっきぃ と舞ちゃんは、パーカーを羽織って登場です。一回目は自分のメンバーカラーの ℃-ute パーカーを羽織っているとわかったんですけど、二回目は、なぜか2人とも真っ赤で、あれは舞美ちゃんのパーカーだったのかしら。

個々の握手については、それこそ一期一会の千差万別だし、とりわけリリイベの高速流れ握手の場合は、ほとんど意味ある応答ができないわけで、握手の詳細についてレポするつもりはなかったんですけれども、二回目の中島早貴さんとの握手で「ありがとう」の応酬を3回繰り返すことができたことは、あまりに嬉しかったので報告させてください。
「ありがとう」って言うと、基本、なっきぃ も(リリイべの握手であれ個別であれ)「ありがとう」と返してくれるのが通例なんですけれども、それでも、なっきぃ が返してくれた「ありがとう」に再度こちらが「ありがとう」を返すと、さすがにそれ以上の言葉のやり取りを続けられなかったりしました。
時には「もっと、他のことも話してよ!」と言われたり。さらには、これは なっきぃ ではなく舞美ちゃんだけれども、「そんなに『ありがとう』ばっかり言われると、なんだか、これが最後になっちゃうみたいで淋しいから嫌だ」と叱られたり(← もちろん、舞美ちゃんにそう言われて喜んでいる)。

なのに、今回、なっきぃ とは「ありがとう」の応酬を3回繰り返すことができました。流れの早いリリイべの握手だってのに。ありがとう。

萩原舞さんは表情が固かったか?

そんな心配をしていたのは、どこのどいつだ!と、とっ捕まえて小一時間ほど説教したいくらいですよね。ま、自分で自分に説教したところで、そんなに効かないのは言うまでもありませんが。
舞ちゃん、髪の色も暗めにして、めっちゃ可愛いです。
先にも触れたように、たった今、自分たちが演じたセトリをちゃんと言えないとか、細かいところで舞ちゃんらしさを発揮するだけじゃなく、ミニライブを終えてステージから去っていく5人を「え~~~っ!」というコール(?)と伴に惜しげに見送るファンに向かって、「この後の握手会も、おったのしみにぃ~~」と手を振ってくれる舞ちゃんは、末っ子のいたずらっ子な感じで、めちゃくちゃ可愛かったです。

こうした流しのリリイべの握手にあっては、投稿者のような、ほぼ一見さんに対しては表情も固めな舞ちゃんですが、しっかり笑顔で握手してくれて、萩原舞ちゃんが笑顔を向けてくれたというだけで、この先数ヶ月は心楽しく過ごせそうな私です。

岡井千聖さんは不機嫌だったか?

いろんなことがあったからこそ、多くのファンは、岡井さんのテンションを心配していました。
それでなくとも、岡井さんがご機嫌斜めだと、なっきぃ が泣きそうになっちゃうから、個人的にも岡井さんのテンションを心配していました。
でも、舞ちゃんとケラケラ笑い合ってるだけでなく、舞美ちゃんとも背中に手を回しあって、そんな場面での岡井さんは満面の笑顔です。腹の底から笑っている際の岡井さんは、ほんとに可愛らしく、楽曲中のドヤ顔が決まった時は、まじめにカッコ良いです。
岡井千聖さんは、笑顔でしたよ。

あの伝説の2013年4月3日池袋サンシャイン噴水広場での『Crazy 完全な大人』のリリイべ、初の単独武道館実現とフランス遠征のサプライズ告知があった、あの伝説リリイべで、もはや「武道館おめでとう」としか言えなくなった握手会で、ほんとに嬉しそうに「あああ、ありがとおお~~」と応じてくれた、その同じ笑顔で「ああ、ありがとお~」と応じてくれましたよ。

鈴木愛理さんはセンターだったか?

はい。『夢幻クライマックス』で、フォーメンションの上でセンターであるってだけでなく。
かつて『SHOCK!』の時点で、「鈴木がダメだから ℃-ute が全部ダメに見える」と先生に叱られて、泣きながらモーニングの高橋愛さんに相談したという、その「センターの重圧」も、今の愛理さんにとっては、小鳥の羽ほどの重さも感じられないかのようです。

美しさ、笑顔、愛らしさ、バランスのとれた肢体、上手に力を抜いた艶やかなダンス、メンバーから必ずしも歓迎されているばかりでもないボケと、全方位にわたってスキのない愛理さんです(謎の動きと無駄なボケも、あんだけ嬉しそうに繰り出されると、もう突っ込めませんからね)。
告知MCで困ると、なっきぃ に「後は任せた」とばかりに丸投げするあたりも含めて、いまや、どこからどう見ても、圧倒的にキラキラしたセンターですよね、愛理さん。

中島早貴さんは塩対応だったか?

いつも岡井さんや舞ちゃんから「だから中島は気難しいってファンの人にも言われるんだよ」とイジられる、その内実は、気難しいわけではなくって、内面の感情の揺れがそのまま表情の微妙なゆらぎに漏れ出てしまうから。その漏れ出る内面の揺れが、あまりに素直で可愛らしいから。
アイドルの「お仕事」として、表情と内心を切り離すのがプロの技だというのなら、それを上手に切り離せなくて、ファンのみなさんにも伝わってしまうという点で、確かに今日も「なっきぃ は塩対応」だったかと。

中島早貴さん、健気な愛らしさがダイレクトに伝わるという意味で、その意味で、ちゃんと「塩対応」でしたよ。とても可愛かったです。
くどいようですが、こんなにも「可愛らしい」アイドルって、なっきぃ だけだと。

矢島舞美さんは笑顔だったか?

昨今ついに女神の心が保てなくなったのではないかとの心配も、各地から寄せられていた舞美ちゃん。それでも、やっぱり会心の笑顔は健在です。
ってか、優先観覧エリアに入れなくて、遠目に見ているだけだった一回目公演であってすら、舞美ちゃんが笑顔だということ、そして、その笑顔が美しいってことだけは、見えていないはずなのに、ダイレクトに伝わってくる不思議
やや長めのボブ風に髪を切った舞美ちゃんだけど、その短くした髪を綺麗に巻き巻きにして、『Singing~あの頃のように~』の衣装で登場してくる舞美ちゃんには、ほんとうに後光が射しているかのようです。
腰をかがめて視線をこちらに合わせてくれて、その上で満面の笑みで「ありがとう」と応じてくれる舞美ちゃんの握手は、こちらの懸念など吹き飛ばすような、そのグリップの力強さも健在でした。

ええ、矢島舞美さんは健在でしたよ。

*****

上に述べたような「舞美ちゃんの笑顔」を喜ぶ記述をもって、「その笑顔の奥の苦悩を察してやれないあたり、ファンというのは実に浅薄なものだ」と呆れた方もいらっしゃるかもしれません。表面上の「アイドルの振る舞い」しか見ていないことをもって、自分から騙されに行ってるファンというものは、なんとも「おめでたい」ものだと鼻白む方も多いのかもしれません。

それでも。
たとえその背後にどれほどの苦悩を抱えていようとも、その苦悩を押し殺して、私たちに笑顔を向けてくれるのならば、その笑顔を喜びたいです。
そして第三者が、たとえどのように重々しく状況を語っていても、ステージの上でメンバー同士がアイコンタクトする際の笑顔は、ステージから客席に向けてくれる笑顔は、それは決して「押し殺した」笑顔だとは思えないのです。液晶越しでは伝わらない何物かを通じて。

そう。繰り返し、やっぱり ℃-ute のステージは、すばらしいです。技量がどうとか、スキルが何だとか、そんなこと以前に ℃-ute の5人が「そこにいる」ってだけで、晴れやかな気分で満たされます
来年の6月まで、この晴れやかな気持ちを、できればステージの上の5人と一緒に、持ち続けられますようにと思います。いや、祈っています。

(文=kogonil)

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