【イベントレポ】℃-ute 「キューティー・ランド10 ~℃-ute結成11周年 FC大感謝祭~」 at 2016.6.11 in ディファ有明 ~原点回帰と心の欲するままに達成された境地~

はじめに ほんとに楽しかったよ!

いやー、楽しかったわ!!
ほんとに行って良かったです、このファンクラブ イベント。
行って良かったと特筆すべき場面があった(後述)だけじゃなく、ほんとに楽しかったんですよ、このイベント。

実際、当選後に座席確認のメールが届いてみれば、3回まわしの3公演とも、「ふざけんな」と言いたくなるような最悪の席次です。実はエンタメアライブには投稿してはいなかったけれど、2015年のディファ有明で開催された ℃-ute のクリスマス イベントも、2016年3月6日に品川で行われた「℃mja9 発売記念」シリアルライブも、投稿者はフル参戦してるんです。でもって、それらのイベントやライブから此の方、ずーーっと席運が悪いことったら。どころか、2015年の秋ツアー ℃an’t STOP からこの春ツアーまで、℃-ute の座席は、自分史上最悪を更新し続けており、6月20日の武道館なんて、ついに2階の西スタンドっすよ。
こんなもん、若いグループに流れろって言われてるようなもんじゃないかと思わないではないレベルで悪い℃-ute の席運なんですが、それでも行って良かったと思えるくらい楽しかったんですよ。ほんまに楽しかった。

諸々、魅力的すぎるハロー!プロジェクト。
なんだかんだとリソースのやり繰りに苦慮しているところですが、どうやら ℃-ute からは離れられない投稿者です。

キューティー・ランド10 ~℃-ute結成11周年 FC大感謝祭~

はい。というわけで、結成記念日である6月11日に、ディファ有明にて、℃-ute 11周年の記念日をお祝いするファンクラブ イベントが開催されていました。お昼から開催されて3回公演の全部に(席は最悪でしたが)参加してきたのでレポさせてくださいな。
これ、ほっといたら超長文になることが書く前からわかってしまうくらい楽しかったので、なるべく簡潔になるよう工夫いたします、ええ。

そんなイベント構成の概要は、こんな感じ。

1.めぐる恋の季節
2.世界一HAPPYな女の子
—–ハロプロからのビデオレターその1—–
クイズ:ロケに行ってきた
—–ハロプロからのビデオレターその2—–
グダグダトーク お題に沿ったトーク
—–ハロプロからのビデオレターその3(3回目公演のみ)—–
3.キャンパスライフ~生まれて来てよかった~
(2回目公演:SHINES
(3回目公演:ベーグルにハム&チーズ
4.Danceでバコーン!
5.アイアンハート(3回目公演:我武者LIFE

ハロプロからのビデオレター

楽曲披露のライブパートとトークコーナーのブリッジに、℃-ute 以外のハロプロ各ユニットからの結成11周年をお祝いするビデオレターが流されます。
1回目の公演では、つばきファクトリーとアンジュルムから。2回目の公演では、こぶしファクトリーと、そしてなんと活動停止中の Berryz工房メンバーから。3回目の公演では、Juice=Juice、モーニング娘。’16、そしてカントリー・ガールズから。

それらのビデオレターが具体的に、どんなものだったかは下記別項目にて。

クイズ:ロケに行ってきた ジャージのなっきぃが可愛くて

℃-ute メンバーが、それぞれロケに行って、その映像からクイズが出されるという趣向。
回答者側に回る上々軍団鈴木啓太さんの扱いが(お約束の)雑さだったり、一番正解数が多かったメンバーが獲得するというご褒美にマジになるメンバーだったり、定番ながら安定の楽しい一幕です。

さすがに結成11周年ということもあってか、ご褒美がわりと豪華。
かなり高級な焼肉店でのお食事券だったり、メンバーも大好きな有名珈琲店の一ヶ月無料券だったり、そして夢の国ペアチケットだったり。有名珈琲店の一ヶ月無料券を(同点のメンバーが2名いて、喧嘩になるから、その間を取ったということで)優勝していないのに獲得した舞ちゃんが、なんで無料が一ヶ月限定なのかとご立腹だったりと、「らしい」自由さも満載でした。

さて、そんなクイズの元となるロケ映像、1回目の公演では、なっきぃ と舞ちゃんが、どこぞのお寺で精進料理をいただく(ために、お掃除などの修行をする)ロケ、2回目の公演では、舞美ちゃんが猫カフェに出向いて、全然懐いてくれない猫たちを相手に奮闘するロケ、3回目の公演では、愛理さんと岡井さんが市川の動物園に子役と一緒に出向いて、子役の男の子にリードされて嬉し恥ずかしな岡井さんというロケでした。

ここで、わたくし主観に走らせてもらうのですが、猫カフェでジャージ姿で「靴下脱げちゃう」とか “はっちゃけ” てる矢島舞美さんが可愛すぎたのは当然としても、お寺に出向いて「やらされてる」感も全開で表情も消えがちだったジャージ姿に猫耳をつけてる中島早貴さんが愛らしすぎます。
たとえば女子落語に挑戦するにあたって和服に身を包んだ中島早貴さんが、その肢体のバランスの良さと、まあるいお顔がちっちゃい肩にちょこんと乗っかってる異様な愛らしさについて別途投稿させていただいたことはありましたが、ジャージ姿の なっきぃ の愛らしさは、ほとんど「異常」と言っても良いレベルです。
このロケ映像を見ることができただけでも、本イベントに参加した甲斐がありました。マジで。

このロケ企画の映像、まるっとDVDにならないかな。お久しぶりの “℃-ute Days 4” なんて、如何でしょう?

その他、グダグダトークとして、上々軍団の仕切りで、テーマを決めてトークという、こちらも定番のブリッジも挟みつつ。終始、謎の動きを細かく続ける愛理さんですが、カッパの愛理は封印したんじゃなかったのかとツッコみたくて、今、ソースを探してみて「見つけられない」という衝撃。もしかしてカッパの封印って投稿者の思い込みで、実は愛理さん、ずーっとカッパのまんまだったのかも。

ミニライブのセトリ

ミニライブのセトリは、これはメンバーたちが自分で決めたんでしょうかね。
投稿者の勝手な思いで恐縮ですが、なんだか、とっても ℃-ute らしい楽曲が選曲されているようです。昨今の、テーマの解釈にあんまり余地がなくてストレートに泣かせに走るような楽曲ではなく、それこそ「℃-ute らしい」としか言い様がないような楽曲が、結成11周年の記念日に向けて選ばれているように思えます。

だって『キャンパスライフ~生まれて来てよかった~』とか『ベーグルにハム&チーズ』なんて、実に久しぶりじゃありませんか?。イントロだけで危ういです。
やっぱり結成11周年の節目のミニライブで、それなりに楽曲も意識されたのかなあとか思っていたりします。

心の欲する所に従えども矩を踰えず

今、この節目の記念日に披露されたミニライブの選曲が、その時々に強めにコンセプト化されたようなテーマの解釈の余地の少ない楽曲ではなくて、全体的に「℃-ute らしい」楽曲で固めてきたと、そういう趣旨のことを述べました。

これ、当日のイベント全体にも、そのイベント全体の楽しげな雰囲気にも、どこか通じるように思うのです。
岡井さんは辛辣です。ばっつん、ばっつんツッコみます。でも、辛辣なツッコミが、ちゃんと「あはは」と笑いになっています。ってか、文字列にすると「辛辣」と言う他ないセリフを、岡井さんはニッコニコな笑顔で、ずっばん!とメンバーにぶっ込んでます。
舞ちゃん自由です。好き勝手に話そうとして、たとえば上々軍団がイベントの進行を重視した流れを作ろうとするのに、ごくナチュラルな感じで抗います。その自由な抗いを、改めて自分で反芻するのか、自分で自分にツッコむ場面も多めな舞ちゃん。ですが、そんな自分ツッコミすら、流れを止めて自由にやらかす舞ちゃんです。
愛理さんは、すでに触れたとおり、謎の挙動に終始します。ってか、かつて(ずーっと昔)は、「どうして良いかわからなかった」から、子供らしく大げさに「おどけて」見せる結果、カッパの愛理が生まれ、場合によってはそれがスベる結果にもなった愛理さんですが、今の愛理さんは、ステージを楽しんでいるうちに、自然にいつのまにかカッパが憑依しているようです。岡井さんも、舞ちゃんも、ちゃんと「愛理、キモい」って言ってくれますしね。
なっきぃ は、淡々として、他のメンバーが前に出るのにまかせています。でも、存在感を消してるんじゃなくて、他のメンバーが前に出てるのを、嬉しそうに見ながら、楽しそうに笑ってます。℃-ute メンバーがステージで展開するあれこれを見ながら、なっきぃ が、嬉しそうに笑ってる…なんか、それだけで世界は大丈夫だって思えませんか?あ、思えませんか。そうですか。
でも、この日の中島早貴さん、なんだか(つい先日の個別握手会と比べても)あちこちシュッとしていて、とても可愛く、とっても美しかったです。ええ、シュッとしてて。
そして、そういった全てを、リーダー舞美ちゃんは、ニッコニコと笑いながら見ていて、時折、率先して笑いを取りに前に出ます。最初は、ってか少し以前まで、この舞美ちゃんの前に出る様子は「無理して はっちゃけてるのかな」と思っていましたが、どうも、これこそ文字通り天然らしく、実に楽しげに「ほら、私、今、ボケてますよ」と言わんばかりにニッコニコに前に出ます。そして、岡井さんや舞ちゃんはおろか、なっきぃ や愛理さんにまで「やれやれ」的に処理される始末。

ほんとに、ほんとに、この5人は愛らしい。

もちろん客前のステージ上でのイベントですから、あたりまえの如く、それは「演じられ」ときに「狙って」そう振舞われているわけですが、そうした当人たちの「演者としての意図」を超えた部分で、あるがままに振舞って、それでも「演出を越えて」まことに愛らしい5人です。
まさに「心の欲する所に従えども矩を踰えず」とでも言いましょうか、その当人たちの意図を超えたレベルにまで浸透した「技の冴え」と言いましょうか。

まことに、結成11周年の節目に相応しいグダグダ感です。「記念日に相応しいグダグダ」だなんて、それこそハロプロじゃなければ体現できない境地ですよね。

℃-ute 11周年に各ユニットから寄せられたコメント

そんな、今やハロプロ随一のお姉さんグループとなった ℃-ute には、他のユニットからのお祝いメッセージが届けられます。

  • つばきファクトリー:全員(1回目公演)
    最初のビデオコメントは つばきファクトリーが全員で登場。おそらくはハロプロ全体のDマガ Vol.49 のお弁当対決収録時の衣装で登場する6人。
    それぞれ ℃-ute メンバーの誰それが好きだ憧れだと「今、初めて言いますけど(岸本ゆめの)」などと5人までが順番にコメントしていく最後に、リーダー山岸理子ちゃんが「何度かツアーに帯同させてもらって」と ℃-ute 全体とのつながりについてコメントして、きれいに上手にまとめます。
    あまりにきちんとしたまとまり(5名までがそれぞれ ℃-ute メンバーのそれぞれに憧れていてカブりがなく、最後に6人目の理子ちゃんが全体に言及した構成の見事さ)に、「これ、言わされてるよね」と岡井さん。他のメンバーもみんな微妙にニガ笑いしてるところ、ストレートに言っちゃう岡井さんです。
    個人的には、そんな微妙なところも含めて、じつに つばきらしい味が出ていた VTR だったのではないかと。新沼希空ちゃん、ちょっと噛んでたし。ええ岡井さん、言わされてましたよね、あれ。
  • アンジュルム:和田彩花、中西香菜、竹内朱莉、勝田里奈(1回目公演)
    アンジュルムからはリーダーと2期メンバーが。
    まだ「スマイレージ」だった頃に、合同ライブをしたり、一緒にナルチカを回ったりしたところから、ステージ裏でも ℃-ute メンバーからやさしく接してもらった、といった泣かせるエピソードがいくつか語られます。
    が、最後に語りに入ろうとしたタケちゃんを全員で(あやちょ までもが率先して)邪魔し、そこで「ちょっと朱莉も写りたーい!」と叫ぶタケちゃんが、なるほど、これはイジり甲斐があると納得させるリアクションであって、ステージ上の ℃-ute メンバーも客席も一体となって大笑いしたのは、やっぱりタケちゃんに感謝したいところ。
  • こぶしファクトリー:藤井梨央、田口夏実、和田桜子、井上玲音(2回目公演)
    こぶしファクトリーからは、この4人が映像で登場。
    藤井ちゃんが舞美ちゃんのことを語り初めて、岡井さんが「藤丼の話は良いよ」とツッコむ場面もありつつ、登場する4名が、それぞれ好きな ℃-ute メンバーへの想いを滔々と語る映像が終わったところで、ついに登場した4名から「好きな先輩」として名前が挙がることがなかった中島早貴さんがご立腹
    だって、こぶしのみんなを私のラジオに呼んであげたのに!」と、お怒りの中島さんと、「まあまあ」と宥めにまわるメンバーたちという図が、けっこう新しいかなと。
    そして、何故か、この辺りから、映像出しのきっかけ(Vフリ)の役割が、謎のカッパをも彷彿とさせる愛理さんにフられるように。
  • 須藤茉麻 + 清水佐紀(2回目公演)
    なんと活動停止中のBerryz工房から、茉麻と佐紀ちゃんが。
    映像の中の自己紹介で、ちゃんと佐紀ちゃんも「Berryz工房の清水佐紀です」って言ってましたよ。そう自己紹介しながらも「なんだか恥ずかしい」とも(ケラケラと笑顔で)。
    茉麻は、例によって、誰の「お尻」が最高かという話題から、中島早貴さんのお尻が至高であると述べます。そんな映像を見ながら、ステージの隅っこで悶えてる なっきぃ。最高でした。さらに茉麻に言わせると、舞美ちゃんのお尻は薄いのだとか。深いですよね(のか?)
    佐紀ちゃんは、今ではハロプロ全体のマネージャーをしているという、℃-ute 初期のマネージャーさんからの情報などを紹介。「昔から ℃-ute は仲良しだよね」と。同じキッズから出来たグループなのに、 Berryz は全然まとまらなかったのに、℃-ute はいつも一緒にいる、と。そう語る佐紀ちゃんの隣で、あのシレっとした半眼な表情で「ふふん」って感じで遠くを見てる茉麻も、ほんまに「Berryz は全然まとまらなかった」という佐紀ちゃんの述懐のまんまで。
  • Juice=Juice:宮崎由加、植村あかり(3回目公演)
    Juice=Juice からはリーダーと最年少のラブラブコンビが登場。
    単独武道館を射止めたことが話題の Juice=Juice は、正しく「いつか私たちも ℃-ute さんのように」と、先輩の記念日をお祝いするというよりは、はっきりと ”あなたたちの後を襲わせていただきます” 的なところも瞳の奥に秘めつつ、背中を追っかけていますよといった内容のトークで、先輩への祝福を表現します…と、そんな直球なリーダー宮崎さんですが、コメントを途中で止めちゃったり、宮崎さんが語る傍らで全然違うところを見ていたりと、植村あかりさん、自由すぎっす。
  • モーニング娘。’16:譜久村聖、飯窪春菜(3回目公演)
    モーニングからは、リーダーと、最年長のサブリーダーが登場します。
    ℃-ute のことは、インディーズ時代から好きだったというリーダー譜久村さんが濃いヲタ属性を全開にして、デビュー曲からの CD ジャケットのどこが素晴らしいかを滔々と語ります。そして、それに興味なさそうな感じも顕わに、棒読み風に、それでも言葉の上だけでは、きちんと相づちを重ねていく飯窪さん。その、あからさまに興味なさそうな様子は、映像の外側から、ステージ上の ℃-ute メンバーもツッコんでいましたが、その飯窪さんの、慇懃無礼もわかりやすい、場を保つことだけに専心する態度が、ともすると暴走しかねない譜久村ヲタの濃さを上手に緩和していて、これが意図してのものだったなら、飯窪さん、さすがです。いや、ほんま。
  • カントリー・ガールズ:嗣永桃子(3回目公演)
    そして3回目の公演では特別に、カントリー・ガールズから PM ももち先輩の登場です。Berryz工房定番の(初出はベリ校フェスでしたっけ)あの鯛の着ぐるみに身を包んで。ですから、カントリー・ガールズの ももち先輩というよりは、Berryz工房の、℃-ute の同期としての嗣永桃子として。
    鯛の着ぐるみといえば、バスツアーのバス内限定 DVD にて、千奈美ちゃんと佐紀ちゃんが制服のように着回していたことが思い出深いですが、ここへきて、ついに ももち先輩までもが!
    一通りのコメントを終えた後に「これ、脱ぎタイ」と凹んでる感じの様子まで含めて、℃-ute と一緒に、まだまだ第一線で頑張るという姿勢を示して余りある映像でした。すばらしかった。

どのグループも、それぞれに ℃-ute との絡みをきちんと混ぜ込んだ上に、しっかり自分たちのグループの味を出してきているところ(イジられタケちゃんとか、自由すぎるあーりーとか、譜久村さんにそっけない飯窪さんとか)も。
つばきファクトリーすら、研修生帯同という形で、しっかりお姉さんグループとの絡みがちゃんとあるところも。
さらに、こうした記念の映像メッセージに、須藤茉麻と清水佐紀が登場してきては、その「技」が、ひとつも衰えていないところを見せてくれるところも。
この映像メッセージは、こうした意味で、ほんとうにハロプロの全体としての質の高さを如実に物語るものとなっていました。

そんなハイレベルなものが、℃-ute 結成11周年に合わせて作成されたという、その全体を含めて、これまで積み重ねてきた月日に想いを馳せたい場面ですよね。

印象的なメンバーのあれこれ

ロケ企画に、グダグダ上等のトークにと、今般の FC イベントは、みなさんにお伝えしたい場面が多すぎて、このままではレポが終わらないうえに、実はすでに十分長文となっているため、あえて投稿者が個人的に印象深かった点を以下に箇条書きにしてみるテストです。
こちら、実は、項目だけ列挙していたら、この3倍くらいあったんですよ。削りに削って、この形に落ち着いてることを了解いただければ、と。
トークコーナーの個別トピックや、そのトピックに応じたメンバーの応答のあれこれなどは、後日発売されるであろう DVD などでも確認できるだろうから、ほんまに個人的に印象深かったところに焦点を絞って。

  • 岡井ちゃんバラエティわかってるでしょ?(1回目公演)
    ロケに行ってきました企画のクイズで、いきなり正解を出してしまう岡井さん。
    上々軍団のさわやかさんも、ロケに行ってきた出題者側のメンバーも、一瞬黙り込んで「岡井さん、わかってるよね?」と一言投げて、あたかも、その岡井さんの回答がなかったかのように、次の問題に切り替わるでもなく、クイズの答えを探る展開を強引に継続するステージですが、そのまんま岡井さんも、何事も無かったかのように、自分が正解しちゃったクイズに、そのまんま参加してる様子が面白すぎました。
    総じて、こうした場面も含めて岡井千聖さん八面六臂の大活躍です。
  • なぜかエロくなる鈴木愛理(全公演)
    つばき からの映像コメントを受けたトークにて、他のメンバーが懸命に「流そう」としてるのに、「谷本ちゃんがお尻を触ってくる」話題を、繰り返し前景に出そうとする鈴木愛理さん。
    他にも、「メンバーに治して欲しいところ」というトークテーマで、何かあるかなあとメンバーがお互いにお互いを眺めている場面で、「メンバーの身体を見てみると…」みたいに、曲解しようと思えばどこまでも曲解できる危ういフレーズばかりを繰り出す愛理さん。ついには、岡井さんや舞ちゃんから「愛理、エロい!」とストレートに指摘され、舞美ちゃんから「愛理、耳真っ赤だよ」と、耳をペチペチされておりました。
  • 怒る舞美ちゃん(1回目公演)
    グダグダトークのコーナーにて。
    ウケずにスベったボケだったり、本気でメンバーから嫌がられる行為を、なぜだか、しつこく繰り返してしまうという鈴木愛理さん。思うに、2014年の本音ツアーMCで披露された “食事中に漫画を読んでることに岡井さんが怒っちゃって、千聖が怒ってることがわかってしまったから、かえって辞めるタイミングを見失ってしまった” エピソードに典型的なように、わかってるんだけど辞められないって部分が愛理さんにはあるようで、リーダー舞美ちゃんを怒らせてしまったのだとか。
    おばちゃん風の「やめてよ~」的なツッコミでぴしゃんと手の平で叩く仕草、これを舞美ちゃんに対して繰り出す愛理さんという場面で、どうもその愛理さんの「ぴしゃん」が本気で痛かったらしく、最初は笑顔で「痛いよ」と言っていたところ、「痛くないって~」とか、またもや謎に繰り返してしまった愛理さんに「いやガチで痛いから」と、雪女のオーラを漂わせ始めた舞美ちゃんだったとか。
    あ、舞美ちゃんも怒るんだと、ナチュラルに納得できたエピソードってことで。
  • 負ける舞美ちゃん(1回目公演)
    須藤茉麻がBerryz工房としては活動停止中であるからには、ハロプロ最強だったはずの矢島舞美さんは、SATOYAMA 日帰り旅 2016 で藤井梨央に歴史的配線を喫していますが、このイベントで全員と対戦することに。
    でも、結局、舞美ちゃんが一人で連戦するわけですから、そりゃ最後は負けるよね。もーなんだかんだ、ひどいっす(← 喜んでいます)
  • 経費にしていた舞美ちゃん(1回目公演)
    メンバーで食事したり、ちょっとしたタイミングで飲み物をシェアする場合に、お財布の紐がめちゃくちゃ硬いメンバーがいる一方で、比較的大規模なお食事会でも、「あ、わたし、払っておくね」とお財布を出す舞美ちゃんがカッコイイのだとか。でも、それは経費で落ちるからだということで、矢島さん経費申請してたのかというのが第一の驚きだとしたら、よしんば経費で充填されるとしても、立て替えているだけであるとわかってはいても、その場でお財布から現金が消えるのに耐えられないという愛理さんや舞ちゃんは、だもんだら、経費で充填しているとしても「あ、わたし、出しとくよー」という舞美ちゃんがカッコいいのだという、そのロジックが第二の驚きってことで。
  • 爪が取れたところは触らないで!(1回目公演)
    再び「メンバーに治して欲しいところ」トークテーマにて。そのコーナーのときにはスルーしつつ、1回目公演の終幕のご挨拶で「早貴、治して欲しいところ、あった」と、急に なっきぃ が。
    春ツアーの広島公園で、ドアに手を挟んで爪が取れてしまう怪我をした なっきぃ。爪が取れてるところ、みんな「うえー」と遠巻きにしている中、一人、舞美ちゃんだけが興味津々で「こんななんだー!」と覗き込むだけじゃなく、爪が剥がれたところを触ってくるのだとか。それを、止めて欲しいと、なっきぃ。
    止めて欲しいと思う中島さんも、怪我してる なっきぃ に積極的な矢島さんも、どちらも可愛いですよね。
  • 猫に夢中な なっきぃ(2回目公演)
    舞美ちゃんの猫カフェのロケでは、その映像から出題されるだけじゃなく、いろいろ奮闘するリーダーに、映像のこっち側からメンバーたちが様々にリアクションします。と、そんな中、映像の中で奮闘するリーダーにも、こっち側でクイズコーナーの枠を守って進行しているメンバーにも、一顧だにせず、ただただ映像の中の猫に対して「可愛いー!」と悶えてる なっきぃ です。
    いや、猫に悶えて可愛い可愛いって言ってる なっきぃ が一番可愛いわ!と思いました。
  • 挙手してないけど怯まない愛理さん(全公演)
    ロケに行ってきましたクイズでは、上々軍団によって、常に挙手していないのに指名される愛理さん。最初こそ「愛理、手あげてないのに」とか抗議する場面もありながら、それでも果敢に答えようとする愛理さん。
    後には、挙手していないのに指名されても、そのまま怯まず、答えようとするのが定番化。
    ってか、こうした場面で、愛理さんは一人称で「愛理」を使う頻度が増えているようで、それはまた、メンバーの関係が、ほんとに熟してきて、ほんとに飾らないで済んでいることが現れているようで、なんか嬉しい投稿者でした。
  • 縄跳びで絆を強めましょう(2回目公演)
    大縄跳びで11周年にちなんで11回飛べるかというミニコーナー。もちろん、見事にヤリ切る ℃-ute メンバーですが、「Berryz だったら、これ3回くらいでアウトだったよ」とか余計な一言を放り投げる岡井さんです。
    ってか、大縄跳びにチャレンジするにあたり、それまでのヒールを運動靴に履き替えるメンバーたちですが、ステージの上で普通に裸足になって履き替えてるんですよね。こういう場面は2015年の矢島・中島・萩原バースデーイベントでも散見されて、これは投稿者の感覚の問題なのかもしれませんが、ほんとにこの子たち、ちっちゃい頃からずーっとステージの上にいるから、部分的に幼いところは、とことん幼いなあとか思います。可愛いですね。みんな20歳超えてるのに。
  • LINEで千奈美も(2回目公演)
    ビデオメッセージで、須藤茉麻さんと清水佐紀さんが登場したことから、舞美ちゃんは、プライベートの LINE でも、留学中の徳永千奈美さんが「結成11周年おめでとう」と連絡をくれたことを報告してくれました。
    あー、そんなこと話してたら、ちぃ に会いたくなった!とかニッコニコしながら、何故だかピョンとジャンプしてましたけど、舞美ちゃん。
  • ちゃんと聴いてる なっきぃ(2回目公演)
    2回目の公演の終幕、メンバーたちが自由すぎることに触れて、若干呆れ顔の上々軍団です。リーダーの舞美ちゃんもマイペースだし、舞美ちゃんが何かをしていても、舞台の隅っこで愛理さんと舞ちゃんは勝手に私語したりしてると。一生懸命仕切っても、誰も気付いてもくれないと。だけど、どんなに場が乱れても、なっきぃ だけは、ちゃんと聴いててくれると。なっきぃ は良い子だと
    …ですよね!
  • 場つなぎで踊ってる なっきぃ(全公演)
    クイズコーナーは、出題者のテーブルや、正解カードが並べられたテーブルなど、それなりの舞台装置が配されます。こうした小道具が配置されたり、片付けられたりといった “間が空く” タイミングで、なっきぃ が細かくダンスしてるんですよ。BGM に合わせて細かく小さくリズムを刻んでるの、中島さん。
    か、可愛いです。
    そして、可愛い上に、そうした細かいリズムが、それなりに見れるものとなっているのは、さすが、としか。
  • 岡井千聖が導入した新しい単位(3回目公演)
    岡井さんが、愛理さんと一緒に動物園に出向いたロケが大変だったと。それに対して、他のメンバーのロケは、大変さが足りないと。そのように不満を述べる岡井さんですが、その中で「大変だったさ」なる「大変であった度合い」を示す新しい単位が岡井千聖さんによって導入されました。
  • 舞ちゃんにくすぐられて悲鳴をあげるリーダー(3回目公演)
    岡井さんの遅刻を厳しく責め立てる舞ちゃんですが、そんな舞ちゃんだって遅刻したじゃないかとツッコむリーダー舞美ちゃんです。せっかく気持ちよく岡井さんを攻めていたのに、横から余計な暴露をされて、舞ちゃんは「黙ってて」とばかりに舞美ちゃんを(物理的に)攻撃します。逃げる舞美ちゃんを追う形で攻撃を続けた結果、舞美ちゃんの脇腹をくすぐるような形になり、そこでマイクを通さず「あーっ!」とか悲鳴を上げるリーダー舞美ちゃん。
    ってか、ほんとに、この子たち、愛らしすぎますよね。

その他、10年前のアンケートを振り返る場面(2,3回目公演)などもあって、なんだか微妙にメンバーの「ツボ」が謎だったんですけど、「好きな本」というテーマに対して、10年前に「少年マガジン。毎週読んでっから」と答えていた岡井さんが、やけにツボったらしく、へたり込んで笑ってる舞ちゃんや なっきぃ だったり、それはそれは楽しいステージが繰り広げられたのでした。

繰り返し、ほんとうに楽しかったんですよ、このイベント。

さいごに 「けじめ」に仕掛けられた効果

そうも楽しかったイベントは、3回目の公演の終幕で、空気が少し変わります。
そして、その変わった空気から、楽しかったイベントの全部を振り返って、改めて「11周年」に想いが届くという仕掛けがあったのではないかと投稿者は思っています。

改めて、このレポで述べるまでもありますまい。
すでに、この エンタメアライブ のニュース部も報じているとおり、3回目の公演の終幕では、週刊誌のWeb番組での暴露について、当の萩原舞さんから、しっかりした「けじめ」のコメントがありました。

そこでは、舞ちゃん本人の口から、℃-ute メンバーへも、ハロプロの後輩たちへも、そして応援してくれたファンのみなさんへも、裏切ったような形になってしまったことを直接謝罪する言葉を聞くことができました。
ちゃんと舞ちゃんは、自分の言葉で、震えながらではあっても、ステージに踏むとどまる事を宣言してくれました

℃-ute メンバーへも。
こんなに自由に振舞って、好き勝手にトークして、MC による司会進行を無視して、メンバーのちょっとしたミスややらかしに思う存分にツッコんで、それでも舞台は乱れず、ツッコまれた側のメンバーと険悪になることもなく。自由に「心の欲する所に従えども」ステージが成立する境地が、メンバー相互の呼吸を合わせることによって、実現されています。

ハロプロの後輩たちへも。
後輩たちは、それぞれに ℃-ute との思い出を語り、その語りの中に、ハロプロらしいネタとして、れぞれに競うかのようにして、℃-ute が達成しているような境地に迫る「自分たちの味」をしっかり醸しています。℃-ute 結成11周年をお祝いするビデオメッセージとして。

応援してくれたファンのみなさんへも。
自由に「心の欲する所に従」うようなステージでの振る舞いは、℃-ute が11年の積み重ねの中で育んだ客席との信頼関係の上で初めて可能になっていることです。
℃-ute だから、この5人だから、11年の積み重ねがあるから、その「達成された境地」を客席は受け入れています。

*****

3回目の公演の終幕に最込まれた一幕。

℃-ute のファンが集まったイベントだから、そこを狙って謝罪したんでしょ?との意見もあろうかとは思います。
これについては、逆にいえば、熱心な℃-ute のファンの前で謝罪するからこそ、だからこそ怖い、って側面も大きいということを指摘したい。明示的に語ってしまうことで逆に失われるものもあるかも知れない。ファンの前で謝罪するからこそ、これまで応援してくれた人たちに向かってのコメントだからこそ怖いということは、あると思っています。

だけど、それ以上に。あえて投稿者は、このタイミングでの舞ちゃんのコメントは、ある効果を(副次的ではあれ)狙って仕掛けられたものなのかも知れないなと思いたい。
この一見するとイレギュラーで不本意な形で差し込まれた舞ちゃんの一幕があったればこそ、かえって、結成11周年のお祝いについて、℃-ute メンバー相互の、ハロプロの後輩たちとの、そして応援してくれたファンのみなさんとの、いったい何が大切なのかを改めて確認するような、正しく意味のある節目として振り返るきっかけになったのではないでしょうか。メンバー自身にとっても、そして、この日、ディファ有明に集まったファンにとっても。
これは、もしかして、もしかしたら、そうした効果を、しっかり仕掛けとして狙ったものかもしれません。

無理やりでしょうか?
無理やりすぎますね。はい、投稿者も、ちょっとそう思います。でも、それにしては、終幕で、こんな「けじめ」のコメントが準備されているようなイベントとしては、それまでの3回まわしのイベントは、いつにも増して、自由で楽しげで、その意味で、気合が入っていたようにも思えるのが、自分としても戸惑うところです。

だってですね。
何度も繰り返しているように、このイベント 「キューティー・ランド10 ~℃-ute結成11周年 FC大感謝祭~」 は、(異常なレベルで席運が悪かったにもかかわらず)とっても、とっても楽しかったんですから。

(文=kogonil)

エンタメアライブでは、皆様からの投稿を募集しています。
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