覚悟が染み出すリアル親指姫 ~【イベントレポ】 モーニング娘。’16 石田亜佑美 写真集 『It’s my turn』 発売記念握手会 in 新宿 福屋書店~

はじめに 小っちゃくて可愛い あゆみん

2016年7月11日の月曜日、3冊目となる写真集『It’s my turn』の発売を記念して、モーニング娘。’16 の石田亜佑美さんの握手会が、新宿は福屋書店サブナード店にて開催されました。こちらに、しっかり参加してきましたので報告させてください。

石田さんちの あゆみん は、とっても可愛くて、あまりに小っちゃくて、手のひらの上に乗っかりそうでしたよ。

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エンタメアライブのニュース部は、「こんどは私の番だという」その内面の覚悟から染みだしてくる美しさを期待していたようですが、握手の距離で接した石田亜佑美さんは、可愛くて可愛くて、小っちゃくて、愛らしくて、こちらとしてはデレる以外に為す術がなかったというのが本当のところです。

でも、握手を何巡かするうちに、ニュース部が期待した美しさの前提となる内面の覚悟は、あちこちに染みだしていることも、やっぱりわかるのでした。

福屋書店 新宿サブナード店

福屋書店新宿サブナード店、それは、道重さゆみさんに最後に「12年間、おつかれさまでした」と伝えてきた場所であり、℃-ute の矢島舞美さんの美しさに度肝を抜かれた場所であり、Juice=Juice の植村あかりさんが体調不良を押してファンに笑顔を見せてくれた場所であり、つい先日も、モーニング娘。’16 の小田さくらさんが写真集発売を記念して握手会を開催した場所でもあります。

ハロメンの写真集が発売されたなら、その発売記念の握手会は「福屋書店 新宿サブナード店」。そんな定番の会場へは、新宿駅東口を降りて歌舞伎町方面へ新宿大ガードを目指して進み、ヤマダ電機 LAVI 新宿東口館前の「サブナード地下商店街」を降りて向かいます。
地下街の道なりに、すぐに(握手会参加権購入場所でもある)コミック売り場があり、コミック売り場を左手にして真正面の新宿プリンス方面に、握手会スタートまでの待機列が準備されているのが通例です。

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と、もしかしたら福屋書店で開催される握手会に参加したいんだけど場所がよくわからないという方もいらしゃるかなと思って、説明してみた次第。挿入した図とリンクで、ご確認くださいな。

投稿者は、今回の あゆみん 写真集発売記念握手会では三巡したんですけど、二巡してる段階で案内のスタッフさんが「ただいま500番台までご案内しておりまーす」とかアナウンスしてましたので、おおよそ800番台までを数えた先日の小田さくらさんの握手会とも、集まってくれたファンの人数としては、ほぼ互角かと。
お互いに、なかなか良い案配での人気伯仲ぶりですよね。

手のひらの上にのっかるようで【ありながら】 石田亜佑美

先日の演劇女子部『続・11人いる』の観劇レポについて、あまりにも石田亜佑美さんの記述が薄いと叱られましたが、EAST公演にて、バセスカの自主的な退位を迫る場面で「客人」への拷問をされかけるフロルをかばってタダが言う「ぼくは逃げも隠れも叫びもしない!」のセリフには痺れましたよね。
大きな声量なのに発声が割れもせず、声の大きさだけに頼るのではなくして、そのセリフの迫力を表現していて、見事でした。

握手の距離の あゆみん は、こんな小っちゃいのに、そんな身体のどこにあれだけの迫力が隠されているのか、実に不思議ですが、それを「不思議だ」と言っちゃうのは、やはり石田さんの可愛さに幻惑されて、見るべきモノが見えていないと言うべきかも知れません。
繰り返しになりますが、石田さんの美しさの前提となる内面の覚悟は、あちこちに染みだしていたのですから。

ハロプロらしからぬ猫娘な造形

石田さんの可愛らしい顔って、実は、いわゆる典型的なハロプロ顔の枠には収まっていないですよね。典型的なハロプロ顔であれば、どんなに細っそりしていても基本的に「まあるい」輪郭に、程度の差はあれ目元は「垂れ目」であり、「おちょぼ口」の口元の表情が豊か、といったものであるように思います。たとえば、道重さゆみさんだったり、中島早貴さんだったり、夏焼雅さんだったり、山木梨沙さんだったりをご想像ください。そうした典型的ハロプロ顔からの逸脱として興味深いのが Juice=Juice の宮本佳林ちゃんさんや植村あかりさんだったりするんですが、これはいずれ別の記事にて。

あゆみん は、そうした典型的ハロプロ顔を念頭に置いて見るとき、輪郭こそ基本まあるい感じの枠内に収まっていますけれど、垂れ目どころか、激しい猫目であり、おちょぼ口どころか、漫画の笑った顔の記号のような口元です。
実は「垂れ目でおちょぼ口」であれば、握手にやってくる見知らぬファンに対して、強い懐疑の表情を浮かべていても、それなりに「戸惑っている」感じで可愛く見えたりするんですが、石田さんのような猫目で薄めの幅広口だと、うっかり懐疑的な表情をしたら、ガチで引いてる表情になってしまって、ゴマカシが効かないところです。

と、このような対比をしてみてようやく、握手の距離の石田亜佑美さんが、常に強めの「笑顔を作っている」ということがわかります。
通常、日本語の意味においては「笑顔を作っている」というのは、あんまり良い意味ではありませんが、この場合はさにあらず。あゆみん、一生懸命、がんばって笑顔を「作っています」。この石田さんの表情の特徴と、その上での石田さんの意図的に「笑顔を維持している」姿に思い至るや、その健気さと頑張りを理解できて、あらためて愕然とするという次第。そして、少し落ち着いて見て、じわりと感動がやってきて一層あゆみんのことが好きになっているという次第です。

で、めちゃくちゃ脱線しますが、猫目といえば、リアル猫娘との評判も高いのが つばきファクトリーの新沼希空さん。希空ちゃんの尊敬する大好きな先輩こそ石田亜佑美さんであってみれば、猫娘シスターズとして、いつか石田さんと希空ちゃんのシャッフルユニットが見てみたいですよね。

細い二の腕に滲むもの

さて、握手のブースに入ると、私たちは石田さんの左手側から列を作って握手へ向けて、数名分のドキドキワクワクな待機時間です。
石田さんは、繰り返しになりますが、実に小っちゃくて、可愛らしいノースリーブのワンピース風の衣装で仕切りの向こうで先行する参加者さんと楽しげにお話ししています。

私たちは石田さんから見て左側から進んで行くので、先行する参加者さんと握手している石田さんの、ノースリーブの左手の二の腕が見えるわけですが、そこに照明の具合かどうか、PCBなのかインフルの予防接種なのか、なんらかの予防接種の痕がいくつか、くっきりと見えるのでした。細っそい細っそい二の腕に、大きく予防接種の痕が浮き上がっているんですよ。
そして、先行する方々と握手する度に、その細っそい腕にくっきり浮き上がる筋肉と血管。

アイドルの様子を記述するに、予防接種の痕だとか細い二の腕に浮き上がる筋肉だとか、いかにもデリカシーのないことを言っていますね。すいません。
でも、私は、上述のことに気がついて、うっかり待機列で泣きそうになっておりました(だもんだから、本来、あゆみんに伝えようと思っていたことと違う全然予定に無かったことを話してしまって、相変わらず挙動不審だったわけですが)。

こうしてファンのために、ファンの一瞬の笑顔のために、水面下で白鳥たちはものすごい勢いで水掻きをしているのですね。細い二の腕に大きく残る予防接種の痕も、か弱く見えがちな細い腕に思わぬ筋肉がついていることも、彼女たちの戦いの証なのだと。

あんな小っちゃい身体のどこにそんなパワーが?とは、むしろ不見識であると自分を恥じ入りたくなるほどの、彼女たちの研鑽の証なのだと。

*****

小っちゃいリアル親指姫のようでありながら、その可愛らしさにクラクラと幻惑されてしまうから無理ではありつつ、少し落ち着いてゆっくり観察してみると、そこには彼女の健気な戦いの跡が、はっきり見えているのでした。

その健気な研鑽と、それをやり続ける覚悟があれば、手の平にのっかるような可愛らしいあの身体から、こちらを圧倒するパワーも、そりゃ湧き出すのも当然かと。

おわりに それでも白の水着は(以下自粛)

では、これから付属のメイキングDVDを鑑賞するので、今回はこれで。
メイキングDVDについては、後日発売予定の特別メイキング ブルーレイと併せて、また感想なんかを報告させていただければ、と。

最後に。
やっぱり白の水着と、濡れたワイシャツは、NGにすべきだと思います。まる。

(文=kogonil)

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