アンジュルム相川茉穂、パニック障害で一旦活動休止 ファンができること

アンジュルムの3期メンバーである相川茉穂が、芸能活動を一旦休止することが報じられた。相川は以前より頭痛・めまいなどの不調を訴え、医師から「パニック障害」と診断されたという。
公式のアナウンスで、事務所社長の声明と相川本人のコメントが公開されている。

公演中に症状が出ることもあり、再度診察を受けた結果「しばらくの休養・加療が必要である」と診断されました。
つきましては、しばらくの間、アンジュルムの活動を休止させていただくことにいたしました。
公式サイトニュース アンジュルム 相川茉穂 活動休止のお知らせ

相川茉穂は、お嬢様育ちらしい品の良さと無邪気に愛らしい笑顔、どこか「とぼけた」受け答えが愛されたメンバーだった。天体観測を趣味だったり、ウルトラ怪獣を愛していたりなど、こだわりの趣味嗜好のユニークさもファンに注目され、アンジュルムの活動を伸びやかに楽しんでいた。
しかし一方で、キャリアの浅い研修生からアンジュルムに抜擢されたことから、同期や先行する先輩たちに、スキル面で追いついていくことに苦労する姿も見られた。

ファンの間では、頻繁な接触イベントや過密スケジュールによる心理的ストレスを指摘し、事務所を批判するような声もあるが、ストレスや過労はパニック障害のきっかけにはなっても直接の原因ではないとされており、原因については諸説あるようだ。脳神経系の問題が原因とする説もあり、相川もブログで「『パニック障害』というと少し偏見があるかもしれないのですが、脳の病気でもあるので、その偏見を少しでも減らして私と同じパニック障害の人達とも一緒に闘っていきたいと思います。」とコメントしている。いずれにせよ、不毛な犯人探しや安易なスケープゴート批判をすることなく、病気に対する理解を深め、静かに応援したい。

事務所からの公式なアナウンスでも、すでに、相川の治療をサポートし、今後の動向に柔軟に対応することが宣言されてもいる。

一番驚き、戸惑っているのは相川本人だと思いますが、彼女の「アンジュルムの活動を続けていきたい」「克服して、同じ病と診断された他の人の励みになれれば」という思いを汲んで、会社としてもアンジュルムのメンバーともども見守っていきます。
公式サイトニュース アンジュルム 相川茉穂 活動休止のお知らせ

過去「病気療養」から不可解な経緯で、そのままフェードアウトするように脱退・卒業していったメンバーがいることは事実だ。しかし、今回のアンジュルム相川茉穂の場合、かなりはっきりと「経緯」と、診断結果まで明らかにしている。本誌ライターは、この件について、次のように、明るい側面を指摘する。

「相川さんの治療専念と復帰を、ゆっくり待ちたいと思います。
過去の例を持ち出すなら、Juice=Juiec の金澤さんの例もあります。同じく診断名を公表し、グループからの離脱を考えたほどの状況から、武道館公演も成功させましたし、今も順調に活動を継続しています。
それに、もう一点指摘したいのは、アンジュルムが、モーニング娘。と同様、メンバーを入れ替え新陳代謝を続けながら、ずっと存続できる体制にある、ということです。つまり、相川さんが治療に専念しても、それが何年かかろうとも、帰ってくるところはある、ということです。」

本人によるコメントも、ファンに向けて「待っていて」ほしいと結ばれている。

今は治療に専念して、私なりに頑張るので待っていて下さると嬉しいです。
公式サイトニュース アンジュルム 相川茉穂 活動休止のお知らせ

ファンとしては「お互いにアイドルとファンという仮面をかぶった場面」でしか接することが許されぬ以上、相川茉穂が安心して治療に専念できるよう、ただじっと静かに、しかし希望を持って、唯一のできること…「待つこと」をするだけだ。

(文=ニュース部 ハロプロ担当)

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コメント一覧

1 : avatarまなえってぃ:2017/01/14(土)07:25:27

偉いよなまほまほ私だったらまわりの偏見とか差別とかが気になって言えないな。しかも十代で(T_T)アンジュルムにあっぱれです❗

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