なぜ今? ℃-ute 萩原舞11周年のFCイベントで涙の謝罪

ハロプロの5人組女性アイドル ℃-uteの萩原舞が、11日にディファ有明で行われたファンクラブイベントで、2ヶ月前に週刊誌のWeb番組で男性と2人で歩いているところを報じられた件について、ファンの前で初めて語った。「たまたま駅で会い話が弾みお家へ行かせて頂きました」と交際疑惑を否定しつつ、「勘違いをされてもおかしくない、とても軽率な行動をした」とファンに向け謝罪した。

この日行われたイベントは、11周年となる結成記念日に『キューティー・ランド10 ~℃-ute結成11周年 FC大感謝祭~』と題して開催したもの。萩原からのコメントと謝罪のスピーチがあったのは、このイベントの3回目公演の終幕だった。
1回目と2回目は、イベントの締めMCは司会進行の上々軍団が担当したが、3回目の公演は逆に℃-uteメンバーが残り、萩原舞が問題の件について話し始めたため、ファンの間に驚きが走った。イベントに参加した、『team ℃-ute』を自認する男性ファンは、「3回めで最後はメンバーがご挨拶するのかと思ったら、舞ちゃんが急にあの件に触れてコメントを始めたので驚きましたね。すっかり “なかったこと” としてスルーするのかと思っていましたし、それでも良いんじゃないかとも思っていましたから。」と当時の驚きを振り返った。

萩原舞が、男性と夜の街を2人で歩いている写真が週刊誌のWeb番組で暴露されたのは2ヶ月前。℃-uteがツアーを始める前日の事だった。確かに「なぜ今」という疑問は残る。謝罪するならするですぐにしておけばよかったのではないか、謝罪するかしないか今まで答えが出なかったのではないか、はたまたチケットの売上に影響があったからか、握手会で萩原に対して抗議をするファンが増えたからではないか、と色々な説があるが、確かなことは外からは誰にもわからない。重要な事は、萩原舞が、1人でファンに対して自分の声で語り、謝罪したという事実だ。

萩原は、写真の男性は友人であること、自分の振るまいが軽率であったことを明言し、℃-ute のメンバーに対しても、そしてハロー!プロジェクトの後輩にも、そして「裏切った」ような形になってしまったファンのみなさんへも、きちんと謝罪の言葉を述べ、そのトーク中に「ファンクラブ イベントの場をお借りして」とあるように、「けじめ」の場として、自発的に謝罪の場を求めたことも(間接的に)述べ、そして一時は「脱退」も考えたとも述べた。

「終始、震える声で、舞ちゃんはコメントしていました。ずっと、ブルブル震える声で。きっと舞ちゃんは、このことを話すことが恐かったんだと思います。無理もないですよね。
それでも、泣いてしまって話せなくなってしまうようなことはなく、時折、コメントの途中で深呼吸することはあっても、きちんと最後まで、自分で、メンバーの助けも借りずに、しっかり話していました。とても、とても、えらかったと思います。
脱退も考えたけれど、メンバーの励ましもあって、やっぱり ℃-ute として頑張りたいと語っていました。『まだ、この5人で頑張らせて下さい』 と、舞ちゃんはステージから客席に頭を下げていました。だから、よかったら、これからも応援して下さい、と。」(前出のファン)

震える声で、それでも踏み止まろうと「けじめ」のコメントをする萩原の傍らでは、メンバーの岡井千聖が肩を振るわせていること、鈴木愛理が涙ぐんでいること、中島早貴が鼻頭を真っ赤にしている様子が見られた。そして、こうした場面では過去に誰よりも真っ先に涙にまみれてしまって、ときに年下のメンバーからのフォローも欠かせなかったリーダー矢島舞美は、今日ばかりは最後まで涙は見せず、萩原のコメント中も気丈に客席から視線を外さずにいたとも報告されている。
そして、萩原が「これからも応援して下さい」と、客席の team ℃-ute に向けて切実な言葉を投げかけると、メンバーは5人が5人とも、深く深くお辞儀をしていた。

「舞ちゃんのコメントを受けて、会場は割れんばかりの拍手で満たされました。
その最後の「けじめ」のご挨拶を終えてハケていくメンバーの後ろ姿へ向けても、イベントが終了してしまって、誰もいなくなったステージへ向けても、大きな拍手が続いていました。
Dマガなどのバックステージ映像では、ライブを終えてステージ裏にハケてきたメンバーたちが、未だ客席から寄せられる拍手や『℃-ute 最高!』コールをちゃんと聴いていて、嬉しそうにしている場面は、もはや定番でもあります。
きっと、この日、誰もいなくなったステージへ向けて続けられた拍手の意味を、ステージ裏でメンバーたちは、しっかり受け取っていたのではないでしょうか。
私も、いまだに手の平が痛いです。」

イベント終了早々に、萩原舞のブログが更新(萩原舞)されており、謝罪の挨拶とほぼおなじ内容を確認することができる。リーダー矢島舞美も、ブログ(℃-ute11周年を迎えて。)で「また同じような事があったら、もう次はないと、萩原舞始めメンバー全員深く認識しています。」と厳しい態度で萩原に接したことを示唆し、リーダーの立場からも謝罪した上で、「メンバー5人の次の目標にたどり着きたいです。」とこれからの決意を語った。

℃-ute は、2016年6月11日をもって結成11周年を迎え、翌日からは12年目の疾走を続けることになる。

(文=ニュース部 ハロプロ担当)

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