道重さゆみが語るファンへの感謝にことよせて

先日、2017年春からの「再生」を宣言した道重さゆみが、公式のブログでファンへの感謝を語っている。

みなさん、道重再生に関して、
たくさんのいいね!、コメント、本当にありがとうございます。

(以下略)

道重さゆみ オフィシャルブログ ありがとうございます より

道重さゆみが所属していたハロー!プロジェクトに限らず、アイドルとして世間に名を知られてから「卒業」して、改めて芸能活動を仕切り直す姿は、珍しいものではない。
そして多くは、アイドル時代のイメージから脱皮しようとしてか、アイドル時代のことを「あの頃は○○だった」という定型文の形でネガティブに語ることが多く、アイドル時代の活動を支えた多くのファンは、自分が応援するタレントの新しい活躍にエールを送りながらも、微妙に取り残され、切り捨てられたかのような気持ちに襲われることもまた、珍しくない。

この点で、(昨今の)ハロプロが特異なのは、この過去となった「アイドル時代」をネガティブには語らないことだ。
積極的に演技の道に邁進していた真野恵里菜も、女優としての一定の地位を築いてから、改めてファンとのイベントを開催し、その際には「マノフレ集まれ!」と、かつてのファンへ向けて呼びかけている。
活動停止中のBerryz工房メンバーも、ある者はイベントの握手会で集まってくれたファンに向かって「ただいま!」と挨拶し、ある者はファンクラブツアーを開催して「今でも、私のために集まってくれて嬉しい」とファンに向かって喜んでくれ、また舞台女優として忙しい日々を送りながら、それでもファンクラブイベントを開催してくれる者あり、後輩たちの指導に勤しむ様子をブログで発信し続けてくれる者ありと、ファンに向けては、かえって真摯に語りかけてすらいる。

そして、2014年11月26日にモーニング娘。を卒業した道重さゆみ。
道重さゆみは、その卒業にあたって、舞台となった横浜アリーナで、「他にもたくさん芸能人はいるのに、さゆみを見つけてくれて、さゆみを好きになってくれて」と、自分を愛してくれたファンを「変な人たち」と呼んで、感謝と信頼を表明してもいた。

ブログの記載によると、卒業した時点で必ずしも復帰を確定路線としていたわけではなかったようだ。
13歳でオーディションに合格して6期メンバーとなってから、ただ「モーニング娘。が好き」ということだけで突っ走てきたことから、改めて「自分自身と向き合いじっくりゆっくり考え」た結果、やはりファンの前で歌いたいとの思いを強くしたと述べている。
辛辣な毒舌でも知られた道重は、一方で、小心で繊細な愛らしい心を持っていることもまたファンには周知のことだったが、そうした繊細なところも顕(あらわ)に、「流れの早い芸能界、、忘れられてたら。。」と不安な気持ちから脱しきれなかったことまで赤裸々に語り、そして、そんな不安を払拭してくれ、背中を押してくれたのは、休業中も変わらぬ愛を捧げてくれたファンのみなさんだったと述べている。

しっかり復帰の約束ができたわけでもない自分のことを信じて待っていてくれたファンに、改めて感謝を語り、はやくファンのみなさんに会いたいと述べる道重さゆみ。

たしかに、誕生日などの節目にはイベントとして無視できぬ動きがあったことは事実だ。しかし、道重さゆみが、本来であれば語らずに済ませても良かった休業中の不安に触れてまでして、ファンへの感謝を誠実語ってくれるならば、それを受けとるいちファンの側からも、率直に語りたいと思う。
現象としてのイベントの背後で、たとえばTwitterのトレンドになるといったことの背後で、個々のファンの心情は、やっぱり不安が基調だったことは否めない。「道重さんが幸せならば、それで良い」とも言い、「芸能界に戻ってくるかどうかは道重さんが決めること」と達観したふりをしても、それでも多くのファンは、戻ってきてくれることを切望していたし、だからこそ、戻ってきてくれない場合を過剰に想定しては、自らの不安を押し殺していた。
そのファンの気持ちも、おそらくは自分自身の不安に重ねて、きっと充分に道重さゆみにはわかっていたのだろう。
だからこそ、自分を待ってくれていたファンに、しっかりメッセージを届けてくれているのだろう。

繰り返し(昨今の)ハロプロの特異なところは、過去となった「アイドル時代」をネガティブには語らないことだ。
そうした先輩たちの背中を見ているからなのか、現在、現役として活躍している若いメンバーたちも、あるいは握手会といったイベントで、あるいはライブの最後のご挨拶のMCで、ファンに感謝を示すことを忘れない。
それもまた、ファンへの感謝を片時も忘れなかった先輩たちから継承している「ハロプロらしさ」なのかもしれない。

道重さん、お帰りなさい。
ファンに感謝してくれて、「ありがとう」と言ってくれて、ありがとう。

(文=ニュース部 ハロプロ担当)

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