SATOYAMA & SATOUMI 秋キャンプ in 小田原 イベントスケジュール公開

明日10月9日の体育の日に、神奈川県は小田原アリーナで、『SATOYAMA & SATOUMI 秋キャンプ in 小田原』が開催される。

SATOYAMA & SATOUMIイベントは、アップフロントグループが各地で多様な企業、団体、NGOなどとコラボしながら、地域の自然と産業の振興に関するさまざまな取組みを紹介し、暮らしと産業のバランスについて新しい価値観を模索することをコンセプトとした開かれたイベント。例年、春と秋に開催され、春には、ハロプロ総出演のライブイベント「ひなフェス」と併設され、秋には、ショッピングモールや市民ホールといった施設を会場として開催されている。メインステージでハロプロメンバーを中心としたイベントが繰り広げられる一方、暮らしと産業のバランスについてのコンセプトに準じた様々な協賛企業、団体、NGOの物販ブースもたくさん出展し、そうしたブースにハロプロメンバーらが降臨することでも、ファンにとって嬉しいイベントだ。

春のイベントは、「ひなフェス」というライブが併設されていることから、ファン側の取捨選択も限定的にならざるを得ないが、秋のSATOYAMAイベントは「ひなフェス」がない分だけ、メインステージのイベントと物販降臨と、どちらを優先すべきかといった判断が、それぞれに厳しいものになることでも、ファンがそれぞれの応援姿勢と判断基準とを問われるイベントともなっている。

その上で、公開されたイベントスケジュールを確認してみると、たとえばオープニングセレモニーとエンディングの「SATOYAMA & SATOUMI LIVE SHOW in ODAWARA」での、ほぼ総出演の演目以外は、細かくステージに登壇するメンバーが記載されている。イベント登壇に名前のないメンバーやOGについては、その間、物販降臨に回るのではないかと推測できるので、当日の動きにあっては不可欠の情報と言えるだろう。

2016年の秋に、千葉県いすみ市で開催された際には、メインステージが市民ホール内に設けられていた一方、各種の物販ブースが市民ホール外の敷地内に配置され、市民ホール内に入場するには(無料ながら)座席を抽選するための入場券をゲットする必要があったり、外の物販ブースに行こうとしてホールから出てしまうと「再入場禁止」だったりして、メインステージでのイベントと、メンバーが降臨する物販ブースとを、自由に往来することができず、参加するファンにとって、かなりシビアな見切りが要求される仕様となっていた。
それが、この秋の小田原アリーナでの詳細を見てみると(「会場マップ」)、アリーナ内に設営されている物販ブースと同じフロア内に、ステージと思しき一角が設けられており、ステージでのイベントと物販降臨の間を往来することが比較的自由にできそうにも見て取れる。

お目当てのメンバーと間近に接するべく何度もSATOYAMAイベントに通ううちに、イベント自体が打ち出す「暮らしと産業のバランスについて新しい価値観を模索する」というコンセプトにも馴染んで、いつしか「新しい生活様式」を緩やかに選択できるような社会を望むようになっていながら、しかしながら、イベント会場にあっては、それぞれのお目当てのメンバーやOGを目指して、多くのファンには厳しい選択が迫られることになる。

この秋も、いろんな意味での選択を迫られる一日がやってくる。

(文=椿道茂高)

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