Berryz工房・菅谷梨沙子 突然の“できちゃった婚”を告白 芸能活動の行方は

活動停止中Berryz工房の一番の末っ子であった菅谷梨沙子が、結婚を予定していて、すでに妊娠中であることが分かった。Web版『女性自身』のインタビューに答える形で告白している。

「今、妊娠5カ月です。お相手の方とは今年からお付き合いを始めました。年内には一緒に住んでタイミングを見て籍を入れたいと思っていたところ、子供ができたとわかって。『人生でいちばん幸せだなあ』って感じています」
Berryz工房・菅谷梨沙子 結婚と妊娠を告白「今5カ月です」 – 女性自身

多くのハロメンOGが籍を移すファンクラブである M-line Club にも移籍していなかったことから、アップフロントの公式サイトにて、お知らせも告知された。

菅谷の結婚について、少し前にネット掲示板に未確認情報として書き込みがあった際は、多くの掲示板参加者によって「ガセ」認定され、早々に消えていった話題だが、思わぬところで事実が知らされていたことになる。菅谷梨沙子の人生のパートナーは、都内で働く20代の一般(?)男性で、その出会いは、友人との食事会だったという。

菅谷は、2015年3月3日のBerryz工房活動停止以来、メンバーの中で一番に長く沈黙を続けていたが、それでも昨年の6月頃からブログを再開し(こちら)、インタビューや動画などが、著名な出版社によって運営される情報サイトに、コーナーレギュラーとして公開するなど(その報告記事はこちら)独自の活動を展開していた。

こうした菅谷の活動については、同年代の女性向けの趣味や生活関連情報が中心であり、菅谷によるスタイリッシュな情報発信がメインであってみれば、Berryz工房のメンバーとして、アイドル菅谷梨沙子のファンが望む方向に寄り添うような活動は、やはり期待できないのだろうとする観測も根強かった。望まれる要望に応えるマーケティングというよりは、菅谷主導でのライフスタイルの発信を中心に、いわばブランディングとしての情報発信をメインに活動していくのであって、従来的なアイドルとしてのライブやイベントは、そうしたブランディングにとって異物となりかねない、と。
そんな観測が根強かったところで、つい先日には、ムームーラボにて久しぶりにファンと交流するチェキ会を開催してもいた(菅谷梨沙子Lineブログ)。このチェキ会も、新しくオリジナルに菅谷が理想とする形で開催されるものかと思いきや、従来のBerryz工房時代からのファンも多数参加し、このチェキ会に参加した “かつてのヲタ” を、菅谷は暖かく迎えたという報告も相次いでいた。

長い沈黙を経て、それでも菅谷は改めてファンの前に戻ってきてくれたのではないか、スタイリッシュなこだわりについても、往年のファンがそんなに心配することはなかったのではないか…そうした見方が界隈に徐々に拡散し始めたところでの、結婚と妊娠の報告ということになった形だ。

菅谷本人の報告として、先に引用の報道では、Berryz工房のメンバーや、自分の活動を支えてくれていたスタッフに迷惑をかけたことを申し訳なく思っていること、おそらくはファンの中で今回の報告を快く思わないであろう人へ向けての言葉も確認することができる。

そして、それ以上に「でも活動休止後にほかのメンバーがすぐに仕事を始めるなか、私は何をやりたいのかわからなかった。このまま辞めてふつうの女の子の幸せを手にしたいと考えることもあった」(上記報道より)といった苦悩を語り、とびきり相性が良い相手と出会えたこと、ずっと20代のうちに子供が欲しかったこと、エコーで赤ちゃんを確認できたときの喜びなどが綴られている。

また上記公式のお知らせによれば、必ずしも今回の結婚・妊娠を経て菅谷が完全に芸能活動から引退してしまうわけでもないようだ。

今後の活動ですが、しばらくの間お休みさせていただき、
出産・育児が落ち着いてから決めてまいります。

アップフロント公式 菅谷梨沙子に関するお知らせ より

思えば、結婚、妊娠を経て、母となっても芸能活動を続けているタレントは多い。そして、Berryz工房の活動停止によって、すでに菅谷は「アイドルではない」とも言える。

Berryz工房メンバーのみならず、モーニング娘。OG や、先ごろ解散した元℃-ute メンバーだけでなく、アップフロントには(今はまだ若いハロプロメンバーの将来をも含め)多くの女性タレントが所属している。恋愛し、結婚し、出産することを通じて、ひとつの幸せを掴み取っていく姿もまた、そうしたタレントたちの前に広がっている一つの可能性として、今現在、現役のアイドルとして活躍する後輩たちにとっても、ひとつの導きの星となるものかも知れない。
あたかも、舞台女優に、モデルに、テレビタレントにと、様々な分野で先輩たちが活躍することで、後輩たちの活動のフィールドを広げてくれていることと同様に、芸能活動を職業とする女性の幸せのあり方もまた、先輩たちが様々に試行錯誤して後進のための道を切り開いてくれているのだとも言えるかも知れない。

タレントとして、年齢の重ね方には、いろんなやり方がある。
もちろん、この一連の経緯について、必ずしも納得しないファンもいるだろう。
一方、それがどのような形であれ、将来的に、菅谷梨沙子がファンの前に姿を現してくれる気持ちがあるのなら、それを楽しみに待つファンがいるだろうこともまた、容易に想像できるところだ。

もちろん簡単な道ではないだろう。だが、なに、人生のその航路にあって、「簡単な道」など無いのかも知れないのだから、その当の菅谷がずっと歌ってきたハロプロの楽曲のひとつのモチーフでもあるように、菅谷梨沙子が選んだ道もまた「人生」ということなのだろう。

ちなみにインタビューでは菅谷は「メンバーにはまだ報告していません。すごくビックリするでしょうね。入籍発表の前には報告しようと思っています」として、まだメンバーに報告していない(!)ことを明かしている。福田花音が先に報告を受けたことをTwitterでアピールしているのと合わせて、なかなか味わい深い事実である。

(文=椿道茂高)

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