モーニング娘。’25 コンサートツアー春 Mighty Magic DX~生田衣梨奈を見送って~
そんなわけで、2025年7月8日の火曜日、九段下の日本武道館にて、モーニング娘。最後の9期メンバー生田衣梨奈さんの卒業コンサートが開催されました。
まずは(さっきまで延々勝手なことを述べていて申し訳ない)その概要とセトリを掲示しますね。
モーニング娘。’25 コンサートツアー春 Mighty Magic DX~生田衣梨奈を見送って~ 2025.7.8 (火) 日本武道館 開場 17:00 開演 18:00 |
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OA:『8bit片想い』 ロージークロニクル 上村さんの可愛いこと!&小野田さんに引き付けられ中!! ——————————————- 会場、「えりぽん」大コール メンバー紹介VTR → 寝てる櫻井さん可愛いね♪ VTR には、北川莉央さんも!(会場の歓声が大きくなった気が) 魔法を使う えりぽん からの… 01・『I’m Lucky girl』 弓桁さん、すっかりカッコ良く♪ 02・『浪漫~MY DEAR BOY~』 愛生ちゃん、髪をまとめて 03・『恋愛Destiny〜本音を論じたい〜』 野中さん妖艶 04・『強気で行こうぜ!』 やはり伝統の厚み MC 新体制のご紹介 牧野さん、公式のコメント通りのセリフ! 生田さん「案外、泣かんくて」 05・『元気+』 小田ちゃんやめないで… 06・『ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番』 羽賀さんの存在感! 07・『「恋人」』 井上さんが聴かせる! 08・『LOVEペディア』 よもや’19 以来?? 09・『A B C D E‐cha E‐chaしたい』 10・『勇敢なダンス』 ほんとに舞踏のようだ… 11・『明るく良い子』 ちょっと、なんかぶっ続けじゃない?動きっぱなしのダンスしっぱなし!すごい体力! 17期MC:<弓桁さんのツッコミのテンポ!> 恥ずかしかった失敗 井上/個別ブースの列が途切れた時に入ってきたスタッフさんをファンと間違えた 弓桁/メイク暴走 ホクロを足したら生田さんに取られた 17期MCアンケート:この披露した恥ずかしい失敗のうち、自分だったら恥ずかしいのは? 追加アンケート1:みなさんがメンバーだったらやりたいのは、コンサート?個別?(コンサート) 追加アンケート2:一生タダになるなら、食費?家賃?(食費?) ▽▽▽▽▽メドレー▽▽▽▽▽ 12・『One・Two・Three』 ほんまに動きっぱなし! 13・『愛され過ぎることはないのよ』 愛生ちゃん、髪を下ろして… 14・『もっと愛してほしいの』 15・『大阪 恋の歌』 16・『泡沫サタデーナイト!』 泡沫サタデーナイト→ セリフは生田さん「モーニング娘。として5302日頑張りました!」 17・『すっごいFEVER!』 18・『恋愛レボリューション21』 やはり泣けるね! △△△△△メドレー終わり△△△△△ 19・『気になるその気の歌』 上目使いで睨む野中! MC らいりーから、ほまれへ 一瞬ぽかんとする岡村さん 20・『なんだかセンチメンタルな時の歌』 21・『夕暮れは雨上がり』(小田・羽賀・ほま・愛生・らいりー・はるさん) 22・『ドッカ〜ン カプリッチオ』(小田・羽賀・ほま・愛生・らいりー・はるさん) 23・『しょうがない 夢追い人』(生田・野中・牧野・横山・弓桁) 真莉愛さん、一瞬遅れた? 24・『Moonlight night 〜月夜の晩だよ〜』(生田・野中・牧野・横山・弓桁) 25・『フラリ銀座』 26・『今すぐ飛び込む勇気』 27・『ムキダシで向き合って』 会場煽り 生田、羽賀、愛生 しかし点灯しない魔法のペンライト リカバーに走る牧野ラブリン真莉愛 28・『Hand made CITY』 29・『Ambitious!野心的でいいじゃん』 30・『みかん』 セトリのどこに入っても名曲! 31・『Wake‐up Call〜目覚めるとき〜』 今日の感想と生田さんへのメッセージ 弓桁・櫻井・愛生・横山の4人のみ シャッターチャンス多めで 「記者さん、今ですよ♪」 32・『ブラボー!』 ▽▽▽▽▽アンコール▽▽▽▽▽ 白いドレス コンセプトはプリンセス 33・『信念だけは貫き通せ!』 生田衣梨奈ソロ >14年半続けてきました >ひとつ夢を叶えてもらって良い?みんなで Happy Birthday を >つんく♂さんからたくさん楽曲をもらって、みんなに伝えてきました >これからは私一人の力でみなさんに >これからも「えりぽん」で居続けます >お仕事お待ちしてます♪ 34・『まじですかスカ! 』 35・『涙ッチ』 横山も、愛生ちゃんも泣いてる 北川の代わりに生田が「北川莉央!」とコール ▽▽▽▽▽ダブル・アンコール▽▽▽▽▽ みんな出てきて… 野中への継承? そして、魔法で消える生田さん |
鉄人に相応しく、動きっぱなしダンスしまくりの35曲!
なによりも驚くのは(途中、メンバー半分ずつでの楽曲披露もあったとはいえ)ほとんど間然とするところのない、ぶっ続けのライブだったこと。なんか、あくまで個人的な印象ですけど、個々の楽曲についても、ダンスが増量で割り増しされてませんでしたか?
そんな割り増しダンスの楽曲を、ってか静かなバラード風の楽曲であってすらダンスが激しめにアレンジされて、それでぶっ続けの動き続けのセトリです。まさしく “体力おばけ” かと。
これは、やはり生田さんの “鉄人” っぷりに由来するものかと思います。
14年半にわたって、ついにライブに無欠席で通します。だけでなく、この日の武道館の前日は、バースデーイベントを2回まわしで敢行しており、まさしく “鉄人” だった生田さん、当記事の先のページに述べた通り、それはフィジカルだけでなく、リーダーとなってからは(いや、あるいはそれ以前から)メンタルにおいても鋼の強さ。
そんな生田リーダーの有終の美に相応しく、激しく躍動したまんま、ぶっ続けで動きっぱなしの35曲です。
楽曲のバラエティ的にも過去最高をマークか?
さらに驚くべきところとして、その披露される楽曲のバラエティの凄まじさ。
ずっとモーニング娘。のステージに通っている向きからは、比較的お馴染みでいつも通り… 的な感想も聞こえてきますが、試みに、今般の武道館で披露された楽曲のリリース年を調べて見るに、さくっと25年分の蓄積が…
01・『I’m Lucky girl』 2010 02・『浪漫~MY DEAR BOY~』 2004 03・『恋愛Destiny〜本音を論じたい〜』 2021 04・『強気で行こうぜ!』 2003 05・『元気+』 2007 06・『ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番』 2017 07・『「恋人」』 2024 08・『LOVEペディア』 2020 09・『A B C D E‐cha E‐chaしたい』 2014 10・『勇敢なダンス』 2024 11・『明るく良い子』 2025 12・『One・Two・Three』 2012 13・『愛され過ぎることはないのよ』 2011 14・『もっと愛してほしいの』 2011 15・『大阪 恋の歌』 2005 16・『泡沫サタデーナイト!』 2016 17・『すっごいFEVER!』 2023 18・『恋愛レボリューション21』 2000 19・『気になるその気の歌』 2025 20・『なんだかセンチメンタルな時の歌』 2024 21・『夕暮れは雨上がり』 2015 22・『ドッカ〜ン カプリッチオ』 2012 23・『しょうがない 夢追い人』 2009 24・『Moonlight night 〜月夜の晩だよ〜』 2010 25・『フラリ銀座』 2018 26・『今すぐ飛び込む勇気』 2015 27・『ムキダシで向き合って』 2016 28・『Hand made CITY』 2007 29・『Ambitious!野心的でいいじゃん』 2006 30・『みかん』 2007 31・『Wake‐up Call〜目覚めるとき〜』 2023 32・『ブラボー!』 2010 33・『信念だけは貫き通せ!』 2012 34・『まじですかスカ! 』 2011 35・『涙ッチ 』 2010 |
たとえばプラチナ期の楽曲がセトリに含まれていると、なにかと涙腺の心配をしないといけない報告者ではありますが、まだ25歳に達していないメンバーが大部分であることを思えば、この25年分の蓄積は、いかにも凄まじい。ってか、それを後から追従していくことになる若いメンバーたちの研鑽たるや、いかばかりかと。率直に、頭が下がります。
… って、こんなことばかり言っていないで、以下、当日のライブでの印象的だったところをかいつまんで…
モーニング娘。’25 コンサートツアー春 Mighty Magic DX
ライブの流れに沿って
オープニングアクトは、ロージークロニクルから『8bit片想い』。
上村麗菜さんが可愛くエース候補であることは認めざるを得ないんですけども、なんか小野田華凜ちゃんが非常に気になりますよね。報告者は つばき推しなんですが、ロージークロニクル、非常にヤバいです。とっても、ヤバいです。できれば誰か止めて欲しい。
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ライブ本編は、たいへんに愛らしいメンバー紹介VTRからスタート、魔法を使う えりぽん からの…
『I’m Lucky girl』のイントロで、リアル生田さんの「モーニング娘。行きます!」宣言で開幕しますが、いきなり弓桁朱琴さんのカッコ良さから牧野真莉愛さんの押し出しに眼が引き寄せられます。しかし、弓桁さん、いつのまにか牧野さんに追従するビジュアルメンバーになっていて、驚きです。
先のページで、小田ちゃん、櫻井さん、愛生ちゃんが印象的であったことを述べた次第ですが、しかし、もう横山さんも、羽賀ちゃんも、実に見応えがあって、羽賀ちゃんなんか、安定してパフォーマンスの底支えになっていて、報告者としては、そんなにモーニング娘。お久しぶりってわけでもないのに、全員が全員、素晴らしいことに改めて驚きますね。で、その上で、小田ちゃん、櫻井さん、愛生ちゃんが突出しているってことで。
小田さくらさん「♪I’m Lucky gi~rl」のキメ顔、美しいだけじゃなく、どこか野性味があって、凄味が滲んでいます。
愛生ちゃん、オープニングから序盤のブロックでは短く切った髪を、さらにまとめていて、異様に愛らしいことは言うまでもないとして。
続く『浪漫~MY DEAR BOY~』のイントロは、やはり上ります。良い感じでライブの2曲目ってところ。櫻井梨央さん「♪そこからはじまぁ~る」からの「♪ライドオン」終わりの表情、なんか、これからの櫻井さんを、櫻井さんがいるモーニング娘。を、ずっと見ていたいですね。
17期の弓桁さんがカッコいいビジュアル系として牧野さんに追従している一方、井上春華さん、歌唱的な面で成長著しい… ってか、加入当初、あんなに自信無さげで、どこか弱々しい印象もあったのに、すっかり自信に満ちて堂々とセンターでソロパートを。こういうのを見る度、おじさんは、すっかり年老いているので涙腺が…
ソロの歌唱について、小田ちゃんの野性味に言及しましたが、野中美希さんも櫻井さんもまた、凄味が漂うソロ歌唱ながら、一方で横山玲奈さんの笑顔が対比的に鮮烈です。そして、ニッコニコな笑顔なのに同時に凄味もあるのが山﨑愛生ちゃん。いやこれは、眼がいくつあっても足りません。
ついこのあいだという感じもする『恋愛Destiny〜本音を論じたい〜』、イントロが素晴らしいけれど、オープニングからの愛生ちゃんから小田ちゃんへのソロ歌唱があまりに素晴らしくて語彙を失います。サビに向けて正面ステージから左右のウイングに展開するメンバーたち、なんか神々の降臨のようで、神々しいレベル。
あのね、あんまり詳しく言いたくないんですけど、野中さん、めっちゃ色っぽいの!
そして、正面ステージで集合してからのキメセリフでの小田さくらさん、実に強力です。
続く『強気で行こうぜ!』で数名ずつ武道館の各ステージに散るメンバーたち。しばらく前から、ドローンが会場内を周回していますが、ほんとに眼がいくつあっても足りません。
立て続けに4曲披露してご挨拶のMCですが、ここで生田さん卒業後の新体制についてコメントがあります。
けども、牧野真莉愛さんの発言、公式サイトのニュース記事に載ったまんまを読み上げるようなコメントです。
しかし、ほんまに牧野さんって不思議ですよね。今回はありませんでしたけど、過去のメンバーの卒業ライブでは、毎度、好きなアニメを模したセリフに紛らわせて本当の気持ちがどこにあるのかわからないようなコメントを残しています。加えて、ブログなどでの、どこかそっけない雰囲気といい、なんだか、その本音のところをファンになかなか見せてくれません。しかし、野球観戦の様子に見られるように、真っ正直な “自分の好き” を優先するところ、いつまでも道重さんTシャツを着ていて、自分が好きな人を大事にするところなど(加えて加入当初の12期ドッキリなんかも想定して)、とても好感が持てるだけじゃなく、こうしてライブを見ていると実に嬉しそうに楽しそうにしているし、ずっと後の場面ですけど、生田さんがペンライトを(絶縁体を抜けなくて)扱えないでいるところに率先してダッシュでフォローに走るところとか、めっちゃ前向きだったりして… なんか牧野さん、容易にファンに、その内心の本当のところを察知させませんよね。不思議なメンバーですよね。
『元気+』から『ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番』、『「恋人」』と、それほど力強いダンサブルな楽曲というわけではないブロックですが、なんか、それでもダンスが激しめな感じです。
そして楽曲の中に少し演劇的な要素も差しはさまれるようなパートがあって、そんなところでの羽賀朱音さんの横顔の存在感に驚かされます。と、そんなに強めな楽曲ではないと言いましたが、前後との対比で『ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番』が、強めに迫ってきます。これまで述べてきたように、野中さんの妖艶さ、横山さんの笑顔、愛生ちゃんの魅力、櫻井さんの押し出し、井上さんの歌唱、弓桁さんのビジュアル、小田ちゃんの圧巻の野性味など、それぞれに大変に魅力的なところへもってきて、ライブが進行するにつれて、他のメンバーの見どころがどんどん前に出てきます。ほんま、羽賀ちゃんの存在感たるや!
『ナルシス カマってちゃん協奏曲第5番』での、「らららら、らら、らららら、らららららちゅるる♪」のところ、岡村ほまれさんから小田さくらさんへの接続が素晴らしい。
毎度、毎度、過去最高を更新してくるから、恐るべきはハロプロ… といったところですが、『「恋人」』オープニングの小田ちゃんの斉唱には言葉を失います。ぶっちゃけ、楽曲的にも、斉唱パートとしても、それほどハロプロ楽曲の中でも突出しているというわけではないのに、小田ちゃんの斉唱には言葉を失います。言うまでもなかったですか。
小田ちゃんの斉唱が大迫力で、なんと弓桁さんの斉唱がそれに追従しつつ、しかし、横山さんの斉唱の声質の可愛らしさまで加わって、ただ斉唱パートというだけでも、対比や緩急が楽しく、まことにどこを観て良いか心が忙しい次第。
そして、実にお久しぶりとなった『LOVEペディア』、ここで北川さん欠場が痛かったところですが、やっぱり良い曲で… わたくし、この曲の振り付けが大好きなんですよ。オープニングでの、岡村ほまれさんと愛生ちゃんの気合いも見どころだったし、なんか野中さんの「ニヤリ」と不敵な笑みが実に印象的。そしてここまで、生田衣梨奈さん、なんか、ず~~~っと可愛いの。これが一番びっくりかも。
ここまでも、続いても、生田さんの “鉄人” に相応しく、ず~~~っと全メンバーが、本来の楽曲の在り方よりも激しめだと思えるほど、動きっぱなしです。
『A B C D E‐cha E‐chaしたい』、「♪える おー ぶい いー らぶ らぶ らぶ みー<どぅー!>」の「♪どぅー!」の愛生ちゃんは、魂に刻んで来世に持ち込むべきかと。そろそろ、みなさん、すっかり汗だくですけれども、これがまた美しい。
続く『勇敢なダンス』もまた激しめのフォーメーションから幕を上げますが、羽賀ちゃんの存在感が増しています。上につらつら触れて来た各メンバーの押し出しが、どんどん増量中な感じですが、印象的な歌割で愛生ちゃんが飛び出して来たりして。フォーメーションの遷移は、ほんとに舞踏のようです。「遷移」と書きましたが、ほんとにメンバー、動きっぱなしなんですよ。凄ぇな、しかし。
動きっぱなしっていうのは、『明るく良い子』に至っても、一向に収まりません。武道館の九段下を、ひたちなか海浜公園と間違えているのではないかと。こんなに動きっぱなしなのに、みんな、ほんとに楽しそうに笑顔で、全然苦しそうな顔を見せません。どころか、野中さん妖艶な挑発までする始末です。
ラストのサビの愛生ちゃんのソロに腰を抜かして、しかし、こんな調子では終わらないので、一旦ここで、もう一度ページを切り替えますね。
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