Juice=Juice 植村あかりが止まらない ~進化を続ける16才~

植村あかりが止まらない。

応援しているハロプロメンバーが成長するのを見ることは、ハロプロの楽しみ方の一つである。好きなメンバーにまた新たな魅力が加わっていくのは、まるで自分のことのように嬉しい。もはや親心に近いこのファン心理で今回語りたいのは、Juice=Juiceのうえむーまたはあーりーこと植村あかりさんである。

昨年の冬あたりからあーりーが纏っていた勢いをなんとなく感じてはいたが、それが確信に変わったのは、先のGWのJuice=Juiceの中野サンプラザ公演(Juice=Juice ファーストライブツアー2015 ~Special Juice~)だった。私はかねてより注目していたが、このタイミングであーりーを語りたいのは、ちょうど今彼女が凄まじい進化を見せてくれているからである。

唐突だが、努力と成果は比例するか?残念ながら、そうではないことを多くの人が身をもって体験している。では努力は無駄かと言われれば、そうではない。コップに滴る水はその中に溜まっていき、とある一滴で表面張力に勝り、コップからあふれ出る。小さな努力を重ね必死にもがいているうちに、(時間差はあれ)いつの間にか自分にとってプラスの形で返ってくるということも多くの人が知っている。ちょうどその“プラスの形で返ってくる”局面を迎えているのが、今のあーりーなのだ。

「なんだか気になる」、「なぜか応援したくなる」ような不思議な魅力をもっているあーりー。今、努力が実を結びつつあるあーりーを一人でも多くの人に知ってほしい、そう思っている私以外のあーりーファンが全国にいると信じて、早速その魅力を探ろう。

声が素敵なあーりー

上述の通り私はあーりーにかねてより注目していたが、その最大の理由はチャーミングなルックスに勝るとも劣らない声である。いい意味で年相応に見えないあーりーのルックスは、なにかと話題になりがちだが、声も非常に特徴的である。歌の先生やつんく♂さんなどが評して曰く、「息の多い声、息がかった声」とのことだが、本人は「もっとはっきりした声がほしい」とも言っている。個人的には、モーニング娘。OGの亀井絵里さんの歌声が少し落ち着いたような歌声と表現するのがしっくりくると思う(松浦亜弥さんにも似てる??)。

と、アレコレとあーりーの声を言い得る表現を模索したところで、やっぱり「息の多い声」という表現に落ち着いてしまうのも事実。こればかりは実際聴いたことのある人でなければわからないだろう。歴代のハロプロメンバーになかったと言って差し支えないほど独特である。そして、未来のことをあえて断言すると、あーりーの歌は将来必ず“化ける”。つんく♂さんのようなしたり顔で「ほら、言うた通りやんか?わかっとったで!」と見栄を切れる日が来るまで、引き続きゆっくりと見守っていく所存である、

先輩の℃-uteはかつて、まるで5人の体が一台のコンピュータで集中制御されているように“揃った”ダンスで、実力派の名をほしいままにした。ダンスという武器は彼女たちをスターダムへとのし上げ、いまや横浜アリーナを埋める勢いである。全員が“踊れる”という武器は、それほど強力だったのだ。Juice=Juiceの場合、私が“化ける”と断言したあーりー含め、“歌える”メンバーが多い。ハロプロに新しいカラーを持ったユニットが生まれる日は、そう遠くないだろう。

ブログを書くあーりー

自由奔放で気分屋なところがあると見られがちなあーりーだが、意外にも(?)こまめにブログを更新してくれている。今年の4月で言えば31回も更新してくれているのだから一日一回ペースで更新していることになる。“日々の気づき”を綴ってくれるのがあーりーのブログの面白いところである。

“触れるべきこと+α”で、オリジナリティを出してくれる。急な話の展開でも、内容のあることをブログにしてくれるのはうれしい。例えば、イベントの告知+「ペットのハッピーは、幸せの青い鳥からとった名前。普段は癒しだけど、ときどき高いところに上って私を見下しているようでムカつく!」とか、「フーセンガムで風船を作るのは、ウインクと同じくらい難しい!」とか、あーりーにしか書けない情報を必ず載せてくれている。

素直な表情のあーりー

あーりーは感情がすぐ顔に出る、いや、厳密にいえば“出してくれている”のかもしれない。まずは下の写真をご覧いただきたい。uemura-karin

これはDVDの企画で絶叫マシーンに乗った後の写真である。左は、ビジネスライクに笑顔を取り繕おうとするも、何とも言えない表情の宮崎さん、右は、笑顔を見せようとすらしないあーりー、そして真ん中は大満足のかりんちゃんさん。あろうことか、かりんちゃんさんはこの写真の直後、絶叫マシーンから手を振る楽しさをジェスチャー付きで解説してしまう。あーりーさんの気持ちを察するに、怖い思いをした自分の心境を顧みず、楽しそうにはしゃぐかりんちゃんさんにムッとしているのかもしれない。

誤解のないように一応付け加えるが、あーりーとかりんちゃんは決して仲が悪いわけではない。同じ年で誕生日も近く仲がいい。最近よく見るのは、あーりーがかりんちゃんの頭をポンポンと叩いたり、ほっぺたをさわったりするシーンである。身長が一回りもふたまわりも大きいあーりーにとって、ちいさなかりんちゃんはかわいくって仕方がないのだろう、とファンとして微笑ましく見ている。一方のかりんちゃんもどちらかと言えば気の強いタイプなのに、まんざらでもない様子。ハロプロのキャリアはかりんちゃんさんの方が長く誕生日も数日だが早いのに、背も高くて大人っぽいあーりーは対等、もしくはそれ以上のお姉さん的な立場で接している感があるこの光景がたまらないのである。この“あかりん”カップリング、今後も目が離せない。

あともうひとつ、トーク中はあーりーの感情が顔に出る機会が多い。自分の意図がうまく伝わらず解釈されて話題が流れてしまった時にはちょっと残念そうにしたり、話しのオチを用意しているときであればわずかに笑いそうになっていたりする。ライブがDVDになるとしっかりと表情が捉えられているので、あーりーの細かい表情をチェックするのも楽しみである。

ユニットからチームへ

GWの中野サンプラザ公演は、Juice=Juiceの固い結束が垣間見られるシーンが多かったように思う。このことにも触れる。

この話題はあーりーに限ったことではなくJuice=Juice全体に関することだが、メンバーそれぞれがJuice=Juiceというチームのために貢献することを考えている、そう感じた公演であった。たまたま選抜された5人のユニットから、5人が必然性をもって選ばれたチームへと変貌を遂げている。公演中にかりんちゃんが流した涙も、5人を思い流れたものだろう。高木紗友希さんも、マイクを持つと普段のおちゃめな性格から豹変したように声を張り上げ、ステージを盛り上げた。どのメンバーからも個人がチームに貢献する精神の美しさみたいなものが溢れていた。

特筆すべきは「Magic of Love/太陽とシスコムーン」の完成度であった。原曲を聴いてみれば、この曲を歌いこなすのにかなりの歌唱力が要求されるのは素人目(正確には素人耳)にも明らか。歌い始めた当初は少し背伸びして選んだ曲だったかもしれない。それでも、中野で披露された「Magic of Love」は単なるカバーの域をはるかに超えていた。自分の声、自分の歌いまわしをマイクに乗せて、表現する喜びを噛みしめる彼女たちのパワー。完全に曲をモノにしていた。役職が人を育てる、なんて言葉もあるが、この場合は、楽曲がJuice=Juiceを育てた、とでも言えよう。

また、Juice=Juice初のアルバムのリリースも決定した。ハロプロのアルバムの通常盤は3000円であることが多いが、今回は通常盤でも4000円とちょっとだけお高め。ついつい収録曲に期待してしまう。

最後に

おっといけない、肝心のあーりーに触れるのを忘れていた。

中野公演のあーりーは、緊張でちょっと硬かったように見えたが、カメラに抜かれて一瞬真顔になっている表情もそれはそれで、ファンの心をくすぐるものであった。この表情もかわいかった。ライブも終盤に差し掛かるとさすがに慣れたか、柔らかい笑顔でカメラに微笑みかけるあーりーもかわいかった(と思いきや終盤のMCでもまだ緊張しているとまさかの告白もあったが笑)。とにかく終始かわいかった、あーりーファンとしては大満足である。

さて、この公演にて、2016年秋までに220公演を行うという目標を発表したJuice=Juiceだが、この目標はいかほどのものなのか。電卓を必死に叩き筆者がはじき出した結果は、週に3公演のペースでライブをしてやっと2016年11月に終わるくらいであった。ハードである。本人たちも覚悟の上で、ということであろうが、ファンとしてはくれぐれも怪我や事故がなく無事に終わってくれることを願うばかりである。それが一番心配だ。

220公演という長い旅路。それでも、植村あかりは止まらない。頼もしい仲間に支えられているから。そして、この旅の終わりには、Wonderful Worldが待っているから。

(文=puke)

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