「お願いだからDVDにしてください!」ハロプロ商品化希望映像 5選

ハロプロ関連では、日々、大量の映像が生み出されています。
定番ツアーのライブDVDや各グループのDVDマガジンだけでなく、ソロイベントなども限定DVDになったりしますし、諸々のメイキング系も、初回限定のCDだったりイベントVだったりに収められるか、最近ではWeb配信のネット番組で大量にバックステージ映像が供給されています。とりわけ近年ではWeb経由で無料の映像が大量に投下されており、自分の推しに限定するとしても、提供される映像を漏れなく追跡するのは骨が折れる作業であって、この点でもDD(誰でも大好き)者にとっては試練ですよね。

そんな具合に映像が豊富に与えられる一方、どうしてこれを映像化してくれないのかと地団駄踏んで転げまわるコンテンツもあったりするのがハロプロの奥深さの一端です。ここでは、そんな映像化希望を、人知れずこっそり世の中に訴えてみたいと思います。

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berrycute

その1:ラジオ収録風景

たとえば℃-ute の矢島舞美さん(※1)。
それでなくとも、情景を描写するにあたって擬声語・擬態語の多用っぷりに注目が集まる舞美ちゃんではありますが、謎の間投詞や感情語もさかんに使用中です。「…お~~ぅ、と思って、やっちゃったなあ、ほひゅ~~とか思ったんですね」であったり、「足の下に何かあるってのが苦手で、んんにゅうぅって感じになって、ひゃああああ~~~ってなるんです」であったり。
容赦なく全力で天然な℃-ute のリーダーですが、ラジオの舞美ちゃんは、末っ子テイスト全開です。とりわけ、リスナーの皆さんから寄せられるお題にアドリブ交じりで果敢に挑む「Let’s トライ」のコーナーは必聴で、こんなことを言い出したりしています。

それでは魔女ッ子まいみぃに挑戦したいと思います。まいまいまいみぃ、まいまいみぃ、キラキラキラ~ン。みんな私のファンになあれっ!…なっちゃった!!…ふふふ。どうですか、こんな23歳(笑)」(※2)

たとえば℃-ute の中島早貴さん(※3)。
「だけど」と「でも」が混ざって「でけど」とか、「えっと」と「あの」が混ざって「えの」とか発話しています。
もう早く言いたくて言いたくて、喋っていてとても嬉しそうな、なっきぃ です。
「ちょっと■聴いて下さいよ」というフレーズも頻出し、「そりゃラジオなんだから聴いてるわな」と思いながら聴いてるわけですが、そのフレーズの■の位置に、何故か「おぇ」的な一言が挟まって「ちょおえ、聴いて下さいよ」みたいな発言もしてます、なっきぃ。
めちゃくちゃ可愛いですよね。

上記は、あくまで一例ですが、ラジオのパーソナリティを担当しているハロメンは、ライブやイベントでファンの前に姿を現す場合はもちろん、DマガやWeb配信番組などでメンバーたちと一緒に過ごしている時ですら希な、固有の「はっちゃけ」というか、独特すぎる味を醸し出している例が少なくありません。
それはきっと、部分的には、ラジオのスタッフさんとの間の信頼関係が尋常なものじゃなく、ある意味、メンバーと一緒にいる時以上に、飾らない自分モードに入っているからではないかと仮説構築中ですが、この現場を映像に収めぬ手はないと思ってます。

過去、「Girls News」などで、道重さゆみさんや鞘師ちゃんも含め、極々短いダイジェストで、ラジオの収録の模様が映像化された例はありますが(※4)(※5)、一度、ラジオ番組の開始から終了までの丸ごとを映像化してくれやしないだろうか、と。
番組に寄せられたお手紙を読んでいる最中にペンを落としてしまって、「(コトン)…あ、落としちゃった。ふふふ。あとで拾います」という破天荒なコメントを挟んでお手紙の続きを読み始める舞美ちゃんの、その姿を映像で見たいとは思いませんか?

  1. FM PORT ℃-ute矢島舞美のI My Meまいみ~
  2. 2015年7月10日放送分
  3. ラジオ日本 中島早貴のキュートな時間
  4. ハロプロにおける「ラジオ」の魅力とは?
  5. ABCラジオ「ハロプロやねん」は、モーニング(道重さん、れいな、愛佳)、Berryz (ももち、千奈美ちゃん、雅ちゃん)のものがDVD化されている。

その2:ベリキュー ナルチカ密着ドキュメント

ナルチカについてDVD化されたのは、2013年のBerryz工房とJuice=Juice合同ナルチカ(※1)と、℃-uteとスマイレージの合同ナルチカ(※2)、およびモーニングのDマガ(※3)のみ。
2014年の、Berryz工房と℃-ute のナルチカの舞台裏は映像化されていません。
ライブDVDは別として、Dマガでお馴染みのツアー密着系、舞台裏ドキュメント系の映像化は上記のみとなっています。

ライブハウスということで、映像スタッフのいる場所がなかったといった事情もあるのかもしれません。上記の合同ナルチカでの映像などから推測するに、ほんまに舞台袖の狭い通路で(別グループの出番中に)休憩してたりするメンバーの姿から、ホールツアーとは違って、しっかりした衣装部屋とか楽屋がなくて、メンバーがカメラから逃げられるスペースがなくて、だから、ファンのみなさんにはお見せできない映像ばかりになってしまったのかもしれません。
特にBerryz工房の2014年秋のナルチカは、12月前半に行われており、時期的に嗣永桃子さんと徳永千奈美さんの間柄がマジでシャレになっておらず、さすがにこれはお蔵入りとの判断がなされたのかもしれません(※4)。

そうした、なんらかの事情はあるのかもしれませんが、2014年の Berryz工房と℃-ute のナルチカの舞台裏が映像化されていないって、実にもったいないと思いませんか。
私は、もったいないと思ってます。

  1. Berryz工房 & Juice=Juice DVD Magazine Vol.2
  2. ℃-ute & スマイレージ DVD Magazine Vol.2
  3. Morning Musume。’14 DVD Magazine Vol.59
    および、2014年11月の埼玉でのナルチカの模様が、モーニングの Vol.69 に収録されている。
  4. ももち先輩と千奈美ちゃんの喧嘩の詳細については、Berryz工房DVDマガジン Vol.41 嗣永×徳永編 を参照。
    この喧嘩が勃発したのは、2014年11月末に行われたSATOYAMAイベントでのことで、和解できたのは、Dマガ Vol.41 の撮影中の、おそらくは12月後半だと思われるため、ナルチカ開催期間中は、まさにお二人は喧嘩中ということになる。
    この喧嘩中の二人の様子がシャレになってないことは、同じく Berryz工房のラストの秋ツアーを追った Berryz の Dマガ Vol.42 で確認できる。12月に入ってからのライブ日程のバックステージで、明らかに千奈美ちゃんのテンションがおかしいので(せっかくモーニングの譜久村さんが見に来てるのに…的な場面など多数)。

その3:Berryz工房祭り有明舞台裏

Berryz工房最後の4日間については、2月28日と3月1日の有明コロシアムにおけるBerryz工房祭りについても、3月3日の武道館の模様も、『Berryz工房 ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ~!(Completion Box)』に収められていますし(※1)、 3月2日の東京プリンスホテルでの後夜祭については、その Completion Box の特典映像となって収められています。さらに、武道館の舞台裏ドキュメントは、『Berryz工房 ラストコンサート2015 Berryz工房行くべぇ~!(通常盤)』の特典映像として収められています(※2)。

  1. この編集がまた非常に素晴らしく、当日のスカパー放送の録画や、後日FC限定で発売されたメンバーソロアングル版と併せてリピートすることにより、現場の臨場感がかなり再現できます。
    投稿者はこれらの現場に皆勤ってことで。
  2. だから結局、Completion Box も通常盤も、どっちも買わなきゃいけないハメに。

そうなんです。2日間にわたって、ハロメン全員で旅立つBerryz工房を祝福したBerryz工房祭りの、有明公演のバックステージだけが、いまだ映像化されていないのでした。
(私が知らないだけなら、お願いですから、教えてください!!)

この有明コロシアムのBerryz祭りでは、Berryz工房以外のハロプロの全ユニットが参加していたし、3月1日の第三部開始早々には、℃-ute の舞美ちゃんが Berryz工房に宛てたお手紙を涙で読めなくなってしまうという感動的な場面もありました。
また、Berryz工房の最高の舞台に華やかすぎる花を添えた Bouno! の登場もありました。
この舞台裏に密着した映像が撮られていないわけはないと思うのですが、どんなもんでしょうか。

その4:12期メンバーのがんばり

モーニング娘。は、新しいメンバーを常に受け入れて新陳代謝していくグループです。
現在、9期、10期、11期、12期のメンバーで構成されています。

新たにオーディションに合格してメンバーとなった者にとっては、まだなんの経験もない段階で、先輩たちの遺産がドカンと渡され、先輩たちとのご挨拶もそこそこに、いきなり大量の楽曲の歌詞とフリを身体に叩き込むことを要求されるわけです。
そんな ”新メンバー” の苦闘と克服、夢を見て入ってきたはずなのに目の前にそびえる高い壁と、その壁を乗り越えたときの晴れやかな笑顔は、本番のステージでの堂々たるパフォーマンスの礎となる大事なプロセスであって、いずれも映像化されて商品化されています。

9期メンバーのがんばりは、『美女学 Vol.13』に収められています(記事末リンク)。
エッグ出身の譜久村聖さんや、モーニング加入前に芸能活動の経験があった生田衣梨奈さんや鞘師里保さんと違って、なんの経験もなかった鈴木香音さん。そんなズッキが、ダンスレッスンについていけない様子はとても切なく、そして自主練習によって見事に他のメンバーに追いついていく姿は強い印象を残します。
先輩メンバーに何やら注意されて、その注意された内容がおそらくは誤解だったのか、何か言いたげにしながら、それでも何も言わずタオルで口元を押さえて、先輩のお叱りにうなずくフクちゃんが、とても、とても可愛らしいです。

最終オーディションの合格の告知から高橋愛さんが卒業する武道館で初お披露目されるまでの 10期メンバーのドキュメントは、『ハロプロ・TIME Vol.5』に収められています(記事末リンク)。
佐藤優樹さんの弾けるような笑顔も印象的ですが、合格発表のときの、発表を待っている間の姿勢のまま、ぎゅうっと身体に力をいれたまま、唇を噛みしめた表情のまま、涙だけを静かに流す工藤遥さんの様子は、見ているこちらの心が締め付けられるようです。
現在のようにおふざけに走らず、選ばれたという自信にあふれた石田亜佑美さんの凛とした姿も印象的です(なんで「だーいし感」を発するようになったんでしょうかね)。

11期メンバー小田さくらさんの合格までの経緯とお披露目の舞台裏は、『ハロー!SATOYAMAライフ Vol.7』に収められています(記事末リンク)(※1)(※2)。
なんとスマイレージのオーディションの様子から収められており、今の ”わかったうえで戸惑ってみせる顔” ではない、小田ちゃんの素の戸惑いが活写されています。また、小田ちゃんの、自分の気持ちと周囲の状況を的確に言葉にする力が当時からのものであったことに驚き、内心の動揺で涙目になりながらも語り続ける様子の健気さに、小田ちゃんを応援しないではいられない映像です。投稿者が存じ上げる方に、小田ちゃん推しの方がいるのですが、慧眼と言わざるを得ないところ。
小田ちゃんが、ほんとうにしっかりしており、しかし、その「しっかり」も含めて健気なところ、実に印象的です。

  1. ちなみに、こぶしファクトリーの浜浦彩乃さんなど、後にハロプロの正式メンバーとなっていく当時のオーディション候補者の映像も含まれた嬉しいボーナストラックとなっています。
    また小田ちゃんお披露目の舞台裏では、今よりずっと幼い野村みな美さん、田口夏実さん、宮本佳林さんなども確認できる、貴重な映像でもあります。
  2. 飯窪さん、「まさかりのかまたり」って歴史上の人物は、たぶん、いないと思いますよ。

これらの商品化されたDVDには、未公開映像も豊富で、もー嫌でも 9期、10期、11期メンバーを愛さずにはいられないものとなっているのでした。

さて、問題は12期です
道重さゆみさんのラストツアーで発表され、入れ替わるかのようにメンバーに加入した12期。その初のツアーとなる2015年春ツアーで、短期間での驚異の仕上がりに多くのファンが感嘆した12期。そんな12期のオーディションからお披露目、初ステージにいたるまでのドキュメントだけが、未だ映像化されていないのでした。

道重さゆみさんのラストツアーでお披露目されたことは、個人的にはとても重視しているところがあります。ファンにとってだけでなく、「さゆヲタ」といわれる人々にとってだけでなく、卒業当時、世間的にもその盛名が轟きまくっていた、アイドル オブ アイドル 道重さゆみ。アイドルとしての自己演出という点でも、ファンと培ってきた信頼関係という点でも、後輩たちから愛し慕われたという点でも、そして、いかに演出しようとも隠しきれないナチュラルな可愛らしさの化身であった点でも、芸能史上に不滅の金字塔を築いた伝説のアイドル、道重さゆみさん。そのモーニング最後の日々において、この12期の加入は、どんなドラマをバックステージにもたらしていたものか、と。

その5:萩原舞ですが何か?

2011年12月より、USTREAMで不定期配信されていたWeb番組。
℃-ute の萩原舞さんが、楽器の練習をしたり、別グループのライブにレポーターとして潜入したり、唐揚げ弁当をお店に買いに行ったりする様子をそのまんま放送していただけでなく、アメーバピグで本人と信じてもらえないなど、今現在の舞ちゃんが ℃-ute のステージで楽しそうにしていればそれだけ、時間をさかのぼって駆けつけて慰めてあげたいような姿なども、もう、そのまんま流していたWeb番組です。

中島早貴さんと習字に勤しんでいたり、謎の自信に満ちあふれていたり、家でまったり自分が出ているはずの放送を見ていたら、パシフィックヘブンから鈴木愛理さんが生放送で割り込んできてご立腹だったり、その都度、萩原舞さんの魅力そのままと言うより、舞ちゃんの喜怒哀楽がそのままネットに公開された貴重な貴重な映像です。

その第19回目の放送では、舞美ちゃんが登場し、ひたすら二人で寿司を食いまくります。
美味しそうにモノを食べさせたら世界一である舞美ちゃんの食事シーンであるというだけではなく、ある食材におどろきの反応を見せて泣いてしまう舞美ちゃんの様子であったり、何かと舞美ちゃんに上から物を言いながらも、舞美ちゃんと一緒の撮影に実は嬉しさを隠しきれない舞ちゃんの様子だったり、約1時間にわたって、ひたすら二人が寿司を食うだけの映像なのに、とても愛らしい癒やされる珠玉の一篇となっています。

この「萩原舞ですが何か?」は、ものによっては1時間以上にわたっており、全部で21回の放送があったので、そのままDVD化するのは難しいでしょうが、適宜、見所を編集したものでもかまわないから、是非、保存版として商品化して欲しいと思っているのでした。
そう思ってる人、他にもいないだろうか、と。

*****

以上、5つのコンテンツについて映像化、商品化を希望してみましたが、他にもお芝居の舞台についてのバックステージ密着だったり、ツアーMCのコンプリートだったり、カメラが入っていないわけはないと思われるのに、商品化されていないものが無数にあります。

いや、これ以上DVD作品を増やしても、みなさん、諸事情からいろいろ厳しいんとちゃいまっか? と、事務所側も配慮してくれているのかもしれません。
いやいや、諸事情はこっちで何とかしますから、どうか商品化していただきたいと、この場を借りて世の中に訴えてみた次第です。

何でもクレクレと前のめりにがっつくのも好ましくないと思って、これまでは胸に秘めてきたわけですが、希望を表明するくらいは許されるかなと思って、お願いしてみた次第です。
どうか、よろしく。

カッコを使って本分中に枝葉のコメントを挿入すると見難いので、今回は脚注方式でお送りしてみました。
ちなみに、『The Girls Live Vol.12』の特典映像だという、道重さんの11月26日横浜アリーナのバックステージ映像は、怖くてまだ見れていません

(文=kogonil)

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