道重さゆみ モーニング娘。’17武道館関係者席に降臨でファン騒然 ~ルックス同様、衰えぬ影響力~

6期メンバーにして8代目リーダーであったモーニング娘。OG の道重さゆみが、後輩たちの武道館公演に、とうとう姿を現したことが話題になっている。
モーニング娘。’17 は、『モーニング娘。’17コンサートツアー春〜THE INSPIRATION !〜』の日程を順調に消化しており、5月26日の金曜には、日本武道館のステージを迎えていた。このステージを、道重さゆみが関係者席から観覧していたのだ。

これが話題となるにあたっては、(ファン側の思い込みを構成要素とした)非常にハロプロらしい背景がある。

ハロプロのグループの出演する大きなステージには、基本的にはハロプロメンバーが関係者席から観覧するのが通例だが、休業中の道重さゆみだけは、こうした場に姿を現すことはなかった。

道重さゆみは現役メンバーだった頃から、ラジオや Ustream 配信番組などで、エバンジェリストとして、さかんにハロプロ全般の宣伝・広報につとめていたし、自身のバスツアーの翌日にあたるスマイレージ(当時)の武道館公演にも、きちんと観覧する姿なども見られた。しかし2014年に卒業してからは、2015年 Berryz工房活動停止の武道館にも、2015年 ℃-ute初単独横アリにも、道重は姿を現していない。それどころか、モーニングの後輩にあたるメンバーの卒業は2回あった(2015年末の鞘師里保、2016年春ツアー鈴木香音)が、そのいずれにも道重は姿を現していなかった。

こうした関係者席における道重の不在は、一部ではこんな憶測も語られていた。

道重本人が横浜アリーナでの卒業公演にて、「後輩にはいつの日かこの横浜アリーナの光景を超える景色を実現してほしい、そのとき私はその景色の一部としているだろう」とスピーチしていたことから、「横浜アリーナを越える会場を準備できない限りは、道重の関係者席降臨はないのではないか」と、憶測されていたのだった。

そんな最中、5月26日の武道館において、武道館の関係者席に道重さゆみが降臨したという次第。そうした経緯から、今度は「道重さゆみが降臨したということ自体」が話題になったという、ある意味微笑ましい顛末であった。

しかし、騒ぎはそこで終わらない。

こういった場合の恒例でもある、ステージを終えた後輩メンバーたちと道重の集合写真が巷に出回った際に、そこに「まーちゃん」こと10期メンバー佐藤優樹の姿がないことに注目が集まり、またぞろ、根拠のない憶測や推測がファンの間で様々に乱れ飛ぶことになった。

もちろん、一部のファンが、こうした憶測それ自体をヲタ活動の一環として楽しんでいるのは恒例のことでもあるが、時折、楽しみが過ぎて、話題の焦点となっているメンバーに厳しい声が挙がるという残念な展開もないではない。

こうした機微を十分に承知しているであろう道重は、おそらく意図的に、佐藤が道重に抱きついている写真をブログにアップしている。

終演後…
みんなと会いました

道重さゆみ オフィシャルブログ モーニング娘。’17 より

上述の経緯を省察させるようなテキストは一切なしで。しかし、話題になった集合写真と並列するようにして。

こうした道重の、いわば不穏な憶測を掣肘するかのような、さりげない措置の上品さに感嘆する声も挙がる一方、道重と佐藤の長年の絆を読み取って、この措置を以て改めて(嬉しく)騒ぎ出す向きもあり、ファンは、この事態をとことん「楽しむ」つもりらしい。

休業を経て「再生」し、久しぶりに後輩たちのステージを関係者席から観覧した。…たった、これだけのことで、こうも様々な方向に反響が乱反射し、ファンを騒然とさせる。道重さゆみの影響力と存在感は、そのルックスの愛らしさ同様、衰え知らずであるようだ。

(文=椿道茂高)

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