ハロプロ新グループから、またも男装の麗人が! ~演劇女子部『気絶するほど愛してる!』にて~

『気絶するほど愛してる!』特設サイト

『気絶するほど愛してる!』特設サイトより

ハロー!プロジェクトに、新たな男装の麗人が登場しそうだ。
3/25(金)に池袋シアターグリーン BIG TREE THEATERにてスタートする演劇女子部公演『気絶するほど愛してる!』にて、ハロプロメンバーが男性役に挑戦(リンク:ORICON STYLEサイト)するという。

ハロプロのメンバーが舞台で男性役に挑戦するといえば、ごく近年に限っても、いくつか話題に登った。とりわけ、現在活動停止中の Berryz工房が挑んだ『戦国自衛隊』は、(℃-ute メンバーと合同で2011年に上演された)初回版も、再演版も、非常に評価が高く、『TRIANGLE -トライアングル-』において男役を演じた工藤遥(モーニング娘。’16)や、孤高の亡命者を演じた鞘師里保(モーニング娘。’15:2015年12月31日卒業)は、その演目だけで新たな女性ファンを獲得したとまで言われる。また、今回の『気絶するほど愛してる!』にも参加する つばきファクトリーの小片リサは、ハロプロにおいて参加したすべての舞台で男性役に挑んでいる(『TRIANGLE -トライアングル-』、『サンクユーベリーベリー』)。

今回の『気絶するほど愛してる!』では、カントリー・ガールズの山木梨沙、小関舞、つばきファクトリーの岸本ゆめの に加え、演劇女子部の小野田暖優が男性役に挑む。

男性キャストに混じってハロプロのメンバーが舞台に参加する形だった従来の「劇団ゲキハロ」とは異なって、ハロプロの演劇女子部は、舞台の上に登場するキャストは全員女性であることが特徴となっている。つまり「男役」が割り当てられるメンバーが出てくることは必然となるわけで、西の宝塚と東のハロプロというわけではないが、今後もハロプロにおける男装の麗人には注目することになりそうだ。

このハロプロの男装について、見解に偏向が目立つ本誌ライターは次のように語る。

「今回の『気絶するほど愛してる!』は、1960年代を背景に、ロカビリーやグループサウンズといったトピックが取り扱われるようです。「ロカビリー」や「1960年代」ということなら、ワンピースにポニーテールが激烈にお似合いの山木梨沙さんが男役というのには、意表をつかれましたね(← すこし怒っている)。

ただ、ハロプロの舞台といえば、それが脚本上意図されたものではなかったとしても、現実のメンバーたちの状況が色濃く舞台に反映されることも見所のひとつです。『戦国自衛隊』では、舞台上の劇の進行が、現実に活動停止を直近に控えていたメンバーたちの心情と重なり、多くの観客の涙を誘いました。『サンクユーベリーベリー』でも、「消えていく声」と「生まれてくる声」の「その間の一瞬」の儚さが、新しい未来を担う新グループと、その新グループを指導したかつてのメンバー(須藤茉麻)との対比に重なり、ファンの感動を呼びました。
今回も、男装するメンバーの「ファン役」という重大なフックが持ち込まれています。過去の舞台においても、メンバーによっては、すでに舞台上だけではなく、バックステージのグループ内関係においても「男役」を自明視される者もいるくらい。それこそ「東の宝塚」と言われるくらいならば、今回の舞台が、メンバー相互の関係をどう踏まえ、あるいはどう影響するのか、刮目したいと思います。

そして、むしろ今回が「初めての女の子役」となる つばきファクトリーの小片リサさんの「女の子」としての演技にも注目したいところです。」

演劇女子部公演『気絶するほど愛してる!』は、池袋シアターグリーン BIG TREE THEATERにて、3/25(金)より上演される。5/28(土)からは大阪のABCホールでも、拡大上演するとのこと。

また今回は、演劇女子部サイト内のページではなく、独自ドメインで特設サイトが作成されている。

参考: 演劇女子部「気絶するほど愛してる!」特設サイト

(文=ニュース部 ハロプロ担当)

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