モーニング娘。’18 飯窪春菜ビジュアルフォトブック発売決定にみる、その複雑な魅力

モーニング娘。’18 の10期メンバー飯窪春菜のビジュアルフォトブック発売が決定した。

モーニング娘。’18飯窪春菜のビジュアルフォトブックの発売が決定しました!! 公式サイト ニュース 飯窪春菜(モーニング娘。’18)ビジュアルフォトブック「female」発売決定!!

飯窪春菜の写真集としては、ファースト写真集『春色』に続き2冊目の写真集ということになるワケで、このことが、ちょっとした話題を呼んでいる。

どうやらハロプロでは、個人写真集を発売すること自体が、当のメンバーだけでなく、ファンにとっても結構な重要問題で、誰それは何冊目の写真集を出しただの、誰それは何部売れただの、としばしば話題にのぼる。そんな中、「誰それはまだ写真集を出せていない」なんてのは一種タブーでもあったところ、そこを果敢に、軽やかに、コミカルに突破したのが、当の飯窪春菜だったからだ。

ネットの普及によって、タレントの画像が以前に比べて簡単に入手できるようになって、ビジネスとしての写真集の採算基準が、だんだんシビアになってきているといった業界的な背景もあり、そんな中での写真集発売であることを指摘するファンの声もある。

「確かに、写真集って厳しいらしいですけど、それでも、モーニングは、どんどんメンバー写真集を出してくれるのは嬉しいですね。リーダーの譜久村さんもだし、歌姫小田ちゃんも写真集を出してる。ここ最近に限っても、先日、石田さんの写真集発売が告知されたし(『20th canvas』)、真莉愛ちゃんも出してるし(『マリア17歳』)、飯窪さんにとって不倶戴天の好敵手(?)でもある生田さんだって発売してます(『if』)。しかも、撮影にじっくり時間をかけたり、撮影のロケーションやシチュエーションに、めっちゃ凝っていたり。」

こうした “商品” としてのシビアな採算ラインという背景もあるし、「出してる」メンバーが話すと自慢になっちゃうし、「出してない」メンバーが話すと自虐っぽくなっちゃうしで、やっぱり”写真集が発売できたかどうか” というテーマは、なかなか表立って出てこない話題でもあった。

そんな中、明石家さんまがパーソナリティーをつとめるラジオ『ヤングタウン土曜日』などで、自らのスリムな身体的特徴を逆手に取って、”トリプルA” だとか “一反木綿” だとかといった具合に、面白く自分をネタにして、「だから写真集を出せていないのだ」と笑いに紛れて話題にしていたのが飯窪だった。しかも、自虐的にネタにするだけでなく、写真集を出せていないことが “くやしいこと” で、もちろん “自分も写真集を出したい” ということも、上手にアピールしながら。
これは、多くのメンバーが海外や国内の景勝地でロケをする一方、”事務所の近所” で “ちゃちゃっと撮影された” ことをネタにしていた2期メンバー保田圭を越える、見事な写真集ネタと言って良い。

そんな飯窪が、ついに写真集を発売したのが2017年の1月だった(参考:飯窪春菜(モーニング娘。’17)ファースト写真集『春色』)。この発売をもって、”トリプルA” などの自虐はなりを潜めるかと思われたが、むしろ、そういった自虐ネタが分かりやすい水着シーンを『ヤングタウン土曜日』で明石家さんまに指摘されたりして、写真集というテーマを鉄板の持ちネタとするほどにまでなっている。

そうした背景もあっての飯窪春菜の2冊目の写真集が発売されるというわけで、いろいろな角度からファンの話題をさらっているようだ。それは年長メンバーにとっては避けて通れない去就を不安視する声(「卒業のご祝儀なんじゃないか」)から、2冊目の発売を意外に思う声、逆に発売が遅すぎるくらいだと指摘する声まで、実に多彩だ。

「飯窪さんって、しっかり者のイメージだったり仕切り屋さんって印象があったりしますけど、実は、いろいろメンバーからイジられてたり、いろんなことが出来なくてアワアワしたりしてます。周囲からイジられるボケ役ってだけじゃなく、好評だった Dマガでのお泊まり企画では、ジュースを作るのにリンゴを大きく切りすぎてジューサーが詰まってしまって、”中で切ろう” とか言って、包丁をジューサーに突っ込んだりして、石田さんのトンデモナイ表情を引き出したりしていました。実際のところは、表向きの “しっかり者の仕切り屋さん” とは真逆の “不器用な突っ込み待ちのイジられ屋さん” なんですよね。」(本誌ハロプロ担当ライター)

まったく同様に、歌やダンスが得意というわけではないことから、ステージ上の存在感だったりパフォーマンス面での貢献度といったところでは、どちらかといえば、”飯窪春菜の勝負するところは、そこじゃない” とも思われ、本人もそう自認しているようなところもある。

「これはモーニングの生現場で飯窪さんを見た方なら納得いただけると思うんですが、飯窪さんって、めっちゃ大人で、めっちゃ色っぽいんですよ。
モーニングのビジュアル担当って、それこそファンによって名を挙げるメンバーはいろいろでしょうけど、パフォーマンスの節目で、ふと見せる飯窪さんの妖艶さってのは、ちょっと筆舌に尽しがたいところがあります。
だからこそ、この2冊目の写真集は、とても順当だし、何なら遅いくらいですよね。」(前述ライター)

一見したところの印象やイメージとは裏腹に、素顔の魅力もいくつも持っている飯窪春菜。そんな “裏腹で複雑な魅力” を象徴してか、その2冊目のビジュアルフォトブックは、女性そのものを示す『female』とのタイトル。

みんなが話しづらい話題も明るくネタにして突破してみせるような、意外な “懐の深さ” もまた、その年齢相応の妖艶さとも相まって『female』とのタイトルにふさわしいのかもしれない。そんな飯窪が、果たしてこのフォトブックで、どんな新たな魅力を見せてくれるのか、ファンならずとも発売が待ち遠しいところだ。

モーニング娘。’18 飯窪春菜『female』(オデッセー出版)
2018年5月12日発売

(文=椿道茂高)

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