2018年6月15日の金曜日、末広町はハロー!プロジェクト オフィシャルショップ東京秋葉原店にて『<ハロショ千夜一夜 第五十二夜>~つばきファクトリー 谷本安美~』が開催されました。
つばきファクトリーの千夜一夜は(大阪で小片・岸本ペアで開催されたものを含めて)第四弾となり、単独で千夜一夜を開催した つばきメンバーとしても、リーダーの山岸理子ちゃん、岸本ゆめのさんに続いて3人目となります。
参考記事
- 夢を増やした自由なリーダー! ハロショ千夜一夜 第四十五夜~つばきファクトリー 山岸理子~
- つばきファクトリー 岸本ゆめの 不器用な真面目さこそが最大の武器 ハロショ千夜一夜 第四十六夜
- つばきファクトリー 岸本ゆめの・小片リサ、千夜一夜 in 大阪で見せた夫婦善哉
ハロショ千夜一夜の概要を軽く
ハロショ千夜一夜とは、ハロー!プロジェクト オフィシャルショップ(以下ハロショ)にハロプロメンバーを招き、事務所の西口社長がMCを勤めて進行するトークイベント。
基本線は、告知の段階で事前に参加者から募集した質問に応える「〇〇に50の質問(50問50答)」や、そのメンバーに応じて設定されたトークテーマなど、1時間前後のイベントが2回まわしで行われます。歴の浅いメンバーが登壇する場合は、「50問50答」を1回目の公演として、2回目の公演には「もっともっと知りたくて 〇〇」という、幼少期からファンの前に登場するまでの “短い” 人生年表を披露するのが定番。
「50問50答」については、抽選ボックスから取り出した質問について、内容を(西口社長が)読み上げる前に、必ずメンバーがその質問をした参加者の名前(ペンネーム可)を読んで「〇〇さん、いらっしゃいますかあ?」とハロショ内イベントスペースを見渡すので、それでなくともステージとの距離が近いハロショだもんだから、メンバーと目が非常に合いやすい、嬉しい仕様となっているのが千夜一夜だったりします。
参加するためには、ハロショのサイトや、ハロプロの公式サイトで告知される “引換え商品” の購入が必須で、このためにハロショに足を運ぶ必要があります。「50問50答」については、購入の時点で質問用紙が配布されるので、購入段階からイベント開催までのいずれかのタイミングで、これまたハロショ内に設けられた専用のボックスに投函します。イベント当日は、手荷物チェックと顔写真付きの身分証明書と参加券のチェックを済ませて、ハロショ内に入ってから(参加券とは別の)整理番号を抽選して、番号順にイベントスペースに呼び込まれる…というのが定着した形。
一時は、発売開始即完売というものもあった千夜一夜イベントですが、最近は、比較的購入しやすくなってきている模様。
ハロショ千夜一夜 第五十二夜 ~つばきファクトリー 谷本安美~
というわけで、つばきファクトリーから今回の千夜一夜に登壇するのは北海道出身の谷本安美さん。
美しかった谷本安美
大阪のハロショにも中継されたハロショ千夜一夜。
特筆すべきは、(窺い知れぬ内面はどうあれ)つばきのステージを支える、揺るがぬ落ち着きっぷりや何事もケラケラと笑って飲み込む安美ちゃんの懐の深さが示されただけではなく、白いサマーセーター風ないしワンピース風の衣装で登場してきた安美ちゃんが美しかったこと。
基本的に西口社長と会話する形で展開するイベントですから、安美ちゃんは西口社長の方を向いていて、客席には横顔を向ける形がデフォルトになるんですけど、ちょっと長めのボブで前髪もしっかり流してる安美ちゃんは、横から見ると、(デコ出しじゃないのに)おでこの滑らかさが明瞭で、なんだか骨格の形が美しいんですね。安美ちゃん、美人さんです。
余談になりますが、希空ちゃんと理子ちゃんに顕著だと思うんですけど、つばきメンバーって(もちろん現在でも美しく可愛いのは言うまでもないですけど)大人になればなるほど、いや、いっそ30代や40代でこそ、美しさが増していくような顔立ちをしてるって思いませんか?
安美ちゃんもまた、もちろん美人さんなんですが、その骨格の整い具合と、落ち着いた目鼻立ちから、10年後には、腰を抜かすほどの国民的美女となっているんではないかと睨んでおります。
2回目公演だけのレポでごめんなさい
そんな美人さんの千夜一夜は、ハッシュタグ【#デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい】にて検索すれば超有能な参加者さんにより、当日の模様はTwitterを中心にネットから掘り起こせるはずです。
いつもなら、このレポ記事にも、それに劣らぬよう、質疑応答のまとめを掲載していたんですけど、今回、なんと投稿者の個人的な事情で(参加券を確保していたにも拘わらず)18時30分からの1回目公演である『谷本安美に50の質問』には参加できず。ようやく2回目公演の『もっともっと知りたくて 谷本安美』開始ギリギリ(20時)にハロショに駆け込めて、整理番号すら抽選できずに、すでに呼び込みが終わっているイベントエリアの立ち見部分最後尾をウロチョロするような始末だったため、このレポは、2回目公演だけのものとなります。予め、すみません。
ですので、改めてもう一度、ハッシュタグ【#デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい】にて検索を推奨。
ただし、参加できた2回目公演の詳細は、きっちり記事末にまとめておきますので、ご参照くださいな。
2回目公演 もっともっと知りたくて 谷本安美
この『もっともっと知りたくて 谷本安美』は、前半が「谷本安美年表」、後半が「谷本安美の これについて話したい!」の2つのパートから構成されています。
前半「谷本安美年表」は、安美ちゃんの半生を年表にまとめて、それに基づいたトークが展開されます。
今回、明らかになったのは、そのトークの合間に公開される幼少期の写真と同様、年表を構成するエピソードも、お母さんを始めとしたメンバーの家族から取材してるってこと。
スケジュールの合間を見て、メンバーを呼んで、西口社長が面白く絡んで、それで2本分のイベントいっちょあがりっ!ってお気楽に開催されてるわけじゃなくて、千夜一夜は、トークを成り立たせるために、それなりの準備が為されていたということは(考えてみれば、あたりまえなんだけど)驚きでした。
後半の「谷本安美の これについて話したい!」は、安美ちゃんが話したいテーマでトークが展開します。安美ちゃんが持ってきたテーマは、「野球について」、「お〇りについて」、「私が好きなハロプロの女の子」、「新曲について」の4テーマ。
いきなりイベントのラストの話しですけど、谷本さん、つばきイベントのトークコーナーですら「こんなに好きなことを語れるなんて機会はない」と、千夜一夜が楽しかった旨のご挨拶をしてくれるんですけど、それを受けて西口社長が「次回やるなら、何を話したいですか?」と水を向けると、特に話したいことはないとか言い出します。
ひっくり返す谷本安美
トークの流れに沿って、文脈を踏まえて、相手の意図を忖度して、その上で、会話のキャッチボールの一環として、谷本安美が口に出したいと思っているであろう内容を発言しやすいようにと、お膳立てて水を向ける西口社長の誘導が、軽く引っ繰り返される様子が、大変に面白かった次第ですが、それは、この場面だけではありません。
聴けば、1回目の『谷本安美に50の質問』は、過去に例を見ない速さで終わったのだとか。
会話の流れからの予測された受け答えを想定して、次の応答を先取りした上での、その予測結果を現出させるべく投げられた西口社長からの会話のボールを、意図してなのかどうか、キャッチしてるのが客席から見えるのに、敢えてトンネルしたり受け損なったようにして後ろに転がしてしまっていた安美ちゃんです。それも、ことごとく。
ええ、安美ちゃんが野球が好きなので、キャッチボールの喩えを押してみました。
ほとんど記憶にない谷本安美
その、トークの(相手も客席も踏まえているはずの)前提を引っ繰り返す様子、たとえば「野球について話したい!」コーナーでの例はこんな感じ。
野球にはまったのが最近のことだったという話しに続けて、1回目公演の「50問50答」でのやり取りを踏まえて、「サッカーファンだったんだよね」と西口社長が水を向けると、しれっと “何をこの人は言ってるんだろうか” と、心底から他意のない風に、「サッカーが好きだったことはありません」と谷本さん。
足を乗せているしっかりとした地盤だと思っていたものが急に霧散して、話しの展開の拠り所を失って、いつしか “自分の認識が間違っていたのか” と、目を泳がせ始める西口社長ですが、これが面白いのは、上に「心底から他意のない風」と書いた通り、トークの前提を思い切り引っ繰り返しておきながら、安美ちゃんには悪気どころか、自分が相手のハシゴを外しまくっているという自覚すら、なさそうなところ。
この “サッカーファンであったのかどうか” については、投稿者は1回目の「50問50答」に参加できなかったので判断しかねるところですが、2回目の公演を見る限り、どうもこれは、安美ちゃんが、これからのトーク展開の前提になりそうな、それまでのやり取りの履歴といったものに、あんまり拘泥しないと言うか、あんまり頓着しないと言うか、あんまり覚えてないってのが大きいのではないかと思えます。
というのも、前半の「谷本安美年表」についても、ほとんどのエピソードについて「~と聴いてる」とか「~と母が言ってた」的なことに終始することが多く、基本的に覚えていないから。
熱心に練習していた学習発表会の演劇についても、自分が熱心に練習していたことは覚えていても演目の中見についてはさほど明晰じゃなかったり、スクールバンドで全国大会に出場したエピソードについても、出場したってことは覚えていても、全国大会での自分たちの結果については覚えていなかったり。(詳細は、記事末の参照を推奨)
こうした “覚えていない” エピソードのひとつひとつも面白かったんですけども、この “覚えていない” というスタンスが、あの無頓着に悪意なくトークの前提を引っ繰り返しまくる様子につながっていて、面白かったと同時に、安美ちゃんのケラケラ笑ってすべてを受け止める懐深さの秘密の一旦が垣間見えたようにも思えたところでした。
でも “覚えていない” からといって、谷本安美さんが、すべてにおいてイイ加減だっていうわけではなくて…
自分の意思が見える谷本安美
おそらく安美ちゃんが、いろんなエピソードを “覚えていない” のは、それが自分にとっては重要でないから。きっと谷本安美ちゃんは、自分にとって重要な事柄に集中しているから、他のことには無頓着であるかのように見えるのではないかと。
自分にとって重要な事柄に集中している。それは即ち、”谷本さんには意思が感じられる” ということでもあります。
幼少期より「母だけを信じて生きて来」たり、嫌だと思ったら意地でも「おむすびころりん」を踊らなかったり、ご飯が大好きな子供だったのに、友達と喧嘩したときには、その喧嘩した友達を睨み続けてご飯も食べなかったり、細かいエピソードに、そこはかとなく “谷本安美としての強い意志” が垣間見えるというのは、まことにイベント中に何度も西口社長が評した通りかと。
その “意思” が、微妙に谷本安美オリジナルでもあるのは改めて笑い所でもあるとしても、安美ちゃんが幼少期の頃をあんまり記憶してないように見えるのは(本人の発言によれば、記憶がはっきりしてくるのは中学2年生以降なんだとか)、はっきりと意思を持って自分にとって重要な事柄に集中していて、きっと、それ以外の事柄には頓着していないから。
いろんなことを覚えておらず、他意なく会話の前提を引っ繰り返し、物事を鷹揚に「わはは」と笑って受け止めるという、谷本安美さんの美質は、大事なことに集中して、それ以外には頓着しないというところに由来していたのではないか。
それが、今般の千夜一夜に参加して得られた仮説です。こうして、今後つばきファクトリーのイベントやライブに参加するにあたっては、その当否を見極めるという新しい楽しみが得られたというわけで、このように自由に展開するトークイベントである千夜一夜は、登壇してくれるメンバーの魅力が一段深いところまで開陳される貴重なものであると再確認できた次第。
仮説の当否は今後の検証に譲るとして、それでも思うのは、そんな物事に頓着しない安美ちゃんが、よく知らなかったハロプロのオーディションを受けてくれたこと。北海道から通いながら、それでも挫けず、ちゃんとハロメンとなって、今こうして、私たちの前でトークしながらケラケラ笑っているということの貴重さに、思い返してみて、ちょっとだけ驚いている次第です。
投稿者の思っていることがそんなに外れていないなら、つばき結成当初のレッスン風景などの動画とも併せて、よくぞ途中で挫けずに、必ずしも恵まれたわけじゃなかった条件の中で、よくぞ踏み止まってくれたと思うのでした。
これも、やっぱり、谷本安美さん本人は、そんなつもりもなく、頓着せずに、「そうだっけ?」と、あっけらかんとケラケラ笑い飛ばしそうでもありますけどね。
…と、ここでレポが終われば、それなりに美しかったんですけども…
生粋の “おっさん” だった谷本安美
谷本安美を語るには避けて通れぬ、ある性質。
投稿者は、これまで何度か、それは活動停止中 Berryz工房メンバー須藤茉麻から “継承すべきでないものを継承してしまった” といった具合に表現しておりました。
どうも、これは、先輩から継承したって類いのものではなく、どうやら “生粋” のものであったようです。
たとえばハロプロ研修生の米村姫良々さんについて、「加入したときから目をつけていた」と。その「目をつけていた」という表現に、西口社長から「ダメ、絶対」とのダメ出しが入るほど。
たとえば、好んで触るある身体部位について、触られる方はビクッと反応していたけれど、「つばきを触り続けて3年」、最近は触ってもビクともしないとか言い出して、果ては「これからも触っていきます」と述べたり。
ハロプロの中で好きなメンバーについて話すにあたっての興奮度合いであるとか、その好んで触る身体部位について、今後も研究を怠らぬ姿勢を示すところとか…
こうした枚挙に暇がない多数の例について、西口社長の秀逸な評を最後に引用して、痛恨の事情により短報となったレポを締めたいと思います。
西口社長「いや、うら若き女性と会話しているとは思えません」
…それでは、2回目公演『もっともっと知りたくて 谷本安美』の詳細を、以下からどうぞ。
谷本安美年表 1999年11月16日 |
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谷本安美年表 幼少期 |
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谷本安美年表 保育園時代(2000年〜2003年) |
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谷本安美年表 小学生時代(2006年〜2012年) |
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谷本安美年表 中学時代(2012年〜2015年) |
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谷本安美の これについて話したい!【野球について】 |
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谷本安美の これについて話したい!【お〇りについて】 |
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谷本安美の これについて話したい!【私が好きなハロプロの女の子】 |
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その1 ハロプロ研修生 米村姫良々 |
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その2 こぶしファクトリー 井上玲音 |
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その3 Juice=Juice 植村あかり |
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谷本安美の これについて話したい!【新曲について】 |
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