夏焼雅、無邪気な中に寂しげな表情が横顔をよぎる Pink Cres. HBD Party! ~PINK& Miyabi SP~

夏焼雅さんは元から造形が美しい上に、笑っちゃうくらいゴージャスで気品にあふれ、だからこそ一層美人だったってことは、もう言うまでもないことかと思います。

しかるに、ゴージャスな気品に加え、PINK CRES.としてお姉さんをやらなきゃいけないからなのか、メンバーたちからは先輩として扱われ、Berryz工房時代のように対等な仲間としての関係を懐かしく思い出すからなのか(以上はまったくの投稿者の想像です)、理由は不明ながら、ふとしたときに、その横顔に寂しげな表情がよぎって、雅ちゃんは一層 “良い女” っぷりを増していたのでした。

ファン参加企画で壇上にあげた参加者が(メンバーがイラストを描いた)参加者プレゼントのお面を逆向きにつけていたところ「お面、はんたいだよ!」と突っ込んだり、登壇する参加者が自分なりのニックネームを申告するのに対して Berryz工房時代に顔見知りでもあったのか「私が知っているのは〇〇さん」とか言い出したりして、それは相変わらずファンイジりが嬉しくも恐すぎる夏焼さんではあったんですけども、それでも、そんな具合に楽しそうにファンをイジっていればそれだけ、時折、横顔をよぎる “少し寂しそうな表情” も際立って、ドキっとしてしまったり。

会場には、懐かしいベリヲタの顔も見えていたんですが、Berryz工房時代から、ずっと夏焼雅さんを追っているファンもいたりして、かつては Berryz工房のライブなどでも「俺の雅ぃ~~!」とコールしていた若いファンの横顔が、少し引き締まって逞しくなっているのにも似て。

上に述べたとおり、その寂しげな表情がよぎるからこそ一層怖いくらいに美しかった夏焼雅さんですが、気合の入った雅ちゃんファンに叱られるかもしれないと覚悟しつつ、あの雅ちゃんがそんな表情を見せてくれるなんて、改めて時間が経過していることに、味わい深さを感じてしまったところです。
ある意味で、それは “雅ちゃんが変わってしまった” とも言い得ると同時に、”この期に及んで、今尚、新しい顔を見せてくれる夏焼さんの尽きない魅力” とも言えて、ここが一番に叱られポイントなんですけども、内面のいろんな葛藤を抱きながら、それでも様々にいろんな表情を見せてくれる夏焼雅さんは(ご本人はもしかしたら辛いかもしれないのに)だからこそ実に美しいと、本気で感嘆しています。もしかして、“美しさ” なんてもんは、ルックスの整い具合だけじゃ駄目で、内面的な憂いが伴ってこそ完成するのかも知れません。
寂しさという若干の憂いを含んだ夏焼雅さんの表情は、今般のイベントにあって、それほど美しかったのでした。

Pink Cres. HBD Party! ~PINK& Miyabi SP~

そんなわけで、2018年8月25日の土曜日、夏焼雅さんの26歳を祝うイベントが、その誕生日の当日に、渋谷シダックスカルチャーホールにて開催されました。
イベントは3回まわしだったんですけど、投稿者は、中野で開催されていた後藤真希さんと加護亜依さんがゲスト出演したハロコンに参加してからダッシュで渋谷にまわったもんだから、「開場17:30/開演18:00」と「開場20:00/開演20:30」の、2回目と3回目の公演にのみ参加。

イベント終わりのお見送りの握手会には、それぞれの公演チケットにスタッフさんから確認のハンコを捺印してもらってから参加するんですけど、うっかりハロコンのチケットを差し出す参加者多数ってことで、イベントのハシゴも懐かしい感じであったことを(余談ながら)ご報告。

イベントの構成は、2回目と3回目の公演で違いはなく、こんな感じです。

OP
→ 花火にあわせて、これまで言えなかった一言を

→ チーム対抗 ゲーム対決(客席から抽選で)
→ 小林画伯の自由に似顔絵コーナ
→ 雅ちゃんのために頑張りましょう ヨーヨー釣りでプレゼント
→ ミニライブ

イベントの MC は回替わりだったらしく、2回目は雅ちゃん、3回目は二瓶有加さんでした。メンバーは、夏祭り風のイメージも強めに、薄手の浴衣姿で登場します。
わたくし、前世でどんな善行を詰んだものか、2回目も3回目も、非常にステージに近い席次だったもので、雅ちゃんのバッチバチな睫毛もくっきりと見えている一方、浴衣姿も愛らしくて、その激しめなギャップが人の姿をして目の前でニコニコしてるわけですから、来世の苦しみを喜んで受け入れる所存です。

Pink Cres. Party! イベント点描

コーナー企画の一発目は、やはり夏祭り仕様で「花火にあわせて、これまで言えなかった一言を」言っちゃう企画…なんだけど、このコーナーのあれこれが、とっても印象深かったので、これは後述しますね。先に、その他の企画コーナーから、いくつか点描風に。

いろいろ見応えがあった チーム対抗 ゲーム対決

座席シート脇に貼られている付箋の色で会場全体を3ブロックに分けて、客席を巻き込んで夏焼チーム、小林チーム、二瓶チームの対抗戦という企画。
2公演めは「輪投げゲーム」で、各チーム客席から2名を抽選、3公演めは「チーム対抗 スピード空気入れ」ってことで、客席から1名を抽選して、メンバーと参加者さんが協力して対決します。3公演めの「スピード空気入れ」は、どんな空気入れを使って(足で踏むタイプのものから手でピストンを繰り返すものまで)、何に空気を入れるか(ビニール製のドリンクホルダーから巨大な浮き輪まで)も抽選ってことで、かなりチームによって難易の差が出てしまって、それでも手押しピストンで超巨大な浮き輪を膨らませなきゃいけないのに、凄いスピードでやりきった参加者さんが出たりなど、非常に見応えのあるコーナーとなりました。

空気入れに奮闘する参加者さんをサポートするメンバーたちですが、その浴衣姿の衣装と和風にアップした髪型も相俟って、参加者さんをメンバーがお手伝いしている様子が、なんとも微笑ましくも艶かしく、これまた非常に見応えのあるコーナーだったかと。もちろんメンバーたちも、それぞれ空気を入れる作業に参加していて、ゲームが終わるや「けっこー私、体力、奪われた」とか言いながら息を荒げており、非常に見応えの(以下略)。
2公演目の輪投げ対決では、前のめる参加者さんに対して、雅ちゃんが「青い線から出てはいけません」とか注意していて、雅ちゃんも大人になったなあと感慨深かったり。

小林画伯の自由に似顔絵コーナーは、画伯を放置

画伯というよりは、むしろ常人とは見えているものが違う小林ひかるさんが、客席に降臨して希望する参加者さんの似顔絵を描く企画。完成(?)した似顔絵は参加者さんへプレゼントされます。制限時間が30秒ってことで、かなり急いで描かなきゃならないわけですが、なぜか参加者さんが身につけていたシャツの柄から書き始めてしまったりして、肝心の顔がほとんど描けていないって惨事が頻出。
なんでも、小林画伯、一番最初に目に入ったところから描くことをモットーとしているのだとか。もう会場全体が「駄目じゃん」と脳内突っ込みをしており、それがわかっているので、雅ちゃんも二瓶さんも、明示的には突っ込まず放置プレイ。

雅ちゃんのために頑張りましょう

この日、26歳の誕生日を迎えた夏焼さんに、ヨーヨー釣りでプレゼントという企画。釣られるヨーヨーに、いろんなプレゼントが記された紙が貼り付けられていて、ヨーヨー釣りにチャレンジして、その釣られたヨーヨーに応じたプレゼントが夏焼さんに贈呈されるというもの。
上述のとおり、わたくし、非常にステージに近い位置の座席を引き当てていたものですから、薄手の浴衣姿で、ステージ上でしゃがんでヨーヨー釣りに興じるメンバーたちの姿は…(以下、諸般の事情により数百文字ほど削除)…そんな次第で、わたくし、来世の苦しみを喜んで受け入れる所存です。

充実の度合いを感じさせるミニライブ

こうして書いてみると、それほどでもない感じですけど、イベントの現場では、あまりにも盛りだくさんでお腹一杯だとも感じられた企画コーナー(だって、後述する分と併せて4つもコーナーがあるんですよ!)を終えて、イベントはミニライブへと進みます。
投稿者が参加できた限りで、そのセトリは、こんな感じ(↓)。

2公演目ミニライブ セトリ 3公演目ミニライブ セトリ
  1. ウワノソラ
  2. (Berryz工房)
  3. true love.
  4. キレイ・カワイ・ミライ
  1. ウワノソラ
  2. 恋はひっぱりだこ(Berryz工房)
  3. Sing to the sky
  4. キレイ・カワイ・ミライ

公演毎に Berryz工房の楽曲を含めてくれるのも嬉しかったけれども、夏焼雅さんが Berryz曲を歌ってくれることも胸に迫るものがあったけれども、やはりお知らせすべきは、PINK CRES. オリジナルの『キレイ・カワイ・ミライ』が、すでにして鉄板化してること。

これ、鉄板化って言うのが、楽曲そのものが力強く魅力的であるように感じられるってだけじゃなくて。Berryz工房の面影を追って雅ちゃんのイベントに参加している投稿者のような者とは異なって、PINK CRES. の積極的なファンとして、そのライブに通う一環として、このイベントに参加しているのであろう、ちゃんとしたPINK CRES. ファンの方もかなり多いようで、しっかりと相応しきところで正しくコールが入ったりなど、客席との呼応が熟してきているように感じるから。

PINK CRES. のステージングが、このように熟してきつつあることを感じて、投稿者的には、後述する雅ちゃんのフトした表情に感じる寂しさにも味わいが深まる次第。

夏焼雅 横顔によぎる寂しさを

花火にあわせて、これまで言えなかった一言を
2公演目 3公演目
  1. 小林ひかる
    → 夏焼さんに言いたいこと
    私よりミヤちゃんの方がぜったい天然だよ!
  2. 二瓶有加
    → 懺悔
    ひかる、いつもタクシー代、立て替えさせて、ごめんね
  3. 夏焼雅
    → メンバーの2人へ
    もっと甘えてーー!
  1. 小林ひかる
    → 世間のみなさんへ
    ギャルの定義ってなんですか!
  2. 夏焼雅
    → 二瓶有加へ
    ほんとはアイドルになりたかったんでしょーー!?
  3. 二瓶有加
    → 隠していたこと
    実は私、超根暗でーーす!

さて、後述するとした「花火にあわせて、これまで言えなかった一言を」のコーナー。
このコーナーでこそ、わたくし、楽しいばっかりのイベントの現場ながら、そこはかとない哀愁を感じてしまいます。

私よりミヤちゃんの方がぜったい天然だよ!

天然と言われ続ける小林ひかるさんより、雅ちゃんへ。
まあ、確かに小林さんは、天然というよりは別の世界に生きているようではありますが。
この小林さんの叫びを受けて、二瓶有加さん曰く「天然の種類が違う」と。

SNS上でファンの間でも話題になったフリガナの一件(右掲参照)に言及して夏焼雅さん本人曰く、何を書くべき欄であるかは承知していたけれど、ずーっとカタカナで記された文字を見ていたら “フリガナ” ってのが、スポーンと頭に入ってきたから、しかもこの日は暑かったから、すこしボーッとしていて、全部気温のせいなのだ、と。

ちょっとしたミスに過ぎず、必ずしも天然ってわけではないのだとする雅ちゃんの言い訳を虚しくするかのように、しかし小林さんからは重ねて “おてもと” エピソードが暴露されます。お食事に行ったお店で、割り箸の袋に記された “おてもと” の字を指して、「へー、このお店、おてもと、って言うんだ」と、店名だと勘違いしていたという夏焼さん。

ゴージャスで気品がある一方で、案外激し目のボケもかますキャラであることは、Berryz工房時代から明らかだった夏焼さんですから、個々の新しいエピソードは嬉しいとしても、雅ちゃんが天然であること自体は、ファンにとって新しいお知らせではありません。
それでもこの場面が極上のご褒美となったのは、後輩メンバーから突っ込まれてやり込められて、それで雅ちゃんが嬉しそうに笑っていたから。

ひかる、いつもタクシー代、立て替えさせて、ごめんね

自分から懺悔した二瓶さんでしたけど、せっかくの懺悔だったのに、それを受けて、タクシー代だけじゃなく、ちょっと自販機で飲み物を買うって場面でも、二瓶さん、ぜったいに財布を出さないんだとか暴露を続ける小林さん。もちろん、楽しい場面ではあって、二瓶さんも小林さんも、とっても魅力的ではあったんですけども。

ここで、この話題について、あんまり積極的に絡まずに “そうだったの?” といったスタンスでいた雅ちゃんがちょっと気になります。はっきりとは語られなかったから実際にはどうなのかわからないけれど、もしかして、移動中とか休憩中は、二瓶・小林の2人と雅ちゃんは別々に行動することも多いのかな、と。いや、わかりませんけども。

もっと甘えてーー!

雅ちゃんから2人へ。もっと先輩である自分に甘えて欲しいのだ、と。
「いろいろ悩みがあるんでしょ?」と雅ちゃん。なんでも小林さんがマネージャーには相談しているらしく、マネージャーだけじゃなくて先輩である自分にも相談してねと本人に直に伝える夏焼さん。受け入れ態勢は万全だよ、と。

この時、小林さんがどんな悩みを相談していたのか(パフォーマンスの悩み)、小林さんがマネージャーさんにだけ相談していた個人的な事情なんかは(距離のとり方がわからない)さほど大きく取り上げられることはなく流れて行きつつ、「やばい!ぜんぶ筒抜けだ!」と焦る2人が面白かったり。
また二瓶・小林の2人のレッスンを担当するダンスの先生が最近厳しい先生に変わったそうで、雅ちゃんは、厳しい先生にしばかれてる2人を見て「これだ!」と。鍛えられてる2人を影から見ていては、ほくそ笑んているのだとか。

と、小林さんの「やばい!ぜんぶ筒抜けだ!」ってのを始め、楽しいばっかりの場面であったことは間違いないんですけど、やっぱり感じられるのが、雅ちゃんと、二瓶・小林の2人の間に、薄ら “壁” というほどのものではないけれど、微妙な差異があるようなところ。
もちろん、悪い意味で “溝がある” って感じではなく、気にしないでスルーするのが推奨だってくらいの僅かな齟齬ではあるんですけど。

ギャルの定義ってなんですか!

PINK CRES. に加入してから、やたらギャルだと言われるようになったと小林さん。元来は自分は清楚系だったのだと、ご立腹です。
むしろ “ギャル” って言ったら二瓶さんの方がよっぽどギャルだと、いったい「ギャルの定義ってなんですか!」と客席に詰め寄る小林さんでした。

もしかしたら投稿者の色眼鏡が過ぎるのかもしれないけれど、ここでも、やっぱり気になるのは雅ちゃん。
こうした場合に、その派手目なルックスから、かつてならば率先して話題に絡んでいたところかとも思える雅ちゃんですが、この時は、激しめにやり合っている二瓶さん小林さんの応酬を、どことなく嬉しげに微笑みながら、一歩引いて楽しげに見つめていたり。

ほんとはアイドルになりたかったんでしょーー!?

雅ちゃんが二瓶さんに向かって。
クールだったり、バイト経験豊富で世間知に長けていたり、ギャル風だったりする二瓶有加さんですが、実は(夏焼さんの見るところ)一番ぶりぶりなんだとか。

“アイドル好き” だなどとバレたなら、そんなつもりでオーディションを受けに来たんだなと思われて通過できないと思って、敢えてそこらへんは隠していたのだと二瓶さん。じゃあ、なんでまた、最近になって雅ちゃんにそう見破られたのかと言うと、こうしてタレントになってみて、いろんな機会に写真を撮られたり動画を撮られたりすることも増えたところ、外から撮られた自分の姿が(なんだかイカつくて)恐かったので吃驚したから、ちゃんと可愛いところも出すようにしたのだと二瓶さんは続けたのでした。

実は私、超根暗でーーす!

これは二瓶さんの告白ってことで。なんでも、お休みの日には家から出ないで引きこもっちゃうこともあるんだとか。

それは距離があるからではなくて、雅ちゃんが大人になったから

さて、言い方が難しいんですが、このコーナーにおいてこそ、夏焼雅さんの横顔にどこか寂しそうな表情がよぎるのを強めに感じた次第。
それは、端的に言って、やっぱり芸能界の大先輩である夏焼さんと、まだまだキャリアは浅い二瓶さんと小林さんの2人との間は、やっぱり、それなりに、まったく対等ってわけにはいかないってことなのかも知れません。ただし、それは悪い意味での隔たりや仲の悪さとか空気の悪さといった意味合いでは、全くありません。
あくまで同期、同輩として、対等な立場でキャッキャウフフしている二瓶さんと小林さんの間柄に比べて、もちろん愛されてもいるし仲良くもあるんだけど、どこか敬して遠ざけられてる部分があるというか、友達って感じよりは、まず第一には、先輩として “教え導く” スタンスで接することになってしまってるというか。元々、姐御肌なところはあったけど、それとは質的にフェイズが異なる “先達” をやっているというか。

これが際立つのは、やっぱり Berryz工房時代の夏焼雅さんを、こちらが覚えているからなんでしょうね。

そして、そのことが3人にもちゃんと認識されていて、”悪いこと” だとは思われていないという前提で、しかし、ストレートな同輩同士ではないということがわかっちゃうから、”時間がたっちゃったんだな” とか、”私も大人になったんだな” とか、”いつまでも子供ってわけにはいかないんだな” といった含みを雅ちゃんは感じ取っていて、だから、楽しげな場面が展開するイベントのステージで、ふと、寂しげな表情が横顔をよぎるのかな、って。

イベントのラストに、お誕生日のお祝いにケーキが登場して、そのケーキの雰囲気から「なんか私、結婚するみたい♪」と、今般のイベントで唯一、いろんな含意に無頓着な、雅ちゃんの無邪気な姿が垣間見えたように思います。お見送りの握手会では、とても手厚く、もちろん Berryz工房時代からファンには優しい夏焼さんでしたけど、「また来てね」と握手してくれる雅ちゃんは、もう無邪気なだけじゃなくて、少しずつ、ちゃんと大人になりつつあるんだなと思って。

どうやら寂しい思いをしているのは、雅ちゃんじゃなくて、投稿者の方だったのかも知れないなと、ここまで書いてきて思い至ったりして。はっはっは。

(文=kogonil)

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