元モーニング娘。8期メンバーのジュンジュンが、海外公演中の現役メンバーと再開を果たしたことが明らかになった。
モーニング娘。’25 は、この9月27日の中国・上海公演を皮切りに、28日には台湾でのファンミーティング、29日には台北公演と、アジア圏での海外イベントを立て続けに開催。ジュンジュンが現役のメンバーを訪れたのは、そのうち上海公演でのこと。
すでに27日の段階でジュンジュンが上海会場に姿を見せていたことは、現地からの報告で、ファン界隈に広く伝わっていたが、写真なども不鮮明で微妙に情報も錯綜していた。後日になって当人が個人SNSを更新(https://m.weibo.cn/status/5216365117968363)したことから、ジュンジュンが現役のメンバーと出会ったことは確実となったという次第。

ジュンジュンのSNS投稿は、もちろん中国語で綴られていたものの、翻訳ツールを介して多くの日本のファンも内容を共有しており、すでに在籍時代のメンバーはひとりも残っていないにもかかわらず、”レガシー” として今のモーニング娘。を温かく見守ってくれている様子が、ファンの胸を打っている。
ジュンジュンは、留学生という形で、8期メンバーとして2007年にモーニング娘。に参加。その愛らしいルックスと、拙いながらも懸命に日本語で話そうとする姿勢に、多くのファンが癒されたメンバーだ。2010年、あの伝説の『ライバル・サバイバル』ツアーをもって、同期のリンリン、6期メンバー亀井絵里との合同でモーニング娘。を卒業。その後は中国に戻り、歌手・女優として活躍し、大きな映画にも参加し、そして結婚、出産していた。
ジュンジュン、リンリンという8期メンバーは、十分に日本語が話せない段階でグループに加入し、当時は、ファンからも一部に違和感を表明することもあっただけでなく、既存のメンバーからも戸惑う様子が伝わってきたこともあった。しかし、その後のシングルMVの(当時は当たり前のように付いていた)メイキング映像で、めげずに、しかも明るく前向きに撮影に参加する健気な姿が共有されて、多くのファンを獲得するに至っている。卒業に際して、ジュンジュン、リンリンを見送る6期メンバー道重さゆみが「冷たくして、ごめんね」と、加入当初の戸惑いについて触れたときには、「やさしくされたことしか覚えてないよ」と語ったジュンジュンの姿は語り草となっている。
そんな往年の8期メンバーが、11期メンバーを最年長とする現役の’25メンバーと邂逅し、友好的というのも愚かな、和やか雰囲気で相互に親しんだようだ。
名曲『雨の降らない星では愛せないだろう?』の中国語版歌詞という、ハロプロとモーニング娘。の歴史に、大きな遺産を残してくれたジュンジュンとリンリン。卒業していくにあたって、つながった絆は永遠だとも言葉を残してくれた留学生8期メンバーが、変わらぬモーニング愛を示してくれた。その姿は、かつてのファンのみならず、現在のモーニング娘。を応援する人々にとっても、大きな励ましとなっている。
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