道重さゆみ 再びファンを「変な人」呼ばわりでファン大喜び!?

道重さゆみがオフィシャルのブログで、ファンを「変な人」呼ばわりしている。
そして、この道重の「変な人」呼ばわりを、多くのファンが喜んでいる。

やっぱ相変わらずみんな変かもね!?
道重さゆみ オフィシャルブログ サユミンランドール 嬉しいな♪ありがとう♪ より

道重は、このブログに先立って、先日、夜半の空腹を紅茶のみでしのごうとしたものの、一緒にクッキーを食べてしまったという顛末についてブログで報告しており、そのあまりにも日常的な話題に対して、「こんなブログでもいいですか?」と、ファンに確認(念押し)に及んでいた。

この道重の問いかけに、あるいはブログのコメントに、あるいは自分のサイトに、あるいはTwitterなどのSNSを介して、多くのファンが、「もちろん!」「そういう道重さんのお喋りこそ待ってた」といった応答を返していた。このため、冒頭のブログで道重は、自分の何気ないお喋りをファンが喜んで受け入れてくれたことに感謝しながらも、そんなことに喜ぶファンをして「変かもね」と述べているのだ。

これにファンが歓喜しているというのは、道重さゆみのファンにとって「変」というのは、ある種の称号であるからだ。というのも、2014年に横浜アリーナでモーニング娘。を卒業した際の “伝説のスピーチ” において、道重がファンを「変な人」呼ばわりしていたことに由来する。「世の中に芸能人というのはたくさんいるし、アイドルだってたくさんいるのに、どうしてみんなは、さゆみを見つけてくれて、好きになってくれたの?変なの!」(趣旨)と。
自分を信頼してくれるファンを心から信頼して、「変なの!」とまで述べた、その道重の発言と気持ちは、多くのファンの心に届き、このスピーチは大きな話題となっていた。

こうした経緯を踏まえて、改めて道重は、ブログで、自らを受け入れてくれているファンに向かって「やっぱ相変わらずみんな変かもね!?」と述べているという次第。

しっかりと過去の経緯を踏まえた技を繰り出す点について、その技量を高く評価する向きもある。また同時に、結果として「上手なファン転がし」につながったとはいえ、やはり自分の露出について道重が小心で傷つきやすい部分を抱えていることに愛らしさを感じるファンもある。そして、何よりも、常にメンバーの新陳代謝を通じて変動が著しいハロプロにあって、「私は忘れていないよ」「私はここにいるよ」と、そして、もっと言うなら「私は、ハロプロは、変わらないよ」と、メタなメッセージを発しているとも取れる。

こうした解釈は一方で過剰にすぎるとする向きもあろう。
しかしながら、このファンを再度「変」呼ばわりしたブログにおいては、道重はポケモンTシャツを身につけた自撮り写真を公開してくれてもいる(その「変な人たち」への「プレゼント」として)。

ドットピカチュウTシャツ着てるよっ
道重さゆみ オフィシャルブログ サユミンランドール 嬉しいな♪ありがとう♪ より

こうした記述によって、これは道重とも因縁深い嗣永桃子がプレイング・マネージャーを務めるカントリー・ガールズのメンバーである梁川奈々美へのラブコールではないかと、そうファンが騒ぐであろうことを、おそらく道重はわかってやっている。
だから、ファンに対して「変」と言うことも、おそらく道重は、わかって発言しているし、それがメタに孕むメッセージについても、自分だけの活動ではなく、広くハロプロ全体に及ぶことを、おそらく道重は理解しているのではないか。

それこそ、「再生」のステージにあって、待っていてくれた多くのファンに向けて、「伝説なんて あと100万個  一緒なら作れそうよ」と歌ってくれているように。

(文=椿道茂高)

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