活動停止中Berryz工房、徳永千奈美のブログが一部で話題だ。
徳永はNBAのオフィシャルアンバサダーに就任して以来、NBAの周辺事情も含めて様々にレポートする様子そのものを、自身の公式ブログやインスタグラムで報告してくれている。
ブログの更新頻度があがってきたから、少しの間ブログを更新しないだけでソワソワしてしまいます
Tokunaha Chinami Official blog お久しぶりです!!
そうしたブログにあっては、留学することで英語経由で “言葉” についても鍛えられたのか、意外に饒舌な語りにも、その語る内容にも、かつてのファンからは驚きと称賛の声が集まっているようだ。
とりわけ上に引用したエントリーでは「たらればの話をしたらキリがないけど、本当もっと勉強とかちゃんとやっておけばよかったー!!/でも、そういうのって後からにならないと気づかないんだよね」という、多くの “大人” が共感するような文字列が飛び出し、「すっかり千奈美も大人になったなあ」と、遠くを見つめるファンが相次いでいる。
活動停止から3年を経て、それぞれの道を歩み始めたメンバーたちと歩調を合わせて、徳永千奈美も、明るく元気に、アイドルであった頃から大きく成長を続けているようだ…と記述できれば、きれいにまとまるところだが、上記ブログが次のように締められるに至って、多くのファンは、むしろ “変わらない” 徳永に、静かに笑みを浮かべたのではないだろうか。
徳永千奈美、徐々にブロガーになりつつあります。
Tokunaha Chinami Official blog お久しぶりです!!
こう述べる当のエントリーにあって、2018年4月の更新は2回目ということになる。そもそもエントリーのタイトル自体が「お久しぶりです!!」であって、「徳永千奈美、徐々にブロガーになりつつあります」という自己申告に、一斉に “どこがだよっ!” というツッコミが期待されるところだが、話はそれだけでは終わらない。
思い出されるのは、沖縄で開催された2015年2月のBerryz工房最後となるバスツアー、その初日夜のファンの集いでの出来事。
フリートークのネタとして、”ブログの更新をしないメンバーにムカついている” というお題が出されたところ、当時、一日に何度もブログを更新していたキャプテン清水佐紀が、挙手のタイミングを知らせるバックミュージックが途切れる(どころか流れてくる)前から、更新頻度が低かった嗣永桃子を名指して「ムカついている」と指弾した場面。
その清水の発言に深くうなづいて、まったくブログの更新頻度が低いなんて、とんでもない奴だと、清水の尻馬にのって嗣永を攻撃したのが徳永だった。しかし、当時、嗣永に次いで更新頻度が低かったのが当の徳永であって、メンバーからも客席からも、そのことを指摘されるや、徳永は「だって私は2015年になってからは、めっちゃ更新している」と胸を張って批判を跳ね返したのだった。
周囲の客観的な評価とは微妙にズレを見せる徳永の自己評価という、この独特な味わいは、Ustream配信の特番で自分を卑下する際にも、ラジオで自分の説明能力を誇る際にも、様々な場面で発揮された徳永の持ち味でもあった。
4月になって2回しか更新されていないブログの、「お久しぶりです!!」というタイトルのエントリーで「徐々にブロガーになりつつあります」と述べる徳永は、留学を経て饒舌にもロジカルにもなっていながら、同時に、相変わらずの徳永千奈美でもあった、ということになるだろう。
引き続き、様々に現地からの報告を続けてくれる徳永のレポートに、この意味でも、期待したい。
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