12/31卒業のモーニング娘。鞘師里保が本当は「ぼっち」でも「変態」でも「絶対的エース」でもなかったとしたら?

モーニング娘。’15のエース、鞘師里保が、2015年12月31日を持って同グループを卒業することを表明した。これまで「絶対的エース」としてモーニング娘。を牽引してきた人気メンバーの突然の卒業発表はまさに青天の霹靂となってファンを襲った。公式ブログでの突然の表明という発表の仕方もこれまでにないものだった。

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モーニング娘。メンバーの卒業といえば、半年や1年前から予定が告知され、ファンとの交流イベントが開かれ、本人がフィーチャーされたラストシングルが発売され、大会場での卒業コンサートが催され、そこでの卒業セレモニーを経て卒業、といった手順を踏むのが通例である。卒業記念グッズの発売やイベントの開催について、「卒業商法」などと揶揄する向きもあるが、そのメンバーのファンにとっては。最後の思い出として心置きなく散財し、しっかり思いを込めて応援することによって、共に「卒業」するなり、次の推しメンバーに移行するなり、気持ちを固めて前に進むことのできる大事なプロセスでもある。

ところが、今回の鞘師里保の卒業は、突然年内卒業が表明されたこともあり、こうした一連のプロセスが存在しないことになる。卒業シングルの発売はあるようだが、大箱(大会場)でのラストコンサートは日程的に不可能だろう。事務所からしても、あたら鞘師ほどの人気メンバーの卒業特需が見込めないような急な卒業を、あえてする理由はない。事務所と鞘師との間に、マネジメント上の問題が発生したような形跡もない。となると、この卒業日程および卒業そのものについては、鞘師本人の意向が色濃く反映されたものであることは想像に難くない。

鞘師里保は、なぜこうも急に卒業を決めてしまったのか?

およそ人が仕事や学業など、それまで専念していた道を断念したり、組織から離脱したりする場合において、それが何か単一の理由によるものであることは少ないだろう。普通は、比率の大小こそあれ、複数の要因が重なったものであるはずだ。そしてそれは、ネガティブな要素とポジティブな要素が共存するものなのではないだろうか。

もちろん、ポジティブな理由として、得意なダンスを極め、もっと広い世界に挑戦したい、という思いはあるだろう。しかし、それは通常の卒業プロセスをすっ飛ばして「今すぐ」という理由にはならない。

鞘師里保を襲った不調

気になる徴候はあった。今年の夏、鞘師は体調不良を理由に一部のコンサートやイベントを欠席し、復帰後のラジオ『ヤングタウン』(7月25日放送)で「疲れ果てて」「朝、立ち上がることが出来なかった」と語ったのだ。

さんま「どうだったんや。体調不良だったんか、疲労だったんか」
鞘師「は多分、疲れ果ててしまった感じです
さんま「舞台もやって、疲労やろうな多分~。ふら~っとするの?」
鞘師「初めて立ち上がれなかった…」
さんま「嘘やん!」
鞘師「立ち上がれないというか立ち上がりたくない、みたいな
さんま「わがままか!」
鞘師「違います違います! 体がボキボキで立てない、とかいうんじゃなくて…立ち上がるにも…」
村上「立ち上がれないねんな、意志があっても」
鞘師「はい」
(『ヤングタウン土曜日』7月25日放送より)

「体がボキボキとかじゃなく」「意志があっても立ち上がれない」というのは、単なる体調不良、肉体的な疲労ではないことを示している。意志とは裏腹に体が言うことを聞かず、立ち上がれない・起き上がれないというのは、精神の変調の徴候だ。

鞘師里保は期待に応え続けてきた

思えば鞘師里保は、常に期待に応え続けてきた。広島の名門芸能スクール期待の俊英として、鳴り物入りでモーニング娘。に加入した鞘師は、弱冠12歳にして高橋愛や新垣里沙らプラチナ期の実力者と堂々と渡り合うステージングを見せ、見事に期待に答えた。鞘師のパフォーマンスを見た誰もが新世代エースの誕生を確信し、事務所もメンバーもファンもさらなる期待をかけ、エースとして扱った。

思えば、鞘師里保は、こうしていついかなる時でも期待に答えてきた。

当初の鞘師は、ダンスに比べて歌はそれほどのスキルを持ち合わせていなかった。鞘師本人も、スクール時代にダンスには打ち込んだきたが、歌にはさほど自信がなかったので最初は戸惑った、と語っていた。しかし、「エース」の期待と待遇は、鞘師に歌でも中心メンバーであることを要求していた。結果、鞘師は見事に期待に答えた。発展途上と評された歌声は、声変わりを経て、毎公演絶叫しても破綻しない(舞台LILIUM)鉄の喉と表現力を身につけた。

9期加入後しばらくしてからモーニング娘。は、ダブステップをフィーチャーしたいわゆるEDMサウンドを導入し、難易度の高いダンスを統率の取れた動きで見せていく、「フォーメーションダンス」というダンス路線に舵を切った。この路線についてプロデューサーつんく♂は、「鞘師、石田の加入が大きい。あの子たちがかなり踊れることをどう生かすかを考えた結果」と語っている。ここでも鞘師は期待に応え、「実はバキバキに踊れて格好いいのが今のモーニング娘。」というイメージを印象づける象徴的役割を果たした。

しかも鞘師の場合は、石田亜佑美と違ってダンスセンターではなく、「絶対的エース」としてダンスでも歌でも最前面でグループの誰よりも抜きん出た実力を発揮することを期待されている。ファンの期待、事務所の思惑、メンバーの信頼。重圧は少女の双肩にのしかかる。

それでも、モーニング娘。’14まではメンバーの精神的支柱の役割を果たした伝説的リーダー、道重さゆみの存在に救われていた。道重は鞘師の加入当初からそのスキル部分ではなく、可愛さに着目して「とにかくカワイイ」と寵愛の限りを尽くしていた。これが鞘師にとっても救いと癒やしとなっていただろうことは想像に難くない。しかしそれだけではなく、メディアやMCで前面に立つのは常に道重で、鞘師らが守られていたことも大きい。しかし道重の卒業後、そのバランスが崩れることになった。

ネットでは、鞘師を押しつぶした重圧の原因として「エース格メンバーがリーダー的にグループもまとめようとした結末」と分析する声もある。

結成当初を除き、ほとんどの時期でリーダーがエース格メンバーの先輩だったということ。この事でエース格メンバーは、例えばインタービューなど対外的な活動、グループを代表するような発言はある程度押さえられていた。

最初は結果論としてそうなったのだろうが、これが何もしなくても注目を浴び、時には叩かれたり・非難されるエース格メンバーの負荷・重圧を軽減するための 役割分担だったのだと思う。」
「そんな関係が崩れたのが、道重さゆみ卒業後。エース格メンバーとリーダーが9期(=同期)になってしまった。結果コンサートでは今までとちょっと違う光景が発生していた。2015年春に見たツアー。ここでは鞘師里保がMCとかでも積極的に喋ろうとしていた。

鞘師里保は正直そんなに喋っていなかった。元々ダンススキルが高く、パフォーマー気質なので、そういうメンバーでもなかったと思う。まとめ役含めて、当時のリーダー道重さゆみが回していた。それでグループのバランスが取れていたのだろう。
だが、それが変わった。13人と明らかに大所帯となったグループを必死に引っ張ろうとしてる様子が、何となく見えた。
モーニング娘。センター(エース格)の歴史と重圧。鞘師里保卒業理由と次期センターの条件とは | アナザーディメンション

鞘師は常に過大な期待をかけられ、それにストイックな努力で応え、サイヤ人のように重圧をはね返して成長してきた。しかし、最終的にはその期待が17歳の少女のもつキャパシティをオーバーしてしまったのではないか。(ある意味では、これもまた「さゆロス」の現象の一例と言えるのかもしれない)

本誌ゲストライターのkogonil氏が紹介している演劇女子部ミュージカル『サンクユーベリーベリー』の一場面から、示唆に富む一節を引用しよう。

どうしょうもない俺らを、美稲崇は、大事に大事に宝石のようにあつかった、と。
大事に大事にあつかわれて、どうしょうもなかったはずの俺らが変わった、と。
大切に扱われて、大事にされたことで、丸富高校のメンバーは、自分たちを変えてくれた合唱部の先生に感謝を述べる。そう扱われたから、そう思われたから、扱われたとおりに、思われたとおりに、自分たちが変わったと。
鞘師里保はなぜ「カリスマ」だったのか ~衝撃のニュースから一夜明けて~ | エンタメアライブ

鞘師里保は、絶対的エースとして扱われたから、エースになろうとした。扱われたとおりに変わろうとした。しかし、その期待や評価が過剰だったり、本人の意思や志向と乖離していたりする可能性については、ほとんど考慮されることはなかった。

道重さゆみは、鞘師里保について卒業前のインタビューで次のように語っていた。

鞘師も「エースとして私がひとりで引っ張っていかなくちゃ」 じゃなくって、「ひとりじゃない。9期っていう仲間がいる。後輩たちもいる。私も含めOGの先輩たちも見守ってくれてる。ファンの方たちもいる」って気付いてほしい。忘れないでほしい。自分にはいっぱい味方がいる。その方たちを信じて、安心感の中で頑張ってほしいなって思います。緊張、緊張の中で頑張る のって本当にツラいと思うし、何言っても頑張るのが9期なら、安心感の中で頑張ってほしい。「ひとりじゃない」って思ってほしいです。
モーニング娘。’14 道重さゆみ卒業インタビュー | Special | Billboard JAPAN

しかし、状況は道重さゆみが願ったものとは全く別の様相を呈する。

鞘師里保が時に1人でいることが多いとしても、それはマイペースな性格の現れとして解釈されていたし、道重がフォローしている間は鞘師が完全に孤立することはなかった。しかし道重卒業以降、鞘師里保には「ぼっち」(一人ぼっちの意味)「ひとりほりほ」というキャラ属性が付与されることとなった。これは道重卒業後に、事務所が、あるいは本人が、個性や「キャラ」を確立しようとして迷走した産物なのかもしれない。しかし、結果は無残なものだった。

同調圧力の高い10代少女の社会において、「友だちがいない」「ぼっち」というのは、大人が想像する以上に深刻なストレスと恥辱を伴う。(だからこそ「便所飯」などという現代語も生まれた。一人で昼食を摂るところを人に見られるくらいなら、不潔なトイレの個室にこもって食べたほうがマシ、という悲痛な言葉だ)

庇護者である道重がいた内は「自虐ジョーク」としてギリギリ成立していたのかもしれないが、9期が一番先輩になってからは、ネタですまなくなっていた。

ブログやオフィシャル写真で、鞘師が孤立して「ぼっち」になっていることを強調する場面が増えた。しかも、これは大人が主導していたものという情報もある。

元SKE48の松井玲奈がそうであったように、アイドルグループのセンターは精神的にも物理的にも孤独だ。鞘師は楽屋などでも“ぼっち”でいることが多かったという。 スタッフが、ぼっちの姿を写メで撮影してマネジャー同士それを楽しんで、エースを盛り上げようとしたこともあった。 9~12期の現メンバーのなかには、期の枠を超えて仲良くするメンバーもいるが、鞘師は「私は、友達がいないので…」と、レギュラーを務めるMBSラジオ「ヤングタウン」で自虐的に笑いながら漏らすこともあった。
モー娘。卒業・鞘師“ボッチ”が多かった孤高のエース (東スポWeb) – Yahoo!ニュース

マネージャーがぼっちの姿を撮影して楽しんで?エースを盛り上げようと??

…ちょっと理解し難い。

「いじり」と「イジメ」の境界線は非常に曖昧なものだし、当人も自虐的にジョークにしていることを周りが面白おかしくネタにしているだけだ、と言えるかもしれない。しかし、いくら自虐ジョークと言っても、自分で言って楽しいものではないし、人から言われれば多少なりとも心に傷がつくものだ。しかも、大人がそれを率先してからかってふざけている。これでは全く逃げ場がない。教室内で教師がいじめに加担して問題が深刻化する構図にそっくりだ。周りの大人達までがあげつらってからかい、本人もネタにしているとなると、メンバーたちの歯止めも効かなくなる。モーニング娘。ツアーの日替わり生写真(それぞれのメンバーのソロ写真に、一言コメントや手書きイラストがプリントされたもの)では、鞘師里保の広島凱旋公演の写真に、鞘師が他のメンバーから孤立しているイラストを描いたメンバーもいた。
はっきり言おう。この構図はイジメだ。(安易に悪ノリしたメンバーを責めるつもりもないが)

全員がメンバーの家に集まり食事をするなど、「史上最も仲の良いメンバー」と言われたモーニング娘。’14を率いた道重さゆみは、鞘師里保に対して「『ひとりじゃない。9期っていう仲間がいる。後輩たちもいる。私も含めOGの先輩たちも見守ってくれてる。ファンの方たちもいる」って気付 いてほしい。忘れないでほしい。自分にはいっぱい味方がいる。その方たちを信じて、安心感の中で頑張ってほしいなって思います」と願った道重さゆみは、果たしてこの結末を見てどう思っているだろうか。

思えば元々人見知り傾向のある鞘師だったが、少なくともグループ内ではそれなりに打ち解けていたし、10期や11期とも交流していた。同期の生田を早朝に呼び出して朝食を共にしたこともある。11期の小田さくらに抱きつかれるのが実は内心嬉しくて「理想の妹は小田ちゃん」と惚気けたり(?)もしていた。決して、根っからの「ぼっち」だったわけではない。

実は、ここでも鞘師は「期待に応えた」のではないだろうか。

事務所もそういうキャラ設定を推しているし、メンバーもファンもどうやら喜んでいるみたいだ。そう考えた鞘師は、カメラが入っている仕事ではことさら「ぼっち」を演出し、メンバーも強調し、ファンも「さすがひとりほりほw」とネタにして盛り上がった。

そう考えると、「変態」というのもファンの期待に答えてエスカレートした過剰なキャラ付けだった可能性が高い。

さらに言ってしまえば、「絶対的エース」という金看板も、彼女のスキルや適正はともかく、期待に応えたものであって、彼女の元々の嗜好や適正ではなかったのかもしれない。

もちろん、元々の鞘師にエースの素養も変態の素質もぼっちの性向も存在していたが、周囲の期待に応えようとするあまり、過剰適応してしまったのではないか。

本当の鞘師里保は

道重は、事あるごとに真面目過ぎる鞘師を心配し、16歳の歳相応な甘さや可愛さを出して、ファンから愛されることを願っていた。

さゆみは、
頑張ってないナチュラルりほりほが好きだけど
頑張っちゃうのがりほりほなんだよねっ りほりほには、素直な自分を出すことを恐れないでほしいなぁっ
りほりほ県|道重さゆみオフィシャルブログ「サユミンランドール」Powered by Ameba

もしかすると、道重だけが「絶対的エース」でも「ぼっち」でも「変態」でもない、鞘師里保の素顔と本当の魅力を見ていたのかもしれない。

明石家さんまは、『ヤンタン』で鞘師の決断について、なぜとも聞かず、「大正解」「人生長いから、ちょっとでも悔いのないように」「失敗しても道を選ぶのが人生。失敗を失敗だと思わない、失敗を楽しめる人生を暮らすのが一番」と全肯定してエールを送った。これはさんまが鞘師を買っているというのもあるだろうが、夏以降の鞘師をずっと見てきたがゆえの対応でもあったと思う。さんまは長い芸能生活で、精神的に追い詰められた人を沢山見てきだたろうから。

いずれにせよ、鞘師里保はモーニング娘。’15を年内で卒業し、日本を離れてダンスを続ける道を選んだ。私たちにできることは、それまでの日々を精一杯応援し、鞘師の姿を目に焼き付けることしかない。あとは、ありがとうなんかもいっぱいいっぱい言いたい。

それから、「鞘師は絶対に世界的なダンサーになって戻ってくる!」とまでに過剰な期待はかけず、ある意味では鞘師の堂々たる決意を真に受けすぎず、「待たないで待っている」くらいのスタンスで鞘師を送り出してあげたいと筆者は思っている。これは先に投稿されたゲスト記事『 鞘師里保はなぜ「カリスマ」だったのか ~衝撃のニュースから一夜明けて~ 』と正反対の結論になってしまうし、「神の子」鞘師里保が世界的ダンサーになることを信じて応援するのがファンの常道だとしても、このくらいのスタンスの支持者がいていいのではないかと思うのだ。

日本国内での重圧と過剰な期待という鎧から解き放たれた生身の鞘師里保が、新しい世界でどんな飛躍をするのか。成長して帰ってくる日を楽しみにしつつ、半分はもう戻ってこないのかもしれないとも思いつつ、過剰な期待でプレッシャーをかけずに、忘れたふりをして待ちたい。

本稿の内容としては『ハロプロ男子校’15』ですでに語った内容が核となっているが、鞘師里保卒業の衝撃を咀嚼した結果として、憶測としても一つの考え方を卒業までに形として残しておきたかったものである。鞘師本人の口から語られる卒業にいたる「真相」については、本日発売の『B.L.T』掲載の1万字インタビューで、おそらく公式的に語られる最後の「本音」を胸に刻みこんで各自が受け止めるべきか。

(文=宮元 望太郎)


コメント一覧

1 : avatarアライブ名無しさん:2015/11/24(火)21:04:30

最新インタビュー記事を読んでいないので「【卒業の真相】鞘師りほりほの一万字インタビューより【鞘師里保△】」というスレからの感想をコメントします。

アライブの記事にはよくぞここまで真逆なことをと怒りすら覚えました
ASH時代は戦ってポジションを得てきた鞘師は娘。に加入してすぐにエースに指名され責任を果たそうと頑張ってきたが彼女の目には常に前を歩く一人の少女がいた
不条理を感じながら4年間やってきたが年始から自分の不甲斐なさを嫌というほど感じさせられたはずだ
ネットパトローラーである鞘師は自らに投げかけられた多くの誹謗中傷を目にしたはずが問題は身に覚えのある自ら感じた自分の現実だったのだろう
にもかかわらずモーオタやメディアは絶賛し事務所は優遇する
それが「恵まれてる」「名前に便乗してる」「歴史のある大きな看板があって、それに守られてる」「名前に助けられて」という発言になったのだろう
そして「厳しいポジションに置いてみたくなった」という結論が卒業ということだったのだろう
アライブの記事は彼女の心をまさに逆撫でし続けてきたモーオタの言を代表するものだと思う
おそらくは批判されるぐらいの厳しい目で見られてこそ鞘師は生き生きと出来たのかも知れない
これ以上高みを目指す鞘師の邪魔をするのなら次の選択肢はハローからの卒業ということになるのだろう

2 : avatar古参ファン:2015/11/24(火)21:34:11

鞘師が卒業を決意した理由は、新しい世界へ羽ばたきたい、居ても
立ってもいられない衝動というよりは、今のモーニング娘。には
自分の居場所も未来もないという絶望感が大きかったのでは
と感じていました。

ライターさんは直接的な表現はとっていませんが、鞘師里保という
人間を理解し、安心して活動できる環境を作ってやれなかった
未熟なスタッフに怒りを抱いているようですね。
とても鞘師愛にあふれる記事でした。

ただ鞘師里保の才能は、ダンスに限らず周囲が賞賛し期待せずには
おられない天性のものがある思っています。
忘れたふりもなかなか難しいですが、良い指導者と理解者の下で
その才能を目一杯伸ばしてもらいたいものです。

そして、個人的にはぜひ演技の才能も伸ばしてほしい!と思っています。
Triangleのキリ中尉は鳥肌が立つくらい見事でした。

3 : avatar赤いQちゃん:2015/11/25(水)09:32:53

全般的にライターさんの鞘師里保への愛情、そして才能と努力への尊敬を抱かれていると感じました。
また、今までの鞘師里保の5年間を網羅されていて、にわかファンでは無いとも思いました。
思えば、当時のプラチナメンバーにいきなり追いつく勢いで頑張り、腰を骨折したのも、12歳とは思えない、プロ意識の高さに驚愕しつつ、心配も覚えました。
頑張り過ぎのが、鞘師里保。
天性の才能とASH時代から積み重ねてきた経験に、あぐらをかくこと無く、常に高みを目指す姿勢は、ある意味、アイドル会のイチローと言ってもいいぐらいかもしれません。
ただ、そういった高みを目指している人とっては、今年に入ってからの事務所の戦略、みんな平等に歌割を、というのは不快とは感じなくても、自分の存在意義を失うキッカケの一つになったのではと推測できます。
ライターさんがおっしゃるように、事務所のボッチ戦略は、イジメのように見えたかもしれませんが、モーニング女学院やブログをチェックしている限りでは、そうでは無かったと言えます。また、他のメンバーの評価を下げることになり、鞘師里保としてもそれは望まないと思いますので、この推測に関しては否定的な立場を取らせて頂きます。
ただ、ライターさんが感じられているように、事務所の対応がぞんざいになった感はあるのではと思いますし、やはり何と言っても、つんく♂さんが、一線を引かざるを得なくなったことが、つんく♂さんを、お父さんと言って慕っていた鞘師里保にとっては衝撃であり、また事務所のつんく♂さんへの対応も、鞘師里保にとっては寂しいものと感じたのではないかと推測します。
そういった事務所だからこそ、一連の事象、ボッチいじり、なども心から笑えなくなった、そして去年のニューヨーク公演、リーダーでエースだった唯一の存在であり、鞘師里保が尊敬する、高橋愛との会談で、留学をする決断に至ったと考えています。
もちろん我々は過度の期待とプレッシャーを与えてはいけませんが、ハロプロには在籍したままなので、ハロプロ企画で、鞘師里保 in NY などを事務所にして頂き、近況報告をしてもらいつつ、帰国しても帰る場所があるということを鞘師里保に感じさせて頂ければ、ファンとしては有難いと思います。

4 : avatarあやめ:2015/11/25(水)18:34:57

リーダーの譜久村聖さんと実際に相談したであろう高橋愛さんはブログで、鞘師里保さん本人は自身が言える範囲内での経緯をラジオ、そして吉田さんというライターさんがされたBLTのインタビュー記事で話してくれています。

素人が進言するのも変な話ですが、記事の内容からお察ししてお読みになっていないのではないかと思いました。
是非ご一読ください。

子ども子どもしていた頃から5年、
大人の引いたレールの上の守られた環境から自立しようとしている17歳と、懸命に新しいグループをまとめ形づくろうとしている19歳の若者を大の男が公衆の面前で嘲り、扱き下ろしているような印象をこの記事からはうけました。

2chやツイッターではないのです。
特定の情報から盛り上がった旧いお友だちとの雑談をそのままアップするのではなく、もう少し多くの情報を整理された彼女たち本人が読んでも年長者に失望することのないような記事を読ませていただきたいです。

5 : avatar鴨座ランド:2015/11/25(水)20:11:56

ライターの方の感覚は、私の考えと近いなぁーと感じます。
組織として、適正な人材の能力を大きく継続的に引き出す仕事をしています。
カッコつけましたが、弱小工務店の監督です。

社長と2人の経営なので、営業から監督・雑用・経理と行っております。
私たちの世界とは違うことは確かですが、云わば鞘師さんは
腕の良い職人であり、腕利きの営業マンです。

会社の企画及びプロデュースに対して、それらを組織として仕上る
プロセスはもちろんのこと、エンドユーザーに作品を直接引き渡す任に
当ると思います。

家で云えば、土台・柱・屋根・内装造作といった肝心な部分を請負い、
尚且つ施主に直接引き渡す作業と同等かそれ以上の役割だと思います。

私の仕事は、グループのリーダーであるのですが、一番のリーダーの
役割は、責任を取れる力を保持しながら、直接手は出さずに
環境を整備する作業です。

今回の卒業についても、多くの憶測が飛び交っていますが、
組織としてリーダーの譜久村さん、サブリーダー両名が、これまでの
問題にもう少し歯止めを掛けることは出来たのだと思います。
もし出来なかったとしても、しようとする姿を見たメンバーも
協力していこうと思うのが、健全な組織だと思います。
青臭いことをいっているようですが、芸能界とはいえ、組織は組織です。

会社の方針を嫌々従う。仕方の無いことかもしれません。
直接は助けられなかった、追従してしまったと少しでも
感じているなら。是非これからの運営で 鞘師さん卒業から得られるものも
絶対にあるはずです。 時期エースが云々。次のいじめの矛先はどこか?
などと心無い記事を散見するにつけて、寂しい思いが募ります。

低次元なネタや、組織内の地位向上はファン以外が知るところとなれば、
つまらない組織と写ることでしょう。

鞘師さんには、次のステップで輝いてほしいし、一息ついてほしいです。

残留メンバーには、16になるので人員の変化があるわけですから、
グループとしても更なる躍進を実現してほしいと思います。

6 : avatar匿名:2015/11/25(水)21:41:39

お願いだから憶測交えた記事はもう書かないでほしいです。
特にぼっちの件なんて鞘師もメンバーも事務所も誰も得しない(筆者は善かれと思って書いたのでしょうが、だったらもっと書き方を考えてほしい)。
確かに急すぎる異例の卒業かもしれないですが、「~だったのだろう」とか「きっと~だ」とか尤もらしく言われても憶測は憶測。
もしこの記事をメンバーが、鞘師さんが読んだらどう思うんだろう。

7 : avatar徳大寺:2015/11/25(水)22:48:42

確かに道重さんという要の卒業そしてつんく♂さんの一件は大きかったと思います。あくまで個人的な印象ではありますがその後の娘。はなんとなく一体感が薄れ、大袈裟に言うと派閥的なものすら感じていました。正直ぼっちキャラも自分的には感じのいいものではなかった。本人もそれをネタにしながらも実は辛かったのではないかと言うのにも同意です。

夏に鞘師さんが広島に前乗りした際、実家へのお泊りを誘ったけど誰も来てくれなかったという話をしていたことがありました。思えばそれもSOSのひとつだったのかなと。彼女にしてみれば珍しくメンバーに対する「甘えたい」と言うサインだったのかも知れません。
現リーダーの譜久村さんをはじめ9期メンバーは皆いい子たちだし頑張ってるとは思いますが、繊細な心を強気と言う鎧で身を固め重圧と戦い続けたエースの時折見せる弱気に答えるには経験も年齢もまだ足りなかった。ただまだまだ自分自身で精一杯であろう彼女たちにそれを要求するのも酷な話であることも事実です。

17歳と言えば一般社会ではこれから自分のやりたいことを見つける年齢。焦らずじっくり今まで出来なかったことを経験しながら探してほしい。ただ彼女が舞台上で放つ圧倒的なオーラの洗礼を受けた一人としては、ダンスであれ歌であれ芝居であれいつかまたその輝きを見たい。自分勝手な願いかもしれませんが。

8 : avatar週末は京都。:2015/11/25(水)23:26:12

ネガティブな憶測は不要。長文でも殆ど意味が無い。
(例え事実がそうであったとしても。)

ネガティブかポジティブか。
留学後帰った後に答えが出る。
それ以外何がわかる第三者に。

9 : avatar1998年からのファン:2015/11/25(水)23:41:20

記事の内容は事実というよりは、筆者のファン目線での主観のような感じがしました。

1番気になったこと、この筆者だけでなく、その他の記事で、世間が大きく誤解している点をここで明記させて頂きます。

よく、鞘師さんが、道重さゆみ卒業後、新たなエースとして、とか、道重さゆみリーダーの時、エースとなり、とか、あまりにも事実を知らない方が多いので、憤慨しております。

鞘師さんは、デビュー2曲目のシングルで、裏センター、真ん中後ろ、センターでリーダーの高橋愛ともう1人のセンター、田中れいな、の次に重要なポジションを実力で獲得しました。

One Two Threeでは、あの田中れいなを差し置いて、第1センターに
抜擢され、事実上、新星モーニング娘のエースとなります。これにより、世代交代を感じた田中さんは、卒業を決意、と言われています。

なので、鞘師さんは今年突然エースになったわけでなく、もう3年以上エースであり、センターだったのです。

それを道重さゆみが卒業して急に重圧がきたと言っておられるかたは非常に失礼だと言えます。

プラチナ期やBerrys 工房のように10年アイドルが、珍しくない風潮ですが、アイドル黄金期の80年代は毎年新人が出て、1年で消えるのが普通で、トップアイドルでも3年もすれば、女優などへ転向というのが普通でした。

時代が違うとはいえ、5年間もの間、モーニング娘の中心として活躍してきた、鞘師さんは、もう十分過ぎる結果を出したと思います。歴代メンバーと比べても長い方ですし、17歳で次のステージへ向かう決断をしたことは、一般的には早いと感じるかもしれませんが、鞘師さんの才能と実績を考えれば、ベストタイミングだと思います。キングカズも十代でブラジル留学しましたし。

あと、事務所がイジメをして、鞘師さんが卒業となったのなら、ハロプロも卒業したはずですが、ハロプロに残っている時点で円満卒業じゃないでしょうか?

10 : avatar匿名:2015/11/25(水)23:59:18

この記事を書かれた方は、書くお仕事のプロの方ですか?

ペンは剣より強し、とよくいいますが、鞘師里保を擁護する為に、ボッチいじりがまるでイジメだったように書かれていますが、これは他の12人の十代のメンバーがイジメをしていたと、証拠も無く、傷つけていることにお気づきですか?

あと、アップフロントエージェンシーの広報の方には取材をされましたか?取材無しに記事を書くのは、ただの網羅ブログですよ。

11 : avatar匿名:2015/11/26(木)00:09:56

追加ですが、この記事の中の、事務所の十代の少女に対する配慮が欠けていたからボッチいじりがイジメみたいになった、と言われてますが、あなた自身、他の十代の少女に対しての配慮が欠けた記事を書かれていますが、あなたもまた他のメンバーを行き過ぎたボッチいじりでイジメみたいになっていたと、イジメていますよね?

もしこの記事の内容がアップフロントエージェンシー公認の取材を基にしたものでない限り、信憑性は全くありません。

もし本当に鞘師さんを守りたいとお考えでしたら、プロの記者としてきっちりと取材をして、白黒ハッキリさせて下さい。我々、鞘師ファンとしても、信憑性が無いとしても、疑惑として上がったイジメについてはきっちりと知りたいので。期待しています。

12 : avatar匿名:2015/11/26(木)04:04:20

どういう理由であれ卒コンしてもらえない時点で円満卒業じゃないと思いますよ
自らのスキャンダルから卒コンなしで脱退した矢口真理や藤本美貴と同じとは言わないけど
卒コンなしで卒業した小川真琴みたいなものかな
アップフロントはその辺の「けじめ」はしっかりしてるからね。

13 : avatar匿名:2015/11/26(木)09:48:09

円満卒業じゃない感じだね。
事務所はケジメはつけるから。
ついでに、事務所がイジメを助長してたみたいな、この記事にも、ケジメをつけるべきじゃないかな?
ハロプロがまるでイジメグループみたいに世間に伝わってしまう、この記事は名誉棄損で訴えるか、最低でも抗議すべきだね。

14 : avatar生涯鞘師里保のファン:2015/11/26(木)14:38:34

自分はイジメ的なものがあったという部分には賛同できないし、事務所的にも出来得る精一杯のことはしてくれていると思うので、円満な卒業だと解釈しています。

でも記事に共感する部分もあります。それは道重さんが卒業したことの鞘師さんへの影響について。コメントの中に「道重さんが抜けてから急に重圧がかかったとは失礼だ」というものがありましたが、筆者さんやその他の方がが書いておられるのは大筋「エースとなった瞬間から重圧はあったけれど、道重さんと言う甘えられる存在に救われる部分があった。だからそれを失ったことで影響があったのではないか」だと自分は解釈しました。それは理解できるし、そこに失礼という印象はなかったですね。。何年エースやセンターをやろうが人間である以上甘えたい時や泣きつきたい時もあるはずです。それはマイナスな事でもなんでも無い。

結局どんな理由だろうとそれが鞘師さんにとっての理由であればネガティブなんてありえないと思っていますし、彼女の未来は彼女にしか選ぶ権利はない。そこから思い至ったことは「彼女が卒業に至るには様々理由があった。そこには我々の知らない事もあるだろう。たくさん葛藤もしたし迷いもした。だけど最後は彼女自身が決断をした」とういことです。彼女に対する思いは千差万別、色んな感想もあるでしょう。でも何より一番大切なのは「彼女自身の決断」。だからそれを尊重して未来に思いを馳せつつ送り出したいと思っています。

15 : avatarピークトラム:2015/11/26(木)20:09:55

主観がどうこう言ってる人がいるが、報道じゃないんだからコラムって基本的に主観だろう。

それでもこの記事は
・スタッフがボッチいじりに参加していたとする報道がある
・ツアー写真でボッチいじりのイラストがある
という事実(ファクト)を元にしているだけ良心的。

「取材に期待します」ってこれ以上何が必要なのか。
事務所に電話して「イジメがあったんですか?」とか?

16 : avatarレティクル座:2015/11/26(木)20:58:08

この文章は筆者の主観ありきだけど、怒って連投してる人もロクに読まずにネット世論への怒りをここに吐き出してるだけじゃん。
そもそもイジメ云々ってこの文章の主題じゃないわな。
要するに「鞘師は求められた役割を果たそうとしただけでエースの器じゃなかった」って言ってると思うんだけどそこは怒らないの?

17 : avatarハロプロファン:2015/11/27(金)03:43:17

やっぱり、タダのコラムだな。
コメントも記事に対して書けば良いのに、他人のコメントへコメント。低俗過ぎる。

吉田豪氏のインタビュー読まないと。

18 : avatarトライアングル:2015/11/27(金)03:49:28

無料で読める記事なんだから、ライターを責めたらアカンよ。

筆者は事実を羅列して、面白おかしく書いてんだから。鞘師里保を悲劇のヒロインとして。

イジメかどうか真意はわからんが、ボッチのイラストは行き過ぎちゃうか?

19 : avatarアイドルファン:2015/12/01(火)01:09:29

キーワードの定義すら曖昧だし今更否定するような程でもないが
見ていていろいろ突出していたのは確かでアンチは一生懸命否定したくなるほど注目度があったのは確かかな。

この子の存在は面白く見事だった。
さりげなく逆手にとるような感覚の良さも感じた。

本当にいないタイプで今後も注目したいね。
鞘師里保は実はこれからだろうと期待できる。

20 : avatar鞘師ファンの一人として:2015/12/21(月)09:10:05

この記事には同意ですね。
鞘師はエースなのに昨今のテレビ出演というものは爪あとを残さなければ駄目、といった昔だったらお笑い芸人が考えるべき様な事を無意識にでも要求されてしまう。
もちろん道重さんや嗣永さんのようなバラエティの分野で活躍する事を目標にした人ならばそれでもいい。
しかし鞘師のような歌もダンスも中心を担うメンバーがそんな事を考える必要は本来ならばないはずです。
しかし鞘師はその余計なプレッシャーまで背負ってしまった。
この原因というものはひと言で言えばテレビというメディアが腐っているということです。
音楽番組ですら笑いを求める。昔だったらそんな道化は黒柳徹子や久米宏や井上順がやっていれば良かったわけで、歌手の方々に強要するような場面はなかった。
しかし今は、というか平成になってからすでに違っています。
お笑い芸人の方が社会的地位が高くなったのか出演者の歌手の
頭を平気で引っぱたく。歌手もそれを「いじってもらえた」と感謝する。そんな昭和の健全なテレビを知っている者から見ればなんとも低俗で安易な笑いがはびこっていて、テレビはすべてバラエティ化して腐敗して衰退していっている。
鞘師はそんなテレビメディアの劣化による被害者のような気がしてなりません。

21 : avatarアイドルファン:2016/01/18(月)23:09:03

実力も人気もハロプロでは突出していたから運営面は仕方なし。

一人で戦うことを決めたのはもっと別な理由ではないかと。
なんとなくもう居残る理由がなくなったせいもありそうだし。
でもこれでハロプロは正直なところつまらなくなるが・・・。

22 : avatarアイドルファン:2016/01/18(月)23:33:33

※1
彼女の目には常に前を歩く一人の少女がいた

その少女だれなのだろう?
全部悪いように強調して書かれているようなのも気になる。
妙に感じる。

23 : avatarモーニング娘。は来年20歳:2016/05/06(金)22:53:21

ぼっちキャラは行き過ぎだった

メンバーもだけど事務所のスタッフもノリノリで
ぼっちネタで卒業するまでいじり続けた

遅刻してきた鞘師を置き去りにしてツアーに出発
マネが一人ならそれも致し方ないが
モーニング娘は期ごとにマネージャーがついているそうなのだ

加入から5年目とはいえ
親元を離れて上京してきた まだ高校生に子に対して 
それだけでもずいぶんな仕打ちじゃないかと思う

まったくスタッフにメンバー愛がないと感じてしまう

24 : avatar娘。:2016/05/11(水)09:36:53

必死こいて筆者批判してる人がいるが、そもそも“ボッチ”いじりだろうがキャラだろうが、アイドルには全く“不 必 要”なものでしかない。

ボッチキャラを演出し推してる 大人 が救いようのない阿呆なんだと思うよ。

案の定次のターゲットは小田さくらになってる。

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