小田さくら、20歳の写真集発売でアイドルとしても完成の域へ?

モーニング娘。’19の小田さくらが18日、東京都内(書泉ブックタワー)で自身の3冊目となる写真集『さくらのきせつ』(ワニブックス)の発売記念イベントを行った。

モーニング娘。の11期メンバー小田さくらといえば、その変幻自在でもある一方、メインを張ったなら圧巻すぎるボーカルで知られる。

このように、小田さくらに言及するにあっては、まず真っ先に触れられるほど、そのボーカリストとしての優秀さが際立つが、彼女の魅力はそれだけではない。大きな涙袋が印象的な愛らしいルックスあり、教科書のように端正なステージ上のダンスあり、たった一人の11期として特異な立ち位置を(ある意味で)強いられた加入以来の日々あり、12期加入以降にバックステージ映像などで見られる、がんばって先輩をやろうとしている健気さありと、文字通り枚挙に暇がないほど、多方面での魅力に溢れている。あるいは、こうして列挙された個々の魅力が正面からアピールされることが少ない場面であっても、モーニング娘。にあって特徴的な魅力(突出したダンスや大きく客席を掴みに行くボーカルなど)を全面的に開放させている他メンバーたちの調整役・バランサーとして、常にステージ全体の調和のかなめとして振る舞っている “燻し銀” な味わいを指摘する者も多い。

こうした魅力を知る者にあっては、小田さくらの個々の “魅力” それ自体に惹かれる以上に、小田本人が、そうした自分の押し出し方を知っている、いってみれば “わきまえている” ようなところこそが魅力的だとする向きもあるようだ。

そんな小田さくらが、20歳を迎えて発売したのが今回の写真集(参考:モーニング娘。’19 小田さくら、3冊目の写真集を20歳の誕生日に発売決定!)。

本日、私20歳の誕生日を迎えました〜
やったぁ成人だ〜〜

(略)
そして、私の写真集も本日発売〜

モーニング娘。’19 天気組オフィシャルブログ わーい成人だ〜!小田さくら

3冊目となる小田さくらの写真集も、あたかも小田本人と同様の落ち着いた魅力に溢れているとの声も聞こえる。

白や黒のセパレーツの水着姿や部屋着姿の写真も多いが、しかし、過剰に扇情的なものではなく、それこそ、ステージの調和を重視する姿のように、バランスのとれた落ち着いた写真集となっており、セパレーツの水着で海辺で撮影された写真における表情などからは、そうした自分の押し出し方を、いかにも “わきまえている” ようにも見えるというわけだ。

書泉ブックタワーにて行われた発売記念イベントでは、集まったファンに対しての握手会も開催された。

事前に予約購入していた参加券に記載されたブロック毎の入場時間が定められている書泉ブックタワーでの握手会だが、呼び込み時間が若干前倒しになって握手会はフライング気味に始まったという。握手会が始まってから汗を流して駆けつけるスーツ姿のファンも多い一方、会場に集まったファンには、やはり多くの若い女性ファンの姿が目立ったようだ。

この握手会に参加したファンから感想を聞くことが出来たので紹介しよう。

小田ちゃん、ちっちゃくて、あの大きな目で下から見上げられると、ほんとに可愛いですね。

さらには、握手の現場で、こちらが話すことを静かに聴いてくれて、やさしく微笑んでいる姿こそは、小田さくらの “落ち着いた魅力” が一番に際立つ現場だとする者もあるようだ。

この握手会の開催について、当の小田は、はじめましての人も多かったことに触れて、次のように述べている。

そう思ったらまた写真集を出して、こういうイベントをやりたいなぁと思いました!
なので皆さん、
ぜひ応援よろしくお願いします

モーニング娘。’19 天気組オフィシャルブログ さくらのきせつ!小田さくら

このように、また “こういうイベントをやりたい” と述べることで、握手会に参加したファンが、改めて帰宅後に、嬉しい気持ちを温め直すことができると、小田さくらは “わかって” いるかのようだ。

そのボーカルに留まらぬ多彩な魅力に加え、その魅力がどのように発揮されているのかを自分で “わきまえている” 小田さくら。その魅力を知る者にとって、小田さくらの “わかってる” 感じは、いよいよアイドルとして完成の域に達しつつあるようだ。

(文=椿道茂高)

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