カントリー・ガールズから6月30日をもって嗣永桃子が卒業する。その嗣永桃子ラストのライブには、カントリー・ガールズが正式に参加するようだ。
そして、カントリー・ガールズは、それに伴って大きな体制の変更を予定していると、公式のニュースは伝えている。
カントリー・ガールズは今夏より新たな体制に移行し活動することになります。
公式サイト ニュース詳報 カントリー・ガールズの今後の活動について より
その体制の変更とは、公式のアナウンスに添う限り、次の通り。
メンバーのうち、森戸知沙希、梁川奈々美、船木結が、カントリー・ガールズとハロー!プロジェクトの他のグループの兼任となること、山木梨沙、小関舞については学業との両立を優先して、カントリー・ガールズ専任として在籍するが、学校の休日や長期休暇中での活動が中心になること。
このお知らせを受けて、多くのファンは様々に混乱している。
メンバーの兼任(移籍)について、他のグループのファンからも、不安を表明する声が漏れ聞こえてくる。他のグループとの兼任となるにしても、森戸知沙希、梁川奈々美、船木結が、それぞれバラバラに別のグループに移籍していくのか、3人セットでひとつのグループに移籍することになるのか、その詳細は、まだ不明だ。
一部に「カントリー・ガールズが解体だ」と混乱している声も聞えてくるが、カントリー・ガールズそのものは(兼任メンバーも含めて)存続するようだ。
しかし、大学生の山木梨沙はともかく、梁川奈々美、船木結が兼任となるのに、小関舞が学業との両立を優先することになった理由も定かではなく、学校の休日や長期休暇中での活動が中心とはいえ、新曲のリリースが配信のみとなると予告されてもいて、カントリー・ガールズ単体としての活動は、ずいぶんと少なくなるのではないかと懸念される。
そう、解体されたり解散したりするわけでこそないとはいえ、今後のカントリー・ガールズの動向がどうなるのか、ファンに不安が広がるのも、これは無理もない。
この不安は、必ずしもファンのみのものではないようで、卒業する嗣永桃子も(めったに更新しない)ブログで「今もまだ頭の整理ができていません」と、困惑していることを正直に伝えている。だが、嗣永のブログは、改めて説明を受けた結果、困惑が期待に変わっていった経緯についてまでも、しっかり伝えてくれている。
なぜカントリー・ガールズが?
5人の力では不十分だと思われてしまっているのか?
私は、この先5人でも絶対に大丈夫だと自信をもって言えます。
だからこそ、疑問ばかりが残ってしまいました。
だけど、逆でした。
カントリー・ガールズ 公式ブログ ご報告(ももち) より
確かに、考えてみれば、過去のハロプロにおいては、グループをまたいだシャッフル・ユニットもたくさん送り出されてきたし、いろんな企画ユニットもあった。そうした中には、先日、平日の横浜アリーナを満員にした Buono! もあれば、今でも懐かしくファンに語られる ガーディアンズ4といったユニットもある。
これまでのように、モーニング、℃-ute、アンジュルム、Juice、カントリー、こぶし、つばき の各グループが、固定的に活動していて、シャッフル・ユニットが ひなフェスなどの定期的な舞台での企画に限定されるものとなっていたのは、あくまで近年の傾向に過ぎなかったと言えば、その通りかもしれない。
繰り返し、カントリー・ガールズそのものは(兼任となるメンバーも含めて)存続するようだし、山木梨沙、小関舞については、ステージに立つ機会は少なくなるのかもしれないが、これまで通り、恒例のハロコンなどには参加するようにも読める。
また、別グループのことではあるが、離脱するメンバーが出たり、体調不良が続いたりすることもあり、活動ペースが過密すぎるのではないかとは、一部のファンからも懸念の声が出ていたところでもあった。そうしたことからすれば、かえって落ち着いて末永く活動できると見ることも出来る。
何より、新体制の衝撃で忘れられがちだが、その同じ公式のアナウンスによれば、「6月30日の「嗣永桃子ラストライブ ♥ありがとう おとももち♥」には 嗣永桃子を含めた6人で出演」とあるように、嗣永桃子のラストライブには、カントリー・ガールズの参加があることが公式にも表明されたことになる。
嗣永卒業後の、山木梨沙、森戸知沙希、小関舞、梁川奈々美、船木結の活動がどのようなものとなっていくか、未だ憶測すらできないところだが、まずは記念すべき6月30日を、襟を正して迎えたい。
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