モーニング娘。’15 11期メンバーの小田さくらが、2015年11月3日、モーニング娘。に加入してから200回目の公演を迎えた。
モーニング娘。’15 は、現在、2015年の秋ツアーである『モーニング娘。’15 コンサートツアー秋 ~PRISM~』を実施中だが、小田さくらの200回目の公演となったのは、11月3日にパシフィコ横浜で行われた夜公演。MCで自ら「私、200回目なんです!」と嬉しそうに話題にした。
9期、10期、11期、12期で構成される現在のモーニング娘。の中で、単独加入の11期である小田さくらをのぞく他の期は全て4人。それぞれ、同期ならではの友情や軋轢、成長の物語があり、ステージのパフォーマンス以外のところでも、ファンにとっての思い入れのフックともなっている。そんななか、ただ一人きりの11期メンバーとして、時にはそのことを冗談交じりに嘆きながら歩みを続けてきた小田さくら。気付けば、200回目の公演となっていた。
「小田ちゃんといえば、「スッピン歌姫」オーディションで合格してきたからというわけではありませんが、元々、その歌唱力が高く評価されていました。
しかし、このところ、ダンスを中心としたパフォーマンスがものすごいです。ダンスパフォーマンスといえば、エースでもある鞘師ちゃんや石田さんが圧倒的なので、あまり言及されることはありませんが、膝下のスナップを後ろに蹴り上げるフリだったり、両手を広げて胸を上下させるフリだったりと、ハロプロに特徴的なフリつけ動作が教科書のようにきちんとしているし、骨盤の開き方から当然予測されるつま先の向きだったり、重心のバランスを取るために左右のどちらかに体重をあずけていたりといった動作について、自然な身体所作とは異質なところがあるダンスのパフォーマンスの細部が、とても明瞭で、ついついステージ上を目で追ってしまいますね。カッコ良かったなあ。
この先、パフォーマンス面でも、モーニングの世代を繋ぐ要(かなめ)となるのではないでしょうか。事実、たった一人の11期とはいえ、Dマガなどでは、12期にとっての世話女房的な良い先輩をやっているらしきことが知られていますし。いや、この先のモーニングのキーパーソンです!」
と、このパシフィコ横浜の公演に参加したファンは語っている。
数日前にはエースメンバーの卒業がアナウンスされたり、昼公演のアンコール以降は10期メンバーである工藤遥の肩にトラブルがあったりと、ファンに心配される要素が皆無だったとは言えない横浜公演。
しかし、自身の200回公演を嬉しげに語ろうとする小田をさえぎって「そんなことより」とばかり、20歳最後の公演であったことに会場の注目を促そうとする飯窪春菜あり、小田のMC中なのに、横浜公演で「いしだあゆみ」だからと「ブルー・ライト・ヨコハマ」を歌い出す石田亜佑美あり、さらには、そうした先輩たちの邪魔から果敢にも「200回公演」の話題をさらい返す場面ありと、そんな心配を吹き飛ばすような楽しいステージに終始した。
「同期の絆」がなくとも、モーニング娘。というグループの強固な絆があれば、これからどんな困難や課題があっても笑顔で乗り越えていってくれる。そんな確信を抱かせるこの日のステージだった。
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