ハロー!プロジェクト所属の9人組アイドルグループ「アンジュルム」に4期となる新メンバー、上國料萌衣が加入した。11日、クラブチッタ川崎(神奈川県)で行われたトリプルA面シングル「出すぎた杭は打たれない」の発売イベントでサプライズ発表された。
アンジュルムの新メンバーオーディションは8月から行われており、1800人の応募の中から、熊本県出身、16歳(高校1年生)の上國料萌衣(かみこくりょう・もえ)が選ばれた。アンジュルムは、スマイレージ時代からハロプロエッグ、ハロプロ研修生からの加入という流れができていたが、上國料萌衣は一般合格者。ただしモーニング娘。12期メンバーオーディションで最終候補に残っていたことが明らかになっており、研修生にはならなかったものの、事務所側も逸材として目をつけていたようだ。
上國料は身長150センチで切れ長の涼しげな目元が印象的な南国美人。シンデレラ・ストーリーに選ばれた彼女の「ハロプロで尊敬する先輩」は、かつて「シンデレラの生まれ変わり」を自称していた福田花音とのこと。「自分は何の生まれ変わり?」と振られると、「白雪姫の生まれ変わりで」と冗談めかして答えていた。
小学生の頃にスマイレージ『夢見る15歳』を踊っていた頃からのハロプロびいきだったが、昨年モーニング娘。オーディションに落選してからは悔しさのあまりハロプロの曲を聞けなくなってしまっていたという。ところが今年、アンジュルムのスマッシュヒットナンバー『大器晩成』を聞いて再びハロプロにハマり、アンジュルムオーディションという機会に再挑戦を果たしたとのこと。
「こういう場合、後日談としても気を使って『ハロプロさんがずっと好きです』と言いつくろう子も多いと思うんですが、彼女の場合は最終面接の矢島舞美、清水佐紀の前でも『Berryz工房、℃-uteの曲も聞かなくなった』と率直に語り、自分の代わりにモーニング娘。に合格した尾形春水、野中美希についても『MVは見たけど好きにはなれなかった』と悔しさを隠そうとしない。この芯の強さはアンジュルムの雑草魂と相性も良さそうですし、1人加入でもやっていけそうな感じがします。悔しさ、負けん気は、自分への自信とハロプロへの思いの現れでもありますからね。」(エンタメアライブ宮本望太郎)
実は合格の前日までTwitterアカウントが残っていた(現在は消去)。本名運用で学校の友人とやりとりをするリアル向けの用途だったようで、そこでもハロプロの話題をリツイートしたり、級友からは「○高の橋本環奈」と評される学園のアイドルぶりを見せており、そのクリーンさとアイドル資質には「これは推せる」「信じられる」とファンからも安堵と感嘆の声が上がっている。
合格発表とメンバーとの対面の様子が収録された公式YouTube番組『ハロ!ステ』では、共にモーニング娘。最終審査に臨んだ野中美希が「歌がうまかった」と証言していることもあり、パフォーマンスへの期待も高まりそうだ。また、特技はドラムということで、場合によってはハロプロバンド部(基礎練習から一向に進まない)のメンバーチェンジという可能性もないとは言い切れない(!?)
Sorry, the comment form is closed at this time.