モーニング娘。’18 尾形春水、大学進学のため卒業 12期メンバーからは初

​モーニング娘。’18の12期メンバーである尾形春水が、現在開催中のコンサートツアーのラストとなる6月19日、20日の日本武道館公演をもって、モーニング娘。およびハロー!プロジェクトから卒業することが公表された。
6月20日の日本武道館公演をもって卒業することから、6月1日から開催される演劇女子部にも出演しないこととなった。

モーニング娘。’18の尾形春水ですが、今春のコンサートツアー「モーニング娘。誕生20周年記念
コンサートツアー2018春~We are MORNING MUSUME。~」をもって
モーニング娘。’18及びハロー!プロジェクトを卒業することになりました。

 公式サイト ニュース ​モーニング娘。’18 尾形春水の卒業に関するお知らせ

モーニング娘。は、常に新しいメンバーを迎え入れ、加入と卒業を繰り返して行く中で、先輩の背中を見続けてきた後輩が、また次の世代へとタスキを渡していく “スピリットの継承” を体現するグループでもある。先年秋にも、10期メンバーであった工藤遥が、女優という新しい夢へ向かって明るく前向きに卒業していったばかりだ。

ファンの間では “次は誰が卒業するのか” が当然話題にされている。先ごろ、ハロプロの不文律を超えて「八王子出身」であることを明かした最年長の飯窪春菜か、リーダー期間も長期化している譜久村聖といった年齢、在籍期間的に順当なメンバーではなく、比較的新しいメンバーである12期メンバーからの卒業発表というのは、ファンも予想外だったようだ。

尾形春水といえば、その抜けるような肌の白さ、フィギュアスケート経験者であることや、加入当初の握手対応の真摯さなど話題も豊富だった。一方、短い期間で体型が大きく変化して一部にはメンタルを不安視する声もあったが、活動を続けてきた。それが短大進学をきっかけに学業に専念することから卒業に至ったようだ。

尾形春水本人が、かねてより大学進学を希望していたことから、今春、短大進学が決定し、タレント活動との両立の困難さに直面し、今後の4年生大学への編入を含め、この先の学業専念のため、モーニング娘。とハロー!プロジェクトからの卒業を決めたとのこと。
卒業までの残された活動期間が短いことからも、いかにも急な発表だが、短大の合格を受けて「改めて今後の活動について本人と親を交え、話した」ともあって、急な発表である分だけ、むしろ事務所と尾形側の精一杯誠実な対応でもあるとも思える。

モーニング娘。にあって個性豊かすぎるメンバーの中で、なかなか独自色を出すのに苦労していたやに見える12期メンバーだったが、DVD Magazine の好企画などもあり、それぞれに味わい深い個性を発揮し始めており、中でも尾形は大阪出身ということで、バックステージでの “すっとぼけ具合” や、先輩たちからの突っ込みへの “スルー具合” など、”大阪のおばちゃんの幼生体” として目立つ部分も増えてきていた。とりわけ、同じ “はるな” という名前を面白く使って折に触れて辛辣に突っ込むなど、10期メンバー飯窪春菜の “しっかり者” の仮面を剥ぎ取っての素顔を引き出した貢献は大きかった。
さらには、名前だけでなくルックスも似ていると話題になった つばきファクトリー小片リサとの “Wオガタ” であったり、女性の微妙な部分でのボリュームに関連しての、飯窪と工藤との “トリプルA” であったり、尾形あってこそのトピックも豊富だっただけに、その卒業を惜しむ声は大きい。

ただ、2017年のSATOYAMA企画で唯一ジップスライダーに挑戦しなかったり、今季の春ツアーで発売されている『MORNING MUSUME。’18 DVD MAGAZINE Vol.106』の企画にあってもバイクレースに参加しないことが前提であるかのようにスタートフラッグ役となっていたりなど、大阪娘らしいコミカルさの一方で、その “気持ちのやさしさ” が際立つ場面も多かった尾形であってみれば、その笑顔のためにこそ、無理をして学業とグループ活動の両立に挑むよりは、しっかり専念した方が良いとする声もある。

およそ3ヶ月に満たぬ残された期間だが、精一杯輝こうとするモーニング娘。12期メンバー尾形春水の有終の美を、そしてその後に続く尾形春水個人としての人生を、多くのファンが祝福するのではないだろうか。

(文=椿道茂高)

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=D7EPH6zV8ZQ]

 

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