元モーニング娘。9期メンバーで9代目リーダーであり、現在は M-line club の主力メンバーとしてステージに立ち続ける譜久村聖が、「初めてご挨拶した日の写真」として、杉原明紗とのツーショット写真を公開した。
譜久村は2023年末にモーニング娘。を卒業しているため、杉原とは研修生時代に遡っても活動期間は重なっておらず、直接的な接点はほとんどなかった。それでも、かつてグループを率いたリーダーと、新たに18期として歴史へ加わる新メンバーが、こうして正式に “ご挨拶” を交わしている姿が、多くのファンにも、ごく自然に受け止められている。このことには、モーニング娘。というグループが、単なるメンバーの新陳代謝ではなく、モーニング娘。という文化を受け継いでいくことによって成り立っていることがよく表れているとする声もある。
譜久村聖といえば、在籍時代から、その穏やかで、そして誠実で細やかな人柄によって(そしてメンバーによってこそ愛でられるマシュマロのようなボディによって)知られていたメンバーでもある。特にリーダー就任後は、後輩たちを包み込むように支えながら、自らも先輩たちへの敬意を決して忘れなかった。新曲リリースやツアー初日など、グループにとって節目となるタイミングには、歴代の先輩リーダーたちへ必ず連絡を入れ、挨拶や報告をしていたこともファンの間ではよく知られている。
さらに今回、卒業して久しい譜久村が、新メンバーの杉原と「初めてご挨拶した日」をわざわざ写真として残しただけでなく、ファン向けに発信したことで、譜久村がこれまで先輩たちに示してきたスタンスに滲む価値観が、一層、色濃く見て取れるとするファンもあるようだ。
ここに、ほとんど接点がなかった一番に若い後輩との “ご挨拶” の様子も公開してくれたとなると、これまでの譜久村の行いが、単なる長幼の序を踏まえた礼儀作法なのではなく、モーニング娘。が長い年月の中で培ってきた営みへの敬意そのものだったことがより一層明らかになる、というわけだ。グループは常にメンバーが入れ替わり続けるが、それでもモーニング娘。がモーニング娘。であり続けられるのは、楽曲やフォーメーションやダンスの建付けが引き継がれているからではなく、先輩から後輩へ、こうして何かが受け渡されていくからなのだろう。ファンによっては、それを “魂” とか “スピリット” と呼ぶ者もあるかもしれない。自分が現役を離れた後も、グループの未来を気にかけ、新しい世代に温かく接する。その姿からは、長年グループを背負ってきたリーダー経験者らしい責任感と愛情が読み取れるようだ。
先輩が築いたものを後輩が受け継ぎ、また次の世代へ渡していくモーニング娘。、そしてハロー!プロジェクトそれ自体の、継承という物語を象徴する一枚と言って良いのではないだろうか。
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