はじめに 全力の春のお祭
3月25、26日、幕張メッセ国際展示場で開催された2017年のひなフェス、ステージ上のメンバーたちと目が合いまくり(な気がした)のは私だけでしょうか。
目が合ったかな(って気がした)後、パフォーマンスの流れで別の方向を向いてから、改めてこっちを見た時に、また目が合った(ような気がした)なら、どうしたって好きになっちゃいますよね。
昨年までのパシフィコ横浜から幕張メッセに舞台を移して開催された2017年のひなフェス、あくまで印象ですが、会場だけじゃなく、会場に向かう回廊部分も広くなって、合間にいろいろ休めるスペースにも余裕があり、快適になっているように思います。
例年、特徴的なステージ構成の ひなフェスですが、今回は、こんな感じで(下記)。
Aブロックだけでなく、適宜配置されたサブステージのおかげで、どのブロックにあっても、非常にステージに近い位置で観覧できるという次第。
しかも、今回は下記に詳述する通り、都合3つのステージでパフォーマンスしてる時間が、比較的均等に割り振られ、プレミアム指定以外の各グループのパートで、披露する楽曲が2曲しかない場合であってすら、上手にサブステージを渡り歩いて、広い会場ながら、なるべく多くの客席が「実質上の最前」となるように配慮されたステージングだったり。
ハロコンもそうですけど、ひなフェスは、ハロプロ総出演であることによって出番が限定されるから、だからこそ出し惜しみしない全部の瞬間が全力のライブです。2時間半越えの長丁場、すばらしかったです。
今回は、そんな2017年の「ひなフェス」より、25日のお昼の「モーニング娘。’17 プレミアム」について。
Hello! Project ひなフェス 2017 モーニング娘。’17 プレミアム
単独のツアーだって観に行っていないわけじゃないけど、最初っから全力で飛ばすモーニングのステージは、セトリの緩急だったりメンバーの入れ替わりだったりがある単独のツアーとは、また違った迫力です。
さすが他のユニットに比べて踏んでるステージの数が違うモーニング、全体的な底上げというか、当たり前の基準が高めに設定されているというか、やっぱり「さすがハロプロのフラッグシップ」です。この「他のユニットに比べて踏んでるステージの数が違う」ことをもって不穏な背景を読み込むファンもいないではないようですが、こうした旗艦モーニングに先導されることによって、ハロプロ全体が底上げされるかのような感もないではない「モーニング娘。’17 プレミアム」は、やっぱり圧巻でした。
ステージはかなり高く設営されていて、従って前を遮るものがなく足元まで明瞭であるからには、ステップの細部まで明らかで、あの細い工藤遥さんに至ってすらアスリートレベルのふくらはぎの筋肉です。さらには、フォーメーションダンスと華々しい名前こそ付いているものの、わずかなタイミングで狭いメンバー同士の隙間をかなりな長距離移動するにあたって、その刹那だけ、定められた場位置へと向かう必死の形相のメンバーであったり、ステップを刻みながら花道を移動する際の、その低空を滑空するかのような足運びなど、「鍛えられている」「仕上がっている」などといった形容が愚かなほど。
キラキラと笑顔を振りまくパフォーマンスの影で、どれほどの研鑽が積まれていることかと。
それにしても、知名度も高い(後藤真希さんとか高橋愛さんとか、そして投稿者の個人的な思い入れが深い道重さゆみさんといった)ハロプロの代名詞とも言うべきメンバーならいざ知らず、現時点で在籍が最長期におよんでるメンバーであっても、アンジュルム和田さんや℃-ute、嗣永桃子さんらと比べちゃうと “全然、新人” なのに、全盛期と言われる黄金期を知らぬ若いメンバーも多いハロプロなのに、当時と同じようにモーニングが「ハロプロのフラッグシップ」である感じがするのは、不思議なことですね。
先輩が守ってきた看板を受け継いだというだけでは、そんなに長い経験があるわけでもない新しいメンバーが、そんな雰囲気を担っているのは「不思議」の一言に尽きるんですが、それでも「キラキラと笑顔を振りまくパフォーマンスの影で、どれほどの研鑽が積まれていることか」と感嘆してしまうような、現役のメンバーたちの懸命な疾走によってこそハロプロが支えられているのだと思えば、「他のユニットに比べて踏んでるステージの数が違う」のも、むしろ一層重い意味が読み取れるところかも知れません。
そんな「モーニングの看板」を支える現役メンバーたちの、個人的ではありますが、印象的な姿から。
発展途上こそ明日の完成を予見させる 横山玲奈
2010年のライバルサバイバルでの亀井絵里さんの再来となったソロについては、その舞台となった26日の夜公演 ℃-ute プレミアムのレポに譲りつつ。
笑顔が可愛い横山ちゃんですが、今はまだ、背も小さく手足も「コンパクト」なところ、この先の数年で背が伸びてバランスよく成長した先の予測されるビジュアルには、今から戦慄しますよね。まだまだ経験が浅いからとかいう気後れもなく、あくまで堂々とステージ中央でパフォーマンスしている姿は、やはり刮目です。すばらしい。
諦めないその一点のみで、すべてのマイナスを逆転した 加賀楓
パフォーマンスの細部が端正な加賀ちゃん、『ジェラシージェラシー』の、あの特徴的なフリにあたって、両腕による波動曲線が美しく、見事なサインカーブを描いてみせます。また、ラップ調のところで正面のメインステージから第一のサブステージへ続く花道をたどるところ、横山ちゃんと並んで先頭で移動する加賀ちゃん、そんな駆け足の移動にあっても、ちゃんとラッパー風のアドリブを入れてます。
ええ、加賀楓さんを応援しています。
ライブの現場こそがモノを言う 羽賀朱音
あちこちでいろいろと言われることも多い羽賀ちゃんですが、上背も順調に伸びていて、普通にリズムを刻んでいるだけでも、ステージの上で、しっかり目立ちます。
上にも言及したとおり、けっこうな距離を移動し、くるくる変化する(しかも「ひなフェス」にあっては、その日限りの)場位置にしっかり追従し、そして、ふくらはぎがムッキムキで。言うまでもないことながら、やっぱり、しっかりフォーメーションに参加して、そのバランスを崩さないってだけでも、どれだけ驚異的なことかと。
上背も伸びて目立つだけじゃなく、そうして目立ってみれば、改めて顔立ちの愛らしさも再認識されようというもの。今でこそ末っ子ですが、やがて後輩が増えてお姉さん的な立ち位置になるにつれ、この整った美しいルックスは大きな武器になるでしょう。
ついに羽化した明日のエース 牧野真莉愛
ぎこちなかった表情もすっかり自然に愛らしく輝くようになって、不機嫌な先輩に向かっても蚊の鳴くような声で「ごめんちゃいマリア」と果敢にブッ込んでいたラブリン語録(本人、意図してやってますよね?)も先輩たちからイジられるようになって、いよいよ明日のエースには隙はない模様です。
ってか、ステージの真莉愛ちゃん、どの立ち位置にいても目が奪われるほど、場合によっては「エロく」(← ほんま、すいません)、場合にっては「激しく」、そして、場合によっては「たおやかに」、パフォーマー、ダンサー、そしてモーニング娘。のメンバーとして、成長著しいです。
長かった「蛹」の時期は、どうやら、すっかり過去のものとなったようです。
ワンポイントのアクセントは英語だけじゃなく 野中美希
披露する楽曲の英語っぽく発話するパートだけじゃなく、ここっ!って場面で一歩前に出るアクセントが効いています、野中さん。
前に前にと、私が私がと、ガッついて前に出ずっぱりなわけじゃなく、(歌割だったり MC のトークだったりで)ほんとにワンポイントで一瞬出てくる野中さんは、出番が終わって(と自分で悟って)元の立ち位置に引っ込む時に、微妙に後悔しているかのような表情をする時もあるから、アイドルとしてステージに立ちながら自分にスポットが当たることに、もしかしたら迷いがあるのかもしれません。
でもね、冒頭でも述べ、羽賀ちゃんについても言及したように、ほんとに緻密な構成のモーニングのこのステージにバランスを崩さす悪目立ちせず追従しているという、それだけのことすら、人並みの熱意や努力では達成できないだろうと思うのです。
微妙な遠慮や迷いを振り切って、ワンポイントではなく、強めのアクセントとして、野中さんがモーニングのステージで【目立つ】その時を、待っています。
その「やさしさ」が前に出る日を待っています 尾形春水
SATOYAMAの日帰り旅VTRでも、養蜂のミツバチを怖がり、ゆるい傾斜のスロープを滑車で滑走するアトラクションすら怖がる、怖がりな尾形さん。
そうであってみれば、ステージで後ろに引き気味なところも、握手会でのファン対応の前人未到な懇切丁寧っぷりも、すべてが【その気持ちのやさしさ】という点から説明できそうです。
いろんな経緯からか、今ひとつ前に出ることを抑制している風なところも見え隠れしますが、尾形春水さんの気持ちのやさしさが前に出てきたとき、私たちはモーニングのステージに、またひとつ新しい魅力を発見するんじゃないかな、と。ええ、その時を、待っています。
アイドルの範疇を越える圧倒的すぎる歌姫 小田さくら
その圧巻の歌唱力に注目されることが多い小田ちゃんですが、実は細かいダンスの細部がパッキパキで明瞭で、表情の使い方が妖艶で、「小田さくらは歌だけじゃない!」と言いたくなるほど、パフォーマンスの全方面で非常に優秀です。で、あらゆるスキルにおいて全方位的に優秀だからこそ、だから「モーニングのステージのバランス」を基底の部分で支えているからこそ、【だからこそ】一層、小田さくらさんのボーカリストとしての傑出ぶりが、かえって目立つという次第。
ダンスも上手な小田ちゃんですが、他にも上手なメンバーは多く、同じように上手だからこそ、きちんとバランスしています。表情やアイコンタクトの使いどころが上手な小田ちゃんですが、他にも上手なメンバーは多く、同じように上手だからこそ、きちんとバランスしています。でも、小田ちゃんの歌だけは、小田ちゃんが本気になったら、誰もついてこれませんから。
今更ですけれども、小田さくらさんはボーカリストとして「アイドル」の範疇を超えつつあるんじゃないかと。
ハロプロのボーカリストといえば、田中れいなさん、鈴木愛理さん、菅谷梨沙子さんだったわけですが、これに Juice の5人を加えても、こと「歌」に関しては、もしかしたら、小田さくらさんこそが、やがてハロプロを代表するのではないでしょうか。まじで。
あんなに細いのにムッキムキ 工藤遥
ステージでリアルに目の当たりにする工藤遥さん、いろいろ、びっくりします。
かつてハロコンのリハーサルの場面で、Berryz工房の熊井友理奈さんに「(私と同じくらい背が伸びることを)工藤ちゃん、待ってるよ」と言われた工藤さん(たぶん BZS1422 での発言。たぶんね)、その発言の当時は「熊井ちゃん、何言ってんだ?」としか思わなかったものですが、今となっては工藤さんの背の伸びっぷりに驚愕です。工藤遥さん、長身です。
で、その長身っぷりと併せて、パッと見の印象としては「細い」ってことが最初に飛び込んでくる工藤さんですが、ステージに近い位置から見ていると、ちょっとしたステップごとに、ふくらはぎに一瞬「ムキっと」盛り上がる筋肉がすごくて。
ふくらはぎの筋肉については全ハロメンに驚かされるわけですが、その長身さと細さとの対比で、工藤さんの意外なムキムキっぷりには、こりゃ喧嘩も強いわけだと(笑)。
冗談ではなく、この年頃の女の子で、どんどん身長が伸びていて、だから身体のあちこちでいろんな痛みが頻発しただろうに、かくも激しいモーニングのステージに、やっぱり、ちゃんと追従できていることから思えば、工藤遥さん、こちらの意味でこそ「意外にも」語ってくれていない歴史がありそうですよね。
帰ってきた爆発暴走娘 佐藤優樹
ゲストライターの puke氏も言うとおり、型から逸脱しつつも、逸脱したその先で、抜け出た「型」より一段高いレベルで自分なりの調和を描いてみせる天才まーちゃん、ずーっと我慢していたせいか、はっちゃけ具合は一番でした。ってか、フォーメーション上、後列の隅っこになっていても、その飛び跳ね具合が目立つこと!
この「モーニング娘。’17 プレミアム」、サブステージの角に陣取って飛び跳ねる佐藤優樹さんの、歌って踊れることが嬉しくてしょうがないと言わんばかりの表情に、どうしてなんだかわからないけど、うっかり泣きそうに。
まーちゃんが、ダンスの振り付けに合わせて客席に手を差し伸べるようにして、居並ぶファンたちに順番にほほ笑みかけてくれる、その天真爛漫さを形にしたような笑顔は、可愛いとか愛らしいとかいう以上に、美しかった。
スキルよりも、その気迫と姿勢にこそ刮目 石田亜佑美
上に、小田さくらさんの歌唱力はアイドルといった範囲内で優劣を云々するのが愚かなほどだと述べました。その小田ちゃんにおける歌唱力について述べたことが、ダンスについて当てはまるのが石田亜佑美さん。小田ちゃんの歌のように素人目にも明らかに優れていると言えるのと同じようには、ダンスのスキルについて専門的なところであれこれ言えるわけではなくとも、石田さんの小さな身体で、客席で観る者をして、そのように感じさせるだけの気迫、パフォーマンスに賭ける姿勢といったものが、物理的に「圧」として感じられるくらいの石田さんです。これは、ステージに近い位置であればあるほど、圧巻です。石田さん、相変わらず、熱量高めです。
石田さん、26日の「嗣永桃子プレミアム」であったか(ごめんなさい、定かじゃないです)、とある曲で、メンバーたちが均等に展開する中、石田さんと小田ちゃんだけが寄り添ってハートマークを作ってたりもしてました。なんかお互いに、歌とダンスと、それぞれの姿勢に、認め合うところがあったりするのかもしれません。
ドジっ娘「はるなん」は取り繕い上手 飯窪春菜
第一のサブステージから会場両脇の長い通路を通って第二のサブステージに向かうところで、立ち止まってのパフォーマンスから移動へ切り替えるタイミングを間違えて、お隣のメンバーとの距離を詰めすぎてしまった飯窪さん、「やっちまったぜ」的な表情を見せてくれます。
思うに、こんな大きな会場で、ハローの看板としてステージに立っていて、そんな場面で「失敗」しようものなら、投稿者だったら頭が真っ白になって泣き出しかねないところ、ドジっ子ポンコツ娘との評価も一部に固まりつつありながらも、「やっちまったぜ」的にテヘペロするだけで立て直すあたり、いつのまにか飯窪さんもプロフェッショナルです。
素直になれないところが素直で可愛い 生田衣梨奈
MC で、なんだか急に甘えたような、色っぽいというのか、アイドルぶりっ子というのか、謎の「萌え」を演出する生田さんです。もちろん、ネタとして。
アイドルぶりっ子をネタとして表に出す生田さん、期間限定の「やさしい先輩」キャンペーンも「ネタ」ということで表に出してますけど、実際には、ほんとうに生田さんはやさしいように、こちらの萌え萌えブリッ子な生田さんも、実はネタじゃなくてリアルなんじゃないかと思いませんか。
握手会なんかでも、頬の表情が固めで、他のメンバーと比べても壁が厚いように感じられますが、Dマガのバックステージでの笑顔は、まーちゃんに劣らぬ天真爛漫さです。
ネタという言い訳を準備してじゃなければキャラも押せないあたり、アイドルというお仕事をしていて、素直になり切れないでいるところが、素直で可愛いですよね。
誰もが認める納得の9代目 譜久村聖
詳しくは26日昼公演のレポに譲りますが、テンション高く弾けているところも、可愛い声質で声量がしっかりあるところも、そんな譜久村さん固有の魅力は十分あった上で、何よりも、9代目リーダーとして譜久村さん、堂々のリーダーっぷりかと。
上述のように、ダンスでは石田さん、歌では小田さん、エース的な押し出しでは牧野さん、弾けてる様子では(今回については)まーちゃん、この辺がやっぱり目を引きます。けれども、それぞれの項目では傑出したメンバーに一歩譲りながらも、全部の項目でバランスよく全体を支えているのは譜久村さんです。大事なことは、自分のパフォーマンスを通じて、グループ全体のパフォーマンスを【支えている】こと。
あたかも、かつての新垣里沙さんを見ているかのようです。
モーニング娘。’17 プレミアム セトリの構成に添って
そんな「モーニング娘。」を背負ったメンバーたちがフィーチャーされる、25日昼公演となる「モーニング娘。’17 プレミアム」は、下記の構成にて。
オープニング モーニング娘。’17
02.BRAND NEW MORNING
03.セクシーキャットの演説
オープニングから、モーニングの楽曲が新曲を含めて3曲。『ジェラシージェラシー』途中で、正面のメインステージから花道を通ってサブステージへ。で、曲が進むにつれ、どんどんパフォーマンスするステージを移していきます。
広い会場だからこそ、ステージを移っていく移動も長くなるわけで、しかし「移動のために移動してる」と感じさせるようなことはなく、しっかりパフォーマンスに組み込まれているあたりは、見事です。
研修生
続いて研修生のパート。研修生はステージの移動はありません。してみると、やっぱりこのステージ間移動については、ホールライブの経験が影響しているってところなんですかね。
このパートでのパフォーマンスもそうなんですが、SATOYAMA イベントの方での降臨も含め、西田汐里さんは可愛いですね。そして、ぶっちゃけ初見で「誰なんだ!」と思ってしまった高瀬くるみさん、「誰なんだ!」と思ってしまうくらい、別人みたいに可愛くなってませんか(いや、これまでが可愛くなかったってわけじゃないですよ、もちろん)。
つばきファクトリー
06.キャベツ白書~春編~
研修生の後は つばきファクトリーのパート。
この公演のつばきは『独り占め』を歌ってくれます(26日の公演では『初恋サンライズ』でした)。つばきが『キャベツ白書』を歌ってくれる感動については、別に記事にしたので、そちらを。何よりも、高く設営されたステージだから、『独り占め』のサビのステップ(メインで歌ってないメンバーが後列で踏んでるステップ)をガン見できたことは嬉しかった。
新沼希空ちゃんが巻き巻きのウェーブで、小片さんは髪をストレートに降ろしていて、可愛かったです。ちなみに投稿者は SATOYAMA イベントにおいては、つばき降臨を追跡するのに忙しく、ほとんどそれ以外にお伝えできることがないくらい。
小野田紗栞さんが体調不良で欠席なのは残念でしたが、MCでは、「気持ちは9人で」パフォーマンスしたと。そうお伝えしてくれたリーダー山岸理子ちゃんからのお知らせとして、なんと、つばきファクトリー初の写真集ってことで、理子ちゃんの写真集が発売されるとか。
SATOYAMA イベントの降臨でお話できた際には「いっぱい買うね」って言っちゃったから、どうしたもんか悩み中(いや買うけれども)。
かみいしなか かな
上國料萌衣(アンジュルム)、石田亜佑美(モーニング娘。’17)、中島早貴(℃-ute)、金澤朋子(Juice=Juice) によるユニット「かみいしなか かな」です。『ふるさとの夢』という持ち歌もなかなかの名曲ですが、何より金澤さんの歌が良かった。
投稿者的には「大好き」という歌割終わりでスクリーンにアップで抜かれる なっきぃ が可愛すぎるわけですが、そうした個人的な嗜好よりも、金澤さんの歌に聞き惚れます。いや、Juice の5人の歌姫っぷりたるや、もう何度でも驚くよね。
こぶしファクトリー
09.未熟半熟トロトロ
こぶしファクトリーは、先だって出演した舞台『JKニンジャガール』の劇中歌と、昨秋発売したファーストアルバムからの披露。その意味では「専ヲタ」以外へのプロモ的には若干弱めかも。
藤井梨央さんが美人であることは、もはやハロヲタには周知されたことかと思うんですが、田口夏実さんの美人化が止まりません。それって、長らく たぐっち先輩を追ってきたファンからすれば、たぐっち の、たぐっち らしい魅力が半減すると懸念するところかも知れませんが、たぐっち らしい小動物感のままに美人化しているのがポイントです。
カントリー・ガールズ
11.Good Boy Bad Girl
カントリー・ガールズは、披露する2曲の合間に MC も兼ねてステージ間移動中に、客席との「ひな?」「フェス!」というお馴染みのコール&レスポンスを。その煽りが、船木結さんの大阪のオバチャン風の強めなものだったり、すっかり「無理してる」感が鳴りを潜めた山木・お嬢・梨沙さんだったり、そして、なんと、耳を赤くすることもなく堂々と客席を煽り立てる姿が、なんだか感動的ですらある森戸知沙希さんだったり。
投稿者自身、こう言うことは身を切られるような思いだけど、嗣永ももち先輩が卒業しても、カントリー・ガールズ、大丈夫かも知れません。
Juice=Juice
13.Goal~明日はあっちだよ~
Juice=Juice は、新曲から『地団駄ダンス』を披露してくれます。
しつこいようですが高い位置に設営されているステージだから、しっかり見えた『地団駄ダンス』の(その曲調やテイストは別途ということにして)ステップに感嘆しています。一見、単純なフリなようでいて、その「単純なフリ」を実現するために、いかに細かくステップが踏まれていることか。
そしてやっぱり『Goal~明日はあっちだよ~』は、ほんとに良い曲です。いつの間にか、Juice=Juice も鉄板曲ばかりに。繰り返し、Juice の5人の歌姫っぷりたるや、もう何度でも驚きますよね。
アンジュルム
15.ドンデンガエシ
アンジュルムは(自分たちのプレミアムを除いて)固定で、この2曲を。『大器晩成』を別格とすれば、今現在、アンジュルムのレパートリーのうち、最も「アガる」曲かと。とりわけ、『ドンデンガエシ』は、第一のサブステージ(AブロックとBブロックの間)から第二のサブステージ(CブロックとDブロックの間)まで移動する際に、左右に大きく張り出した回廊にメンバーが分かれてストリートファイト風のアクションをしてる場面は、大音量の空気の振動とライティングも伴って、文字通り圧巻でした。
℃-ute
17.アダムとイブのジレンマ
℃-ute のラストシングルについては、露骨に「泣かせ」に来たな~とは思ってました。
なんだかんだ実際には泣いちゃうだろうとはいえ、それでも誰が作った曲であるかに関係なく、「いや~露骨だな~」とは思っていたんですよ。MV とか確認してる段階では。
それが、実際に℃-ute の5人が、実際のステージで、実際にパフォーマンスする現場に居合わせちゃうと、そんな鼻白む気持ちはすっ飛んで、その迫力と魅力的な旋律に飲み込まれてしまいました。
思うに、つんく♂さんが作った楽曲が優れているのはもちろんのこととして、その楽曲に、鑑賞する人の心を本気で揺さぶる力を注ぐのは、メンバーなのだ、と。編曲担当だったり音響エンジニアだったりコレオグラファーやサポートのダンサーなど、プロ中のプロが、こぞってサポートしようとも、いざ幕が開いて(『The Curtain Rises』!)舞台の上に出たならば、誰も助けられず、その場を活かすも殺すもメンバー次第となってしまうように、誰が作ってどんな具合に編曲しようとも、その楽曲に最後の命を吹き込むのは、メンバーなのだと。
ええ、『The Curtain Rises』には、やられました。
ハロプロ オールキャスト
℃-ute パートを終えて、矢島舞美さんの呼び掛けから、全員総出演の『桜ナイトフィーバー』。こればっかりは、こぶしファクトリーは良い曲をもらったなと思います。ひなフェスが続く限り、この曲を通じて、こぶしはフィーチャーされないわけにはいかないぞ、と。
というわけで、℃-ute について「楽曲に最後の命を吹き込むのは、メンバーなのだ」と思った途端に、メンバーの背中を強力に押してくれる楽曲もあると気付かされる次第で、いかにもメンバーと楽曲の相互作用が如実に見て取れるのは、こうした総出演のお祭ならでは。
ソロ
ソロ曲は Juice の金澤さん。「かみいしなか かな」のパートでも思ったけれど、なんだか気がついたら金澤さんって、めっちゃ聴かせます。
いや、Juice の5人こそ、歌謡祭的なテレビに打って出るべきではないかと。この歌唱力を思い知らせて欲しい、と。
シャッフル
もちろんのこと、生田衣梨奈さんは美人です。言うまでもなく、梁川奈々美さんも美しいです。将来が、本当に楽しみです。
しかしながら、このシャッフルユニットで登場してみると、そんな美人2人を左右にして、矢島舞美さんの美しさは、一段レベルが違っていることに気付かされます。いや、いかに薄皮一枚の表面だけだとはいえ、本気で、こうしてレポをするためにタイプしている投稿者と同じ種族だとは思えません。ほんとに女神じゃないかと。
モーニング曲カバー
22.なんちゃって恋愛 (by アンジュ)
23.気まぐれプリンセス (by ℃-ute)
プレミアム指定のグループの楽曲を、他のユニットがカバーします。
道重さゆみさんがリーダーをつとめていた時期の印象的な曲に加え、いわゆるプラチナ期から選曲されていて、投稿者的に「俺得」なラインナップ。『気まぐれプリンセス』で、お尻を強調する鈴木愛理さんを直に目撃できただけで、もう思い残すことはありません。
モーニング プレミアム
25.愛の園~Touch My Heart!~(by 生田、飯窪、佐藤、工藤、尾形、羽賀、加賀)
26.ムキダシで向き合って
27.What is LOVE?
28.LOVEマシーン
29.恋のダンスサイト(ハロプロ オールキャスト)
サブステージの構成から、今般のひなフェスは横一列に展開するフォーメーションが多く、人数が多いという点で、飛び抜けてカッコ良かったのが、やっぱりモーニング娘。’17。
冒頭でも述べたように、単独のライブと違って、出続けてるわけではないからこそ、ステージに出ている時は常に全力です。
それが13人まとめて「待ってました」とばかりに全力で来るんですから、ただ見ているだけの一ファンとしても、心揺さぶられる道理です。
すばらしかった。
ライブ終わりのアンコール?
ライブ終わりには、モーニングとアンジュルムのメンバーが再度登壇して「アイドル生合戦」のお知らせが(記事末参照)。
何やら告知がある風な感じのことを最後に譜久村さんが言っておきながら、一見、なんだかそのままライブが終わってしまったみたいだったので、異例なことに「アンコール」が客席から響いたり、「アイドル生合戦」の告知を見ないままに会場を後にする人もいたりと、やや混乱気味。
司会の方が、まーちゃんの名前を間違えちゃって(「さいとう まさき」とか)、「アイドル生合戦」告知中、まーちゃんが司会の方をずーっと睨んでたのは、微笑ましくも、やっぱり美しくて眼福ってことで。
*****
それにしても、やっぱり不思議です。
冒頭に、むしろ構成メンバーの歴が浅くとも、それでもモーニングがハロプロのフラッグシップであり続けていることの不思議に軽く言及しましたけど、ライブのラストの怒濤のラッシュで『LOVEマシーン』を楽しげに力強く歌っているのを目にすると、現役のメンバーは誰一人在籍してないどころか、メンバーによっては、リリースされた時には産まれてすらいなかったというのに、そんなメンバーが歌ってくれる『LOVEマシーン』が、どうしてこうも盛り上がるのか。ほんとうに不思議です。すばらしかった。
そこには、楽曲そのもののパワーとか、継承されていくというハロプロのテイストとかを越えた、何か不思議なものがあるような気がしています。
このあたりは今後も考えることにして、かくも不思議なまでにこちらの心を揺さぶってくれるハロー!プロジェクトに出会えたことに感謝して、そのすばらしかった春のお祭のレポを一旦締めますね。
引き続き、26日のライブの模様は、また別の記事で。(← やるつもりなんかい!と思った方、申し訳ない)
アイドル生合戦 国盗り天下統一編 produced by アソビスタ 予告動画
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