つばきファクトリーがリリイべで示した「プロ意識」と明日の希望 ~2nd シングル発売記念ミニライブ&握手会 in 大阪あべのキューズモール~

ハロー!プロジェクトの末っ子ユニット、つばきファクトリーの 2ndシングル 発売記念ミニライブ&握手会イベントが全国各地で開催されています。
ハロコンが7月15、16日の土日で大阪からスタートしてるもんだから、祝日の7月17日の月曜日には、そのまま大阪で、あべのキューズモール3階のスカイステージにて、ミニライブ&握手会が開催されました。

はじめに 暑さ対策とその周辺事情とか

具体的なイベントの内容に踏み込む前に。

イベントは、炎天下の野外ステージで3回まわし。
いかに「体調管理はしっかりね」とアナウンスしようとも、常々、夏場の武道館での物販列など、個々の参加者の自主的な対策に任せっきりの酷暑対策って、非常に危ないと思っていました。そのうち、大きな事故が起こってしまったら、せっかくの楽しいイベントが続けられなくなりかねない、と。
事実、投稿者が参加した某アリーナでのライブでは、物販列で女性が倒れた事例があります。結果的に大事に至らなかったとはいえ、いくつかの要因が重なって、通常の場合以上に危険なケースもあり得るかと。たとえば、限られた警備スタッフが広い会場のあちこちに分散しているから、事件が起こったポイントの近くには責任ある対応ができるスタッフが(基本)いない場合が多いこと。あるいは、同行している連れのファンも、自分もライブや物販を目当てに長時間待機列に並んでいるという経緯から、すぐにその場を離れて適切な対応をするには、どうしても一瞬の躊躇がありがちなこと。こうした要因から、酷暑の中、ほとんど日陰もないライブ会場での長時間の物販列などは、個々の参加者にとっての体調管理という意味以上に、イベントやライブそのものの存続におけるセキュリティの面で非常に危ないと、かねがね感じていたところでした。

それが、今般のあべのキューズモールでは、2台のミスト噴霧装置付き大型扇風機が登場。ですよね。そりゃあ、そうでなきゃ。

イベントのミニライブ中も、積極的にステージ上のメンバーからも「水分補給」が促されます
ってか、そう言いながら、メンバーたち自身が、楽曲披露の合間に、細かく、堂々と、水分補給や汗をぬぐったりなどを繰り返します。
何人かが水分補給に向かってる間、残ったメンバーがおもしろトークでステージを持たせつつ、水分補給を済ませたメンバーと入れ替わりで、ステージを持たせる側と水分補給組が入れ替わってといった具合に、ちゃんとイベントに組み込まれた暑さ対策です。
そして、その都度、「みなさんも汗拭いてくださいね」「みなさんも水分補給してくださいね」と客席に促します。

握手会のタイミングでは、メンバーたちの背後に扇風機を何台も並べ、頻繁に握手の「流し」を中断しては水分補給の休憩タイムを作ったり(その間、私たちファンは、握手待ちの待機列で、水分補給してるメンバーたちを見ていられるというご褒美付き)。

いろんなところで、これまで見られなかったような対策が実施されているのを見て、決して、無策で放り投げてるわけではないことが確認できて、その意味で、メンバーに対しても、ファンに対しても、真摯に、出来るところから、しっかり対応しようとしているところが見えるようで、ちょっと嬉しい一幕でした。

以上、「現場からの報告」ってことで。

ただ、やっぱりメンバーの負担は重かったのかなと(後述)。
このあたり、以下、イベントの様子を報告しながらも、根強い接触イベント忌避論に、あんまり強めに反対できなかったりして。む、難しいところです。
なんだか申し訳ない。

リリイべ開始前 公開リハーサルから

恒例の公開リハは、『初恋サンライズ』と『ハナモヨウ』の2曲。
先日までのハロコンで正式な初お披露目は済ませていたとはいえ、これで2ndシングルのトリプルA面が、3曲ともイベントにおいて披露されたことになります。

公開リハを終えて引っこむ方向を間違える新沼希空ちゃん。
先日の愛知県イオンモール木曽川のリリイべでの公開リハでも、仮設PAブースのスタッフさんに「おねがいします」とご挨拶するところで、公開リハを閲覧していたヲタに向かって挨拶しかけて、他のメンバーが違う方向を向いてるもんだから、慌てて回れ右していた希空ちゃん。この大阪あべのキューズモールでも、公開リハを終えて、出てきた下手側のバックヤードに戻るにあたって、戻る場所を間違えてさまよっていました。希空ちゃん、可愛いですよね。

登場してきた山岸理子ちゃんは、若干表情が固めで、もしかしたら連日のハードスケジュールにお疲れなのかと、投稿者は握手会で「大丈夫?」みたいなことを言っちゃったんですけど、これはお馴染みの「理子ちゃんはいつも眠そう」ってことだったようで、MVでも登場のサングラス姿も面白くイベント中に見せてくれて、全然元気でした。だもんだから、握手会での投稿者の発言にも不思議そうな顔をされたという次第。

前説のお兄さんの謎コント

ご存知、前説のお兄さんは今回も飛ばします。
前説のイントネーションが大阪風だなと思っていたところ、どうやらお兄さんは大阪出身のようです。
この日も、いつもとは異なって阪神タイガースのユニフォームで登場。いつもの若干強面の表情を1ミリも変化させずに「野球では阪神ファンです、めっちゃ」「めっちゃ阪神ファンやっ、ちゅうねん」とアピールしながら、つばきメンバーを呼び込む前に、告知もそこそこに、「こんな家族、嫌やーー!!」というショッピングモールで出会ったご家族ネタ(※)で客席を沸かせます。「わたしは芸人だったわけでもタレントでもなく、レコード会社の社員なので」という謎の釈明を挟みつつ。

(※ タイガースのコスチュームを着た自分とすれ違ってしまったことから、見知らぬご家族に無用な軋轢をもたらしてしまうというネタ。1回目公演は、甲子園に野球を見に行こうとせがむ息子と、暑いからテレビで良いとする親の断然を、2回目公演では、自分も阪神のユニフォームを着たいとせがむ息子と、実は巨人ファンだから、そんなことしたら出禁だと怒る親というディスコミを、いずれも息子側の「こんな家族、嫌やーー!!」でシメる謎コント)

ミニライブ&握手会 第一部

リリイべ本編では、メンバーたちは先だってのイオンモール木曽川と同様、『笑って』の衣装で登場です。
今回のイベント進行は、3回まわしの3回とも新沼希空ちゃん。
ぶっちゃけ、希空ちゃんはその声が可愛らしいこともあって、イベント進行の担当になるのを待ってました。

実は個人的に「現場からの報告」ってことで敢えて特筆しておくべき必要を微妙に感じているので、しつこいことは承知で、現場で、リアルに、握手の距離で、間近に接する新沼希空さんは、めちゃくちゃ可愛いですよと主張したいところ。バースデーDVDで「天然って言われたり、何考えてんのかわからないって言われますけど、けっこう考えてるし、勉強だってできないわけじゃないんですよ。んふっ♪」と述べていた希空ちゃんは、ほんまに可愛いんですよ。と、強く強く、主張しておきます。
何に対しての主張なのか、それは同じく現場に集う多くの つばきヲタなら、わかってくれるのではないかと。

そう、現場に集う多くの つばきヲタと言うなら、この日も療養で欠席であることが事前にわかっていたはずの浅倉樹々ちゃんのファンが、大阪に大勢集まっていました。樹々ちゃんのTシャツを着込んで、関東圏でのリリイべでよく見た顔だから、きっと、このために新幹線にのって大阪まで出向いたわけですよね。自分の推しが欠席していると、わかっているのに。
つばきファクトリー、いよいよ忠実で真摯なファンも徐々に増えてきたようです。

と、そんなリリイべ、一回目の概要は、こんな感じ

第一部 セトリとMC
01.泡沫サタデーナイト!(モーニング娘。’16) DJ:小野瑞歩
02.初恋サンライズ(浅倉樹々ちゃんのセリフの代替は小野瑞歩
MC(この夏の目標)
03.就活センセーション
04.笑って
05.ハナモヨウ
06.ジリリ キテル(Berryz工房)
【この夏の目標】
山岸理子:体力をつける
小片リサ:外に遊びに行く
新沼希空:虫に刺されない
谷本安美:熱中症にならない(でも残念な結果に:後述)
岸本ゆめの:あと5本、日焼け止めを消費する
小野瑞歩:お祭に行く
小野田紗栞:日焼けしない
秋山眞緒:身長2㎝ 伸びる
第一部 握手順
小片 → 秋山 → 岸本 → 新沼 → 小野田 → 谷本 → 小野 → 山岸

菩薩の笑顔の癒し力に注目が集まる小野瑞歩さんですが、汗で髪を振り乱す様子が美しくて驚きます。落ち着いてよく見てみると、「可愛い自分大好き」な小野田紗栞さんも、上に可愛らしすぎると述べた新沼希空さんも、実に美しくて、びっくりします。あんなに「ほんわか」してる理子ちゃんも、このところ、丸あるいお顔がスッキリしてきて、時々、びっくりするくらい美しいです。
しかも、その美しさは、こちらも気持ちを落ち着けてから(ちょっと心の焦点を引き気味にしてから)初めてわかるという「控えめ」な感じがあって、つばきファクトリーは、一部の意見とは逆に、実に選び抜かれていると、そう思います。
ええ、「現場からの報告」ってことで(← しつこい?)。

モーニングの『泡沫サタデーナイト!』は、DJが飛び出すところで、センターでダンスするのは理子ちゃんと秋山眞緒ちゃん。あんなに可愛らしく、あんなに眠そうなのに、理子ちゃんのダンスのキレは刮目です。そして、秋山ちゃん、お叱りを受けるかもしれませんが、腹筋といい、誰かと戦っているかのような躍動感溢れるダンスといい、矢島舞美さんの後継者として、一歩抜きん出ているかと。今後の伸び代も含めて、期待大です。

ミニライブのラストは、回替りで Berryz曲が。『ジリリ キテル』、あのイントロで、ゆっくりと腰を沈めて、メンバー全体がフォーメーションで左右に広がっては、あたかも鼓動のように広がって縮まってと繰り返すところ、涙が出てきてしょうがなかった。
つばきファクトリー、Berryz工房の楽曲を、こんなにも愛らしく、つばきらしいオリジナルのテイストを加味した上で再現してくれて…ほんとうに、ありがとう。

新曲も、正しくハロプロの伝統、つんく♂さんのテイストを継承して、しっかり「聴けば聴くほど味がでる」スルメ化が着実に進行中です。『就活センセーション』、作詞作曲中島卓偉に、編曲振り付けダンス☆マンってことで、小片さんの振りかぶったダンスも激しめで、わたくし、『就活センセーション』が一番好きかも。

ミニライブ&握手会 第二部

こないだのリリイべでは、『就活センセーション』のお辞儀の振り付け部分、「ファンのみなさんも、いっしょにやってくれたら嬉しい」程度だったのに、「私たちは “就活Greeting” って呼んでるんですけど」と、いつの間にか名前までついてる始末。
脇は締めないでとか、「就活Greeting」のやり方を客席に向かってレクチャーしながら、同時に目配せだけで理子ちゃんに何やらバックステージに向けて指示している小片リサさん。
今回も、握手会で流れてくる参加者の間隔が空いちゃったときなど、ちょっとした隙間で、顔の下半分だけで変顔してたりとか、相変わらず可愛らしい反面、こういうところは、ほんとに有能です。

と、そんな二回目のリリイべ概要は、こんな感じ

第二部 セトリとMC
01.泡沫サタデーナイト!(モーニング娘。’16) DJ:秋山眞緒
02.初恋サンライズ(浅倉樹々ちゃんのセリフの代替は秋山眞緒
MC(夏の思い出)
03.就活センセーション
04.笑って
05.ハナモヨウ
06.恋はひっぱりだこ(Berryz工房)
【夏の思い出】
山岸理子:塾の合宿
小片リサ:理子ちゃんとハワイに行ったこと
新沼希空:チーズ作り
谷本安美:手持ち花火が風が強くて火が付かなかった
岸本ゆめの:かき氷4つも食べた
小野瑞歩:遠泳
小野田紗栞:家族とキャンプ
秋山眞緒:友達とキャンプ
第二部 握手順
秋山 → 山岸 → 岸本 → 小野 → 新沼 → 谷本 → 小野田 → 小片

つばきが歌ってくれる Berryz工房の楽曲は、ほんとに涙が止まらなくて、不思議です。
この日の、大阪はとっても酷暑で、汗が止まらず、ずっとタオルを携帯して汗を拭きながらイベントに参加してたから、汗を拭いているのか涙をぬぐっているのか、見た目では区別できなかったことが幸いかと。
他のユニットがコピーしてくれる場合と微妙に異なり、どことなく「つばきファクトリーらしい初々しくも嬉し恥ずかし」な印象が乗っかるので、つばきが歌ってくれる Berryz工房の楽曲は、ほんとに涙が止まらなくて。

新曲のスルメ化が甚だしいのは『笑って』も。
ついこないだMVも公表されたばかりだっていうのに、「わらって、わらって、わらいつかれたら」の部分、小片さんの(普段は低めなのに)高めの声が印象に残って、何回もリピートしちゃいますね。
って、イベントそのものが、この『笑って』の衣装なんですけど、過去、サンタさんや巫女さんからガチOLまで、楽曲の衣装でもボンテージ風から大正モダンガールまで、様々な衣装に身を包んできた つばきメンバーですが、わたくし、この衣装が一番好きかも。

ミニライブ&握手会 第三部

この第三部では、いろんな事件が起こりましたが、同時に、かくも初々しい つばきファクトリーの、しっかりとしたプロの一面も目の当たりにできました。

第三部 セトリとMC
01.泡沫サタデーナイト!(モーニング娘。’16) DJ:岸本ゆめの
02.初恋サンライズ(浅倉樹々ちゃんのセリフの代替は岸本ゆめの
MC(夏に行きたいところ)
03.就活センセーション
04.笑って
05.ハナモヨウ
06.マジ グッドチャンス サマー(Berryz工房)
【夏に行きたいところ】
山岸理子:自然を感じるところ
小片リサ:盆踊り
新沼希空:京都
谷本安美:透き通った海
岸本ゆめの:ダイビングスポット
小野瑞歩:軽井沢
小野田紗栞:キャンプ
秋山眞緒:白浜の海
第三部 握手順
山岸 → 秋山 → 小片 → 小野田 → 小野 → 新沼 → 岸本

ベリ曲『マジ グッドチャンス サマー』で、菅谷梨沙子さんが担当したセリフパートは、秋山眞緒さんが。「ああっ、電波がっ」ってのが、吉本新喜劇風であったことは、これはやむを得ないかと。
秋山ちゃんに握手会で「バースデーイベント当選したよ」と今更なことを言ってみたら、ほんとに嬉しそうに微笑んでくれます。これでマズイのは、つばきでは小片さんと希空ちゃん推しであるはずの投稿者が、9人全員推しになってしまいそうだから。か、可愛いっすよね。

第三部での『泡沫サタデーナイト!』、DJを担当するのは岸本ゆめのさん。で、何やら「大阪やからノリはわかるよね」的なことを叫びながら、客席とステージにむけて架空の機関銃を「ダダダダダ」と撃ちまくります。すると、客席も、ステージ上のメンバーも、「わー、やられたー」とばかりにバタバタと。客席、最前列から数列ほど、ちゃんと「うわーー」とか言って、しっかり倒れてくれてましたよ。さすが。

他にも、この日の岸本さんは大阪のノリで飛ばしまくり。
そんな岸本さんを「大阪だから、みんなが笑ってくれる。みんなが笑ってくれるからって、きしもんが面白いわけではない」と、軽く一蹴するのは、小言姐さんの毒舌小片。そんな小片さんの一言を受けて「ええっ!ゆめ、おもしろくなかったの!?」と今更のように驚いてみせる岸本さん。どんな新喜劇かと。

他にも、この公演では、握手会に元研修生の横川夢衣さんがヲタと一緒になって握手の待機列に並ぶなど、いろんなハプニングがありました。横川さんが握手の列に流れていくと、メンバーが「きゃーーっ」とか嬌声をあげちゃって、周囲のヲタは、いきなり背景の置物と化してしまって、ちょっと可哀想でしたけど。

新曲の『ハナモヨウ』は、MVでメンバーが地面に横たわりクルクルしたりするところが、リリイべでもそのまんま実演されるんですが、歌い終わって整列するところで、スネや膝小僧についたホコリを払ってるのが、なんだかリアルで可愛いですよ。

ハプニングを超えて つばきメンバーが示したプロ意識

繰り返し、この第三部では、小片 ー 岸本のラブラブコントだったり、元研修生の横川夢衣さん登場だったりの他にも、いろんな事件が起こりました。

谷本安美ちゃん体調不良で握手会リタイア

そんなハプニングといえば、この第三部では、『ハナモヨウ』までの新曲3曲を続けて披露してからラストのBerryz工房『マジ グッドチャンス サマー』に移るまでの軽いMCパートで、一旦奥に引っ込んだ谷本安美ちゃんが、なかなか登場してきません。

結果から言えば、非常に厳しい酷暑の中、前日までハロコンだったというハードなスケジュールにあって、やはり体調を崩してしまったようです。
Berryz工房の『マジ グッドチャンス サマー』こそ、なんとかステージに出てきた安美ちゃんも参加したけれど、結局、その後の握手会は欠席します。

暑かったし、蒸していたから、歌って踊って…しんどかったと思います。
嬉しがってイベントに参加しているファンとしては、どうにも身の置き所がない感じですが、「体調不良で握手会は欠席します」とのアナウンスに、薄紫の谷本Tシャツを着込んでいる安美ちゃんファンもみんな「超了解っ♪」とサムアップするかのような調子で頷いていたし、誰も不満を漏らしていなかったので、ここは樹々ちゃんファン同様、いよいよ忠誠心溢れるファンも徐々に増えてきたようだと指摘するに留めつつ。

ハプニングを超えて示されたメンバーたちのプロ意識

それ以上に強く印象に残ったのが、上記のように、軽いMCタイムなのに、なかなか安美ちゃんがステージに戻ってこないからと、一生懸命トークを間延びさせて間を持たせようと、いろんなお話をして場をつないでいたメンバーたち。しかも、これ、途中から「あれ?長いな…」と思いもしたし、後から結果を知らされて「そういうことだったのか」とも思ったけれど、最初は、安美ちゃんが戻ってこないことに焦っているような雰囲気は微塵も感じさせず、あたかもトークが楽しすぎてお喋りに興が乗りすぎたという印象で、楽しげな雰囲気を一切壊さず場をつないでいたのは見事でした。

率先して状況を踏まえて(過剰なくらいテンション高めで)トークをつないでいたのは、小片さんと岸本さん(この日のこの2人は、ほんとにさすが)

そこで展開されたトークは、たとえばこんな内容だったり。
ハロコンがあったから、前日、前々日と、大阪でお泊まりしていた つばきメンバー。小片さんは秋山ちゃんにマッサージしてもらっていたんだけど、マッサージしながら秋山さんは寝てしまって、小片さんに重なるようになっていたとか。その写メがあるから、いつかブログにあげますと言う小片さんに、恥ずかしがる秋山ちゃん。また別室では、理子ちゃんがお風呂に入ってる間にドッキリをしかけるべく、理子ちゃんの私服を着込んでダンスの復習に余念がない風を装う岸本さんに小野田さんですが、お風呂からあがってきても、岸本さんらの仕掛けたドッキリに一切気づかずポヤンとしたまんまだったという理子ちゃん…とか。

そんな風に場をつなぎながら、イベント終わりのご挨拶では、安美ちゃんの途中リタイアについて「ごめんなさい」と言ってくれるメンバーたちです。もちろん「そんなことはないよ」とか「大丈夫だよ」とか、「安美ちゃんに、ゆっくり休んでと伝えて」みたいな言葉が最前近辺の客席から返されるわけですが(リリイベの最前あたりは、ほんまにステージ上のメンバーと会話ができるくらいなので)、そのいちいちに、小片リサさんは、ちゃんと「伝えておきます」とレスポンスしてくれていました

おまけのミニライブ延長戦

そんな心温まる(とは、事情が事情だから、そんな風にストレートに言ってしまって良いのかどうか躊躇しないではない)場面に続けて、最後のご挨拶として、後述するような真摯で健気な想いも語ってくれて、「これからも つばきファクトリーをよろしくお願いします」とお辞儀して、ステージを降りていくメンバーたちでした…と、イベントが終わるのかと思ったら、マネージャーさんと思しきスタッフさんが、バックステージに続くステージからの出口を塞いでいます(笑いながら)。だから、ステージから降りられないでいるメンバーたちは、BGMとして流されていた新曲に合わせて、そのまま歌詞を口ずさむどころか、一通りダンスまで、改めてもう一回披露する羽目に。これも、最後のご挨拶の口上に続けて、そのまま小片さんが(困った挙句)テンション高めにノリノリで始めてくれて、徐々に他のメンバーも状況を理解して乗っかり、最終的に、全員が前に出てステージに一列になって、リリースイベントのミニライブ延長戦といったところ。

これからも つばきファクトリーをよろしくお願いされました

いろいろハプニングはありつつ、それをリカバーし切るプロ意識と大サービスに加え、そして述べたとおり、スタッフさんもメンバーも、申し訳ないくらい、「どうか、つばきファクトリーをよろしくお願いします!」と深々と客席に向かってお辞儀をしてくれます。

冒頭で述べた暑さ対策じゃありませんが、しっかり対応しようとしているところが見えるようでファンとしても嬉しかった一幕といえば、ご存知、前説のお兄さんです。それは、3回目の公演において、前説のお兄さんが、上述の謎コントの天丼を期待されたところで、ネタとしてではなく語ったこと。

つばきファクトリーのスタッフでよく話し合われる話題として、つばきには鉄板の盛り上がり曲が少ない、と。それでも、今回の 2ndシングルでは、『ハナモヨウ』が、しっかりコールも入れやすいから盛り上がり曲へと育つポテンシャルを秘めている、と。それぞれのスタッフがそれぞれに、いろいろ考えるところがある…みたいな含みのある発言を挟みつつ、ステージ脇のマネージャーらしきスタッフさんから突っ込まれたりもしながら、そんな可能性を現実のものにしてくれるのは、楽曲をライブの現場で育ててくれるのは、オーディエンスの、客席のみなさんですと述べ、メジャーデビューした今年、つばきファクトリーがアイドル界の中心に飛び出す一年にするもしないも、みなさんに賭かっているんですと続け、「どうか、つばきファクトリーをよろしくお願いします!」と深々と客席に向かって頭を下げる前説のお兄さんでした。

そんなスタッフ側の真剣な語りもあっての3回まわしのミニライブ、そのミニライブ終わりの最後のご挨拶では、小片リサさんが「ハロプロと言えば『つばき』だと言われるくらいになりたい」と、こちらもまた熱い想いを客席にぶつけてくれます。
そして、そんな小片さんをはじめメンバーたちもまた「これからも、つばきファクトリーをよろしくお願いします」と。

そんなもん、もちろん、了解です!(ですよね)
これからも、つばきファクトリー、よろしくお願いされましたっ!(ですよね)

前説のお兄さんに代表されるスタッフさんたちの本気も、小片さんのご挨拶に代表されるメンバーたちの意気込みも、うっかりすると目頭が熱くなりかねない、熱い熱い、そして暑い、大阪あべのキューズモールでの、つばきファクトリーのミニライブ&握手会だったのでした。

ええ、「現場からの報告」ってことで。

そして、この「現場からの報告」もまた、よろしくお願いされた結果の一環ってことで。

大阪に遠征すると、新幹線の窓から、真野ちゃんが和服で日本酒を注いでる看板が目に飛び込んでくるよね、と付記しつつ。

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安美ちゃん、元気に復活したみたいです。(→ オフィシャルブログ「。谷本安美」)

(文=kogonil)

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