早稲田祭のイベントに道重さゆみがゲスト出演する
ネットを駆け巡るそんな情報を、多くのファンが横目でチラ見しながらも、ほとんどは静観していたのではないでしょうか。
思えば、ハロプロにあっては、かつての℃-ute を始め、大学の学園祭に招かれてライブしたりする例は多かったから、早稲田大学の学園祭に道重さんがゲスト出演しても、ちっともおかしなことはないわけですけど。それでも、学生主催のトークイベントのゲストであること、単発で時間も比較的短いこと、その上、入場無料のイベントであること、開催場所が講堂とかではなく(大きめだとはいえ)一般の教室であることなどから、どうにもファンのイメージする「道重さんのイベント」とマッチしなかったことに加えて、イベントのテーマが「嘘の効用」的なものであるとか告知されていて、それなら「道重さんがゲストだ」ってのも嘘なんじゃないかと警戒された部分もあって、初発の段階では多くは、他のファンの動向を注視しながら、全体的に静観していたように見えました。
そのうち、当の道重さゆみさん側からもイベント参加の情報が発信されるに及び、「マジだったのか!」との驚きの後、「土曜で入場無料のイベントで さゆ がゲストだなんて、ものすごい人数が殺到するぞ!学生のサークルで、それに対処できるのか??」といったイベント運営上の問題にファンの関心はシフトしたようですが、結論から言えば、若い学生達は、しっかりとイベントを運営していましたし、見る限り大きなトラブルはなかったようです。
唯一大きな齟齬としては、やはり参加希望者のボリュームを見誤ったのか、入場待機列をめぐるすったもんだがありましたが、そちらについては後述しつつ。
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はい、そんなわけで、2017年11月4日の土曜日、早稲田大学広告研究会が主催するイベント「Fake me happy」に参加してきました。
言うまでもなく、久しぶりにリアルで目視してきた道重さゆみさんは、この世の者とは思えぬ美しさ、可愛さで、やっぱり道重さんは時間を停滞させる魔法を使っているんだろうと思いました。けれども、それはあくまでルックスについてのことであって(繰り返し、そのルックスは驚異的なレベルで可愛く)、しかし、道重さゆみさんは、しっかりと大人でもありました。
やさしくプロフェッショナルであった、という点で、道重さんは大人でした(詳しくは記事末)。
イベントのスタートまで 早まった入場待機列
道重さんがゲスト出演するというイベントの会場は、早稲田キャンパスの15号館の401教室ということで、歴の長い「さゆヲタ友達」と15号館正面で待ち合わせ…って、駅を出てから15号館正面までたどり着くまでに、学園祭で賑わう早稲田キャンパス内をくぐり抜けるだけで汗だくです。
武道館や横浜アリーナなどの入場列だったり物販列だったり、大人数が入り乱れる現場には慣れっこなはずなのに、ヲタの待機列や時間つぶしと大学の学園祭は、えらく勝手が違って戸惑います。わたしも〇〇年前は学生として、こういう風景の一部だったはずなのに。
なんでも整理券などを発行するわけじゃなくて、そのまま先着順で入場ということなので、入場無料のイベントってことに加え「道重さゆみ」というネームバリューを考えると、とんでもない人出になりかねないことから、イベントは15時からのスタートってことでしたが、時間に余裕をもって出動した次第です。ところが、イベント主催者の公式情報によれば、 “入場列はイベント開始の1時間前、14時から作ります、それ以前のご来場はご遠慮ください” とのことなので、合流した さゆヲタ友達と飯を喰いに行ったりして時間をつぶすことに。ふらりと入った定食屋が、当然の「学生街仕様」であって、そろそろ定期検診で血糖値の心配をしなければならない年齢の「おっさん」にはイジメに近い白米の盛りだったりと軽くハプニングも経験しながら時間をつぶしていると、某掲示板経由で、こんなお知らせが!
【列形成時間変更のお知らせ】
ただ今こちらが想定していた以上のお客様にお待ちいただいている為、運営者と協議した結果、列形成の時間を【14:00〜】から【13:00〜】に変更させていただきます。突然の変更となり、大変申し訳ございません。
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
血糖値を気にしながらも大盛りの白米を平らげた おっさんたちは、早稲田キャンパス15号館を目指して走りましたよね、そりゃ。
15号館に入って、地上階(15号館は入ったすぐのところが地下なのかしら)の階段下に「最後尾」の掲示が。大慌てで並ぶ(白米を平らげてきた)おっさんたちでした。
学生スタッフさん「すんごい人気ですねえ」
会場である401教室はずっと上階で、延々、階段に添って待機列ができています。投稿者たちが階段下の最後尾に並んだ段階で、カウントしていた学生スタッフさんに確認してみると230番前後。そのまま学生スタッフさんとお話してみたところ、「立ち見は設けない/教室には700人くらいは入る/人数がいっぱいになったところで入場列は締め切る」といったあたりを教えてくれました。
全体で700人中の230番前後ってことなら、まあ悪くないかと、ほっと胸をなでおろした次第。
少し学生スタッフさんとお話しが弾んだところ、どうも今般のイベントは早稲田大学広告研究会の側からアップフロントに話しを持ち込んだ結果であるようで、そこは「早稲田」や「広告研究会」って辺りに独自のコネクションがあるのかも知れませんが、アップフロントは、こういう持ち込みに耳を傾けてくれるんですねえと、感慨頻りといったところ。(※ あくまで投稿者が現場の学生スタッフさんと会話した限りでのもので、実際のイベント企画経緯がどうであったかについては、もちろん確かなことはわかりません)
「いやあ、うちらの先輩、口が上手いから」とは、お話ししてくれた学生スタッフさん。
と、投稿者たちが階段下入場列最後尾に並んでからも、後から後から「道重さんのイベントはこちらですか」という入場希望者がひっきりなしで、投稿者たちから後ろは別の教室に待機場所を設けて、そちらに流れるよう学生スタッフさんが誘導しておりました。
そんな具合に、入場列とは別に待機場所を設けていても、途切れないイベント参加希望者に、声を枯らして誘導する学生スタッフさん。
一瞬間が空いたタイミングで学生スタッフさんが漏らします。「いやあ、道重さんって、すんごい人気なんですねえ」って。
大人な投稿者たちは笑顔をつくって「ですねえ」と応じますが、内心「あたりまえだ」と。
ファンとしても、改めて襟元を正すなど
でも、イベント本番のオープニングでも、ファンにとっては当たり前のことを説明しては道重さんを紹介していたことからも、このイベントは、ハロプロのファンというか「さゆヲタ」のみを対象としたようなアイドルイベントではなく、やっぱり広く一般に開かれた学生主催の大学祭イベントだったようで、参加を希望してやってくる人も、見たところ、明らかな「さゆヲタ」といった方が思ったよりも少なめだったりして。
イベント開始の1時間前(当初はこの時間に待機列を作ろうとしていたタイミング)で、学生スタッフさんたちがシーバーでやり取りするのを盗み聴くに「残席100でーす」とか言ってます。と、いったところから、あっという間に定数に達してしまって、学生スタッフさんの誘導の声も「あちらの”最後尾”の表示がある教室で待機して下さい」から「もう締め切りましたので、入場できません」に切り替わります。
その後も、どんどんイベント参加希望者が来るわけですけども(投稿者たちは階段下の待機列の最後尾のまんまだったので、よく見えたのでした)、みなさん「もう入れません」と、お断りされています。でも、残念そうに顔を歪める者こそあれども、言葉を荒げる者もなく、みなさん紳士的に去って行きます。
せっかくの道重さんのイベントに参加できずに、しかし紳士的に去って行った希望者さんたちの真意がどこにあるかは不明ながら、投稿者たちも、このイベントを主催してくれた早稲田の学生さんたちに「道重さゆみさんは、ファンも紳士的だ」と思ってもらいたくて、道重さんをゲストに呼んだことを「良かった」と思ってもらいたくて、学生スタッフさんたちに、思わず「おつかれさま」とか声をかけちゃったりして。
ようやく動き出した待機列が会場の401教室に収まったのは、当初のイベントスタート予定時刻から30分遅れてのこと。
道重さんと一緒にステキな嘘を見つけよう!「Fake me happy」
401教室に導かれた入場列は、その列の順番通りに、学生スタッフさんによって整然と座席まで案内されます。ほんまに、先着順そのまんま。
座席には、イベント中の企画に必要だという Line 登録手続きだったり、アンケート用紙だったり、スポンサー提供のシャンプーとリンスだったり(道重さんの「ハゲ」ヲタいじりといった前提を踏まえたネタだったのかも)があらかじめ配布されています。
着席して、後続の入場待機列が流されていくのを眺めながら、イベントの諸注意のアナウンス(撮影禁止の他、入場列を予告より早い時間で作り始めたことの謝罪など)を聴いたりしてるうちに、いよいよイベントスタートです。
Fake me happy イベントの趣旨・概要など
イベントは、早稲田大学の学生さんが男女ペアでMCを担当してくれます。なんと、それぞれ1年生なんだとか。何だか、自分が歳を取ったようでガッカリしますが、最近の若い人は、とっても、しっかりしています。
と、そんな学生さんの仕切りでイベントは進行し、道重さんはあくまでゲストという位置づけであるようです。
さて、悪いものだとばかり思われている嘘にも、相手を傷つけないように、相手を思いやることで発せられる嘘もあって、そんな素敵な嘘を見つけよう…といった趣旨の、このトークイベントは「素敵な嘘を見つけよう」というコンセプトの元、3つのパートで進行します。
STEP1は、「嘘つきはシアワセのはじまり」として、そんな「素敵な嘘」の実例が実際のエピソードに託して紹介されます。
STEP2は、「ステキな嘘コンテスト」として、設定されたシチュエーションに応じて、実際に嘘をついてみようというもの。イベント中の企画に必要だという Line 登録手続きは、この嘘投稿のため、そして会場から参加者が投稿した嘘のどれが良かったか投票するためのもの。
最後の、STEP3は「Fake Sayu Happy」として、ゲストの道重さんに面と向って「素敵な嘘」をついてみようという趣向です。
こうしたステップを通じて、相手を思いやる「素敵な嘘」について学ぼうというのが、このイベントの趣旨であると。
しっかりお仕事していた道重さん
繰り返し、学生さんの仕切りでイベントは進行し、道重さんはあくまでゲストという位置づけ。というのも、あらかじめ進行台本などを道重さんが把握していたような兆しはほとんど見えず、ほとんど(道重さんにとっては)アドリブで対応していたようだったから。
以下、イベント進行に沿って、道重さんの様子などを。
MCの学生さんに促され、道重さんが呼び込まれます。
マネージャーと思しき女性と、なんと西口社長が道重さんに随伴しています。
オープニングトークの道重さん |
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軽く道重さんのご紹介から続けて、ソロになって変わったところを問われる道重さん。 曰く、イベントやライブの前の気合い入れ、モーニングのときは「頑張って行きまっしょい」だったけど、ソロになってからは「可愛い子は~? さゆみん!」に変わった、と。 この気合い入れは、共演者などに道重さんが強要しているとのこと。 あえて強要することから、イベントなりライブなりを自分が牽引しなきゃいけないと自覚も深まるのだと「良い話」につなげようとする道重さん。 |
謙遜する道重さん |
オープニングのトークで司会の学生さんから「ほんとにキラキラしていて」と言われ、「いいえ、みなさんの方がキラキラしていて素敵です」と道重さん。 学園祭ってことで、若く魅力的な学生さんがたくさん…というのは、そのとおりだったけれど、やっぱり、そんな中でも道重さんが一番にキラキラしていて、一番に魅力的でしたよ。 |
ステージの暗転に、ちょっと反応する道重さん |
イベントはSTEP1「嘘つきはシアワセのはじまり」に移り、「素敵な嘘」の実例が紹介されます。実例紹介はスクリーンに映像で表示されるので、会場は照明が落ちて暗転します。 その暗転に、ちょっとビックリしたように、かすかに反応する道重さんでした。可愛かったです。 |
映像に食いつく道重さん |
素敵な嘘の実例が、オリジナルのアニメ風スライドショーで紹介されます。紹介された実例は2つ。最初のものは、オー・ヘンリーの「最後の一葉」風の病室からの風景をめぐる嘘。なんだけれども、そのプレゼンの仕方がわかりやすかったと、その実例の内容よりも、紹介映像の方に食いつく道重さん。「とっても、わかりやすかった」とか言いながら、「すっと頭にはいってくる」とか言いながら、紹介された実例の内容には軽くしか触れない道重さんでした。 |
亀に疑問を呈する道重さん |
二つ目の素敵な嘘の実例は、飼っている亀にしか関心がないお婆ちゃんに恋したお爺ちゃんの話。お爺ちゃんはペットショップの亀を買い占めて、お婆ちゃんの飼っている亀を、少しずつ大きな亀に入れ替えていくことで、お婆ちゃんの心を射止めましたというお話し。 このお話しが良い話であったかどうかはともかく、「亀って長生きするから、お爺ちゃんとお婆ちゃんがいなくなったあと、どうなるんでしょうね」とか、「自分が飼ってる亀を入れ替えられて、気がつかないんですかね」とか、いろいろ周辺的なところが気になった道重さんでした。 |
イベント進行を促す道重さん |
そんな具合に、自分的に気になるところに引っかかってみたりするのが、ちょっとマズいと気付く道重さん。 やっぱり学生さんのMCであるからには、進行台本から外れたアドリブなどには戸惑うことも多いみたいで、その辺りの機微を読み取ったのか、いろいろ気になるところを発言しかけては「あ、わたしって、すぐに口を出しちゃうから、気にしないで進めて下さいね」と、MCに配慮する場面がめっちゃたくさんありまして。最初は、それこそが期待されているのかと思って、アドリブ的な自由な応答をして見るも、MCがきちんとそれを処理できないと見て取るや、自分の “おちゃらけ” を悪者にして、自分がイベントの進行を妨げてるという形でMCをフォローするあたり、道重さんが衰えていないのはルックスだけではないようです。 |
ちゃんとイベント進行に協力する道重さん |
イベントはSTEP2「ステキな嘘コンテスト」に移り、MCさんが、会場の参加者に向けて、嘘の投稿と、投稿された嘘への投票の仕様なんかを説明するわけですが、その一々に、「いぇい!」とかいった「合いの手」を入れて、ノリノリな感じを出してる道重さんでした。 |
ちゃんとイベント進行に協力する道重さん その2 |
嘘コンテストのお題の1発目は、腕時計のプレゼントをもらったところ実はすでに同じものを持っていて、しかも第三者に「同じもの持ってたよね」とその場でバラされたというシチュエーション。さて、どう嘘をついてプレゼントしてくれた人をフォローするか、というもの。 お題を受けて道重さん曰く「いますよね、そういう “KY” な人。んふふ」と。 —————— このお題への道重さんの嘘回答は「わたし、週末には2つ、つけるんだよね」というもの。 |
2文字単語のアクセントが独特な道重さん |
会場から投稿された嘘についてトークが展開する中で、「あね」と言おうとして、またもや “2文字単語のアクセント” が独特な道重さん。道重さんの「あね」のアクセントは、「あ」よりも「ね」が大きく跳ね上がる感じ。(「このコーヒーは豆が良い」と言う時の「豆」のようなアクセント) これ、他にも「こな」とか「なし」とか「かき」とか、ほんとに懐かしくて、道重さんらしくて、ファンには嬉しいところ。 で、「あね」で会場がザワついて、ザワつく会場に「何?」と道重さんも反応して、そして「おねぇちゃんがね」と言い換えます。個人的には、この場面だけでお腹いっぱいです。 |
ちゃんとイベント進行に協力する道重さん その3 |
さて、この会場からの嘘投稿と嘘投票、機材トラブルで一時中断することに。 機材トラブルでしばし中断というところをアナウンスするだけで精一杯の学生さんMCに、すかさず「みちしげさゆみでぇす」「やまぐちけんしゅっしんでぇす」と、”今、時間稼がなきゃいけないから、わたし、ゆっくり話してますよ” ということがあからさまに、急に舌足らずの甘えた可愛い感じで話し始める道重さんでした。 MCが時間稼ぎにトークを振ってくるのを待たずに、自分から間を埋めに出て、しかも、そこを道重さんらしく可愛く(しかも、あえて可愛くしてることがわかるようにして)時間を繋ぐところが、いろいろな意味でプロフェッショナルだと思いましたよ。 |
お婆ちゃんっ子、お爺ちゃんっ子だった道重さん |
ようやく機材トラブルも復旧して嘘コンテストのお題その2。 お婆ちゃんが大事にしていた骨董品を売りに行ってみたら、ほとんど価値がなくて売れませんでした。さて、お婆ちゃんには何と言う?というお題。 —————— 道重さんのお答えは、「おばあちゃん、2億になるんだって。でも、2億にするには先に1億払わないといけないんだって」という、お婆ちゃんにとっての安心と諦めの一挙両得のお答え。 —————— このお題に答えてトークする中で「わたしもお婆ちゃんっ子、お爺ちゃんっ子だったから」なる発言があって、卒業前 2014年の、あの一連の事情を知るファンは(はっきり書かなくて、ごめんなさい)、いろいろ思い出して、改めて道重さんのプロフェッショナルであることに思い至ったりなどしておりました。 |
嘘というテーマにしっかり乗っかる道重さん |
さてイベントは、素敵な嘘、その実例紹介と嘘コンテストを経て、いよいよSTEP3として、ゲストの道重さんに向って実際に嘘をついてもらうという肝のパートへ。 用意されたシチュエーションは「道重さんと2人でお出かけしていて、薄着で寒そうな道重さんに、あなたはコートを貸してあげようとします。しかし、『コートを脱いだら、あなたが寒いんじゃない?』と道重さんは気遣ってくれます。さて、道重さんに何と言う?」というもの。 会場からの挙手で寄せられた嘘は「ヒートテック、3枚着てるから」と、「大丈夫、このコート貸したら、もう1回、さゆちゃんに逢えるから」という2件。 これに対し、「大丈夫、このコート貸したら、もう1回、さゆちゃんに逢えるから」という方が心に響いたけれど、それは「嘘」じゃないからと、「ヒートテック、3枚着てるから」に軍配を上げた道重さんでした。 ちゃんと、正しくイベントの趣旨をきちっり守るあたり、さすがとしか。 |
イベント一式を終えて、最後に、会場と一緒に「うさちゃんピース」で写真撮影をして終了です。
やっぱり、この場に集まっているのが必ずしもファンばかりではないと知ってか、少しばかり「うさちゃんピース」の説明なんかもして、「28歳にもなって、うさちゃんピースだなんて」とか軽く自虐も含めつつ、「特に何かイベント決まっているわけじゃないし、それにお金もかかるだろうけど、また私に逢いに来て下さい」とご挨拶して、道重さんは早稲田大学キャンパス15号館401教室を後にしたのでした。
やさしく目配りが届く大人の28歳として
上にも書いたように。魅力的な若さに溢れる大学という場にあって、それでも一番に魅力的でキラキラしていたのは道重さゆみさん、その人でした。
さて、道重さんが可愛かったとか、道重さんが美しかったとか、道重さんが愛らしかったとか、道重さんが魅力的だったとか、そういうことは、投稿者のレポで改めて主張しなくても明らかすぎることなので、そこは強調しないにしても。
それでも道重さんはプロフェッショナルでした。
そして、道重さんは、やさしかった。やさしいからこそ、いろいろと周囲で困っていることがわかるから、だからこそ、そこに率先して手当ができるという意味で、プロフェッショナルでした。
今般のイベントは学生たちが企画・運営したものです。
いや「学生たちが企画・運営」という言葉を聴いたときに思い浮かべるイメージよりは、ずっと、まともに、しっかりと、ちゃんと運営されていて、正直、早稲田大学広告研究会の面々には(ある程度、実務経験のある大人として)拍手を惜しまぬつもりの投稿者ですが、それでも1年生のMCを始め、ところどころ拙い部分もありました。
しかし、おそらくは進行台本などを事前に開示されていたわけではなさそうな道重さんは、ゲストという立ち位置ながら、しっかりとそのフォローをしていました。しかも、ちゃんとフォローするということを遂行しながら、「可愛いさゆみん」というテイストを壊さないで、イベントの進行をしっかり促していました。
2年以上のブランクがあるというのに。
しっかり学生たちをフォローしながらイベントを進行させる道重さんは、愛らしく戯けて、ときに「こんな28歳どう?」と自虐も入れて、しかし、ちゃんとお仕事をしながら、学生たちが企画したイベントをしっかり支えて。
道重さゆみさんは、(そうした学生たちとの対比があるからこそ)ちゃんと大人でした。
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可愛くて美しい…といっただけではなく、可愛い上にちゃんと大人でプロフェッショナルである。かの COTTON CLUB での再生公演が、ライブでもお芝居でもなく、あくまでオリジナルなステージであったように、アイドルでも女優でもなく、まさに「道重さゆみ」という以外に呼びようのないオリジナルなジャンルへと成長しているかのようです。
冒頭近くで、大学の賑わいに触れて「わたしも〇〇年前は学生として、こういう風景の一部だったはずなのに」と書きました。
ファンたる投稿者は、かなり「おっさん」であり、実年齢は初老とカテゴライズされるほどでありながら、自意識は「学生」のまんまだったりします。そんな投稿者が崇拝する道重さゆみさんは、時間を止めたかのようなルックスのまま、その内面は、投稿者なんかより、ずっと大人であるようです。
芸能史をふり返れば、単に偉大な業績というだけには留まらぬ一時代を築いた、時代の代名詞ともいうべき芸能人には、そのファンを含めて「唯一無二」であることが、どこかにマーキングされています(たとえば、吉永小百合さんとその「サユリスト」のように)。
その意味で、いつの日にか、その独特な関係性を含めて、やがて道重さんを追いかける私たちにも「サユミスト」という名が与えられたりしたら、そうなったら良いなと思うのです。
ま、早稲田つながりってことで(吉永小百合ね)。
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