ゲストとセトリを自在に組み替える M-line Special 2023～Magical Wish～【5月GW横浜公演】

MSMWの公演については、声出し解禁となった2023年5月13日の浦安公演にて、まさに声出し前提の『スッペシャルジェネレーション』や、『スキちゃん』や、『一丁目ロック』がセトリに組み込まれ、浦安のステージに参加していたファンからは歓喜の涙に打ち震える声がネットにあふれることになった。 が、この記事では（ライターの参戦事情という残念な背景もあって）それに先立つゴールデンウィークの横浜公演について記載している。

ゲストに応じてセトリを組み替える充実のハロコン？

ずっと以前のこととして、何かの用事で小関舞ちゃんとLINEでやり取りしていたところ、「舞は中学生なのでもう寝ます」というお返事が来たことを話してくれる宮本佳林ちゃん。その話題自体は、小関舞ちゃんからの返信が可愛かった…、当時は中学生だった舞ちゃんが今ではすっかり… 的なところに落着するわけですが、こちらとしては、舞ちゃんが中学生だった頃に佳林ちゃんと個別にやり取りがあったということに驚きます。ステージ上のトークでも、チラッと「研修生を経験していないから」とかいった発言があったりする小関さん、カントリー・ガールズがスタートした時期（2014年11月）には、すでに Juice=Juice は活動していましたから、当時、小関舞ちゃんと佳林ちゃんさんが個別にLINEしていたってこと自体がビックリですよね。「舞は中学生なのでもう寝ます」という印象的な愛らしい〆のメッセージよりも、いったい何の話題で２人が語っていたのかを知りたかったりして。

そんな小関舞ちゃんは、MSMW にゲストとして参加した元アンジュルム勝田里奈さんとの思い出を語ります。かつてハロコンのシャッフルで、けっこう勝田さんとは一緒の組になったという小関さん、『お願い魅惑のターゲット』を始め、いくつも共演したシャッフル曲を挙げて（勝田さん「逆によく覚えてるよね！」と驚いてます）こんなにシャッフルで一緒になったことはあったのに、満足にお話したことはなかったと続けます。曰く、”話しかけんなオーラ” が見えるようだったとも（← ま、舞ちゃん！）。そんな勝田さんと、この MSMW のリハーサル帰りで２人切りになってしまい、どうしよう、どうしようと思うも、なんと勝田さんの方から話しかけてくれて嬉しかったのだと。あまり話したことないメンバーと２人切りになってしまって、話しかけるべきかどうか悩んだのだということは、当の勝田さんも、すぐに続けて証言してくれます。曰く、他のグループに対しては自分（勝田）も人見知りになってしまうのだと。その “人見知り” の逡巡が、周囲からは “話しかけんなオーラ” に見えるのかも知れませんね。

そんな具合に、現役時代の交歓の詳細を知らないでいたメンバー同士のアレコレを、今になって改めて知れるのも、ゲストや参加メンバーを自在に組み合わせる MSMW ならでは。メンバーたちも異口同音に「ハロコンみたい！」と述べるように、いろんなグループの楽曲が、その自在に組み合わされたゲストやメンバーに応じて縦横に披露されます。しかして登壇メンバーは固定です。あまりに固定なもんだから、今回のようにセトリが激しいと息も荒くなりがちですけども、かつてはハロコンに対して “いろんな楽曲を聴けてバラエティに富んで楽しいけれど、推しメンや推しグループが少ししか登場しないから、微妙” という声もあったところ、その意味で MSMW のステージは、（ゲストを除いて）メンバーはステージに基本的には出続けますから、そうした残念さが払拭された充実のハロコンだと言えるのではないかと。

というわけで今般は、細さに磨きがかかってアイドル・サイボーグ時代を彷彿させる宮本佳林ちゃんさん、昨今はちょっと形容に困るくらい美しさが充溢している小片リサさんの、ほぼほぼ定番メンバーに、先だってマネジメントの系列が変更になり、なんと髪も切って改めて華奢な背格好が印象的な小関舞ちゃんに、初のゲストとなる元スマイレージ２期メンバー勝田里奈さんがゲストで登場です。

M-line Special 2023～Magical Wish～【5月公演】

そんなわけで５月の連休は、横浜ランドマークホールにて、５月４日～５日の２Days４公演で、MSMW のステージが実施されました。こちらに、それぞれの昼公演に行って来たので（いや夜まで通すと帰りが… 秘密！）可能な範囲でご報告です。

上に、自在に組み替えたゲストやメンバーに応じてセトリも変幻自在である旨、触れましたが、今般は勝田さんがゲストであることもあって、スマイレージ楽曲があまりに強力でした。何度か述べたこともありますが、わたくし、モーニング娘。の道重さゆみさんを信仰する者であり、そしてベリキューを深く愛する者であるため、実はスマイレージについてはリアルタイムでさほど観測できていなかったのでした。それが、後年になって（すっかり “アンジュルム” が定着してしまって以降に）ハロコンやひなフェスやカウントダウンといった場面で、スマイレージ楽曲の麗しさや旋律の軽妙さに、今更といった形で驚いた次第で、スマイレージをよく知らなかった当時の自分をぶん殴ってやりたいほど。今では『ショートカット』が（理由は自分でも不明ながら）歴代ハロプロ個人的ベスト５に入るくらいにスマイレージ楽曲の素晴らしさに撃たれ続ける日々ですが、この連休の MSMW でも、改めてスマイレージ楽曲の好さを目の当たりにしてきたというわけです。

もちろんベリキューを愛する者として、Buono! の『初恋サイダー』が嬉しかったことは言うまでもないとして、そうしたスマイレージ楽曲も強めに組み込まれたセトリをどうぞ（↓）。その上で、詳細はページを切り替えて。