熊井友理奈カジュアルディナーショー~Enjoy Autumn~ レポ Berryzファンが報われた夕べ

活動停止中のBerryz工房メンバーにして、モデルとしても『王様のブランチ』のレポーターとしても大活躍中の 熊井友理奈さんのディナーショーが、「熊井友理奈カジュアルディナーショー~Enjoy Autumn~」として、2015年11月15日、原宿 ミュージックレストラン La Donna にて、開催されました。

はじめに

こちらに参加してきたので、報告させてください。
参加希望したけれど当選できなかった方が多いことに熊井ちゃん自ら触れて、「なんだったら、いろいろ報告して」って言ってましたので、さっそく仰せに従うかっこうです。
とはいえ、これまでエンタメアライブに投稿させていただいたレポのように、イベントのあれこれや感じたことをそのままに陳述するなら、あまりに気持ちがあふれすぎてしまって、どれだけ言葉を連ねてもレポが終わらない始末となることが明らかなので、要点のみということでご勘弁ください。

具体的な内容に入る前に少しだけ。
熊井ちゃんのディナーショーには、ライブ後に、握手会とポラロイド撮影がありました。
かなりハロメンとの握手にも慣れたつもりだった私ですが、比較的ゆっくりめに時間を取ってくれた握手会で、熊井ちゃんと何を話したのか、まったく覚えておりません
ポラロイドについては、ちゃんと正しく熊井ちゃんに叱ってもらった模様です(下記)。
この熊井ちゃんのディナーショーに同席したベリヲタ友人と、帰りに近場のカフェで正しく抹茶ラテを飲んできたわけですが、二人とも沈黙したまんま、思い出したように「熊井ちゃん、可愛かったなあ…」「熊井ちゃん、きれいだったなあ…」とつぶやくばかりで、ただただ呆然とするばかりであったことを(それでも熊井ちゃんに再会できて最高に幸せだったことについて十二分にコミュニケーションが成立していたことを)お伝えしたい。

それほどの至福のひとときであったのです。

kuma-dinner02

熊井ちゃんのディナーショーといえば、2013年9月以来のものとなります。あまりに応募が殺到した模様で(※1)来年の3月には「熊井友理奈カジュアルディナーショー~Enjoy Spring~」の開催が決定されたどころか、早速その「~Enjoy Spring~」に追加公演が決まる有様です。

  1. 投稿者も、昼公演、夜公演と申し込んでいたところ、かろうじて夜のみ当選。

ディナーショーの概要

ミュージックレストラン La Donna 前で待機しつつ、開場時間に呼び込まれていきます。
開場時間から、開演時間までは1時間ほど間が空いていますが、ディナーショーでは、この時間にお食事をすることになります。このお食事している間は、もちろん熊井ちゃんは一切登場しません。
2年前のディナーショーでも、2014年12月5日のコットンクラブでのディナーライブでもそうだったのですが、今回の「~Enjoy Autumn~」でも、この「開場時間」と「開演時間」の違いを通常のハロプロのライブやイベントと同じようなものと考えてしまって、開演時間ぎりぎりにやってくる人がいます。そうすると、熊井ちゃんがライブをしている目の前で慌ただしくお食事することになって、なかなか微妙な感じになるので、ディナーショーの場合はお食事の時間が取られていることをちゃんと把握することが大事な気がしております。

ハロプロのディナーショーといえば、ネット上には怪しげな情報から経験者による悲痛な報告までが出回っており、私も初めて2年前の熊井ちゃんのディナーショーに参加するときは戦々恐々としていたものです(※1)。
しかるに、熊井ちゃんのディナーショーは、わりとしっかり食べられて、私は美味しくいただくことができました。メインの魚料理がけっこうなボリュームで。
そのメニューは、こちら(↓)。昼公演とはメニューが異なる模様。

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熊井ちゃんが考えたというオリジナルカクテル(※2)などを別料金で注文しつつ、おいしいお食事を終えてから、熊井ちゃんが登場してライブとなります(ライブパートは後述)。

ライブは生バンドによる演奏をバックに、熊井ちゃんが一人で歌い通します。ライブとトークで楽しいひとときを、ほんとうに楽しいひとときを過ごしてから、ラストにテーブル毎に呼び込まれて、ポラロイド撮影と握手会で熊井ちゃんが送り出してくれます(※3)。

物販は当日のみの日付入り生写真。こういう写真って、買っても見返すことがないので購入するつもりはなかったのですが、ライブ中のMCで、熊井ちゃんが「買ってね」とか言うもんだから、しっかり購入して帰ってきました。そう、物販は、送り出されてからも可能だったのでした。

  1. 始めて参加するにあたって、ネット上の同情を禁じ得ない悲痛なレポートに戦々恐々としたといえば、バスツアーも同様。
    しかし、ディナーショーと同様、バスツアーも、無上の喜びを経験することができました。
    投稿者が参加したバスツアーは、道重さゆみさんのものと Berryz工房のものに限定されていますから一般化はできないかもしれませんが。
    そちらのレポはこちら(↓)
    一人で参加するハロプロ バスツアー(その私見による参加心得)
    Berryz工房バスツアー『トラベリーズ.comファイナル』レポ1日目「切ないBerryz工房」
    Berryz工房バスツアー『トラベリーズ.comファイナル』レポ2日目「楽しいBerryz工房」
    Berryz工房バスツアー『トラベリーズ.comファイナル』レポ3日目(終)「やさしいBerryz工房」
    投稿者が参加した限りで、バスツアーも、ディナーショーも、かつての悲痛なレポの例に比べて、格段にサービスも、ファンの気持ちへの配慮も、向上している印象があります。
  2. 名前を失念した上に、メニューに記載されたカクテル名は、注文と同時にもぎ取られていったので確認できず。
    抹茶関連であったことのみしかお伝えできないことをお許し下さい。
    と、言いつつ、だって考えた本人である当の熊井ちゃんすら、MCでカクテル名があやふやだったから、許して。
  3. 握手会は、けっこうな長時間でした。
    とにかく熊井ちゃんが美しすぎて、まぶしくて、何を話したか、本気で記憶していません。
    ポラは、特に説明はなかったですが、ポーズの指定をしてみたところ、熊井ちゃんは笑って応じてくれました。ちゃんと叱ってくれましたよ。(上記)

ライブの概要と熊井ちゃんの様子

美味しくお食事をいただいて、いよいよ熊井ちゃんが登場です。
シックな黒を基調にしたパーティードレス風のシルエットに、上半身に花柄をあしらった素敵な衣装で登場です。

わたくし、DDすぎて申し訳ないんですが、ここんところモーニングのツアーでも℃-ute のツアーでも、めっちゃ席が悪く、おまけに つばきファクトリーのクリスマス・イベントには落選する始末。どんだけ悪いことしたんでしょうかと神さまに懺悔したくなる日々を送っていたところ、なんと熊井ちゃんのディナーショーでは、ライブステージ直前のど真ん中の席。1.5 mくらい前に、熊井ちゃんがいます。
ほとんど最前の位置からの熊井ちゃんは、菩薩のようで、あまりに美しく、投稿者は語る言葉を持ちません。ただ、むしろ席が近すぎて見上げ続けたもんだから、首が痛くて。そんな熊井ちゃんの様子を以下。

ライブの概要

ライブのセトリは、次のとおりです。
ご覧いただければおわかりのように、Berryz一色のセトリとなりました(後述)。

【セットリスト】
1.ハピネス~幸福歓迎!~
ごあいさつ
2.秘密のウ・タ・ヒ・メ
3.君の友達
4.さぼり
MC1 カップリングの組み合わせでしたぁ/歌割りって偉大ですね
5.恋愛模様
6.真っ白いあの雲
MC2 しっとりバラードの組み合わせでした/これからはノリノリでね
7.ROCKエロティック
8.恋の呪縛
9.なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?
10. ライバル
~アンコール~
11. 笑っちゃおうよ BOYFRIEND
MC3 いろいろ考えけど、やっぱりBerryz曲でって思って
12. ガールズタイムス

これは、一緒に抹茶ラテを飲んで帰ってきたベリヲタ知人とも深く合意したことですが、やっぱり熊井ちゃんが、熊井友理奈さんが、ベリの楽曲を歌ってくれると冷静ではいられないところがあります。投稿者は、いきなりの『ハピネス~幸福歓迎!~』で、ちょっと泣きそうになりましたし、知人は『君の友達』でヤバかったそうです。

で、ディナーショーといえば、通常のペンライトに推しTという正装ではなく、ネクタイ着用でスーツ姿で着席しての鑑賞ということになるのですが、後半からは熊井ちゃんからの「声出して良いですよ!」との促しもあり、さながらベリのライブのように、「ゆりなー!」とのコールも、「える・おー・ぶい・いー ラブリー ゆりなーー!」との煽りもあって、ご理解いただけると思うのですが、非常に危ういものがありました。

また、そのコールがかかった時は、熊井ちゃんが、歌いながらであっても、微妙に目の表情で喜んでいる様子がわかるもんだから、なおのこと、ね。…楽しかった。ほんとうに。

熊井ちゃんがお話ししてくれた

そう。熊井ちゃんが選んだセットリストは、全部がBerryz工房の楽曲。
「ほかにも歌いたいなーって思う曲はあったんだけど、やっぱりここはBerryzでしょ」と。

7人で歌っていた曲を一人で何曲も歌うから体力大丈夫かなって思ったという熊井ちゃんですが、カップリングの曲から好きなものをチョイスしたり、バラード系をいろいろ入れ替えてみたりと、いろいろ試行錯誤したらしきことをお話ししてくれました。
繰り返し、熊井ちゃんが、ベリの楽曲を歌ってくれることは、「いつまで言ってんだ」と自分でも思うものの、3月3日以降のベリヲタにとって、こんなにも嬉しいことはありません。

他にも、『王様のブランチ』でレポーターに就任したことなどを話してくれて、レポートの実際の模様など(放送される分はごくわずかだとのこと)お話ししてくれました。
地域の関係で視聴できない方は「どーにか、こーにかして見て下さい」と、同じことを3回くらい言う熊井ちゃんでしたが。

で、そのレポーターに就任したことについても、言うまでもなく大きな朗報として、ベリヲタは全員が知っている旧聞に属する話題ではあるわけですが、「みなさんに直接には、まだお伝えしてなかったから」と、改めて、ちゃんと、直接お話ししてくれる熊井ちゃんです。
ちゃんとしてる…という以上に、先のセトリがベリ曲だらけということも含め、なんだか、Berryz工房時代からのファンに、ちゃんと向き合ってくれている。昔からのファンを変わらずに大事にしてくれている…といった様子が伝わってきて、とても嬉しく報われる時間でした。

こうしたことが、こちらの一方的な思い込みでないということは、その熊井ちゃんがお話してくれたことのうち、次のことでも明らかなように思っています。
ラストの武道館のDVD、熊井ちゃんは未だに見れてないんだそうですよ。このとき、熊井ちゃんが会場に問うたところ、「見ちゃったら、ほんとに終わっちゃうような気がする」といった理由で、やっぱり見ていないベリヲタさんたちがけっこう多数。
「ま、明日、見ちゃうかもしれないですけど。ふふっ」と熊井ちゃん。

そんなファンに向き合ってくれるお話しの途中も、言いたいことははっきりしてるんだけど、それを言い表す言葉が出てこなくて、「なんての?こぉ~…ね」とか「あの~、あれ!」といった間投詞やつなぎ言葉が頻出しては、そのたんびに「っふふ」とはにかむ、相変わらずの熊井ちゃんでした。相変わらずの、はい。

熊井ちゃんの様子

7人で歌っていた曲を一人で何曲も歌うから体力大丈夫かなって思ったという、そんな熊井ちゃんは、それでも12曲を歌いきります。
熊井ちゃんといえば、汗っかきなことでも有名ですが、ほぼ最前ど真ん中の(つまり、ずっと私の目の前に熊井ちゃんがいる)席から見ていると、みるみる熊井ちゃんの首筋に汗が滴り始めます。
ライブ後半では、顔全部が汗まみれで後ろにしばった髪からも滴がポトリと落ちるくらいの熊井ちゃんですが、額とか鼻がしらからじゃなくて、首から汗をかき始めるんですね、熊井ちゃん。

汗だけでなく、一人で歌い続けて、頬も軽く上気して赤くなっている熊井ちゃんは、ほんとうに美しかったです。あの、基本への字型になった口の端っこが微妙に上がっている、マイルドなあひる口も可愛くて。

これまでのレポなどでも、何度か、とりわけ歌唱メンとして挙げられることこそないけれど、熊井ちゃんの歌は響くと書いたことがありました。あの、高いんだか低いんだか、よくわからない、時にくぐもったような、熊井ちゃんの声で奏でられる曲は、とてもすばらしいです。
過去のライブなどではマイクに隠れていた部分も、今回、ど正面から見上げ続けた形で見ていてわかったことですが、「あ~~~」と母音で伸ばすところなど、その抑揚を口角を微妙に調整しながらコントロールしてるんですね。こういう細かいところ、やっぱりプロだなと思います。その歌唱にプロの技を見せつつ、しかし、懐かしいコールが入るや、特に表情は動かさないんだけれど、でも、目の表情で、微妙に喜んでいるところも見て取れる熊井ちゃんでした。近かったし、美しかったです。

そうなんです。熊井ちゃん、美しかった。

それはルックスだけではなく、上述のベリ曲だらけのセトリについても、ベリ曲としてのフリは排除されており、終始、軽快にリズムを取りながら、大人な淑女然として、歌声を届けてくれるところも。

ベリヲタでよかった

原宿のミュージックレストランで開催された、熊井ちゃんのディナーショーは、その容姿だけでなく、変わらずファンに接してくれるその心も含めて、ファンの応答に喜んでいるような様子も含めて、美しかったと述べる他ない、すばらしい体験でした。
こんなにも言葉が無力なことを、今更ながら実感しています。

モデルとしても各方面の注目を集め、メジャーな地上波のテレビのレギュラーも射止め、「タレント」として着実に地歩を固めつつある熊井友理奈さんは、それでも歌を楽しみ、昔からのファンを大切にしてくれて、ライブのステージを自ら楽しんでいる熊井ちゃんでもあり続けているようです。
アンコール前にいったん裏にひっこむ時に、ベースの方の楽譜スタンドにちょっと躓いてしまって、それに自分でウケたものか、ひっこむ間際に、間仕切りのカーテンからひょこっと顔をだした、その顔が、あのくしゃっとした笑い顔だったから。

*****

「タレント」ないし「アイドル」と、そのファンという関係が、こんなにも報われたと思えることも少ないのではないかと思います。こんなにも、応援していて良かったと思うことも。
それは、上述してきたように、むかしからのファンを大事にしてくれるという熊井ちゃんの側の振る舞いがあるからではありません。もちろん、それもありますが、そうではなく、シックに、大人然として、美しく装っている一方で、一瞬だけでも、ニッコリ笑ってくれる、そんな姿を見せてくれる、それだけで。
逢いに行ける。熊井ちゃんに逢える。それだけで、ほんとうに満たされ報われた気持ちです。

今般のディナーショーは、心から、ハロー!プロジェクトを知り得ていて良かったと思える、すばらしいイベントでした。泣きそうになるほどに。

(文=kogonil)

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