はじめに らしさを見せつけた BEYOOOOONDS
わたくし、元モーニング娘。の道重さゆみさんと、そして Berryz工房のファンで、現役では つばきファクトリーを推してる… ということを、はっきり明記した上で… もしかしたら、現在、一番にハロプロらしいのが BEYOOOOONDS かも知れないと思います。
BEYOOOOONDS らしいというなら、武道館公演で、一通りのセトリを終えた後の〆に、全曲振り返りメドレーをやるところが挙げられるかと思うんですけど、もちろん今般の6月9日の島倉りかさん卒業公演となった武道館でも全曲振り返りはあったんですけどね。その振り返りメドレー後に、2曲追加で楽曲を披露してくれました。
これらは、ひとつは一時期の BEYOOOOONDS の代名詞ともなった楽曲であり、もうひとつは個人的に異様に耳に残る主旋律が好きな楽曲でした。いずれも枢要なメンバーがグループを離れたことから、しばらく封印されちゃうかなあって思っていたものでした。それが、振り返りメドレーを終えてから披露されまして、なんか久しぶりだなって以上に、いかにも、いかにも、いかにも(大事な事なので繰り返しましたけど)BEYOOOOONDS らしいなって思えたのでした。嬉しかったし、ありがたかったよね。
それだけではなく、ライブ本編のセットリストも、楽曲のバラエティ具合が尋常ではありません。
小林萌花さんのピアノが大貢献している次第ですが、どこか旋律的にクラシックを思わせるような楽曲もあれば、なんと戦間期北米の爛熟を、ニューディール前の好景気の爛熟を象徴するようなチャールストンめいた楽曲まで、なんか “芸術点高め” な雰囲気の楽曲が豊富である一方、言うまでもなく “小劇団風” の小芝居めいたコミカルな(それでいて、ちゃんと聴かせる)楽曲なども潤沢です BEYOOOOONDS。そして、そうしたバラエティ豊かな楽曲を、自在にパフォーマンスしながら、全体として、ちゃんと BEYOOOOONDS らしい雰囲気がしっかり醸せているところまで含めて、その対応力というか、振り幅の激しさの割りに一貫しているところとか、なんか、BEYOOOOONDS こそ、今一番ハロプロらしいと思いませんか。
いえね、実はとある事情(別に秘密にすることではないんですけど、BEYOOOOONDS が結成されたときに、それまで つばき現場で一緒に楽しんでいたファンの一部がビヨ現場に流れる様子を見ていて、なんとなくライバル心を持ってしまったという器の小ささ)があって、結成から此の方、あんまり熱心に BEYOOOOONDS を追ってこなかったんですよ、わたくし。
ええ、大失敗だったと心から反省しています。
ずっと『ネガポジポジ』の頃の可愛い印象のままだった西田汐里さんが、やっぱり可愛いんだけど、さすが京都の女なだけあって、何かとボケ気味であることも。一方、こちらは兵庫の女ですが、「ガチ馬車」とも口走りながら、異様な美形に成長している江口紗耶さんの美しさも。そろそろボケようとしても、だんだんボケがボケとして機能しないくらい、ちゃんとお姉さんになっている高瀬くるみさんの健気な前のめりも。いつの間にか、ほんとに綺麗なお姉さんになっていた前田こころさんも。
まあるいまんま、可愛いまんま、どんどんまあるく可愛くなってきた岡村美波さんも、ビートボックスから口を放した途端の笑顔が眩しい清野桃々姫さんも。小っちゃいまんま、どんどん美しくなる平井美葉さんも、ピアノ弾いてたと思ったらダンスに参加してたと思ったら、またピアノ弾いてるって、移動が激しい小林萌花さんも。そして、ルックスだけでなく、声もダンスも、全部可愛らしくなってきてることにビビる里吉うたのさんも。
ちゃんと結成時から、しっかりと追っかけて来なかったことを強く後悔させるほど、BEYOOOOONDS、真面目に魅力的です。
そんな BEYOOOOONDS が、2025年6月9日の月曜日、九段下の日本武道館で、コンサートを開催しました。それは、メンバーの島倉りかさんの卒業公演でもあったという次第。

島倉りか卒業公演
というわけで、2025年6月9日の月曜日、武道館で開催された BEYOOOOONDS のコンサートは、メンバーの島倉りかさんの卒業ライブともなりました。
島倉さん、実に不思議なメンバーです。
アンコールの卒業セレモニーでは、次に掲示するように、真っ白なドレスで、お人形さんのような出で立ちで登場します。これが、ほんとにお人形さんのように可愛らしい。

島倉さんといえば、いや最後のご挨拶でメンバーからも言われてましたけども、かなり “へんな人” です。甲虫から恐竜まで、ちょっとジャンル的にそれはどうなのと言いたくなる分野に深い愛着と知識を誇り、一方で、マーベルコミックへの造詣も深い。上に述べたように、BEYOOOOONDS についてはニワカも甚だしい私すら、島倉さんの蜘蛛男コスプレ姿は、衝撃とともに脳裏に鮮明に焼き付いていたりします。
そんな “へんな人” なのに、真っ白なドレスの島倉さんや、そうでなくともライブ中スクリーンに抜かれた島倉さんは、とっても、まともに、真っすぐ愛らしくて、なかなか脳内の島倉さん情報と整合しません。
卒業のセレモニーってことで、お手紙を読んでくれた島倉さんは、こんなお話をしてくれます。
◆ | ハロプロでアイドルをやれて幸せでした |
◆ | 家族が応募してくれたオーディションでアイドルになれました |
◆ | ハロプロは思っていた以上に大変でカッコいい場所でした。プロフェッショナルを学びました |
◆ | そんなカッコいい場所でアイドルできたことを誇りに思います |
◆ | BEYOOOOONDS としての日々は忘れられない思い出です |
◆ | デビュー当時は不満もないではありませんでしたが、こんなにたくさんの人が応援してくれるようになりました |
◆ | 人生でこんなにかけがえのない存在(=メンバー、ファンの皆さん)に出会えて良かった |
◆ | 皆さんには、これからもメンバーの一番の味方でいてください |
◆ | わたしはこれから昭和歌謡を中心に、歌を歌って行きます |
◆ | 卒業後も歩みをとめず、メンバーに誇れる活動をしていきます |
◆ | BEYOOOOONDS をやり切ったと思える私は幸せなアイドルですね |
そして歌ってくれたのは、昭和歌謡というに相応しく、振り返りメドレー中の “やってない曲” として、松田聖子さんの『青い珊瑚礁』だったってのは良いとして(昭和生まれである報告者にはしっかり刺さったわけですけども)お手紙朗読後のソロ歌唱に選んでくれたのは、なんと Buono! から。
島倉さん、ほんまに容易にその振る舞いを予測させませんよね。
BEYOOOOONDS CONCERT 2025 SPRING ~Take Me Out To The BUDOOOOOKAN!「Treasury Island」~
このところのハロプロの卒業ライブは、メンバーへのメッセージも、ひと頃のように長くなってライブの熱を冷ましかねないものにはならぬよう配慮されているみたいですし、何より、あんまり涙涙って感じにはなりませんが、そんな「開場 17:00/開演 18:00」となった記念の公演の概要は次の通り。
下までスクロールしたら、ページを切り替えて個別の感想へ続きますね。
BEYOOOOONDS CONCERT 2025 SPRING ~Take Me Out To The BUDOOOOOKAN!「Treasury Island」~ 2025.6.9 (月) 日本武道館 開場 17:00 開演 18:00 |
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OA:『へいらっしゃい!〜ニッポンで会いましょう〜』 ロージークロニクル メンバー紹介:ピアノ演奏 by 小林萌花 『Take Me Out to the Ball Game』 01・『Oh!カンターレ』 02・『恋する銀河』 MC ご挨拶 桃々姫「銀河みたい!」 03・『英雄〜笑って!ショパン先輩〜』 寸劇 語り:高瀬くるみ ピアノ:小林 『エンターテイナー』 04・『恋のおスウィング』 &ダンスパフォーマンス 05・『Never Never know~コメ派とパン派のラブウォーズ』 炊飯器、中身はパン 06・『循環』 by 雨ノ森川海/BD:CHICA#TETSU & SeasoningS 07・『二年前の横浜駅西口』 by CHICA#TETSU/BD:雨ノ森川海 & SeasoningS 08・『マイ・ファースト・ピアス』 09・『ワタシと踊りなさい! 』 by SeasoningS/BD:CHICA#TETSU & 雨ノ森川海 10・『泡沫ライラック feat. 島倉りか』 by 島倉りか/BD:西田・江口・高瀬・前田・みいみ・清野・平井・小林・里吉 11・『元年(七年)バンジージャンプ』 インターミッションVTR 西田・高瀬・前田・島倉・江口・小林 BEYO! STREET DJ:みいみ・清野 &ダンスパフォーマンス 12・『Do-Did-Done』 13・『恋愛奉行』 14・『涙のカスタネット』 15・『フレフレ・エブリデイ』 16・『Go Waist』 MC 西田・江口・高瀬・前田 17・『アツイ!』 18・『Hey!ビヨンダ』 19・『虎視タンタ・ターン』 20・『灰toダイヤモンド』 21・『ニッポンノD・N・A!』 島倉 このステージから見える景色、一生忘れません! 22・『あゝ君に転生』 MC ありがとうございました! ▽▽▽▽▽アンコール▽▽▽▽▽ 島倉りか お手紙朗読 23・『星の羊たち』 島倉りか(Buono!) 曲中でメンバーからのメッセージ MC 全員でせーの!「△X〇凸」 島倉さん「わかんない!」 ▽▽▽▽▽振り返りメドレー▽▽▽▽▽ 24・『Take Me Out to the Ball Game』 25・『Oh!カンターレ』 26・『恋する銀河』 27・『英雄〜笑って!ショパン先輩〜』 28・『エンターテイナー』 29・『恋のおスウィング』 &ダンスパフォーマンス 30・『Never Never know~コメ派とパン派のラブウォーズ』 31・『循環』 32・『二年前の横浜駅西口』 33・『マイ・ファースト・ピアス』 34・『ワタシと踊りなさい! 』 35・『泡沫ライラック』 36・『元年(七年)バンジージャンプ』 37・『Do-Did-Done』 38・『恋愛奉行』 39・『涙のカスタネット』 40・『フレフレ・エブリデイ』 41・『Go Waist』 42・『青い珊瑚礁』 島倉りか(松田聖子) 43・『アツイ!』 44・『Hey!ビヨンダ』 45・『虎視タンタ・ターン』 46・『灰toダイヤモンド』 45・『ニッポンノD・N・A!』 48・『あゝ君に転生』 △△△△△振り返りメドレー△△△△△ 振り返りメドレーが終わって大団円かと思ったら… 49・『眼鏡の男の子』 50・『都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて』 ▽▽▽▽▽ダブル・アンコール▽▽▽▽▽ |
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