はじめに:その場だけの一期一会を
土日を通じて、それぞれ昼公演と夜公演、都合4公演開催してくれたカジュアルディナーショーのお終いのご挨拶で、活動停止中 Berryz工房の熊井友理奈さんは、手を変え品を変え、いろんな修飾を加えながら、同じテーマのお話をしてくれます。
曰く、この場で音楽を共有できることの嬉しさを感謝したい… ということを。
ある公演では、生演奏の意義を語ってくれます。
同じ演奏者が同じ楽譜を演奏しているのに、それでも、公演ごとに微妙にアレンジが違ってくるということ。だから、やっぱり、その場その場のライブ現場での音楽との出会いが、いかに貴重であることか、熊井ちゃんは力説してくれます。
あるいは、ある公演では、自分(=熊井ちゃん)はいろんな活動をしているけれど、やっぱり音楽が好き、こうして歌うのが好き、今でも歌えるステージを準備してくれることが、とても嬉しい、と。それも、こうして聴きに来てくれる皆さんがいてくれるからなので、とても感謝しています… と語ります。その都度、いろんな事情があると思うけど、Berryz工房の活動停止以来、久しぶりに顔を見に来たって言ってくれる方もいらっしゃって、こうしてお会いできることの貴重さを感じています… って。
さらには、いろんな経路で配信の音楽を楽しむことができる環境が整ってきたから、今ではいつでも Berryz工房の音楽を楽しむことができるけれど、やっぱり、生の演奏と生の音声と… そして、客席の皆様を含めた生の会場の雰囲気と、それは、本当にその場限りのものだから、大切にしていきたい… って。
上に述べたような内容を、その都度いろいろな側面に焦点を当てながら、アンコール明けのお終いのご挨拶のタイミングで、4公演とも、熊井ちゃんは語ってくれます。いわば、その場限りの一期一会の貴重さを。
少し意味はズレますが、こうしてレポ記事で現場の素晴らしさを皆さんにご報告しようとしてる私も、やっぱり “その場限りの貴重さ” というものを(ある種の無力感と伴に)感じています。熊井ちゃんのディナーショーでは、とても素晴らしい楽曲を聴くことが出来ます。熊井ちゃんの素敵な歌声で。これは、熊井ちゃんの言う通り、やはり “その場限り” の貴重なものです。
そして、それ以上に。
そう、それ以上に。
熊井ちゃんのディナーショーでは、セトリの合間に「最近の私」を始め、いろんなことを熊井ちゃんが話してくれます。それは、ミュージックレストラン La Donna の会場が笑顔であふれるほど、とても楽しいお話なんですけど、こうして現場でキーワードをメモしてきて当日を振り返って報告しようとしていても、その楽しさや面白さは、やっぱり、その大部分が、リアルで面白かった生のところが、失われています。”とても楽しかった” ということだけを覚えていて、いかにメモしていようと、その詳細は、記憶から失われています。
さらに、それ以上に。
熊井ちゃんのディナーショーでは、いずれの公演も、熊井ちゃん、ほんとに美しく(← ほんとうに美しいので、本気でビビる)、それにも関わらず、幼さを残したあどけない可愛らしさを見せてくれます。文字上の修飾ではなく、ためにするレトリックではなく、熊井ちゃんは本当に神々しく、麗しく、そして美しいです。… でも、その鮮烈な印象は、時間経過とともに、私の脳内から失われていきます。
だけど、もっと、それ以上に。
熊井ちゃんのディナーショーは、ショーの終わりに、2ショットのチェキ撮影を以ってお見送りしてくれます。このタイミングで、チェキの2ショットポーズを熊井ちゃんに伝えるだけじゃなく、ちょっとだけ、一言二言、熊井ちゃんとお話できるんですが、”撮影の時、熊井ちゃんと何を話そうか” と考えてドキドキすることが楽しいだけじゃなく、場合によっては熊井ちゃんの方から話しかけてくれたりして、ほんとに一期一会の短い会話を熊井ちゃんと交わすことができるんですけど、これまた、そのディテールだけでなく、その嬉しさなどの主観的感情もまた、時間を経るごとに、徐々に印象が薄れていきます。
上の経緯は、とても残念な成り行きだけれど、しかし、やっぱり思います。
“その場限りの一期一会の貴重さ” を。
熊井ちゃんがお話してくれた通りです。
いきなり、レポ記事によるご報告を、まるっと無化するかのような話題で、なんか、すみません。
熊井友理奈カジュアルディナーショー2025~Summer has come☆~
というわけで、2025年8月9日~10日の土日2日間、原宿はミュージックレストラン La Donna にて、それぞれ昼公演、夜公演と、都合4公演で、美しく愛らしい熊井友理奈さんのカジュアルディナーショーが開催されました。
4公演ぜんぶ入ると、一泊二日のバスツアーよりもお高くなるので、いっそ久しぶりに単独バスツアーとか開催してくれないかなとも思ったりもしましたが、上に述べたように、熊井ちゃんの歌と、熊井ちゃんのお話と、熊井ちゃんのお見送りが4回たっぷり味わえるので、バスツアーよりもファンの楽しみは濃いのではあるまいかと思い直しているところです。
と、そんな熊井ちゃんのディナーショーの各公演の概要は後に回すとして、個人的な事で申し訳ない次第ですが、今般のディナーショーで嬉しかったところを2点、最初に。
ガーディアンズ4:『いつかどこかで。』の歌詞とシンクロする熊井友理奈さんの人生
ベリキュー(Berryz工房&℃-ute)の派生ユニットにあっては、やはり Buono!(この辺りを参照 →「そして3人の歌姫は伝説に Buono! ライブ2017 ~Pienezza!~」)が一番に有名かつ人気でしょうけど(そして、それには個人的にも大賛成なんですけど)、わたくし、熊井ちゃんが所属していたガーディアンズ4が大好きで。
ガーディアンズ4は、テレビ東京系列『しゅごキャラ!!どきっ』関連で結成された派生ユニットで、モーニング娘。8期メンバーの光井愛佳さん、℃-ute から(最近どうしてるかなあって思う)なっきぃ こと中島早貴さん、そしてBerryz工房から菅谷梨沙子さんと熊井ちゃんの4人が参加しています。今般のディナーショーでは、熊井ちゃん、後述するセトリでも明らかなように、ガーディアンズ4からの楽曲をたくさん歌ってくれたのでした。
(余談ですけど、後述するように、ディナーショー当日の熊井ちゃんの思わぬテンションによって、不在のはずの梨沙子さんが、今般、かなりスポットライトを浴びちゃいます)
わたくし、このガーディアンズ4の『いつかどこかで。』が、非常に好きで。
ずっと以前に、このカジュアルディナーショーで一度歌ってくれたことがあったけど、永らく聴けていなかったので、今回のショーで熊井ちゃんが『いつかどこかで。』を歌ってくれたことは、とても嬉しかった。
そして、この楽曲が好きってこと以上に、歌詞の内容が異様に響きます。
というのも、今更ですけど、熊井ちゃんは今年でご結婚されてから2年になるわけで…(参考1:結婚報告についての記事|参考2:結婚報告直後のバーイベレポ)。
そんな中、この『いつかどこかで。』の歌詞には、次のようなところがあったりするわけです。
♪そして二人は、いつまでも、幸せに暮らしました
元々『いつかどこかで。』が大好きなところへ持ってきて、結婚して幸せな日々を送っている熊井ちゃんが、今でも熊井ちゃんを愛している多くのファンの前で、上のような歌詞を奏でてくれること… なんか、なんか、熊井ちゃんからファンへ向けて「わたしは幸せにしていますよ」という幸せ報告みたいで、ほんとに素晴らしい場面すぎて、わたくし、ずっと熊井ちゃんのファンで良かったと心から思ったのでした。
… 伝わってますか?
過去最高の “怖い顔” をいただきました
そしてもう一つ。
冒頭でも述べたように、熊井ちゃんのディナーショーでは、終わりに2ショット撮影があるんですけど、わたくし、Berryz工房時代から、それこそバスツアーでの撮影も含め、こうした機会には “怖い顔をして叱ってください” とリクエストするんですけども、がんばって怖い顔をしようとしてくれながら、それでも熊井友理奈さんは、いつも表情からニコニコとした朗らかな笑顔を消すことができないでおりました。
それがっ!
この2025年にいたって、ついに熊井ちゃんから、こんな “怖い顔” をいただきましたよ!
もう、わたくし、この世からおさらばしても思い残すことはありません。

ええ、自慢です。それだけです。すみません。
でもまあ、熊井ちゃんのイベントに参加すると、こんな嬉しいこともあるかもよ、って、一応レポの一環ですよ、ってことで。
*****
すみません。
うっかり勝手な事を述べ続けてしまいました。いったんページを切り替えて、ディナーショーの詳細を記述しますね。
コメント