Juice=Juice Concert 2025 Queen of Hearts Special Flush〔承前〕
OA・『8bit片想い』(ロージークロニクル)
羽賀ちゃん(モーニング娘。羽賀朱音)の2014年9月での12期加入は、道重さゆみさんの卒業を補う意図があったとか、道重さん的なビジュアルの正統なる後継者は瑠乃ちゃん(つばき 豫風瑠乃)であるとか、さまざまに界隈では噂から独自研究まで飛び交っております。羽賀ちゃんが美人さんであること、瑠乃ちゃんがビジュアルでもハロプロを牽引していることは、いずれも心から賛成するとして、しかしながら、いや、なんか申し訳ないんだけど、植村葉純さん、実は道重さんに似てません?
Juice 3代目で名字も出身も同じOGと似てると評判であり、こっちも心からそう思うだけでなく、親戚でないことを残念に思うほどだってのに、たまに、ふと葉純ちゃんが道重さんに似てるなあ… って。
… とまあ、そのくらい、気持ちがグラグラに揺すぶられているロージークロニクルなわけですが、ほんまに、全員可愛くて困ったもんですよね(つい先日も、同じ文字列をタイプした気が…)。なんだか、初めて Berryz工房を認識したときの背徳感を思い出したりして。
葉純ちゃん、ちっちゃくて可愛いけれど、たまに本気で道重さんに見えるので、ますます困ります。松原ユリヤさん、見かけるたびに美人さん化が加速していて、アップフロントの上層部の慧眼に脱帽するばかり。上村麗菜さん、ルックスについては言うまでもないんですが、身体所作の端々まで、上品でいながら力強いです。小野田華凜さん、もうロージー以前から、ずっと気になっていた我が見る眼の確かさに自分で驚きつつ… そして村越彩菜さん、バックステージ映像のあれこれも含めて、なんだかとっても “良い奴” だとしか思えず、気になってずっと眼で追っている次第。吉田姫杷さんのご挨拶、「応援、よろしく、お願いします」の、”よろしく” のイントネーションも心地好く♪
ロージークロニクル、ほんま、可愛くて困ったもんですよね。申し訳ない。
オープニングアクト『8bit片想い』での、赤い衣装がまた映えますが、小野田の華凜ちゃん(一部その性癖が問題視されながらも)控えめなようでいて、きっと飛びっきりの美人さんになりますよね。そして村越さん、歌ってるときもダンスしてるときも、どんなときも、その表情が “良い奴” すぎる。… ほんまに、どこか自分は “つばき推しだ” という自認が強めだったので、遠慮していたんですが、これは自分の振る舞いを見直すべきかも。
正面ステージに勢ぞろい 「誰が女王でしょう?」
オープニング、トランプのカードでのメンバー紹介はスタイリッシュな雰囲気で、オープニングアクトでのロージークロニクルとは、ステージの雰囲気が激変してることに(こういうのは何度も経験してるはずなのに)驚きますよね。
研修生としての経歴を踏まえるなら、ぶっちゃけロージークロニクルのメンバーから見て後輩にあたるメンバーもいるって言うのに(たとえば石山咲良さん)、めっちゃ大人でビビりますけど、こういうのには “箱の魔力” というか、グループの序列効果って、あるんですかね。
前髪パッツンながら微妙にウェーブを入れてる江端妃咲さん… つばきの瑠乃ちゃんと一緒に関西から通っていた頃は、あんなにお子様だったのに… 月日の流れ方に驚かされるのは、もはや千夜一夜イベントだけじゃないですね。
01・『盛れ!ミ・アモーレ』
いきなりの一曲目からファイヤーボールのエフェクトです。
しかし、蹴り上げの打点が高いフリでも知られる新曲ですが、遠藤彩加里さんの蹴り足のスラっと伸びたところは、ハロプロ的ステージスキルの粋である段原瑠々さんに匹敵するのではないかと。
と、一発目の『盛れ!ミ・アモーレ』については、この個別の楽曲についての疾走感やメンバーの印象について以上に、このスタートダッシュそのものが、この日のライブ全体を象徴していたかと、今になって振り返って思います。
段原さんに匹敵するんじゃないかって思った遠藤さんは、この一発目の『ミ・アモーレ』だけでなく、ライブ全般にわたって、段原さんを脅かします。”脅かす” っていうか、着実に段原さんの背中に追従しているというか。
オン眼鏡が実に愛らしい林仁愛ちゃんも、後列で不敵な笑みの入江里咲さんも、善きところで叫ぶ有澤一華さんも、ライブ初発の、この曲での印象が、この日の武道館全体に及ぶ次第。そして、工藤由愛さんの力強く、愛らしく、美しく、晴れ晴れと自信に満ちていることも、パキパキと動きが鮮明なところも!
どうやら、現在のメンバー編成になって Juice=Juice は、新しい代名詞たる楽曲を手に入れたようです。
02・『STAGE~アガッてみな~』
仁愛さん、オン眼鏡のレンズの奥で、けっこう激しめに眼の表情を押し出しており、先輩から受け継いだレガシーな楽曲であっても、新人さんがすでに十分余裕で Juice=Juice であることには… 何度遭遇しても震えるハロプロの醍醐味です。井上玲音さんの間奏でのボイパなど、各自それぞれにオリジナルな色合いを加味して。
03・『ナイモノラブ』
今現在の新曲や、レガシーの継承ってだけじゃなくて、なんかメンバーを入れ替えながらステージを重ねていくうちに、長年のファンにとっても “常に後から発見される名曲” って、その都度あるもんだなと思うところ。この3曲目とか、わりとイントロから(知ってたのに)「えっ!?」とか思ったもんね。
楽曲の背景で叫ぶ遠藤さんも新鮮だったけど、中盤でテンポを落として全員でゆっくりめにダンスしてるところ、ゆっくりな分だけ筋力的に厳しかったんじゃないかと。
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3曲の披露を終えて、自己紹介と、段原さん井上さんのツアー紹介、仁愛ちゃん初めての武道館公演で嬉し恥ずかしのMCです。
なんか段原さんが嬉しそうなのが可愛く、嬉しそうだっていうなら入江さんがめっちゃニコニコで、会場の客席と普通に会話しちゃってる井上さんなど、このMCだけで見どころ満載ですけれども… これは報告者の嗜好が色濃く反映されてしまっているのかどうか、なんか工藤タコちゃんが晴れ晴れしていて、とんでもなく魅力的じゃなかったですか?
04・『素直に甘えて』
ファイヤーボールが相応しい激しい楽曲が切り札の Juice=Juice ですが、こうした、ゆっくりめな楽曲こそ、その “妖艶さ” が際立ちます。遠藤リンゴちゃんは、もうしばらく前から “妖艶さ” に向けてしっかりと舵を切ってますけど、川嶋美楓さんやオン眼鏡の仁愛さんまで。
そして間奏のダンス、こんなにエ〇かった??
花道の先のセンターステージ間際のアリーナ席を引き当てていたファンの皆様、無事に九段下から戻ってこれましたか?
05・『イジワルしないで 抱きしめてよ』
オリジナルメンバーが一人も残っていないのに、イントロが流れて来て “懐かしい!” と思いました。
冒頭近く、松永里愛さんの歌割に続く「♪ねえ、ねえ」の遠藤リンゴちゃんの指先の動きに刮目です。全メンバーが、笑顔でもなく迫力ある煽りでもなく、それぞれに憂いのある表情を心掛けてるようなところ、松永さんの独壇場ではないかと。眼を見張ります。
06・『私が言う前に抱きしめなきゃね』
“ああ、Juice=Juice のライブを見てるなあ” とか、思わず実感しますよね。現役メンバーの背後に、佳林ちゃんや3代目の植村さんを幻視しちゃいます。
もしかして、グループの色合いってところや演出的なところで、楽曲によっては、”あんまり積極的に表情を造るな” みたいな指導が入っているんですかね。笑顔じゃない分、憂いがあるというか、なんかメンバーの “美形さが際立つ” 感じです。みんな、綺麗だよね。
あんまり表情を造らないでいるのかな… と言った途端に申し訳ありませんが、間奏のパート、段原さん、嬉しそう。大事な事なので繰り返しますが、段原さん、嬉しそう♪
エンディングに向けての、あの特徴的な左右のステップに肩を載せてるフリ、遠藤さんに刮目です。まじで、リンゴちゃん、最近、凄くない?
07・『四の五の言わず颯(さっ)と別れてあげた』
そんな遠藤さん、イントロでセンターです。やっぱ、リンゴちゃん、最近、凄いよね!
難しいフリつけや表情の出し方など練り込まれた一方で、しかし、どこか余裕を感じさせるようなところ、現在の Juice=Juice にあって段原さんと井上さんが体現しているエッセンスは、順調に遠藤リンゴさんによって学び取られている模様。
段原さんの斉唱に、川嶋さんと江端さんが続いたのは見どころであったと同時に驚いたところ!
続くMCでは、工藤さん入江さんよりソロコーナーのご紹介がありますが、有澤さんは、言いたいことを尽くすために、もっと長尺の時間をもらうべきではないかと思ったりもして。
08・『選ばれし私達』 石山咲良
ソロ一発目は、石山の “さくら氏”(← 村越さんとか、石山さんのこと、こう呼ぶよね)ですが、楽曲のテイスト的に石山さんに非常に相応しいとも思います。しかし、こうして見ると、石山さんって、ほんまに美形ですよね。 一方で、あんまりいろんな表情を見せないからこそ、稀な笑顔が異様に可愛くもあります。
09・『Future Smile』 井上玲音
ソロって満員の武道館の客席を向こうにまわして一人っきりで、みなさん凄いなと思うけれど、井上さん、めっちゃ余裕で、客席のあちこちに目線を配ったりといった、そういったファンサ的な振る舞いよりも、楽曲に入り込んでる様子が著しくて、さすがといったところ。
10・『ポップミュージック』 工藤由愛
この曲をたった一人で披露して成り立たせてしまう力量は凄まじいなと。
ってか、上にもチラちら触れたけれど、立ち居振る舞いからルックス表情まで、工藤由愛さん、この日の武道館の、個人的にMVPと思う次第。ストレートに下ろしてる “ぺったん” とした髪形がお似合いです。ってか、工藤タコちゃん、どんどん可愛くなってるな。
一方で「♪ようきな メロディーが なんかせつなくて」の 「なくて」の伸び伸びとした発声も素晴らしい。
11・『シンクロ。』 川嶋美楓
いつの間にかすっかり大人な歌を歌うようになりました。
Dマガの企画ものなんかでは、自然に話してると、関西弁だって以上に、微妙に発言の内容が幼かったりして、それはそれは微笑ましく可愛い川嶋さんなんですけど、気合を入れて表情を決めて堂々と押し出してくると、こんなにも美しい。
かえすがえす、アップフロントの上層部の慧眼には、ほとほと恐れ入る次第。
12・『銀色のテレパシー』 江端妃咲
メンバーとしては工藤タコちゃんがMVPかと思うところですが、楽曲的には、この曲がMVPかと。イントロから、ほんまに素晴らしいですよね。
5人時代の到達点とも評される(参考)を奏でるは江端ちゃん… ほんまに(何度も言って申し訳ないけど)瑠乃ちゃんと一緒に新幹線で関西から通っていた頃は、あんなに幼かったのに、そして、当時と同じようなパッツン前髪にしていながら、素敵な女性になりました。
ほんま、アップフロントの上層部の慧眼には、ほとほと恐れ入る次第。
13・『禁断少女』 林仁愛
イントロだけで “待ってました” と思ういくつかの楽曲の、その筆頭。
しかし、それほどファンにも愛される楽曲を、最年少メンバーがたった一人でパフォーマンスして、ひとつも見劣りするところがないのは、どういうことなのか。
一般に、メガネ女子って、メガネを外すと、その(それまで知られていなかった)美貌が明らかになるってのがフィクションの世界の定番なのに、オン眼鏡で美しいのは反則では。
14・『トウキョウ・ブラー』
段原、松永、有澤、入江、遠藤
松永さんの、どこか “眠たそう” な、まぶたが重いよって感じの表情って、怖いくらい魅力的ですよね。わたくし、個別系のイベントで松永さんのブースに入って、あの眼で睨まれたらそれだけで昇天するかも知れません。松永さん、眼元はそんな具合に重めなのに、斉唱の声の通り具合が凄いのも驚きです。
そしてここでも、そういった先輩方の個々の魅力を、遠藤さんがしっかり盗んでるのが…
15・『プライド・ブライト』
井上、工藤、江端、石山、川嶋
江端さんが、井上さんや石山さんと並んで、”妖艶さ” でも引けを取っていないのは、いったいどんな魔法かと。言葉として適切でないことは踏まえつつ “良い女” になったよなあ、と思います。
そして、この井上、工藤、江端、石山、川嶋って並んでみると、意外にも工藤タコちゃんが一番ちっちゃいのね。その上で、やっぱり工藤タコちゃん、個人的にMVPと思う次第です。真面目に。
16・『如雨露』 入江里咲
入江さんの笑顔は素晴らしいね。
いろいろ(参考)あっただけでなく、今尚、もうひとつ安定しなかったりして、微妙に心配だったりする入江さんだけど、大事な大事なことなので繰り返すと、入江さんの笑顔は素晴らしいね。
17・『Vivid Midnight』 松永里愛
あれ?
ちょっと微妙に笑顔が多めじゃね?(松永さんにしては)
そして斉唱は一層激しめで、それなりにソロであるってことを意識しているんですかね。
なんだか “私は、私がこうしたいから、こうしているだけであって、おまえら、見たいんだったら勝手に見て良いけど、けっして、あなたたちの見たいように私は振舞わないからね” 的なスタンスが強めな里愛さん、ちゃんといろいろ意識してるんだね。
18・『裸の裸の裸のKISS』 遠藤彩加里
上に『ナイモノラブ』について “常に後から発見される名曲” みたいな形容をしたけれど、後になって、その素晴らしさに気が付くのは楽曲だけではなかった。
いや、ステージスキルの冴えという点で、段原さんや井上さんだけでなく、すっかり引退してしまった元アンジュの川村さんまで(参考)、遠藤のリンゴさん、この種の先輩たちのスキルのコアを、しっかり継承している模様です。
ってか、もっと先に気づけ、俺!
19・『ロマンスの途中』 有澤一華
けっこう意外なチョイスじゃありませんでした?
MCなどでは、時々深淵なことを語りかけようとして時間が足りなくてあきらめたり、楽曲の流れのなかで時折、脈絡なく叫んだりするから、なにかしら訴えたいことが訴えきれずにいるのかなと思ってたので、このソロの楽曲セレクトはドキドキしてたんですけど、意外と王道!
20・『好きって言ってよ』 段原瑠々
遠藤さんが後ろから急迫してるよ… 的なことを印象として受け取ってしまって、済みませんでした… と言いたい。
憂いを含んだ妖艶さから嬉しくてしょうがない笑顔までの落差、自然にステージの中央に佇むところからアウトロにかけて、ふと微笑むところまで… やっぱり段原さん、素晴らしいステージングです。
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申し訳ない、思ったよりも長文になったので、ここでもう一回ページを切り替えて…
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