アンジュルム川村文乃、お金じゃ買えなかった愛を抱えて卒業へ ~ANGERME 10th ANNIVERSARY TOUR 2024 AUTUMN「ROOTS」川村文乃 FINAL ☆KIRAKIRA☆~

はじめに
アンジュルムがズルいのは『大器晩成』だけじゃなかった

わたくし、これまでアンジュルムについて投稿させていただいたライブレポ的な記事では、アンジュルムはズルいという趣旨のことを繰り返して来ました。『大器晩成』と『46億年LOVE』という、この2曲を保有しているというだけで、それだけで大箱での長尺のライブが成り立つからです。どんな曲からの『46億年LOVE』であれ、『大器晩成』からどんな曲をつなげようとも、その曲がセトリに含まれているというだけで、ライブ全体の盛り上がりが約束されているかのような楽曲です。

もはや、アンジュルムは、テーマに応じた細かい “セトリの構成” というものに頓着しなくとも、そのまんま、好きなように自分たちの楽曲を放てばアンジュルムのライブになる… それはズルいよねえ、って思っていたのでした。

認識が甘かったです。
アンジュルムがズルいのは、『大器晩成』と『46億年LOVE』のせいだけではなかった。

ライブの中盤(え?あれってメドレーだったの??って思いませんでした??)で披露された『交差点』。あのさあ… メンバーの卒業ってことになるたびに、『交差点』はズルいですって!ってか卑怯だよね。

松本わかなちゃん、いきなり泣いちゃって歌えないんだもんね。
橋迫鈴ちゃん、笑顔で歌っているかと思ったら急に表情を歪めるし。
伊勢鈴蘭さんも声をずっとつまらせているし、後藤花さん、この曲の終盤では泣きじゃくってませんか?

この『交差点』という曲で送り出されるのは、アンジュルム メンバーの特権なのかと。
『大器晩成』と『46億年LOVE』によって、なにがどうあろうともライブの盛り上がりは保証され、その上、卒業となったら『交差点』ですか、と。これに加えて、個々のファンごとに、あの曲が好きとかこの曲が好きとかあるわけだから(わたくし、今回のセトリで言えば『愛すべきべき Human Life』が超好きなんですよ)、そんなもん、アンジュルムってだけで、なんかズルいよね。

さらには、若干余談ですが、5曲目の『愛さえあればなんにもいらない』を終えてから最初のご挨拶 MC が始まるまで若干間があったなとも思ったし、ところどころツナギに手間取ってる風なところを感じないわけではなかったけれど、川村文乃さんが、”お金持ちになりたいとはっきり明言して、ハロプロに飛び込むために上京したことも赤裸々に発言して、そしてその上で、お金では買えない大きな愛をもらったと語る卒業スピーチ” を繰り出した段階で、ハロヲタであれば、もうそれは、お腹を晒して降参ですよね。

全部ひっくるめて、なんとまあズルい公演であったことか。
ええ、素晴らしいライブでしたよ!

ANGERME 10th ANNIVERSARY TOUR 2024 AUTUMN「ROOTS」
川村文乃 FINAL ☆KIRAKIRA☆

はい、2024年11月28日の木曜日、開演18時の日本武道館公演をもって、高知のご当地アイドルからハロプロへ、お金持ちになりたいと、事務所のエライ方から「デビューは確約できないよ?」と言われても、それでも飛び込んできた川村文乃さんが卒業しました。

上にアンジュルムはズルいって、そう述べましたが、それはもっぱら楽曲に関してのこと。そのことがなかったとしても、過去も現在も、アンジュルムっていうと、それこそ飛び道具のような濃厚なキャラのメンバーばっかりで、その点でもズルいって思いましたよね。で、そんな中にあって、川村さんって、抜群のスタイルと、身長の半分以上が脚部であるかのような驚異的な身体比率と、それを強調するかのような衣装で、それはもちろん目立っていたんですが、ライブやイベントの告知をマメに工夫して自分なりにファンに伝える点にも似て、パフォーマンスでは、むしろ突出せず、やっぱりステージを底から支えてくれていたのかなと思います。バランスが良すぎて突出しないって以上に、とても安定しているって。

ライブを鑑賞しながらそんなことを思っていたし、その “バランスが良すぎるので突出しないけど、しかし、魅力的である” という点でステージを底から支えていた川村さんの役割は、伊勢さんが継承するのかもしれないね… みたいなことも思っていたんですけども、川村さん、めっちゃ細いし抜群のスタイルはそのままに、なんか少し顔が丸くなりましたかね。それがとても幸せそうで、卒業するっていうのに、いろいろ吹っ切れた感もあるのは… こっちの思い込みでしょうか。

ごめんね、お叱りを受けるかもしれないけれど、卒業なのに、なんだか寂しいとか惜しいとか、そういう感じが薄くて、(涙を見せながらも)晴れ晴れとステージを降りて行った川村さんは(なんだか昨今のハロプロの卒業はそういう傾向が多めだけど)どこか、すっきりとした雰囲気というか、思い残すところがないような感じも受けたのでした。

ラスト前のブログで、アイドルを卒業してからの日々についてファンにお願いしていたことも含め、すっきりと、さっぱりと、川村文乃さんはステージを降りたようです。

*****

そんな川村さんの武道館ライブのセトリを掲示して、ライブの細かい感想は、いっかいページを切り替えます。

ANGERME 10th ANNIVERSARY TOUR 2024 AUTUMN「ROOTS」川村文乃 FINAL ☆KIRAKIRA☆
2024年11月28日(木) 日本武道館 開演18:00
OA・『VIVA!! 薔薇色の人生』(カントリー・ガールズ) ロージークロニクル
 → なんか意外なセレクト??
火花からのメンバー紹介オープニングVTR
01・『愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間
02・『アイノケダモノ
03・『次々続々
04・『愛されルート A or B?』 → か、川村さん!
05・『愛さえあればなんにもいらない』 
MC までやや間延び気味?
ご挨拶のMC 上國料 → 川村「アンジュルムの皆と輝きたい♪」
06・新曲『初恋、花冷え
07・『Uraha=Lover』 やはり名曲!→ センターへ
08・『愛・魔性
09・『カクゴして!』 → 正面へ
10・『○○ がんばらなくてもええねんで!!
  ↑ センターと花道でスタンドマイクとステッキで
VTR キラキラパーティー(10周年でDマガ風?ファンをお迎えしてくれてる?)
11・『明晩、ギャラクシー劇場で
12・『有頂天LOVE』(川村、上國料、橋迫、為永)
13・『泳げないMermaid』(川村、川名ケロ、松本、平山、後藤)
14・『シューティング スター』(川村、伊勢、橋迫、下井谷)
15・『SHAKA SHAKA #2 LOVE カラフルライフ編』(川村、川名ケロ、為永、松本)
16・『エイティーン エモーション』(川村、上國料、伊勢、平山、下井谷、後藤)
  ↑名曲だよね!
17・『交差点』 わかなちゃん… これは卑怯だよね
18・『君だけじゃないさ… friends
MC メドレーをお送りしましたって、そのわりには一曲一曲、尺長めじゃなかった?
MC 会場を煽りまして後半戦へ!
19・新曲『悠々閑々 gonna be alright!!』 四字熟語系には珍しい曲調?
20・『大器晩成』 もはや、どこから飛んできても(どんな構成でも)
21・『上手く言えない』 大器晩成が偉大なのか?
22・『いとし いとしと Say My Heart
23・『愛すべきべき Human Life』 ← 大好きなんですよ!
24・『臥薪嘗胆
↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓
会場を揺るがす「あやの」コール
(お手紙ではなく)卒業メッセージ 川村文乃 「あやのちゃん」から「かわむー」になった
お金持ちになりたいと上京したんだけど、どれだけお金をつんでも手に入れられないものをもらいました
25・『夢見た 15年 ☆キラキラ Ver.☆』(川村文乃ソロ)
26・『友よ』 鈴ちゃん、佐々木さんかと!
メンバーから川村文乃へのメッセージ まとめる上國料さん → 衣装につけて背中を押す
27・『スキちゃん』 イントロでいきなりアガるよね!
28・『46億年LOVE』 この曲、ほんとズルいよね
ダブルアンコール 川村文乃ご挨拶 会場を巡回して…「大好きで~す、ばいば~い!

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