アンジュルム、2026年の武道館公演を『陰と陽』で彩る 全員そろって強さの先に見えた光

アンジュルム ANGERME 2026 Spring final 陰と陽 DUALITY〔承前〕

続くメドレーの前半は、伊勢鈴蘭さん、松本わかなちゃん、平山遊季さん、下井谷幸穂さんの4名で3曲を。どこか大人っぽい3曲となります。

09・愛さえあればなんにもいらない
静かな大人っぽいクールな感じで始まったかと思えば、やっぱり曲中で曲調が転変します。
 10・ミラーミラー
センターステージへ駆け出す先頭は平山さん。「♪だれか気付いて」って印象的な歌割も平山さんで。平山さんが魅力的であることは、もう、みんな気がついて、そんでもって、見抜いてますけども。
 11・泳げないMermaid
改めて歌詞がセンチメンタルですよね。
そんなセンチメンタルな歌詞を歌い上げていながら、あくまで力強いのは、ほんとに不思議。平山さんは当然としても、わかなちゃんまで。そして印象的な下井谷さんの斉唱が聴けて、これは大収穫かと。

やはりモノクロベースの映像が挿入されて、メドレー担当メンバーが入れ替わります。メドレー後半戦は、為永幸音さん、橋迫鈴ちゃん、川名ケロ凜ちゃん、後藤花さん、そして長野桃羽ちゃんの5名が衣装チェンジして。

前半の、どちらかといえばスタイリッシュであった前半3曲に比べて、メドレー後半は、アンジュルムらしく盛り上がりへ向けての3曲が。

12・カクゴして!
オープニングの長野さんが可愛いので、ひっくり返ります。鈴ちゃん、ニッコニコです。
これまで、バッサバサに髪を振り乱してきた為永さん、ポニテにまとめていて、愛らしいですね。そしてエンディングでは、オープニングの長野さんと対を為すように後藤さんが。
 13・上手く言えない
思えば、こんなにも “クセ強” な楽曲が、スムーズに、そして愛らしくパフォーマンスされることは、アンジュルムの… ってか、ハロプロの醍醐味ですね。ケロちゃん→ 後藤さん→ 長野さんってラストの斉唱のリレーが見事かと。
 14・悠々閑々 gonna be alright!!
鈴ちゃんが嬉しそうで、為永さんが煽ります。
この楽曲は、今にして思えば、ライブ終わりのご挨拶で後藤さんが語った内容(後述)ともリンクしていたのではないかと思いつつ。

*****

ここまででメドレーは終了なんですが、とくにMC的なブリッジを入れないまんま、流れるように後半戦へ。

15・派手にやっちゃいな!

メドレーから、ほとんどシームレスに中盤から後半へとつながります。
伊勢鈴蘭さん、松本わかなちゃん、平山遊季さん、下井谷幸穂さんというメドレー前半の4名がチェンジ後の衣装でパフォーマンスします。センターステージから正面ステージへ大きく移動しながら、オリジナルのダンスの雰囲気も残して… ってか、エンディングに向けての4人のダンスは印象的でしたよね。

16・トラブルメーカー

再度、全員そろいまして。
平山さんのセリフパートでの表情に魅せられたことを告白。やっぱり、イケメンですよね。

メンバーたちも楽しそうです。… なんかライブ前半の楽曲のつらなりでは、メンバーたちは凛々しく雄々しい雰囲気で、あんまり笑顔を見せなかったんですけど、なんか急にメンバーたち、楽しそうです。やっぱり、笑顔のメンバーが一番に愛らしいですね。

17・アイノケダモノ

この辺りは、アンジュルムの “強さ” を代表するような楽曲なんですが、やっぱり現在のメンバー構成で、しかし、ほんとに魅せます。歌詞自体、「♪かくごしてね」と、いかにも強めなんですけども、このあたりの楽曲でメンバーが楽しそうなことに、心から安心します。

リーダー伊勢さん、黒の長髪が汗で額に接着されていて、とても美しい…

18・ライフ・イズ・ビューティフル

いよいよ盛り上がり方に拍車がかかります。
楽曲自体が非常に前向きであるだけじゃなく、曲中の寸劇というかセリフ部分も、なんか、ほんとに楽しそう。下井谷さん、デコ出しな分だけ、ニコニコだと眼がなくなっちゃうみたいで、可愛いですね。鈴ちゃん、ほんとに楽しそう。

19・人生、すなわちパンタ・レイ

川名ケロちゃんの仕切りのメンバールーレットで平山さんが当たって、曲に入る前の、あのナレーション部分を担当します。

だけども、当たった瞬間、平山さん、あれ「わたしぃ!?」って言ってたの?それとも「おれか?」って言ってたの?(個人的に後者であって欲しい

ふとスクリーンに抜かれる時に、わかっているかのように表情を造る川名ケロちゃん、ほんまにカエル(フロッグの方ね、トードじゃない方ね)に似てますよね(可愛いですよね)。

20・悔しいわ

すっかり終盤へ向けて、体力の温存なんて考えても居ないような流れへ。
武道館のステージで、それなりに変則的になっているであろうパフォーマンスでも、「くやしいわ♪」のポーズがビシッと決まるのは、観ているこっちも気持ち良いです。

21・46億年LOVE

待ってました!ってところですが、この曲へのブリッジは、なんと 川名ケロ凜ちゃんの煽り!

しかし、ほんまに鉄板
よく、現実に気分がふさがっていても、盛り上がる楽曲で、気分が高揚する… みたいなことが(ハロプロの楽曲に限らず)言われますが、ほんまに、そうですよね。『46億年LOVE』は、それを奏でるメンバーの(しかし川名ケロちゃん可愛いな)楽し気な様子と併せ、真面目に、気分が高揚します。

なんだか(報告者が川名さん推しであるせいか)この辺りの楽曲での川名凜ちゃんの存在感が強まってきている感じ、ありませんか。… ともあれ、「もういっちょ!」ってリーダー伊勢さん、ほんとに嬉しそう。

22・THANK YOU, HELLO GOOD BTE

センターステージでの、イントロのダンスが(前の『46億年LOVE』からの落差で)”いきなり端正” です。

その端正さも含め、本編のラストとして、『46億年LOVE』での大爆発をクールダウンさせながら、同時に、個々のメンバーの愛らしさが、ゆっくり認識できる場面となって、たいへん素晴らしい流れとなりました。終局へ向けた歌割で、後藤さん、泣きそうになってませんでしたか?

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会場からのアンコールを要請するアンジュルム大斉唱を受けて、待ってましたのイントロと同時に真っ白な衣装で登場してきたメンバーたちの真正面で曲を煽るのは松本わかなさん!

23・大器晩成

ほんまにズルいよね、セトリのどこで、どんな風に繰り出しても盛り上がらないことなんてないんですから、他のグループのファンからすれば、本気でズルいよね。

その鉄板中の鉄板楽曲を披露中のメンバーの、この “どうよ?うちらの鉄板!” とでも言いたげな様子というものは、最年少の長野桃羽さんまで含めて、もう、ここで述べる必要もないかと。無理やりなことを言えば、Juice の『盛れミ』と、対バンで『大器晩成』がぶつかるツーマンライブを見たい

24・Celebrate! Celebrate!

かと思ったら急に可愛らしいコケティッシュな楽曲を放り込んできます。
センターステージで2列に整列して、前後を入れ替えるフォーメーション、楽曲の弾むようなタイミングともマッチしていて、とても素晴らしいものを見せてもらいました。

しかし、報告者の嗜好を無視しても、カッコ良い曲でも、こんな愛らしい曲でも、どっちでも目立つ川名ケロちゃんって、ちょっと驚異的。

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リーダー伊勢さんが促す形でメンバーのご挨拶です。

長野桃羽 みんな、キラキラ光もの、持って来ましたか!(← 言い方が可愛い)
どっちがキラキラしてるか勝負に勝ったよ、って人!(← 言い方が可愛い)
言葉に上手くできないんですけど、”自分変わったな” って実感が!
後藤花 アンジュルムに会いに来てくれて、ありがとう
みなさんが日常で、楽しいとか、しんどいとかなった時に、私は近くにいてあげらることが出来ないのが悔しいんですけど、こうやってステージの上でいろんなものを表現して、そこから産まれるものが、みなさんの中に残って、お守りになってくれたら良いなって思います
みなさんの明日にも光が差し込んでいますように
下井谷幸穂 いろんなことを学んだ春ツアー
歌割もらって不安にもなったんですけど、自分に向き合えたツアーだったと思います
平山遊季 「陰と陽」というテーマで、それぞれの楽曲の表現にも、いつもと違うチャレンジができた
松本わかな またすぐにアンジュルムに会いたいと思えるようなツアーを
去年からずっと同じメンバーで回ってきたツアーだけど、ひとつも同じパフォーマンスはありませんから!
為永幸音 「陰と陽」というテーマ、アンジュルムにいると、いろいろ夢を叶えたくなるけど、現実的には難しいかなって、そんな「陰と陽」という感情も、併せてお伝え出来たかなって
「楽しかった」って気持ちが、少しでも残ったら嬉しいです
川名凜 このメンバーになって1年、とってもリーダー伊勢さんの色になったなって
(… と、なんか、やたらリーダーを持ち上げるケロちゃん)
橋迫鈴 リハーサル後のお休みに「愛」について考えた
大切にして守りたいという感情が出てくる対象には、「アンジュルムという環境」も含まれます
伊勢鈴蘭 今日はありがとうございました!
卒業でもないのに泣いてる人がいる!
終わっちゃうのが寂しいね… あ、ヤバい(泣きそうで)
どのツアーも充実していて、今回のツアーでも、今回限りのスタッフさんもいて、たくさんの方からの愛を感じました。
背伸びはせずに、私たちなりに成長をお伝え出来たかと思います

25・愛が愛のままでいられますように

新曲です。タイトルから受ける印象と裏腹に、やはり、かなり強めな楽曲で、ちょっとビックリですが、ラテン調な渋い曲調です。落ち着いた渋さながら強いって、まあ、アンジュルムだから、そりゃもう、しょうがないのかも。
ラストサビの歌割、ケロちゃん?

もしかして、これ武道館で初披露だった?

26・光のうた

『大器』や『46億年』とはまた別のベクトルでの鉄板です。
「♪あ~いを、とめな~いで」からの歌割の連続部分、良い曲ですね。素晴らしかった。センターステージで、メンバーたちが円になって向かい合っているところ、確かに卒業でも何でもないのに、なんか泣きそうになります。なんでだろ。

終わりに 強さの先へ

繰り返しになりますが、わたくし、これまで何度も、アンジュルムを “強い” と形容してきました。もちろん、それは今般も、変わりません。『大器晩成』や『46億年』といった鉄板曲を抱え、その楽曲群を力強くパフォーマンスする様子は、本気で、いかにも “強い”。

しかし、この日の武道館で印象的だったのは、そうした従来からの強さだけではありません。
“陰と陽” というテーマのもと、前半では凛々しく鋭く、後半では明るく愛らしく。楽曲だけでなく、表情や立ち居振る舞いに至るまで、その対比を意識した構成が徹底されていて、アンジュルムというグループが持つ多面性を、しっかり見せてくれました。
(もしかしてスタッフの誰かがエンタメアライブを見ていて、「こいつ、強い、強い、うるせぇな」とでも思ったかのように)

そして、もういっちょ繰り返し、平山遊季さんが飛び抜けて強いと思っていた報告者ですが、もちろん今でも平山さん、めっちゃ強いですけども、今ではそう話は単純じゃなくて。橋迫鈴ちゃんも、川名ケロ凜さんも、松本わかな ちゃんも、為永幸音さんも、伊勢鈴蘭リーダーも、下井谷幸穂さんも、後藤花ちゃんも、長野桃羽さんも、それぞれが、それぞれの魅力を武器にステージの上で確かな存在感を… って前に、それぞれが、それぞれ強いんですもの。誰か一人が突出しているのではなく、全員が強い。それは、卒業公演でもなければ特別な節目でもない武道館だというのに、気がついたらステージに注意を釘づけにされているほど。

そう、特段、卒業公演でもなければ特別な節目でもない武道館だから、通常運転のアンジュルムであったというわけで、それでこんなにも魅力的なら、いざ特別な公演となったら、どうなることかと遠くを仰ぎ見つつ… やっぱり、良いものを見せてもらいましたよね。

(文=kogonil)

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