アンジュルム竹内朱莉、どこまでも明るく前を向いて横浜アリーナで卒業 ~ANGERME CONCERT 2023 BIG LOVE FINAL LIVE~

はじめに 竹内「ライブハウスが埋まらなかったり、人が集まらなかったからライブが1年できませんって、そんなグループが単独で横アリを埋められるとは!」

かつて、地上波の深夜番組にて、グループの垣根を越えてロケに出た企画で、同行した親戚でもある先輩メンバー(℃-ute 矢島舞美)に、ライブの時はどうやったらファンの皆さんにアピールできるか、真剣に問いかけている様子まで公開された、スマイレージ2期メンバー竹内朱莉(『ハロプロ!TIME』過去アーカイブ検索のこと)。グループの低迷といったどころではなく、集客が思うようにいかないことをプロデューサーから詰められている場面すら公開されるほど、”辛酸” と言えるほどの経験を重ねてきました。

それが、今では、横浜アリーナでチケットがソールドアウトです。

かつては埋められなかった会場を満員に出来たと言って泣いたのは、やはり親戚でもある℃-ute の矢島舞美さんでした。舞美ちゃんが、そう言って泣いたのは、パシフィコ横浜国立大ホールでしたが、横アリをソールドアウトにした竹内朱莉さんは、どこまでも “丸く” ニコニコと自信に溢れています。

エッグ時代からカウントすれば15年になろうとするハロプロ歴を、2023年6月21日の水曜日は横浜アリーナで、竹内朱莉さんは締め括りました。しかし、アンコール終わりの最後のタイミングで「また会おうね~~♪」と、ほんまに明るく客席に手を振って。

先だっての樹々ちゃんのときもそうだったけども、なんなら客の立場として、もっとしっかり泣きたいと思うまである、カラっと明るい卒業公演でしたよ。

ええ、横浜アリーナです。
実はスマイレージ時代のお披露目のタイミングで、横アリのステージは踏んでる竹内さんです(参考→ こちらのハロ!ステを見てね)。その時に一番下として披露した楽曲は、今般の卒業公演でもセトリに組み込まれています。ええ、当時から竹内さんに専心し続けてきたファンには、実にファン冥利に尽きる公演となったのではないかと。

こんな見事なお花も、横浜アリーナに堂々と掲示されて、そして、それに相応しく、堂々と笑顔で卒業して行きました竹内さん!

ANGERME CONCERT 2023 BIG LOVE 竹内朱莉 FINAL LIVE「アンジュルムより愛をこめて」

やはり横浜アリーナは、ずいぶん、武道館と風景が違いますね。そう思ってみれば、ほんとにスマイレージ → アンジュルムというグループの歩みに驚嘆します。

オープニングアクトは、お約束のように OCHA NORMA が担当します。暖色系にぐっと寄りめでカラフルな衣装が映えますね。

センターステージ(むしろ、こっちがメインステージ?)で一列に並んで自己紹介からスタートするのは定例化しつつ、北原ももさん、頭の真横に下ろした二つ結び、めっちゃ印象的だし、ご挨拶の口上はメンバーに割り振られ、リーダー斉藤円香さんがニコニコなのも定例どおりってところで。

OA オチャノマ マホロバ イコイノバ ~昭和も令和もワッチャワチャ~

一時期の BEYOOOOONDS を踏襲してか、今度は OCHA NORMA に実験的な楽曲を割り当てたの … と思うほど、なかなかこれまでのテイストと異なる楽曲で面喰います。

ピンクのノースリープのサマーセーター的な衣装の田代すみれさん、そんな衣装のせいか、華奢な身体つきが目立ちますが、OCHA NORMA、みんなビジュアル的に成長著しく、広本瑠璃さんや中山夏月姫さんが妖艶で困ります。中山さん、いろいろ成長し過ぎで、わたくし、自らの心根をしっかり顧みないといけない感じです。まったく!

最期のご挨拶のお終いのパートは、きっちりリーダー斉藤さんが〆ますが、やっぱり(あくまで個人的に)あの人に似てると思えて、いろいろ困ります。

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正面スクリーンに竹内朱莉さんの書影(だよね)で「愛」の文字が映し出されて、それがライブタイトル(「アンジュルムより愛をこめて」)と切り替わる辺りでBGMが流れ始めます。

そんな会場全体のボルテージそのものを背景として青の衣装に身を包んだ竹内さんがスクリーンに映し出され(カッコいい!)そのままスクリーン前のステージで(同じく青の衣装に身を包んだ)メンバーたちがパフォーマンスをスタート。

01. ぶっ壊したい

為永幸音さんが居てくれれば、竹内さん卒業後のアンジュルムも、さほど攻撃力は減衰しないのではないかと思えるほど、大迫力ですよね。この迫力こそアンジュルム、って思えますが、繰り返し、そう思ってみれば、スマイレージ以来のグループカラーの変遷にも(メンバーの変遷だけでなく)改めて驚きます。

まだオープニングのハズですが、上國料萌衣さん、松本わかなちゃん、川名凜さんと、なんか顔つきが違って見えます。入りまくってる気合が伝わって来るようです。上に述べた通り、統一感のある衣装なのに、どこか一人一人が際立って見えてくるのも不思議。

間奏でのダンスパート(?)うっかり “え?ライブ、始まったばっかりだよね?” って自分に問いかけてしまいかねないほど。その後の曲の後半に向けて、スクリーンに抜かれる竹内さんの不敵な笑みも効果抜群で、いきなりの盛り上がりです。マジか。

02. 出すぎた杭は打たれない

そんな竹内さんの客席煽り兼楽曲紹介で、この曲へ。
上に述べた統一感のある衣装、みんな片方の肩だしなんですが、川名さんや佐々木莉佳子さんは当然として、橋迫鈴ちゃんやわかなちゃんまで、なんか “鍛えていることが明瞭” な感じで恐れ入る次第。

佐々木さんを頂点にスクリーン前ステージで三角形のフォーメーション、カッコ良すぎです。いろんなアイドルグループ、それなりにメンバーそれぞれに役割分担的なところはあると思うんですが、アンジュルムって、全員が前線での戦闘要員だから強すぎます。さらには、楽曲終わりアウトロへ向けて、竹内さん「ふぅお~~~ぅ!」って雄叫びを。うっかり “え?まだ2曲目だよね?” って自分に問いかけてしまいかねないほど。

03. マナーモード

数年前のアンジュルムでは大盛り上がりへ向けての助走的な役割を担った楽曲(← 個人の感想です)、オープニングの荒めのギターの響きから、サビと同じ旋律がイントロで現れるところで鳥肌が。うわあ、もう、こんな楽曲だらけなんですねえアンジュルム…。ハロプロって凄いって、ほんとに思います。

そんな旋律を背景に、メンバーたちはスクリーン前ステージから回廊を巡回してセンターステージへ。平山遊季さん、美形だし、整っていて、年齢が信じられないくらい大人ですし、橋迫の鈴ちゃんがソロで歌割を担当しているところで、なんかもう、言葉を失います。鈴ちゃんがカッコ好いんですよ!だって佐々木さんと並んでも、まったく堂々としていて、まったく遜色ありません。早速髪形を乱しているあたり、あんなに細くて小っちゃかった鈴ちゃんが… !

ゆっくりと場位置移動する余裕ありげな竹内さん、こちらもカッコ好いです。

04. 人生、すなわちパンタ・レイ

竹内さんのヘラクレイトスの語り?から入る楽曲、竹内さんが “丸く” 語ってる途中で、入れ替わり立ち代わりメンバーが竹内さんに近寄りますが、上國料さんと川村文乃さんの無邪気な笑顔たるや!

平山さんの年齢不相応な妖艶さや、鈴ちゃんのカッコ好さに驚いているばかりのアンジュルムライブかと思えば、むしろお姉さん組(佐々木さん、川村さん、上國料さん)の、こちらも逆の意味で年齢不相応な無邪気さと嬉しそうな笑顔に、やっぱり驚きます。

その意味で、無邪気さが愛らしいと同時に妖艶さに目を奪われる、その双方(無邪気と妖艶)のそれぞれが相応しいのが伊勢鈴蘭さんってところで、気が付いたら、全員が前線で戦うアンジュルム、なかなか好い感じのバランスが出来上がっています。返す返すも、そんな具合に、後輩たちを自由に伸び伸び振舞わせた偉大なリーダーだったんだなって、竹内さん。

センターステージの真ん中、間奏中、佐々木さん、竹内さんのお腹触ってる?
顔立ちがはっきりしてる為永さん、嬉しそうに笑顔でいるのが映えること映えること!
間奏での蹴り足、打点が高い平山さん!
… もう、こんな具合にピックアップしたい見所がありすぎですよね。

そんな激しい楽曲なのに間奏明けの急な転調パート、さすが竹内さんと上國料さん、ゆっくり歌い上げながら楽曲の盛り上がりを、しっかり曲の終盤につなぎます。素晴らしい。

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オープニングから4曲を経て、ようやくご挨拶のMCです。

ご挨拶のMC、「テレ朝1」で噛む竹内さん、さすがです。
今日、私、卒業するらしいです」と続け、客席からのエーイングに明るく応じます。「そう言われても」とかって。

川村さんから、ライブ観覧上のご注意などあってパフォーマンスに戻りますが、ご報告しているこの記事は、一回、ページを切り替えて。

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