モーニング娘。4期メンバー加護亜依、長い遠回りの末にハロプロのステージに帰還!

モーニング娘。の4期メンバー加護亜依が、その長い空白の時間を埋めた。

2018年8月25日、26日の2日間にわたって中野サンプラザで開催されていた恒例のハロー!プロジェクトのコンサート『Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project 2018 SUMMER ~ALL FOR ONE~/~ONE FOR ALL~』に、加護がゲスト出演したのだ。

ハロー!プロジェクトは、毎年、夏と冬に全国を巡業するコンサートを開催している。2018年は、ハロー!プロジェクトの20周年イヤーということで、現役のハロプロメンバー総出演に加えて、卒業していった多くのOGメンバーも、公演毎にゲスト出演してライブに華を添えていた。述べたように20周年という長い歴史を誇るハロプロであるからには、その歴史を誇ると同時に、卒業してゆくメンバーの、その卒業事情もまた多岐に渡ることになる。しかし、今般の夏のハロコンにゲストOGを迎えるにあっては、多くの事情通が “ハロプロのステージに登ることは難しいだろう” と見ていた複雑な事情を抱えたメンバーが多数ゲスト出演を果たすことになった。

この記事でその背景を詳述するには及ぶまいが、そうした “ハロプロのステージに登ることは難しいだろう” と見られていたメンバーの筆頭が、4期メンバー加護亜依だった。
その加護が、25日から26日に渡って、中野サンプラザのステージに登場した。

とりわけ26日の公演は、同じくOGゲストとして登場していた保田圭や同期の吉澤ひとみと共に『AS FOR ONE DAY』と『I WISH』の2曲を披露した。長いインターバルを経て、ようやくハロプロのステージに復帰した当の加護よりも、いっしょに歌うお姉さん組の保田や吉澤が先に泣きそうになっていたとの報告もある。吉澤は、口元が震えていることが明らかなのに、客席を見据える視線がブレなかったとも。
楽曲披露後のMCで、加護の復帰を受けての “今だから言える事” とのテーマトークで、加護が保田に「圭ちゃん、おばちゃんって言っててごめんね、私も30歳になりました」と昔日を謝罪するや、「そうだよ!あの時は、私はまだ22歳だったんだからね!」と応じる保田の目にも大きく光るものがあったとも。

そのトークテーマを受けて、MC のシャ乱Qドラムスまこと は、次のようにコメントした。曰く「いろいろあったけど、加護ちゃんは子供だったんだから。いろいろあったけど、よそ様のお嬢さんをお預かりしている以上、私たち大人が責任を持たなければ」と。
このコメントに、一部ネット上では「だからといって悪いことはちゃんと悪いことだと言わなきゃ」とする声もないではないが、他方で、しっかり大人の責任を明示することは現役のメンバーにとっても安心できることだと歓迎する声もある。少なくとも、中野サンプラザにあっては、このコメントに万雷の拍手が響いたという。

この MC まことのコメントについて、現場に参加していたファンの証言を紹介したい。
「会場に入った段階で、それまでのハロコンではついぞ見たことがなかった、”加護” の刺繍も派手めに目立つ往年の法被を着込んだファンがたくさん居たことに驚いたんですけどもね。そんな歴戦と思しきファンの方々が、まことさんがコメントするや、もう耐えられないとばかりに、堰を切ったように一斉に泣き出す様にもまた、驚かされました。
なにより、30歳を迎えても、やっぱり加護ちゃんが加護ちゃんだったことが、一番の驚きだったんですけど」

MC としてステージ進行を促すブリッジで、まこと は次のように続けたと言う。
「若い時間をステージに注いで、みんな、大人になって、ちゃんと母親になって、しっかり幸せになって欲しい」と(会場からはまた拍手)。
その前日、25日の夜公演で、かつてのスマイレージ初期メンバー2人(現ハロプロリーダー和田彩花とOGゲスト福田花音)が揃った姿に、思わず涙してしまって進行できなかった まこと に、この26日も続けて「大丈夫ですか?」とサポートしていたアシスタント役のカントリー・ガールズ山木梨沙も、この まこと の切々としたコメントに、つい「はい。幸せになります」と応じていたという。(その直後、客席の反応を気にしてか、すぐに「今でも幸せですけど」と続けたこともまた微笑ましかったとも)。

加護の同期でもある吉澤が、かつての “ハロモニ。劇場” から頑固一徹として頑固家を再現し「ひとすじ、おかえり」と述べ、「ずいぶん遠回りしちゃったけど、ただいま」と加護が返すという一幕もあった。その際「ふたすじ(辻希美)と母ちゃん(石川梨華)は?」と続けた加護は、自らの2つのお団子ヘアを指して「こっちが、ふたすじの分。こっちが梨華ちゃんの分」と述べ、その発言の内容によっても、その発言の様子(変わらぬ幼い仕草)によっても、改めて客席のファンの心の柔らかい部分を攻撃したようだ。

吉澤と加護が共演するこの日、辻と石川は妊娠中と子育て中のため、残念ながら中野に馳せ参じることは叶わなかったが、加護の発言を受けて、吉澤は「また、次の機会があったら、そのときは」と、またいつか4期メンバーが勢揃いする可能性を含ませたとも云う。
おそらく尋常ではない緊張だったろうに『AS FOR ONE DAY』と『I WISH』を変わらぬ笑顔で当時と遜色なく披露した加護であれば、大人の責任に言及し涙を堪えた MC まことであれば、その複雑な背景を飲み込んで加護にゲスト出演をオファーした事務所であれば、そして、そのすべてに惜しみない拍手を送った客席であれば、その「次の機会」は、そう遠くないのかもしれない。

(文=椿道茂高)

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