演出排除で直球勝負の「まっさら」な℃-ute! 【レポ】℃-ute12年目突入記念 ~℃-Fes!Part1 9月5日も℃-uteの日 at日本武道館~

はじめに「やっぱ ℃-ute はライブだな」

2016年9月5日の月曜日、やっぱり日陰を一歩出るとジリジリと音が聞こえるくらい、経年劣化とともに厳しくなった頭頂部が、午前中から直射日光に炙られる炎天下、九段下は武道館において、℃-ute のライブが開催されました。
題して『℃-ute12年目突入記念 ~℃-Fes!Part1 9月5日も℃-uteの日 at 日本武道館』。

こちらに参加してきて、結果思ったことはひとつ。
やっぱ ℃-ute はライブだな、と。

必ずしも最高の流れとは言えない中で(叱られるかな)…だが、しかし

ぶっちゃけると、状況的には、あまり良い流れではなかった今回の武道館です。
ファンにとっての全般的な流れもそうなら、投稿者個人としても。

語呂合わせから生まれた記念日としてライブやイベントが実施されていた「℃-ute の日」は、例年、平日であって、ファンは有給を申請したりと万障繰り合わせて参加の段取りに四苦八苦してきたところ、2016年の9月10日は土曜日にあたっており、多くのファンは、これで遠征も含めた参戦へのハードルも低くなったと喜んでいました。しかるに、その9月10日は何やら別のイベントをホテルのレセプションホールで開催することになってしまって、期待されたライブは、「9月5日も℃-uteの日」として、やっぱり平日に武道館で開催されるとか。
と、このように、熱心な℃-uteファンとしても、若干、微妙だなと思わないではない仕様であったところに、追い打ちをかけるように、8月20日の未明から「2017年の6月をもって ℃-ute は解散します」とかいうお知らせが。
なんだか、せっかくの盛り上がりに、敢えて自分たちで水をかけてるような情勢に、それでも盛り上がりを維持しようとしていた team ℃-ute のみなさんも、いろいろ辛いところがあったのではないかなと思います。

と、こう言う投稿者にしてから、 ℃-ute 解散のお知らせを受けても、Berryz工房のときと違って、「くるべき時が来たか」と、なんだか自分でも意外なくらいに冷静な感じで、そんな自分に自分でびっくりしたくらいで。

そんな次第で、わりと淡々と迎えた当日でした。
℃-ute の武道館は、サプライズゲストとしてBerryz工房が参加した、あの急遽追加された2013年の9月9日こそチケットが入手できなかったものの、本来の初単独であったはずの2013年9月10日も、2014年の「サンキューベリキュー」の合同ライブ2Days も、2014年秋ツアー千秋楽も、こないだの春ツアーの千秋楽も、わりと欠かさず、常にドキドキワクワクして迎えたものでしたが。

…と、そんな自分でも驚くほど淡々とした態度で挑んだ武道館だったんですが(申し訳ない)、開演してみれば、終わってみれば、やっぱり思います。
やっぱ ℃-ute はライブだな、と。

どうやら、「解散」の二文字が脳裏にちらついて、そのことに衝撃を受けるであろう自分の心を守るために、無理から望ましくない材料ばかりを取捨して、実質以上に「盛り上がりが薄い」ことにしておこうとしていた模様です。自分の心のために。
申し訳ない。

大事なことなので、もう一回。申し訳ない

℃-Fes!Part1 9月5日も℃-uteの日

一夜限りの記念日ライブの武道館。
この日のセットリストは、これまで℃-ute がリリースしてきたシングルを一気に全部演る!ということは先々から公開されていました(記事末セトリ参照)。

いや、そんな本気で全部やっちゃったら、いったい終わるのは何時になるのよ?明日も仕事だよ?との、当然の心配を胸に抱きつつ(ですよね?)、武道館周辺には昼前からファンが徐々に集結しています。

開場前のグッズなど

というわけで、グッズ列込みの当日の武道館の写真(投稿者撮影)。
こないだ、あんだけ Buono! の武道館でひどい目にあったのに、学習しない投稿者は、℃-ute の武道館でも、自分の身体を構成する蛋白分子の危機に遭遇します。
き、きつかったっす。

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そういう次第で、ライブ本編の前にグッズの話をすると、今回のグッズでは「ビジュアルブック」は即買です。必須です。
今回のグッズのラインナップには、オフショット写真というのがありまして(リンク先参照)、おすましした生写真ではなく、プライベートのオフショット風の表情だったりメンバー同士がわちゃってる感じだったりを撮影した体のグッズで、こちらもオススメなんですが、このオフショットのテイストが「ビジュアルブック」にも及んでおりまして。
従来、それこそ「ビジュアル」ってわけで、芸術的な感じのメンバー写真ばかりで編集されていたビジュアルブックですが、今回はそれに加えて、かつてのナカジマカメラ的な、オフショット風の画像も大量収録ってわけです。これが、めちゃくちゃ可愛くて、心から必須です。

一通り、ビジュアルブックに最新Dマガにと、お目当てのグッズを確保してほくほくしてるうちに、入場列が形成され始めます。日が西に傾きつつあるころ、ななめになった日差しに浮かぶ武道館は、ゆっくりそのボルテージを上昇させ始めます
やっぱり…ライブ前は上がりますよね。

構成を語れない直球ライブ まっさらの℃-ute

さて、そんな「9月5日も℃-uteの日」の武道館ですが、それが、従来レポしてきたみたいに「その概要」みたいなことが書けないくらい、【演出】とか【構成】といった「技」に走らず、もう正面からの直球勝負でした。
ほとんど演出なしにドストレートでパフォーマンスをぶつけてきたような、凄まじいライブでした。
それは、オープニングアクトの研修生選抜(加賀楓さんを応援しています)による『Hello! まっさらの自分』が、そのライブ全体を予告しているかのようで。

もちろん、全曲をまるまるフルで歌っていては、普通に電車がある時間にライブは終わらないわけで、多くはハーフでの披露となり、メドレーで済ますところもありました。具体的には、冒頭部分で『江戸の手毬唄II』が異様にあっという間に終わって、それには岡井千聖さんもMCで触れる一幕もあり、インディーズ時代の楽曲プラスアルファが(『わっきゃない(Z) 』『桜チラリ』『即 抱きしめて』『大きな愛でもてなして』『まっさらブルージーンズ』)メドレーだったりしたわけですが、それでも、やはり圧巻のライブでした。

意図的なのか? オリジナルバージョンでの楽曲披露

特筆すべきところとしては、原点というかオリジナル回帰が目立った点。
SHOCK』も、今でこそ歌割格差と言われつつ、それでも鈴木愛理さんの圧倒的独壇場のオリジナル版にて。メドレーに組み込まれてしまったけれど、『まっさらブルージーンズ』もイントロからのベースの響きも重厚で、何より『都会っ子 純情』は、イントロとアウトロのセリフが矢島舞美版での披露となりました。

別に舞ちゃん版が不満だったわけじゃ全然ないけれど、『都会っ子 純情』、舞美ちゃんのセリフは、やっぱり響きます。それに、この日の舞美ちゃんは、後述しますが、いろいろ圧巻でした。また、歌割格差とか言われながらも、確かに『SHOCK』も、鈴木愛理のボーカルは無双であると思います。
こうした演目が、先の春ツアー千秋楽の武道館同様、中央のセンターステージにて、やっぱりセンターステージの四辺をそれぞれ正面に見立てて、四方にすいすいとフォーメーションを変化させ続けての披露とあって、やっぱり思います。惜しい、と。この技量、このスキル、この達成は、世界を狙えたはずだと、贔屓目かも知れませんが、そう思います。

そもそも、グッズ列に並んでいて熱中症の危機を感じるこんな季節に『会いたいロンリークリスマス』を正面から歌って大盛り上がりの大歓声って、どういうこと?って思いますよね

客席と一体化した臨場感も

せっかく『都会っ子 純情』に言及したので付け加えると、今回の武道館は、おそらくは ℃-ute を巡る周辺事情も影響して、会場を埋め尽くす team ℃-ute の気合の入り様も違ったのか、その臨場感が半端なかった。ライブの現場で、思わず泣きそうになるのは、ステージの上のメンバーによってだけじゃなく、メンバーと客席が一体になって現出せしめる臨場感によってこそ。

だって『都会っ子 純情』の「素直に本心を話すなんて、女の子から出来ないかもしれない、でもね、私、子供じゃ…」って、あたりから息を吸い込んで準備してる大コール「あー!ゆー!れでぃー!!」だったり。
あるいは『Danceでバコーン!』の、「Danceでバコーン、今日は全部…」あたりに被せての大音量の「おっおっおー!おっおっおおおーー!」だったり。
さらには『まっさらブルージーンズ』の、「まーっさらピンのブルージィーン、なにげーに着崩して~」あたりに被せられる「おーれーの!まいみぃー!」だったり。「おーれーの!まいみぃー!」に至っては、「俺の舞美」というオリジナルの言葉の意味はすでにすっかり失われ、コールとしての「まいみぃー!」に繋げる、なんだかリズム取りの枕詞的なものと化している「おーーれーーのっ!」っていうセリフが会場全体を揺るがしていて、そして、そんな大コールを満身に浴びながら「きーれいになあったー」と歌い上げる矢島舞美の姿が遠くステージに輝いていて…まことにすばらしいです。
ほんとに、すばらしいです。
なんとかこのシーンだけでも、4Dと言わず、いろんな音声・映像以外のいろんな情報込みで永久保存しておけないものかと。

そんな、このまま保存しておきたいメンバーたちの様子は以下。

後ろ姿も美しいメンバーたち

そんな臨場感を現出せしめてくれるメンバーたちは衣装もあでやか。
中盤のスパンコールのメンバーカラーのスカート、これは、照明が様々に飛び交うステージにあって、ずーっとキラキラ、キラキラしていて、今から将来発売されるであろう映像作品が楽しみです。
ラストの衣装も、中島早貴さんのクラッシュジーンズ姿、正直に言いますと、倒れそうでした。可愛くて。

投稿者にお届けされたチケットは、1階北西スタンドだったので、メンバーたちがセンターステージに駆け出すまでもなく、正面ステージでパフォーマンスしていてすら、ほぼ後ろ姿ばかりを鑑賞することになったわけです。が、もちろんのこと、後ろ姿ばかりであっても圧巻なのは、さすが ℃-ute なわけですけども、それに加えて、ずーっと矢島舞美さんと中島早貴さんの ふくらはぎ ばかりを見つめていたわけで(これがまた、楽曲の展開に合わせて「躍動」することったら!)、そこへもってきてクラッシュジーンズ姿なわけですから、ジーンズで後ろ姿なわけですんで、以下自粛ってことで、すみませぬ。

髪を切った矢島舞美の美しさ

舞美ちゃんは、ずっと伸ばしていた髪の毛を切って登場。
舞美ちゃんが髪の毛を切ったといえば、かつての低迷期を思い出さずにはいられないところながら、どうやら今回については、ライブでめちゃくちゃ汗をかくからという理由で切ったという本人の弁に他意はない模様。
というのも、やっぱり今回の武道館も、昨年の秋ツアー以来の、髪を下ろした舞美ちゃんでの登場だったから。
汗でぐちゃぐちゃになることはわかっているのに、ポニーテールにしたり、お団子でまとめたりせず、髪を下ろして登場してくる矢島舞美さんの美しさは、本気で筆舌に尽くし難いです。
事実、終盤の『FOREVER LOVE』あたりでスクリーンに抜かれる舞美ちゃん、切ったはずの髪が顔面にへばりついて、どうにもえらいことに。しかし、そうであっても、いや【そうであるからこそ】、あまりにも美しい舞美ちゃんです。

うっかり、その女神と称される美しさだったり、”誰かがなんとかしてくれるのを半開きの口で甘えて待つ” 末っ子メソッドの可愛らしさだったり、そういう部分ばかりに注目しがちだけれど、舞美ちゃんのパフォーマンスは、知ってましたけど、とんでもないです。誰かと戦っているかのような、空を飛んでいるかのような、軽妙にして力強いステップでの、矢島舞美の全力パフォーマンスは、これまでも凄まじかったけれど、今や鬼気迫る勢いになってきたかと。

躍動する ふくらはぎ(申し訳ない!) 中島早貴

上に述べたように、メンバーの後ろ姿ばかりを、とりわけ中島早貴さんの ふくらはぎ ばかりを鑑賞する羽目に陥っていた投稿者ですが、その分、なっきぃ のダンスパフォーマンスを、あのキレッキレで、パッシパシな、℃-ute のダンスの核となる中島さんのパフォーマンスを、根底で支えている ふくらはぎ のムッキムキを確認できた次第。
ってか、あんなにムッキムキなのに、少し遠目で見るだけで、すらっと長くスタイルよく見えるのは、まことに不思議。

そんな なっきぃ、かくも激しいセトリなのに、終盤へ向かうにつれ、どんどん軽快に、かつ重厚に、ますますその躍動具合に磨きがかかっていきます。
かつて、個別握手会における中島さんの、その序盤から終盤へかけての表情の変化について投稿させていただいたこともありましたが、今回、ライブの終盤へかけて尻上がりに調子が上向きになっていくような中島さんを目の当たりにして、思います。ダンスは、なっきぃ の天職なんでは?と。

清水佐紀さんも裏方にまわり、稲場愛香さんも戦線を離脱した今、なっきぃ までダンスから離れるのは、もったいなさすぎます。旅番組なんかじゃなくてさ。(僭越であることは自覚中)

ボーカル モンスター 鈴木愛理

2014年の秋ツアー「モンスター」って、もしかしたら愛理さんのことを言っていたのかもしれませんね。
全シングルの全披露という今回のセトリにあって、衝撃的に再認識したのは、鈴木愛理さんの飛び抜けたボーカル。「すばらしい」とか、「すごい」とか、なんか他に言いようがないんか自分!って思うんですけど、愛理さんのボーカルは、22歳にして、いよいよ絶妙の域。

投稿者は実はずっと思ってたことがあって。
「愛理にもう少し ”ヤな奴” としての気持ちの強さがあれば」って。
たとえば外向けに紹介される場面で、ハローのエースだ、歌姫だと持ち上げられて、その都度、「いやいやそんなそんな」的に「私は決して、そんな大それた者ではありませんよ」といった空気を読みすぎる優等生の笑みを浮かべながら一歩引いていた鈴木愛理さん。こうした場面で、一歩引かずに、それでも、あくまで強めに踏み込んでいれば、℃-ute とハロプロをめぐる情勢も少しは違ったかもしれない、って。
でも、やっぱり、そうした、ちょっと控えめというか押し出しの弱いところがあるというか、お姉さん的なメンバーに頼りたがる気持ちがある(Buono! を想起してくださいな)可愛らしい女の子に、そんなやさしい女の子に、かくも凄まじい歌唱の技が宿ったこと、その全部を含めて、鈴木愛理の魅力なんですもんね。こりゃ、しょうがない。

あなたがいてくれたから 岡井千聖

岡井さん『悲しきヘブン』のラストで、愛理さんをクワッと見据えて微動だにしないのね。
思えば、℃-ute が躍進したのも、それは岡井千聖さんの成長と軌を一にしていたのではないかと思えます。

力みすぎて空回りして、それこそ「力みすぎて」ドアノブを壊しちゃうくらい、肩に力が入っていた舞美ちゃんのやらかしも、引っ込み過ぎで人見知りで泣き虫で、自分の魅力に一番に気づいていない鈍感な中島さんの持て余し気味な扱いも、いろいろスベりまくってスルーされる以外に対応のしようがなかった愛理さんのはっちゃけも、そして、率直な発言と辛辣な発言がちゃんと区別できていなかった幼い舞ちゃんの毒舌も、すべてを危ういところで救っていたのは岡井さんの気遣いと機転でした。多くの場合、自分を犠牲にして。

そんな来歴の印象が強いからスルーされがちだけど、岡井千聖さん、その横顔がとても端整で、美しくなりました。
『悲しきヘブン』のラストで、愛理さんを見据えて真っ向からボーカルバトルを仕掛ける岡井さんに、うっかりすると惚れそうです。

お姉さんたちを照らす鏡 萩原舞

末っ子舞ちゃん、ここへきて、今になって、めちゃくちゃ可愛く美しく妖艶に成長中です。
この武道館の舞ちゃん、つい先ごろの春ツアーからも大きく変化して、なんだかとても背が伸びている印象です。
歌声も、あのピヨピヨとしたコロコロとした声質のままに、高音も安定してきたやに思えます。

リーダーであることに気負いすぎていた舞美ちゃんが、年下のメンバーの成長にともなって、上手に力を抜くことを覚えて、そのタイミングで、その末っ子属性が前に出てきて、愛らしい魅力が増したように、同じように、末っ子の舞ちゃんが成長してきて、細かいやり取りの中で、しっかりした突っ込みを入れたり場を展開させたりする技に、舞ちゃんらしいオリジナルの味を見せ始めたから、だから、リーダーも、なっきぃ も、愛理さんも、岡井さんも、みんな「いざとなれば舞ちゃんも何とかしてくれる」と思うから、これまで以上に自由にはっちゃけるようになって、だからこそ、可愛らしく個々の味が良い感じに染み渡っていたのに。
そんな舞ちゃん、まだ伸び代があるんだから、それこそ「これから」だったのに。

正面から歌い上げられる楽曲たち

事前に募集していた「好きな℃-uteの楽曲」アンケート、投稿者は『キャンパスライフ~生まれて来てよかった~』に投票したんですけど、そのアンケートの結果からセトリの構成は考えられたそうで、スタートの『世界一HAPPYな女の子』が第二位だったんだそうです。「みなさん男の子なのに」とMCで笑わせてくれたのは、岡井さんだったか、舞美ちゃんだったか。
そして、ライブも終盤、あの曲がまだ出てこないなと、多くのファンが思ったであろう『Kiss me 愛してる』が、アンケート第一位にして、セトリのラストを飾ります。

『Kiss me 愛してる』の意味

かつて、ほんとうに初めての単独武道館を射止めた2013年、その武道館では『Kiss me 愛してる』からスタートしており、いきなりの『Kiss me 愛してる』のイントロに、投稿者も参加していた2013年9月10日の武道館はどよめいたものです。
なんとなれば、『Kiss me 愛してる』は、その楽曲リリースのタイミングとしても、メンバー卒業から歌割格差にいたる低迷期を ℃-ute が脱するその画期にあたっており、多くのライブでも、この曲をもって後半戦の怒涛の盛り上がりが開始を告げるセトリ構成となっており、いわば ℃-ute にとって『Kiss me 愛してる』は「さあ、これから」の合図となる、反撃の狼煙とも言える楽曲であったと、そう投稿者は思っております。
そうであれば、今般の武道館のラストもラスト、セトリの締めでこの曲となると、ラストのMCで、リーダー矢島舞美さんが述べたとおり、最後まで ℃-ute は進化し続ける、そのための「さあ、これから」の合図でもあったのかもしれません。

あ、やべ、泣きそう。

おわりに かつてのメンバーと team ℃-ute と

そんな、全シングル通しのセトリを完遂しきってのメンバーのMCをご紹介。
中島「歌いながら、あの時はやさぐれてたなとか考えてました。」
岡井「私はなっきぃと違って、歌いながら、あの時は太ってたなとか考えてました。」
矢島「歌いながら、あの時はクラッシャーだったなとか考えてました。」

…多くを述べるまでもありますまい。私はやっぱり「惜しい」と思ってしまうことを止められません(ごめんなさい、これで最後にするから)。

関係者席には、もちろん Berryzメンバーだけじゃなく、モーニングやアンジュルムなど、多くのハロメンも確認でき、場内が暗くなる前から(つまり普通に一般のお客さんが入場しているようなタイミングで)ちょこんと関係者席後列におすましして陣取っていた、おそらくは研修生たちや つばきファクトリーの面々が可愛らしかったんですけど、しっかりと、村上愛さん、有原栞菜さん、梅田えりかさんも武道館に来ていたようです。毎度、嬉しいですよね、こういうのは。

すっかり℃-ute に夢中になっていたから、うっかり書き漏らすところでしたが、オープニングの数曲を終えてのサプライズゲストに、先のオリンピックでメダルを獲得したレスリング選手が呼び込まれたんですが、その人数から、私は最初、サプライズゲストとして、℃-ute と並んで、村上愛さん、有原栞菜さん、梅田えりかさんがステージに上がってきたのかと思っちゃいましたよ。違いましたけど。

すべての演目が終わって、気づいてみれば、ライブはおよそ2時間40分にも及び、℃-ute の勇姿を魂に刻もうと遠征してきたファンたちが電車を気にしてダッシュで客席を後にしようとする、そのタイミングで、武道館には、こんなアナウンスが響きました。

team ℃-ute の皆さまの声援のおかげで全シングル43曲をお届けすることができました。
℃-ute の11年の歴史を感じていただけましたでしょうか。
あと9ヶ月、一緒に歴史を刻んで行きましょう。

(文=kogonil)

9/5 武道館セトリ

1.世界一HAPPYな女の子
2.めぐる恋の季節
3.暑中お見舞い申し上げます
4.桃色スパークリング
5.江戸の手毬唄II
6.EVERYDAY 絶好調!!
7.キャンパスライフ~生まれて来てよかった~
8.心の叫びを歌にしてみた
9.LALALA 幸せの歌
10.何故 人は争うんだろう?
11.君は自転車 私は電車で帰宅
12.この街
13.会いたいロンリークリスマス
14.次の角を曲がれ
15.都会っ子 純情
16.THE FUTURE
17.都会の一人暮らし
18.わっきゃない(Z)
19.桜チラリ
20.即 抱きしめて
21.大きな愛でもてなして
22.まっさらブルージーンズ
23.The Power
24.愛ってもっと斬新
25.Crazy 完全な大人
26.The Middle Management〜女性中間管理職〜
27.I miss you
28.Summer Wind
29.Bye Bye Bye!
30.人生はSTEP
31.SHOCK!
32.Love take it all
33.涙の色
34.悲しきヘブン
35.悲しき雨降り
36.FOREVER LOVE
37.アダムとイブのジレンマ
38.会いたい 会いたい 会いたいな
39.嵐を起こすんだ Exciting Fight!
40.Danceでバコーン!
——↓↓↓アンコール↓↓↓——
41.我武者LIFE
42.ありがとう~無限のエール~
43.Kiss me 愛してる

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