魔法の力はもういらない 涙腺が緩む理由 ~【レポ】 Hello! Project 研修生発表会 2016 9月 ~SINGING!~ at 2016.9.4 in Zepp Tokyo~

はじめに

2016年9月4日、Zepp Tokyo にて『Hello! Project 研修生発表会 2016 9月 ~SINGING!~』の東京公演が開催されました。ハロプロ研修生の定期公演は「生タマゴShow」から「Hello! Project 研修生発表会」と名前を変えて、東京・大阪・名古屋を巡り、「2月・3月 ~SINGING!~」、「6月 ~EXCITING!~」に続いて今期3回目の開催になります。
すでに次の12月の開催も告知されましたね。

こちら、参加してきましたのでご報告。
ライブの詳細なレポというよりは、この研修生発表会に触発された「こぶつば」についてのあれこれを中心に徒然に記してみる試みです。

加賀楓さんを応援しています。

Hello! Project 研修生発表会 2016 9月 ~SINGING!~

みなさんご承知のとおり、今回の Zepp Tokyo では、とんでもない嬉しい知らせに接することになりました。
ま、その嬉しい知らせは、すでにニュース部がしっかり取り上げている(つばきファクトリー2017年1月にメジャー・デビュー大決定!9人体制でハロプロの一翼へ)ので、こちらのレポでは大々的にトピック化することはしない方向で。

今回の研修生発表会のセトリはこんな感じ。名古屋や大阪での公演がありますが、公式に公開されていることもあるので、書いちゃいます。

セットリスト 2016 9月 ~SINGING!~ 東京会場 昼公演

1.泡沫サタデーナイト!  (モーニング娘。’16/全員)
2.独り占め  (つばきファクトリー)
3.気高く咲き誇れ!  (つばきファクトリー )
4.Hello! まっさらの自分  (ハロプロ研修生)
5.愛・愛・傘  (Juice=Juice/小野・一岡・加賀・高瀬・清野)
6.Go Go Go!  (℃-ute/小野田・秋山・井上・段原)
7.バッチ来い青春!  (こぶしファクトリー)
8.女の園   (高瀬・前田・金津・川村・横山・吉田・西田・山﨑・橋迫)
9.ロマンスの途中  (Juice=Juice/山岸・浅倉・小野・一岡・堀江)
10.ここにいるぜぇ!  (モーニング娘。/小野・小野田・秋山・ハロプロ研修生 )
11.Be 元気<成せば成るっ!>  (Berryz工房/つばきファクトリー)
12.ゴールデン チャイナタウン  (Berryz工房/こぶしファクトリー)
13.七転び八起き  (アンジュルム曲/山岸・小片・浅倉・小野・一岡・加賀・堀江・前田・金津)
14.恋したい新党  (広瀬・藤井・田口・山岸・浅倉・加賀・段原・堀江・小野琴・清野)
15.Crying  (新沼・岸本・小野田・秋山・井上・段原・野口・児玉・米村)
16.一尺玉でぶっ放せ!  (小野・小野田・秋山・ハロプロ研修生)
17.サンバ!こぶしジャネイロ  (こぶしファクトリー/全員)

ついでに過去のものと併せて、今期の研修生発表会のセトリを、記事末に一覧にしてみました。ちなみに、2月・3月の発表会のレポはこちら(【レポ】Hello! Project 研修生発表会 2016 2月・3月 ~SINGING!)。

一覧にしてみれば、いかにも Berryz工房の楽曲が「こぶつば」に集中しているのがわかりますね。
何がしたいのか、めっちゃわかるんですけど、せっかくのBerryz曲、その楽曲そのものの力を考えたとき、そして、そうした楽曲に試され、楽曲に試されることによって逆に自らのパフォーマンスを通じて楽曲のパワーを改めてファンの心に刻むメンバーたちの力量を考えたとき、もっと均等に他の研修生たちにも歌ってほしいかなと、ちょっとだけ思った投稿者でした。

そう、ちょっとだけ余計なことまで言っちゃいましたけど、めちゃくちゃパワーのあるハロプロの楽曲遺産に思いを馳せれば(こんなレビューも定例化してみたい野望あり:笑)、試されると同時に、それを常にリアルなものとして蘇らせてくれる今現在のメンバーたちの姿に、どうしたって涙腺が緩みます。それは、ある意味、上述のようなハロプロの、意図せぬ形で始まった(はずの)継承という構図を、もっともプリミティブな形で確認できるのが、こうした研修生現場だからかも知れないと愚考する次第。

ただ、床がフラットな Zepp Tokyo で降臨してもらっても、一部の客席じゃなければ見えないという弊がホールの比ではないので、こればっかりはどうにかならんかと思わないではない昨今ですけれども。

もしかして鉄板の泣かせ曲?『泡沫サタデーナイト!』

研修生発表会のオープニングは、研修生と、こぶし、つばき総出演でお送りするモーニング娘。’16の『泡沫サタデーナイト!』。

先の夏ハローのレポで、『泡沫サタデーナイト!』が、楽しいリズムと旋律と曲調にも関わらず、とっても悲しく切ない曲だと述べました。そう述べておきながら自分の感性が信じられず、あれは ℃-ute の解散告知直後だったから、そのニュースに影響されて、またハロコンの夏の終わり的な雰囲気に飲まれた結果、たまたま、あの時の中野サンプラザでのパフォーマンスに、ありもしない情緒を感じ取ってしまっただけだろうと、自分の中で「なかったこと扱い」のフォルダーに仕舞おうとしていたところでした。『泡沫サタデーナイト!』を切ない曲だと感じてしまったことは、あくまで、なにかの間違いだと。

だけど、やっぱりこの曲は切ない
このことは、同じく全員でのパフォーマンスとなったエンディングの『サンバ!こぶしジャネイロ』と比較すると一層よくわかります。こぶしの楽曲は、ひたすら、めちゃくちゃ楽しい。だからこそ、『泡沫サタデーナイト!』が切ないとの感覚は強まるばかりです。
先のレポでは、宴の終わりを予感させるから、とか書いたんですが、今回はオープニングであり、宴の終わりならばエンディングの『サンバ!こぶしジャネイロ』にも同じことを感じていて良いはずですから、『泡沫サタデーナイト!』に切なさを感じる理由は、感じている当人がわかっておりません(どなたか音楽に専門的に詳しい方、サポートプリーズな感じ)。

理由がわからなくとも、やっぱりこの曲は切ない
大々的に、華やかに、盛り上げるだけ盛り上げる演出があればあるほど、切なさも強まります。もしかしたら、偶然そうなってしまっただけかもしれませんが、もはや、このテイストは積極的に活かすべきであるとすら思えます。
今後も、ハロコンや、ひなフェスといった場で、華やかにド派手に、煌びやかに飾るだけ飾った演出の下、大人数のメンバーで、派手に盛り上げるだけ盛り上げて『泡沫サタデーナイト!』はパフォーマンスされるべきかと。
ハロプロは、新しい形の鉄板の泣かせ曲を手に入れたのかも知れませんね。

9人になった「つばき」のプラチナ感

久住小春さんの卒業前、当時のモーニングも9人でした(高橋愛、新垣里沙、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな、久住小春、光井愛佳、ジュンジュン、リンリン)。
新メンバーを迎え9人になった つばきファクトリーが披露する『独り占め』は、その意味でも、ほんまにプラチナ期のようです。
なんだかイントロからの入りといい、サビ前の変調といい、プラチナ期の『泣いちゃうかも』とか『女が目立ってなぜイケナイ』とか『気まぐれプリンセス』な感じが非常に強いと思いませんか?思いません??
MVのテイストは、そのロケーションのせいなのか、『泣いちゃうかも』な感じが強いし、楽曲的には『気まぐれプリンセス』な感じがビンビン来ます。

つばきファクトリーについては、New Fes から先のFCイベントまで、比較的大きめのトピックは追跡して来ましたけれども、その程度の投稿者であってすら、自分が受け取っているメンバーたちの印象と、世に一般的に(ネット中心で)観察されているメンバーたちの印象との齟齬に戸惑ってきました。投稿者であってすらそうなんですから、おそらく私以上にずっと前から熱心にファンをやっている人(トレイニー時代の小片さんからファンだった人とか、オーディション段階の希空ちゃんに注目していた人とか)に至っては、一般に思われている以上に、ずっとメンバーたちは魅力満載なんだってことを訴えたくて、それはそれは、もどかしい思いをしてきたのではないかと思うのですが、そんなところも、どこかプラチナ期っぽくありませんか。

ナイスガールトレイニーに参加するずっと以前からダンスの経験がある小片リサさんも、ハロプロ以前に読者モデル時代からダンサーをやっていた山岸理子ちゃんも、そのダンスの技が、実は非常に丹精で華麗であるといった点も含めて、どこかプラチナ期っぽくありませんか。

牛込箪笥区民ホールのFCイベント3回目公演で目を見張った『独り占め』のステップも、床がフラットな Zepp Tokyo では、前方の客席にしかアピールしない道理で、今後、メジャー・デビューを迎えて、たまにで良いからホールでのパフォーマンスを期待しちゃいますよね。

つばきファクトリーによる Berryz工房『Be 元気』

ベリヲタには、「Be元気 新規」という隠語がありまして。
いったい、この投稿者は何を言い出した?と思われる方も多かろうと思いつつ、以下。

ベリヲタの動向 そのいくつかの画期

たとえば、どこからどう見てもお子様だった頃から、気がついたら髪も染めて化粧も濃くて、イケイケな都会の女子高生風のイメージへと変化していった時期とか。さらにたとえば、お仕着せの演出に諾々と従っているばかりの頃から、徐々に「Berryzらしい」個性を表に出し始めた時期など、Berryz工房のファン構成が大きく変化した時期はいくつか挙げられます。それまで「ああ、あの、モーニングの妹分とか言ってる、ちっちゃい子たちでしょ?」としか思ってなかった多くのハロヲタが、その魅力に驚いて、いつしか専任のベリヲタ化するといった事例は、いっぱいあったりします。「Berryzらしい」個性が目立って誰が見ても明らかになった画期としては、『ベリ高フェス』あたりに、多くのファンがベリに流れ込んできたことは指摘できるかなとか思っています。

そして、「Be元気 新規」。
それまでの『雄叫びボーイ WAO!』や『本気ボンバー!!』といった明るく元気な押し出しを一転させて、『ヒロインになろうか』や『愛の弾丸』とか『ああ、夜が明ける』といった、大人っぽく、かっこよく、落ち着いた、むしろダークな(?)、それまでの「あの、ちっちゃい子たちでしょ?」といった印象を覆すような方向に大きく舵を切ったかと思った矢先に、いきなりのコミカル路線へ大転換して急なエッジを効かせた『Be 元気<成せば成るっ!>』(しかも、以降、そのコミカル路線で押すわけでもなかった)。
この『Be 元気<成せば成るっ!>』のテイストが、とりわけ横浜の夜景をバックにしたMVが、とっても「ベリらしい」として、この楽曲をもって、Berryz工房を知り、Berryz工房のファンになったという人も多くて、だからベリヲタには、密かに「Be元気 新規」という言葉が語り継がれていたわけです(※ 個人の感想です)。

再現できない Berryzテイスト

Berryz工房には、『cha cha SING』や『Loving you Too much』といった、他のユニットのメンバーが、がんばってカバーしようとしても、どうしてもオリジナルのテイストを再現できない楽曲が多いです。ある意味、能天気とすら言えそうな、突き抜けた陽気さを再現できず、いや、そうした「突き抜けた陽気さ」を、しっかりと楽曲の曲調に馴染ませてパフォーマンスする技と味が再現できず、後輩がカバーしようとすればするほど、かえってオリジナルBerryz工房の凄さが際立ってしまうような楽曲が多いです。そして、『Be 元気<成せば成るっ!>』もまた、そうした、Berryz工房らしさの、誰も真似できない Berryz工房の真髄の、その代表的な曲であったわけです。

…長々と、レポと称しながら、Berryz工房の思い出と『Be 元気<成せば成るっ!>』について語っております。
それはどうしてか。
それは、つばきファクトリーによってカバーされた『Be 元気<成せば成るっ!>』が、すばらしかったから。

「再現」は、できなくとも

かつて、2016年の「ひなフェス」2日目昼公演で、こぶしファクトリーがパフォーマンスしてくれた『一丁目ロック!』に、思わず涙してしまったことに自分でビックリした投稿者です。こぶしファクトリーが、会場の大歓声と伴に、『一丁目ロック!』を再生してくれたってだけじゃなく、『一丁目ロック!』を再生してくれた こぶしファクトリーの中に、あのBerryz工房が息づいているかのようで、自分でも予測してなかったところで、びっくりして涙を流してしまったわけですが。
今回の研修生発表会における、つばきファクトリーの『Be 元気<成せば成るっ!>』は、これに匹敵しかねないものがありました。ベクトルは、まったく逆向きですけれども

”がんばってカバーしようとしても、どうしてもオリジナルのテイストが再現できない楽曲が、Berryz工房にはある” と、そう書きました。
ひなフェスの こぶしファクトリーの『一丁目ロック!』は、その意味で、オリジナルのテイストに極限まで迫った最高のカバーでした。そして、今回の、つばきファクトリーの『Be 元気<成せば成るっ!>』は、オリジナルのテイストに迫ったわけではなく、Berryz工房の楽曲を “借りて”、つばきオリジナルの味を上手に出していました。すばらしかった。

ここだけで良いから、研修生発表会のDVDを、この曲だけで良いから、販売して欲しいくらいで。買うので!…いや、購入させてください!

魔法の力はもういらない

そう、「ひなフェス:こぶし:一丁目ロック!/研修生発表会:つばき:Be 元気<成せば成るっ!>」と対にしてみて、Berryz工房のスピリット継承という点でも、こぶしファクトリーと、つばきファクトリーの、それぞれの味が、きれいに対比できるように思います。

ちなみに、当初、活動停止直後の時期に「Berryz工房のスピリット継承」なんて言われてご立腹(「そんなもん、できるわけねーだろ!」)だった投稿者も、様々な曲折を経て、今では、すっかり「こぶつば」の軍門に下っている次第。

たんなるコピーではなく こぶしファクトリー

こぶしファクトリーは、まったく別のメンバーによる、まったく別のユニットでありながら、それでも「オリジナルのテイストに極限まで迫った最高のカバー」たり得ているのではないかと思うのです(慌てて付記すれば、もちろん、こぶしファクトリーそのものの良さもあった上で、ですよ)。田口夏実さんと小川麗奈さん、和田桜子さんが見せてくれる三角関係などに典型的なように、あの、わちゃわちゃとした雰囲気は、見ていてほんとに楽しい。他にも、チラホラと漏れ聴こえてくる、たとえば「リーダーとサブ・リーダーの確執」だったり、「野村みな美と浜浦彩乃の喧嘩」だったり、この先、いろいろと明かされるであろうグループ内のあれこれについて、もう楽しみでなりませんよね。
Berryz工房と歩みをともにして、多くのファンが、その眼差しの内に無意識のうちに培っていた「お約束を読み取り、お約束の背後にガチな関係性を読み取る」検出装置は、今、こぶしファクトリーのあれこれを観察して、再びフル稼働でその検出作業に勤しむ日々を、勇躍、期待を込めて待っているところですよね。

今回の研修生発表会では残念ながら体調不良で欠席でしたが、可愛らしく不満げにご立腹してみせる可愛い田口夏実さんも、どこかしら亀井絵里さんを彷彿とさせる意図せぬボケと言いつつ、それって無理矢理にでも既知の枠組みに押し込めないと、こちらとしても認識できないくらいのブッ飛んだ天然に恐れをなしての防衛反応だったんじゃないかと思えるくらいのレベルであったことに驚く小川麗奈さんの天然も、謎の暴君の一方で意外なポンコツぶりをいきなり明らかにしつつある浜浦彩乃さんも、案外ワガママで愛されキャラで、その上、とんでもないゲラな笑い上戸であった井上玲音さんも、真面目で華奢な印象と裏腹に、案外空気を読まないでいろいろブッ込んでくる野村みな美さんも、まったくもって本人の責任では全然ないところで、各地から責めらている和田桜子さんも、そんなメンバーたちのあれこれを前に出すことに懸命で、ついつい自分が後回しになっているけれど、たまにメンバーのあれこれに本気でウケてしまってケラケラ笑っている笑顔が真面目に可愛いリーダー広瀬彩海さんも、そして、『サンバ!こぶしジャネイロ』のMVでデコ出ししてみた結果、実はとんでもない美形であったことが周知されてしまって、最近あんまりボケに走れなくなっている藤井梨央さんも。

前回の6月の発表会でのことですけれど、こぶし選抜による『ギャグ100回分愛してください』(記事末一覧参照)、完全に、たぐっち先輩こと田口夏実さんがフィーチャーされていて、はっきりと徳永千奈美さんの後継者然とした立ち位置が公式のものともなりました。愛されキャラであるところも、案外周囲をちゃんと見ていて意図的に暴走してるところも、たぐっち先輩、ちゃんと千奈美ちゃんを見ていた感じですよね。
なんか、申し訳ないけど、泣きそうです。

きっと辛いことも多かった つばきファクトリー

一方、この研修生発表会でメジャー・デビューがお知らせされた つばきファクトリーは、「がんばってカバーしよう」としても、どうしても、つばきオリジナルの味わいが全体に漂ってしまう感じです。

メジャー・デビューのお知らせの後、それぞれにアップされたメンバーのブログでは、その行間に、”頑張ってきたけど、諦めないで続けていて良かった”的なところが読み取れて、どうやら、こちらが思っていた以上に、ともすれば心折れかねなかったところがあったみたいですね。
FCイベントなど表向きのライブやイベントだけでなく、Webで配信されるレッスン風景なども、わりとマメに追っていたつもりでしたけど、それでも(当然ながら)ファン側には知り得ない隠された辛酸が、つばきメンバーにはあったんでしょう。
そう思えば、一層メジャー・デビューのお知らせが嬉しいですよね。

よくぞ心折れずに、ここまで来た。踏みとどまってくれたメンバーたちに感謝したい

しっかりしている様が、そのまま可愛いリーダー

ニュース部も報じていた通り、ほんわかしてるけど、しっかりリーダーであるところを示した山岸理子さん、なんだか、美人になっていくそのプロセスが可愛いという、複雑な可愛さを発揮してますね。
ステージのレポではないんですけど、先ごろ通販限定で受注販売された、ひなフェス企画のDVD『Hello!Project総出演!ポップアップカード作りに挑戦! SATOYAMA&SATOUMIへ行こう2016』での、わさびが充満したたこ焼きを食べる企画、しっかりわさび入りたこ焼きが当たってしまった理子ちゃんですが、これ「理子ちゃんが辛いのを我慢している」とわかったうえで見直すと、その手をひらひらさせてる様も、目がくりくりしてる様も、もーーめちゃくちゃ可愛いので、腰を抜かしますよ。注文しなかった方は、誰かに借りたりして、是非とも視聴を推奨中。

髪を切って美しくなったメンバーと、キラキラが進化したメンバーと

髪を切った新沼希空さんと岸本ゆめのさんの美人っぷりに驚きながら、いや、マジで希空ちゃんまで「可愛い」よりも「美人」に軸足を置いちゃったら、つばきファクトリーは美人ばっかりになっちゃうだろうと、謎の焦燥感に駆られるところですが、岸本ゆめのさんの隠された美人っぷりは知っていましたけれども、希空ちゃんが、かくも美形であるとは、今更ながら驚きですよね(繰り返し「ポップアップカード作り」DVDの、希空ちゃんの「やったあ」が可愛いですよとお知らせ)。
ところが、髪を切ったのは谷本安美さんが先だったんですよね。長い黒髪をバッサリボブにしたのは昨年の秋だったかと。谷本さんが先だったのは、髪を切ったことだけじゃなくて、髪を切ってみたら驚きの美形だったことも同様です。安美ちゃん、美人ですよね、喋らなければ。この意味で、演劇『サンクユーベリーベリー』で、正しく熊井友理奈さんの跡目を継承しているかと。

そして、ただひたすらにキラキラとしていて、しかもそのキラキラの奥が深く、アイドルとは私のことだとオーラで主張していたのが浅倉樹々さん。ついに「アイドルとは私のこと」どころか、「つばきのエースとは、この浅倉のこと」だと、強めに意識し始めた模様です。キラキラが、キラッキラぐらいに進化しておりました。
ってか、最近、映像商品においても(ハロプロ Dマガ Vol.50や上述の「ポップアップカード作り」DVDなど)樹々ちゃんの佇まいや発言や表情に、意思が感じられませんか。

涙を見せてくれた小片リサ

そして、これまでも散々「キャラがつかめない」とされてきた控えめで奥ゆかしくも強い美しさを持つ小片リサさん。かつて、舞台のレッスン中に、思い通りの声が出せずに、悔しさに顔を歪ませて泣いている姿がテレビ番組で配信されてしまったことから、「案外はっちゃける」どころか、意外にもその胸の奥に熱いものを隠し持っていることが伝わってしまった小片さんです。この一連の事柄を記述するにあたって、「意外にも」みたいに言わねばならぬように、その「隠し持った」熱い心と奔放な魂を、不器用にも上手に表に出せないところがあって、その全部を含めて、小片さん、とても可愛らしいです。
そんな小片さん、デビュー決定のお知らせに、めちゃくちゃ泣いてるんですから、これまでも小片さんを美しいと思って見ていたこちらとしては、いろんなものが一層響いてしまって、もう居ても立ってもいられません(すみません、若干、取り乱し中です)。

どうしても、つばきファクトリーのあれこれを記述し出すと、というか小片さんについて語りだすと、いろいろ取り乱す投稿者ですが、気を引き締め直して。

さもなくば取り繕って誤魔化していたであろう感情の揺れを、こうして、少しづつ、ファンの目の前で見せてくれることが、きっと彼女たちのステージに向けた気持ちに、なんらかの良いフィードバックを及ぼしてくれますようにと願って止みません。

おわりに ハロプロの楽曲の力と、それを継ぐ者たち

オリジナルのユニットではないメンバーが歌うからこそ、ハロプロの楽曲が持つ力強さを、改めて確認できる機会でもある研修生発表会。
ですが、そうした力強い楽曲を改めて再認識させてくれるのは、ハローのステージを夢見て、憧れて、自分もあの輝きの中に加わりたいと志して、その志を見据えることに躊躇せず、倦まず、ときに心折れそうになっても、その志を抱いた自分を信じる、そんな明日を担う若いメンバーたちでもあります。

研修生発表会が見せてくれるのは、若いアイドルの卵たちの初々しい姿である以上に、自分の志と、志を抱いた自分と、いつか志を現実のものとする明日を信じる、その強い心なのかと納得して、やっぱり涙で Zepp Tokyo を後にした次第です。

ええ、小片リサさんを推しています。

(文=kogonil)

2016 2月・3月 ~SINGING!~ 2016 6月 ~EXCITING!~ 2016 9月 ~SINGING!~
負けるな わっしょい!
全員
Hello! まっさらの自分
全員
泡沫サタデーナイト!(モーニング)
全員
気高く咲き誇れ!
つばきファクトリー
TEKI
こぶしファクトリー
独り占め
つばきファクトリー
青春まんまんなか
つばきファクトリー
バッチ来い青春!
こぶしファクトリー
気高く咲き誇れ!
つばきファクトリー
チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂
こぶしファクトリー
わっきゃないZ(℃-ute)
一岡・井上・段原・堀江・前田・秋山
Hello! まっさらの自分
研修生
桜ナイトフィーバー
こぶしファクトリー
好きな先輩(モーニング)
野口・小野琴・児玉・米村・清野
愛・愛・傘(Juice=Juice)
小野・一岡・加賀・高瀬・清野
シャボン玉(モーニング)
野村、山岸、堀江、前田
伊達じゃないよ うちの人生は(Juice=Juice)
小川・井上・小野田・小野瑞・金津
Go Go Go!(℃-ute)
小野田・秋山・井上・段原
自転車チリリン(スマイレージ)
小野、仲野、前田、秋山、金津、笠原
サヨナラ ウソつきの私(Berryz)
井上
バッチ来い青春!
こぶしファクトリー
裸の裸の裸のKISS(Juice=Juice)
一岡、加賀、井上、段原、小野
愛しく苦しいこの夜に(モーニング)
笠原
女の園
高瀬・前田・金津・川村・横山・吉田・西田・山﨑・橋迫
地球からの三重奏(℃-ute)
岸本、段原、小野田(東京?)
冷たい風と片思い(モーニング)
清野
ロマンスの途中(Juice=Juice)
山岸・浅倉・小野・一岡・堀江
かっちょええ!(Berryz)
つばきファクトリー
ドンデンガエシ(アンジュルム)
広瀬・野村・浜浦・新沼・谷本・一岡・加賀・井上・横川・段原・小野田・堀江・島野
ここにいるぜぇ!(モーニング)
小野・小野田・秋山・ハロプロ研修生
愛はいつも君の中に(Berryz)
こぶしファクトリー
VERY BEAUTY(Berryz)
浜浦・小川・井上・新沼 ・加賀
Be 元気<成せば成るっ!>(Berryz)
つばきファクトリー
Do it! Now(モーニング)
山岸、岸本、加賀、井上、段原、橋本、堀江、前田
ギャグ100回分愛してください(Berryz)
広瀬・藤井・野村・田口・和田・谷本
ゴールデン チャイナタウン(Berryz)
こぶしファクトリー
エイティーンエモーション(スマイレージ)
広瀬、和田、小片、谷本、横川、竹村、小野田、島野、高瀬
まじですかスカ!(モーニング)
井上・横川・段原・小野田・秋山・野口・児玉・米村
七転び八起き(アンジュルム)
山岸・小片・浅倉・小野・一岡・加賀・堀江・前田・金津
Crying
井上、横川、段原、竹村、小野田、小野、仲野、秋山、笠原
ミステリーナイト!(スマイレージ)
井一岡・加賀・堀江・島野・小野瑞・前田・金津・小野琴・清野
恋したい新党
広瀬・藤井・山岸・浅倉・加賀・段原・堀江・小野琴・清野
青春Beatは16
一岡、加賀、橋本、堀江、島野、高瀬、前田、金津
「アイドルはロボット」って昭和の話ね
つばきー・一岡・加賀・井上・段原・小野田・堀江・小野瑞・仲野・金津・笠原
Crying
新沼・岸本・小野田・秋山・井上・段原・野口・児玉・米村
天まで登れ!
全員
青春Beatは16
こぶし・横川・島野・小野田・前田・秋山・笠原
一尺玉でぶっ放せ!
小野・小野田・秋山・ハロプロ研修生
青春ソング(℃-ute)
全員
青空がいつまでも続くような未来であれ!(モーニング)
全員
サンバ!こぶしジャネイロ
全員


独り占め/私がオバさんになっても

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