つばきファクトリー メジャーデビュー
ハロショで会計する際にファンクラブの会員証を示すと、ハロプロの各グループのミニステッカーみたいな「おまけ」がもらえるじゃないですか。常々「つばきのものはいつ出来ますか?」と確認していたところ、デビューしてからになります、とのお返事。
夏焼雅さんがMCを勤めてくれているWeb配信の『GNO』も、ハロプロのメンバーだけじゃなく、チャオペラからビタスイまで、いろんなゲストを呼んでは女子会してましたが、つばきファクトリーだけは出演がありませんでしたよね。その前身番組である『Green Room』にはゲストで呼ばれたこともあったのに。
そんな些細なところで微妙なひっかかりを一介のファンですら感じるのですから、私たちの知り得ないところで、メンバーたちの焦燥感というかジリジリ感は如何ほどのものであったことか。
…待ってましたよ!
2017年2月22日、ハロプロの一番の末っ子ユニット、控えめなハロプロの未来である つばきファクトリーが、満を持してメジャーデビューを迎えました。
待ってましたよね!
カントリー・ガールズのリリイべのレポにあたって気持ちの乱れを反映して記述が乱れ、このため嗣永桃子さんへの言及部分を大幅に削除したり、今に至るも道重さゆみさんについてのまともな記事を投稿できないでいたりと、こうしたことから、思い入れがあればそれだけ記述が「とっちらかる」傾向にある投稿者です。この記事も、これまで投稿してきたものに比して、ずいぶんと記述が散漫であることを事前に謝しつつ。
2月22日 大行列のディファ有明の風景点描
2017年2月22日、つばきファクトリーがデビューを飾る舞台はディファ有明。
その会場のキャパやリリイベの性質から、ディファ有明が選ばれたことは意外な感じもしており一部に不安視されることもありました。
ディファ有明で大丈夫か問題 ~愛するがゆえの不安~
というのも、第一に、従来のリリイベのミニライブを想定すれば、いかにも箱が大きいことから、従来的なミニライブではなく、もっと、どかんと、きっちりソロライブ規模のものになるのではないかと見られたこと。にもかかわらず、一方で、開始時間から逆算されるイベント可能時間とライブ後の握手会を考えると(シンデレラタイムだったり握手のループだったりを想定して)そんなに長くライブに時間は割けないことが明らかなので「どうするんだこりゃ?」と、それまで つばき のリリイベに通い慣れたファンにとっても、当日のイベント仕様が読めなくなったいたから。
第二に、イベントの入場は入場券記載の整理番号の呼び出しであり、座席番号とかが決まっているわけではないから。通常のリリイベの優先エリアであれば、整理番号が呼ばれた順に最前から埋まっていくわけですが、この「呼ばれた順に最前から埋まっていく」仕様のまま、ドリンク引換えなどが仕様上加わった上でディファ有明の ”良い場所争奪戦” になるというわけで、入場券記載の整理番号の重要度は尋常じゃなく高騰することに。
ちなみに投稿者が(複数)入手できた整理番号は、いきなり「1082番」とかだったりして天を仰いだ次第。これぞ現場の醍醐味ですよね。
他にも、そもそもリリイベでディファ有明が埋まるのかとか、埋まったら埋まったで、その人数がループする握手会は、さすがにメンバーに負荷が大きいんじゃないかとか、いろいろと事前に「大丈夫なのかな」とドキドキしていた次第。
こうした不安は、当日ディファ有明前でご挨拶できた複数の顔見知り氏も共有しており、思うに、こうしたファンの側の不安は、事務所の采配の手際を疑問視することによるものというよりはむしろ、そのイベントにおけるメンバーへの愛に基づくものとも言えて、いやー、つばきファクトリー、まことに愛されてます。
開演までの風景 点描
イベント入場券を入手するためのCD販売は14時から。デビュー当日ということもあって、念を入れてその2時間前にヲタ友達とディファ有明前で待ち合わせていたところ、すでに(スタッフすら誰も現着していないのに)ファンが自主的に作った待機列がきっちり出来ており、それは誰が指示したわけでもないのに、ちゃんと蛇行して折れ曲がっていて、投稿者が最後尾に加わった時点で、たぶん余裕で100名を超えていたんじゃないかと。
投稿者も待ち合わせたヲタ友達と話したことでもあり、ファンの自主的な待機列のあちこちからも聞えてきた、とある感慨をば。
「いや、マジか」と。
つばきファクトリー、大人気です。
自主的待機列に並んで、すれ違う知人のベリヲタ氏やリリイべに通ううちに顔見知りになったつばきヲタ氏などと挨拶したり、待ち合わせていたヲタ友達と徒然に「こぶつば」合同ライブなんかを夢想したりしてるうちに、スタッフさんたちや前説のお兄さんなどが、徐々に現着し始めます。
スタッフが現着するのを自主的な待機列から眺めているヲタたちって、この風景、いかにも「飼い慣らされた」感が強いかのようですが、こうしたファン側の態度にも、そんな態度を示すファンを培ってきたという意味でも、つばきファクトリーの待ちに待ったデビューへのお祝いムードが溢れているようです。イベント前のファン側の(いくつかの不満を飲み込んだ上での)礼儀正しさって、へんにトラブルがあったりするとイベントの円滑な進行に影響すると恐れてのことでもあるので、これまたイベントにおけるメンバーへの愛に基づくものとも言えて、いやー、つばきファクトリー、愛されてます。
そんな具合に販売開始を待っているうちに、徐々にいろんな情報がアナウンスされ始めます。
一回の購入でイベント入場のランダム整理券は一枚だけしか買えないのは良いとして、握手券も一枚だけしか買えないのだとか。つまり、何回も握手しようと思えば、何度も購入列に並び直してループしないといけないというわけ。と、この情報が周知された段階で、投稿者の後ろにもえらいこと待機列が伸びていて、寒風吹き荒ぶ中、この人数でループの列に並び直すとなると(しかも複数回)かなりの忠誠心を試されることになります。
こんな調子では、平日につき、まっとうに勤務を終えてから駆け込んでくるファンはイベントにはとうてい参加できず「せめて握手会だけでも」という当然予測される要望に応えるにあたって、かなり変則的な握手会になるのではないかとか、そんなことを呑気に予測しながら販売待機列に並び続けているうちに、むしろ握手券の販売が先に終了するという顛末にびっくり。会場の規模から入場のキャパがある程度決まってくるので入場券の売り切れは予測できても、握手だけなら無制限かと思っていたところ、21時のシンデレラタイムがあるからとのことで、握手も無制限ではなかった模様…と淡々と叙述しているわけですが、このようなイレギュラーな仕様になるほど、それほど、イベント前からディファ有明には多くのファンが詰めかけていたわけで、ぶっちゃけ、つばきファクトリー大人気です。
むしろ、今回の「握手券から先に販売が終わる」措置は、それだけ握手のループの程度と所用時間を読み切ったというか、握手の無制限の延長を制限したとも言えるわけで、握手によってこそメンバーに伝えられるものがあると考える者にとっても、握手はメンバーへの負担が重すぎるから望ましくないと考える者にとっても、どちらにも配慮した、双方にとって妥協し得る精妙なラインではないかと。(この措置のおかげで、投稿者は24日のアリオ川口では握手できない羽目に)
この日、投稿者は3回分の握手を確保したのち、さすがに物販はあきらめ(現在、通販で申し込み済み)温かい場所へと逃げ出したのでした。いや、めっちゃ寒かったわ(繰り返し、その寒さをモノともせぬ猛者がそろった つばきヲタ恐るべしかと)。
つばき メジャーデビュー ミニライブ&握手会
各自、思い思いに時間を潰して、入場整理券に記載された集合時間にディファ有明前に三々五々集まってきます。やっぱりここでも、自主的に待機列をつくるファンに遅れて「○○番以降はこちら」的な指示が後から出るのはデフォルトって感じで。
順番に従って呼び込まれるままに手荷物検査を終えてドリンク引換えなど済ましつつ会場へ。中に入ってみると、立ち見エリアが出来ていたりと、必ずしも前に前にと座席を求めるばかりになるわけでもない工夫があったりします。上述のリリイベにおける場所争奪をあらかじめ想定したかのような「いかなる理由でも、お席を離れるときは荷物を全部持ってください。荷物を置いた席取りは一切認められません」といったレギュレーションにて、会場内の知人と立ち話も難しい感じ。投稿者は、前から12列くらいの下手側通路沿いの座席を確保。
と、規定の時間になって、あの前説のお兄さんが登壇。
「今日デビューするこの子たちは、これから、いくつも華々しい舞台を踏んでいくでしょう。今日は、その最初のステージです。みなさん、盛り上がってくれますか? 最高のステージにしましょう!」(趣旨)と、なんとも、それだけでこちらの目頭が熱くなりかねないMCを。この前説のお兄さんにも、いつの日にか、直接お礼を言いたいですよね。
いつも、ありがとうございます、と。
ミニライブ構成
ミニライブの構成は下記のような感じです。
今回の新曲をきっちり3曲やり切るだけじゃなく、しっかりとインディーズ時代のオリジナル曲を一通り聴かせてくれました。
02.気高く咲き誇れ!
–自己紹介とご挨拶–
–℃-ute 登場–
03.都会の一人暮らし
04.青春まんまんなか!
MC –理子ちゃんの手紙–
05.うるわしのカメリア
06.Just Try!
07.初恋サンライズ
このミニライブ、ポイントは「涙」と、やっぱり「℃-ute 降臨」といったところ。
涙を笑顔で隠そうとする人々
ステージに登場してから『気高く咲き誇れ!』を歌い終えたところで、メンバーの自己紹介とご挨拶です。
と、この段階で、すでに泣きはらした目が真っ赤な小片リサさん。本人も言ってましたが、前日のブログで「泣かない」と言っていたのに、ぶっちゃけ始まる前から大泣きです。この日、集合してから小片さんが一番最初に泣いたことを、リーダー山岸理子ちゃんや谷本安美ちゃんにバラされる小片さんです。「も~やだ~」と、あんまり嫌がっていないようなトーンで、ほお骨と涙袋の間を抑えて両目で一斉に「あっかんべー」するようなことをして、あれは涙を止めようとしているのか、謎の愛嬌を振りまいていた小片リサさんでした。
その小片さんに続いて自己紹介しようとして、「愛知県出身」と言ったところで急に泣き出す新沼希空ちゃん。横から「えっ!もう?」とツッコミを入れる谷本さん。で、自分の自己紹介を終えて、次に谷本さんが自己紹介を始めているのに、思わず泣いてしまったことに(その段階になって)悲鳴をあげる希空ちゃん。その希空ちゃんの(マイクを通した)悲鳴によって自己紹介が邪魔されまくりな谷本さん。
いきなり泣き出した希空ちゃんにも、見ているだけのこちらとしても、いろいろ思うところはありましたが、その後の、希空ちゃんと谷本さんの、この一連の顛末(と、それが示してくれる自由さと、こうしたやり取りに見える仲の良さ)に、ゆっくりと暖かいものが広がっていったのも、偽らざるところ。可愛らしかったです。すべてが。
この冒頭のご挨拶の場面、他にも珠玉の場面は多かったです。
多くのニュースで動画が確認できますが、これ、ほんとに不思議なんですけど、当日の様子を再確認しようと思って、そうした動画を確認してみても、当日の臨場感って全然再現されてないんですよね。「あれえ?こんなんだっけ?」と。そりゃ在宅だけの方が、現場に通う私たちの熱気をキモがる気持ちもわかります(ちなみに投稿者も長らく在宅だった)。在宅でメディア経由で得られるものは、それがプロレベルの高画質の動画であってすら、現場の大事な何物かを決定的に欠落させているから(テキストなら記述できるってわけでもないですけど)。
この、自己紹介とご挨拶の場面では、ぶっちゃけ全員が(リーダー理子ちゃんを除く:後述)泣きそうになっているのを懸命に堪えており、そして、全員が、泣きそうになっているのを我慢してるというのを隠そうとしていて、まことに健気で愛らしい様子を見せてくれていたのでした。
℃-ute 姐さんたちの降臨
サプライズのゲストで登場してきたのは ℃-ute。
上述の寒風吹き荒ぶ中、入場券入手に待機していたディファ有明前で、ゲストが来るなら誰がくるか、時間的にゲストはない方がライブが長くて良いかも、などと徒然に語っていた中で、大方の顔見知りが予測していた通りに、℃-ute の登場です(そう、けっこう、みなさん予測していたんですよ)。
納得の選曲 都会の一人暮らし
しっかり黒を基調の衣装に身を包んだ5人の姐さんたちと、初々しいデビューの舞台を飾る9人が、一緒に歌ってくれたのは『都会の一人暮らし』。
これは、つばきメンバーが話し合った結果の選択だとのこと。
この選曲に、当日の現場も、後日のネットでも「ええ? この大事な場面で、それ?」との声が多く聴かれたところですが、投稿者としては非常に納得です。というのも、投稿者が思うに、この『都会の一人暮らし』近辺の楽曲が、きっと一番に、お姉さんグループとしてハロプロに君臨する℃-ute らしさを正しく物語っている楽曲だから。
昨今の挑戦的な楽曲も、外部からクリエイターを迎えての楽曲も、悪くはないんですが、どこか言葉にし難い「℃-ute らしさ」を見定めあぐねているようなところも見え隠れするなと感じていた投稿者です。かつての Berryz工房の後塵を(自分たちから率先して、あえて後ろに回って)拝しながら、実力派としての油がのりきった上り調子なところを自分たちで「も、申し訳ない」と自分たちの勢いに怖じ気づいていたような、そんな ℃-ute の、自分たち5人だけで固まっている「こんな私たちで大丈夫ですか」的な、カーテンの奥に隠れながら、そっとこっちを見ているような、控えめだけど切実に愛されることを求めているような、そんな℃-ute のテイストが一番に楽曲に出ていたのは『君は自転車 私は電車で帰宅』ぐらいから、この『都会の一人暮らし』くらいの時期だったんじゃないかと思っていて(team ℃-ute のみなさん、申し訳ない)、だから、つばきメンバーのこの選択は、私としては、とても納得です。
むしろ、2014年の「℃-uteの本音」に帯同していた山岸理子ちゃんだったり、つい先日まで℃-ute のツアーに帯同していた秋山眞緒さんだったりと、一番に近くでお姉さんグループの変遷を見守ってきた、その背中を見続けてきた後輩たちです。
彼女たちが、先輩とこの歌を歌いたいと言ったのなら、それは絶対に正解ですよね。
つばき、℃-ute を継承か?
中島早貴さんは、自分たちの来歴を、今こうして新しい一歩を踏み出そうとしている後輩に重ねてか、「なんか良いね、ハロプロって。なんか、継承されてくって感じで」と言っていまして。この、なっきぃ の述懐には、心から賛成しつつ。
さらにはリーダー山岸理子ちゃんも、「Berryz工房さんのスピリッツを継承しつつ【も】、℃-ute さんの~」みたいなことも言っちゃったりして。
一方で、この つばきデビューイベントにサプライズゲストで℃-ute が登場したことをもって、繰り返し、当日の現場も、後日のネットでも「つばきが公式に℃-ute の後継グループに」との声が多く聴かれたところですが、投稿者としては、それはそうでもないんじゃないかなと。
なっきぃ がハロプロの継承感に言及したことには大賛成だし、私もそれが大好きだし、つばきの晴れ舞台に℃-ute が来てくれたことは単純に嬉しいし、℃-ute の楽曲は後輩たちに歌い継がれていくだろうし、それに私は涙するだろうけど、でも、つばきが公式に℃-ute の後継グループにってわけじゃないんじゃないかなと。
ひとつには、そんなに深く考えずにスケジュールの都合でこうなっただけって面が大きいんじゃないかとも思う上に、何よりも℃-ute と つばきファクトリー、それぞれのテイストについて思うところから。
つばきファクトリーこそ、ぶっちゃけ、本気で Berryz工房の後継だと私は思っています。
意図的にコミカルな演出を多用するところ、実験的で攻撃的な楽曲リリース、Berryz工房の特徴的な個性を意図的に後継させるような人選(とりわけ徳永千奈美 → 田口夏実 ライン)など、意識的な演出方針としては、こぶしファクトリーこそが Berryz工房の後継と見なされ、そのように押し出されてもいると、これは私もそのように観測しております。
しかし、意図的な演出によっては押し込めておけない、どうしても漏れ出てしまう意図を越えた「自由さ」と、その自由さが醸し出すメンバー相互の個性が作り出すコミカルさにおいて、投稿者は、つばきファクトリーこそ、色濃く Berryz工房の神髄を継いでいると思っています。
また、℃-ute は、どこまでも ℃-ute であるとも思っています。
Berryz工房との関係だったり、姐さんグループとしてハロプロに君臨したり、いまや多くのグループで活躍する中核メンバーの大多数が℃-ute のツアーに帯同した経験があったりと、いろんな関係性の中で℃-ute を「読む」ことはできますが、それでも、℃-ute のあの味は、ニッコニコでキッラキラでキレキレな全力天然雨女リーダーも、真面目で健気で不器用な嫁さんキャラも、嫋やかで全方位的に突出しつつもチームに馴染むのが遅れていた、あの噛み噛みボーカリストも、自分の立ち位置に迷ったキメキメドヤ顔のムードメーカーも、愛され末っ子ピヨピヨ仕切り屋さんも、その唯一無二の魅力はどこにも類例がなく、その誰にも真似できない彼女たちだけの魅力は、彼女たちが10年以上にわたって苦悩しながらつかみ取ってきたものであるということ。その結果としての現在の℃-ute の魅力そのものよりも、その結果を得るために、彼女たちが(そのキャリアに比して異例なほど長期間)悩み苦しんできた来歴こそが ℃-ute そのものであること。こうしたことから、投稿者的には、℃-ute って「継承」されるべくもないというか、「継承」に相応しからぬ、あまりにも独特にして唯一の域に達していると思っているのです。
その「技の冴え」という点で、Juice=Juice が ℃-ute に匹敵しつつあると観測してもいますが、℃-ute も Juice=Juice も、それぞれにオリジナルすぎると投稿者は見ています。
だから、この場面は「つばきが公式に℃-ute の後継グループに」ってわけじゃなく、「継承」というよりは、むしろ、しっかり「引き継ぎ」というか、先輩からのエールというか、そういうものとして感動的だったんじゃないかな、と。
なんだか短いブロックのテキストで、team ℃-ute のみなさんも、こぶし組のみなさんも、まとめて敵に回してしまった感がないではありませんが(も、申し訳ない!)。
ただ、『都会の一人暮らし』のパフォーマンスにあたって、投稿者は下手側に位置取っていたため、矢島舞美さん、新沼希空ちゃん、浅倉樹々ちゃんのブロックが、ほぼ私の真っ正面に。
希空ちゃん、樹々ちゃんが、℃-ute の楽曲のフリを、舞美ちゃんにしっかり追従してダンスしている様は… …ええ、「泣くな」ってのが無理でした。
お手紙を書いてきたリーダー山岸理子ちゃん
アドバイザー清水佐紀さんから新グループ結成を告げられたとき「あの時の帯同メンバーでデビューできていないのは私だけだった」と泣いていた理子ちゃん。
その帯同メンバーとは、牧野真莉愛(モーニング12期)、室田瑞希(アンジュルム)、藤井梨央、浜浦彩乃(こぶしファクトリー)であり、その帯同していたツアーとは2014年春の「℃-ute の本音」。
だから、℃-ute が登場してきたとき、いくらリハーサルとかしてるから先刻承知の演出だとはいえ、本番でテンションも上がっていることから、理子ちゃんは耐えられないのではないかと思っていました。でも、理子ちゃんってば全然余裕でステージを進行します。
上述したように、最初のご挨拶のタイミングで、ほとんどのメンバーが(隠そうとして失敗していた)涙を流す中、しれっと、ニコニコしてるだけの理子ちゃん。
最後のご挨拶でも涙だらけのメンバーたちです。
結成当初、一人だけパフォーマンスが遅れていて、そのことを自分から言及して、メンバーにフォローしてもらったことに感謝する谷本安美さん。涙がこぼれるのを防ぐため、ずーっとあらぬ方向を向いて、最後の「たにもとあみでしたあ」に至るまで、ついに客席を正視せず、”どこ見てんだ安美ちゃん” 状態のまま。
そんな安美ちゃんに、多くのメンバーもつられる次第ですが、ここでもふわっと、ニコニコしてるだけの理子ちゃん。
浅倉樹々ちゃんも、結成から今日までのプロセスに言及し、時に心折れそうだったことを切々と語ってくれます。そこで正しく小片リサさんが「樹々ちゃん、長いよ!」とのツッコミを入れます。さすが小片さん、わかってらっしゃる。でも、これは、切々と語る樹々ちゃんに、うっかりつられそうだったから、慌てて感傷的な空気を変えにかかったんですよね、小片さん。
そんな具合にメンバーが何か言う度に、何かする度に、大きめのリアクションでかがみ込んでまで逐一反応しては大泣きしてる岸本ゆめのさんだったり。
しかし、そんな中でも、ずーっと理子ちゃんは、ぽやんと、ニコニコしてるだけ。
そんなリーダー理子ちゃんは、メンバーにお手紙を書いたんだそうで、他のメンバーもこれは知らなかったらしく、例の前説のお兄さんがお手紙を理子ちゃんに手渡したら、みんな吃驚しています。これが感動的なお手紙だったんですが、こちらは全文が【こちら】で読めますのでリンクするのみってことで。
そのお手紙の後半で、メンバー1人1人にメッセージを読み上げる理子ちゃんですが、うっかり小野瑞歩さんが忘れられ、感動的な場面ながら一歩前に出て挙手する小野さんに、「あれ、とばしちゃったっけ? あはは。ごめんごめん」と、まったくもって平常運転で落ち着いた「おとぼけ」リーダー理子ちゃんでした。
その背景から危ういだろうと思われた場面でも、他のメンバーが涙に泣き濡れる場面でも、自ら演出した感動的な場面でも、ニコニコしたまんまで、しれっと表情を変えないリーダー山岸理子ちゃんでした。だったんですけどね。
これから刻んでいく歴史の最初の一歩 涙だらけの握手会
イベント終わりは握手会でお見送り。握手は秋山さんからスタートで理子ちゃん終わりの年齢順(小片さんの方が年上だけど細かいことは言いっこなしってことで)。
で、この握手会で、イベント中は一切涙を見せないどころか、それを我慢してる風すら見せなかった理子ちゃんが、ぼろぼろに大泣きしていて。「おめでとう」と声をかけて流されている参加者さんに、とびっきりの笑顔を向けながら、まさに『笑顔に涙』のまんま、笑顔のまんまで大粒の涙をぼろぼろ、ぼろぼろこぼしている理子ちゃんでした。
あんまりにも涙が激しすぎるので、「おめでとう」もそこそこに、「だ、大丈夫?」と声をかける参加者さんもいたくらい、お見送りの握手会で大泣きに泣いていた理子ちゃんです。
投稿者は3回ループしたんですが、1回目の握手でディファ有明に入場していた全員が退出し切ってから2回目のループが開始されるわけで、最初に握手してから3回目を終えるまで、正味30分以上は時間がかかったんですね。で、投稿者が最初に握手するときも最後3回目に握手するときも、それだけの時間がかかっていながら、しかし理子ちゃんの涙の勢いは止まらず。
…ずっと我慢してたんですって、理子ちゃん。
それが、握手会でたくさんのファンの方に「おめでとう」って言われて、ついに我慢できなくなったんですって。
小片さんも、真っ赤に泣きはらした目で、ちゃんと来てくれた人の顔を覚えておこうとするかのように、しっかり目を見て握手してくれました。
希空ちゃんも、思いっきりお化粧が崩れまくった顔で、それでもグリップは強めに握手してくれました。
結成されてから1年と10ヶ月。メンバーによっては、その結成に先立つ(研修生に限らぬ)活動を経て、待ち続けてきたメジャーデビュー。
樹々ちゃんが切々と語ったように、希空ちゃんが幼い心を痛めていたように、メンバーたちは時に心折れそうになりながらも、この日を迎えました。そのメジャーデビューの当日には、ディファ有明を埋め尽くすほどのファンが殺到してくれて、嬉しくて大泣きしながら、つばきファクトリーは「これからもよろしくお願いします」とご挨拶しました。
みんな泣いてしまってお化粧も崩れながら、それでもイベント自体の進行は崩すことなく、しっかりとやり遂げて、つばきファクトリーは、2017年2月22日、ハロプロの一翼としてメジャーデビューを果たしました。
*****
ディファ有明でデビューを飾った翌々日の24日金曜日には、つばきファクトリーは2016年の5月に初めてリリースイベントを行った思い出の地であるアリオ川口で、リリイベを開催します。これがまた大盛況で、つばきファクトリー、大人気です。
投稿者は、この一連のリリイベラッシュにあたって、ディファ有明の他に、前の週のエソラ池袋でのトークショー+握手会も、前日21日の渋谷タワレコのミニライブ+握手会も参加していて、さすがに諸々の都合がつかず、通常勤務を無理矢理定時で終えてからダッシュで川口に向って19時前にギリギリ滑り込めたものの、その段階でイベント参加券はおろか握手券すら売り切れているという始末。
2016年の5月の段階ですら、開始間際に到着するような呑気なファンが場所を確保できるほど甘い人出ではなかったことはリンクした当時のレポを参照して欲しいところですが、今般、2017年2月24日にいたっては、もはやまるでステージを望めず、かろうじてエスカレーターを行き来することで部分的にライブが見えるのみ。しかも、握手も出来ずに帰ってくるということになって、いや、まったくもって、つばきファクトリー大人気ですし、これこそ現場の醍醐味ですよね。
大事なことなので繰り返します。
2017年2月22日にメジャーデビューを飾った つばきファクトリーは、その翌々日に開催した思い出の地でのリリイベで、握手券すら完売するという人気のほどを示しています。
つばきファクトリー、大人気です。
投稿者の頬を流れる涙は、決して最後に握手できなかったからではなく。
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