つばきファクトリー岸本ゆめの 初のソロイベントでほのめかす、たくさんの素顔

つい先だって2017年2月22日にメジャー・デビューを果たしたハロプロの末っ子ユニット、つばきファクトリーの岸本ゆめのさんが4月1日に17歳のお誕生日を迎え、それを受けて4月3日に、新宿ReNY にて、つばきファクトリー初となるバースデーイベントが2回まわしで開催されました。

はじめに つばきにとっても初のソロイベント

ようやくメジャーデビューを飾って、こうしたソロイベントも「初」となる つばきファクトリーです。
実際には、個々のメンバーのバースデーイベントなどが定例的に開催されるようになったのは、モーニングの9期、10期くらいからで、それが他のグループにも順当に波及したのだって、そんなに昔のことじゃなかったりします。
それでも、待っていましたよね、つばきのイベント。ってか、つばきファクトリーが、あくまで研修生内ユニットという「暫定的な」形を脱して、本格的にハロプロの一翼を担うことを待っていました。

つばきファクトリーの門出を占う初イベント、担うのは大阪元気娘にして、我らベリヲタにあっては感情移入度も大きい岸本ゆめのさん。
投稿者は、2回目の公演に参加。
2015年の初のクリスマスイベント2016年の応援企画なんかを、ずーっと追っていたファンならばいざ知らず、特に つばき を追跡していたわけではない多くのハロヲタにとって、岸本さんといえば、上述の「大阪元気娘」ってイメージが強いのではないでしょうか。そして、ハロ!ステを始めとする公式の Web配信番組によって、歌やダンスのスキルが、高く高く評価されているといったこともお馴染みかもしれません。
しかし、このソロイベントによって、そうした「大阪元気娘」であることやスキル面での高評価といった「お馴染みのきしもっちゃん」を、もう一段深い部分で支えているパーソナリティの魅力が、やっぱり明らかになったんではないかなと思うのでした。

つばきメンバーも、PAブース裏手、2階奥回廊部分の関係者席にちょろちょろしてましたよ。

岸本ゆめの バースデーイベント2017 第2回公演

新宿ReNY で入場前にお会いできたベリヲタ熊井ちゃん推し仲間である知人から聞いたところ、1回公演目には清水佐紀さんのメッセージがあったらしく、仕事の都合をどうにかしてでも1回目の当日券を取りに行かなかった自分をグーパンしたい気分の投稿者です。

2公演あったんですが、1公演目にサプライズでメッセージを送らせていただきました〜♩

清水佐紀 オフィシャルブログ ゆめの より

岸本ゆめのさんのバースデーイベントは、もはやハロメンのソロイベントでは「不可欠」とすら言えるレベルの 上々軍団 鈴木啓太 さん(以降「大将」)が MC を努めてくれます。
大将が呼び込んでくれて、なにやらマジシャンっぽい衣装で(物販の生写真用の衣装だとか)登場する岸本ゆめのさん。衣装だけじゃなく、マジシャンっぽいステッキも持っていたから、大将から「それも変わる?」と、マジックのネタを仕込んで来たことが期待されるようなフリがあって、魔法をかけたりする岸本さんでした(鈴木啓太さんとの寸劇めいたやり取りがあったんですが、アドリブなのかは判断できず)。

大阪出身ということで「面白娘」であることを「期待されている」ことを過剰に感じ取り、その期待される役割を、やっぱり過剰に演じようとする岸本さんですが、このあたり実は、期待された通りの「面白さ」よりはむしろ、期待された役割を演じようと(もしかしたら生来の真面目さを押し込めてまで)積極的に前に出ようとするところが一番に客席に伝わって、結果として、その「いじらしさ」こそがファンに伝わって愛されているようにも思います。きしもっちゃん、可愛いですよね。

つばきメンバーに聞きました
「私のこと、ほんとはどう思ってんの?」

最初のコーナーは、つばきメンバーたちも2階奥回廊部分の関係者席から、ちょろちょろ覗いているという環境下で、当のメンバーたちにアンケートしたという『つばきメンバーに聞きました「私のこと、ほんとはどう思ってんの?」』のお披露目。
アンケートの回答が記載されているであろう台本から、鈴木啓太さんが面白そうなものをピックアップしてくれる方式。

岸本ゆめのの弱点
谷本安美:さみしがり屋で、お母さんが大好き
小片リサ:毎朝ママに起こしてもらってる
浅倉樹々:意外とビビり お化け屋敷とか
岸本ゆめのの一番の魅力
小野田紗栞:めげない心
秋山眞緒:うらぎらないやさしい心

谷本さんと小片さんのコンボによる暴露に「ママに起こされてるのは言ったらアカン」と大慌ての岸本さん。樹々ちゃんが答えてた「意外とビビり」というのは、きっと つばき DVD Magazine Vol.4 のことだと思うんですが、そこでも、最初は余裕をかましていた絶叫マシンなのに、いざ富士急ハイランドの「高飛車」に乗車するや、「ママ」とか「お母さん」とか叫んでいた岸本さん、意外と怖がりってこと以上に、岸本ゆめのさんとママとの関係は、なにやら一筋縄ではいかないものがありそうです。

罰ゲームでお化け屋敷に入るなら山岸理子ちゃんを守りたいと、これまたつばき DVD Magazine Vol.4 関連でのネタが続きます(実際の Dマガ Vol.4 では、岸本さんは、小野瑞歩さんと「静かに泣いてる」新沼希空ちゃんに左右をガードされて、ずーっと下を向いたまんま、ようやく戦慄迷宮をくぐり抜けた一方、リーダー理子ちゃんは、「なんか居るし、ぜったい来るし」と正しく慄いてみたり、せっかくクリアしたと思ったゾンビが通路の遮蔽物を飛び越えて先回りするのを「非道い!」と責めてみたり、場面場面で適切に怖がってるところを見せながら、かなり余裕で笑顔も見せていたのでした)。
ここで、守るなら理子ちゃんと答えたことが、次のコーナーにつながります。

岸本ゆめののお悩み相談室(つばき三角関係発覚の巻)

事前に募集したファンからのお悩みをボックスからランダムに引いてお答えする「岸本ゆめののお悩み相談室」です。
投稿者が参加できた2回目の公演では、ボックスから引かれたお悩みは2つ。このうちのどちらかが投稿者が書いたお悩みだったりしますが、どっちだかは秘密。

片付けが苦手なので、どうすれば良いでしょうか?というお悩みには「布団の上に散らかせば、寝る前に必ず片付けるから」、モノを散らかすのは布団の上に限るというお答えが。

2つ目は、岸本さんと小片さんが仲良しすぎてヤキモチ焼いちゃう、というお悩み。
岸本さん曰く、「リサまるは私のことが好き」なのだと。(このくだり、ずっと「ぐふふ」って表情をしてる岸本さん。もしかして、この場面、関係者席から小片リサさんが観てたのかもね{小片さんが居たことは確認済み})
何があっても、私たちのことは引き裂けない」らしいです。
と、急に「あっ!」という表情をする岸本さん。もしかして「ヤキモチはリサまるに対してじゃなくて、私に対してのものなのか!?」と思い至った様子で、もしそうなら、個別握手会などの機会で、小片リサさんに気に入られるにはどうすれば良いかという相談にはのるよと提案してくれます。是非ともお願いしたいところですよね。

といった辺りで、急に大将が「これはどうしても読んで欲しいって言われてる」と、ポケットからお悩み用紙を取り出します。
それは「最近、いつも理子ちゃんが好きといってますが、小片のことはどーなんですか?」と、明言はされませんでしたが、おそらくはメンバーの小片さんからのお悩み。
大慌てでジタバタしながら、「好きの種類が違う」と言い出す岸本さん。理子ちゃんのことは「ファンとして」好きなのだとか。この大慌ての答えによって、むしろ ”じゃあ、もしかして小片さんに対してはガチの好きなのか” という疑問が浮き彫りになったりして。

ミニライブで見せた実力の片鱗

岸本ゆめのさんのパーソナリティが露わになるだけじゃなく、つばきファクトリー内の不穏な三角関係まで明らかになったコーナー企画を終えて、イベントはミニライブへ。
途中、サプライズのハッピーバースデーケーキ登場の場面をはさんだミニライブの構成は、次のとおり。投稿者が参加できなかった1回目の公演も、セトリの変化はない模様。

01.行け!行け!モンキーダンス(Berryz工房)
02.友情 純情 oh 青春(Berryz工房)
03.ガタメキラ(太陽とシスコムーン)
04.渡良瀬橋(森高千里)
会場からのハッピーバースデーとケーキ
ゲテモノプレゼント 芋虫の炒め物とノニジュース
05.涙の星(後藤真希)

やっぱり最初は『行け!行け!モンキーダンス』について。

一発芸的なモノマネなんかを要求される時にも「お猿」顔をしたり、Berryz工房のツアーに帯同した際にも(2014年春 Real Berryz Kobo:参考 ベリ Dマガ Vol.39)徳永千奈美さんに促されて猿のモノマネしてたりするので、岸本さんといえば『モンキーダンス』だろうと衆目の一致するところかも知れませんが、しかしながら、この『行け!行け!モンキーダンス』なる楽曲について指摘したいことは、Berryz工房ならざるメンバーが、しかも一人でパフォーマンスするにあたって、しっかり正しく「盛り上げ」たり、きちんと「ノリの良さ」を表現することが、どんだけ難しい楽曲であるかってことです。うっかりコミカルソングだと舐めてかかって選曲しようものなら、コミカルになるどころか、グダグダになりますよね。
それを、きっちり(客席には多くの ex.ベリヲタがいたってのに)盛り上げてみせて、しっかりと岸本ゆめのプレゼンツとして押し出して見せたのは、見事だったし、冒頭でも述べたように、スキル面での高評価も、実に納得という場面でした。

さて、そう思ってみれば『友情 純情 oh 青春』についても、しつこく繰り返すなら、Berryz工房ならざるメンバーが、しかも一人でパフォーマンスするにあたって、かなり難しい楽曲です。夏焼雅さんが歌割を担当した、高音から低音へと急に変化するパートだけじゃなく、全般的に、たとえばライブのセトリの後半に入れ込むとか、そういった流れを作らないでは、ひょっとしたら Berryz工房メンバーであってすら、単独でパフォーマンスして盛り上げられるかどうかは微妙なところ。

そんな難しい楽曲にあって、2曲とも、きっちり盛り上げてみせた岸本さんは見事です。加えて、これまた繰り返しになりますが、客席にベリヲタが多かったことを思えば、ちゃんとイントロでの「おおっ!」という響めきを、曲中にしっかり維持して、最終的に Berryz工房の思い出に浸ったベリヲタが感動してるというところまで持っていったのは岸本さんの手柄です。感動している当のベリヲタは「ああ、やっぱり Berryzの楽曲はすばらしい」と、あくまでベリの楽曲に感動しているのだと、主観的にそう思っていても、そのように、ちゃんとベリの楽曲のすばらしさに心を持って行かれたのは、しっかり(たった一人のパフォーマンスで)盛り上げてくれた岸本さんの力量があったから。
だから Berryz工房の思い出に浸っていたのだとしても、それは正しく岸本ゆめのさんの実力に感動していたのだと言えましょう。

続けて、太陽とシスコムーンや森高千里さんの、やっぱり難しい楽曲を歌いこなす岸本さんでした。

コミカル方面にも全力展開で

スキル面での高評価がまた上述のとおりである以上に、コミカルな期待を敏感に感じ取って、あえて真面目に「大阪娘」を演じるところも。

ミニライブを4曲まで進めてきたところで、いってみれば恒例の、サプライズのハッピーバースデーとケーキが登場します。それに続けて、アンケートに過日お答えしていたというゲテモノがサプライズでプレゼント。登場してきた芋虫の炒め物に、これまた果敢にチャレンジする岸本さんでした。
ポリポリとした食感で、これが芋虫だと知らなければ、それほど気味の悪いものではないと、むしろ、けっこう美味しいとまで言い出す岸本さんでしたが、その後に出てきた飲物を口にして、思わず吐き出してしまいます。アイドルとしては、あってはならぬ事故。
というのも、登場してきた飲物が、いわばゲテモノの芋虫の炒め物の天丼として、実は苦いことで有名なノニジュースだったという次第。

それでも、ゲテモノのプレゼントに続けて怪しげな飲物が登場してくれば、そこは不穏さを感じ取って然るべきところです。大阪コミカル娘としても、このあたりの呼吸は心得たものであるはずの流れ。にも拘わらず、思わずノニジュースをガッついて飲んで、それで吐き出してしまうということからは、実はその前段の芋虫の炒め物が(むしろ、けっこう美味しいとまで言い出しながら)かなりのダメージであったこと、だから、それなりに果敢にチャンレンジしているような様子が、岸本さんの「コミカルな展開を引き受けなければ」という意識的な努力の結果であったことまでが浮き彫りになったという次第。

岸本ゆめのさん、健気ですよね。

本人降臨の物販

ミニライブを終えて、イベントは終了し、お見送り会へ。
お見送りでは、新宿ReNY のロビーで足早に通り過ぎながら「お誕生日、おめでとう」と。

と、それでイベント一式、めでたく終了のはずが、なんと、お見送り会を終えてから、物販ブースに本人降臨で、手売り会が開催されます。ってか、お見送りの途中の段階で、スタッフから公式に「この後、本人による手売りでのグッズ販売を行います」ってアナウンスがあるんですから、もしかしたら、これは今後、つばき イベントの恒例になるかも知れませんね。ってか、なったら困りますよね。買っちゃうから。

多くの手売り会参加者が(すでにイベント前に物販を済ませている関係上)軽く当日の生写真あたりでお茶を濁す中、投稿者は、すっかり保有しているはずの 2016年のバースデーDVD なんかを追加で購入したりして、岸本さんに喜んでもらおうと必死です。
この本人降臨による手売り物販は、今後、つばき イベントの恒例になるかも知れませんね。ってか、なったら困りますよね。買っちゃうから。

おわりに スキルよりもコミカルよりも

さて、駆け足で つばきファクトリー岸本ゆめのさんの初めてのバースデーソロイベントの様子を記述してきましたが、おわりに、イベント最後のご挨拶について、コメントしたいと思います。

上に述べてきたように、このイベントは、岸本ゆめのさんの高いパフォーマンスの実力も、敢えて期待される役柄に積極的に乗っかる健気さも、しっかり知らしめてくれました。そして岸本ゆめのさん当人の愛らしい資質だけでなく、つばきファクトリーのグループとしての熟成度さえも、いろんなことが顕わになって、ますます今後が楽しみになる切っ掛けをたくさん、たくさん提供してくれました。その意味で、とても楽しく、すばらしいイベントだったわけですが。

イベントの最後に、岸本ゆめのさんは「みなさんが居てくれるから私はここに立てています」と、客席に向ってご挨拶してくれました。かつて、メジャーデビュー曲のリリイベの握手会で、集まってくれたファンに向って感動的なご挨拶をしてくれたように。
初めてのソロイベントなんだから、「緊張したけど楽しかった」的なコメントに終始したとしても全然違和感のないところなのに、岸本さんは、しっかりと、みなさんのおかげで自分がパフォーマンスできることにお礼を述べて、集まってくれて嬉しいと微笑んで、しっかり客席に向ってご挨拶してくれたのでした。

そこで思うことは、ミニライブのラストの曲について。
客席にご挨拶してくれた岸本さんは、集まってくれるファンに感謝してくれた岸本さんは、後藤真希さんの感動的な楽曲を歌ってくれました。
岸本ゆめのさんは、リアルタイムの後藤真希さんは知らないはずなのに、それでも、岸本さんはこの曲を選んで歌ってくれました。

夢はまだ秘密なの、と歌う曲を。
人は強くないわ、と歌う曲を。
まだまだ不慣れだけど、いろんな私がいると歌う、この曲を。

(余談ながら、後藤さんや松浦さんが現役の頃のハローは、まったくもって凄まじかった。と、そう思って当時の楽曲が現在の現役メンバーによってカバーされたりするのを見直してみると、あんだけ凄まじかったはずの当時のステージングを、ある意味、凌駕してたりしていて、びっくりしますよね。そして、技術的には凌駕されているのに、当時のステージの曰く形容しがたい迫力も再認識できたりして)

いろんなことを夢見てステージに立つ女の子は、パフォーマンスの実力よりも、コミカルな期待される役割よりも、そしてメンバーとの関係が成熟してきたことよりも、今現在のソロイベントで窺い知れるその魅力の他にも、きっと、まだまだ私たちの知らない、いろんな決意や覚悟を秘めているのかな、と。
それをひとつひとつ知っていくことは、この先、とても楽しみですね。

(文=kogonil)

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