笑顔で迎えてくれる嬉しさを つばきファクトリー『就活に ちょっと一息 浴衣day』

2017年8月12日の土曜日に、東京メトロ六本木一丁目駅から直結の(ま、長大なエスカレータを上り下りするけども)ベルサール泉ガーデンギャラリーにて、つばきファクトリーの2nd トリプルA面シングル『就活センセーション/笑って/ハナモヨウの発売を記念する「盛りだくさん会」が開催されました。

こちら、個別チェキ会や個別握手会に加え、グループチェキだったりサイン会だったりと、ほんまに盛りだくさんのサービスが提供され、先の4月~5月にかけて開催されたデビューシングル発売の際には、複数の日程にわたって、デビューシングルの3曲分の衣装でチェキ会が開催されたりなど、しておりました。
今回、2017年8月12日には「就活に ちょっと一息 浴衣day」と題して、なんとメンバーが浴衣でファンを応接してくれます。この先9月へ向けての日程で、2nd シングル3曲分の衣装で登場したりもするんでしょうけど、【浴衣】はこの日のみということで(たぶん)、午前中のチェキ会から、夕方を越える握手会の最後の「部」にいたるまで、ファンの列が途切れない大盛況の「盛りだくさん会」となりました。

「就活に ちょっと一息 浴衣day」個別チェキ・握手会

こうした「盛りだくさん会」に参加するには、公式のサイトで案内されるイベント情報ページからリンクが貼られているネット上のCD販売サイトで、対象商品を購入する必要があります。
サイン会、グループチェキ、個別チェキ、個別握手のどれに参加したいと思うかによって、いろいろ分岐も画面遷移も激し目なので、お恥ずかしい話しですが、過去、ベリキュー姐さんの個別握手会に参加しようと思った時には、わたくし、ずいぶん失敗したものです。はっはっは。
さらに、個別握手の場合、何時からの「部」に参加するか、個別チェキの場合のメンバー指定、個別握手の場合のメンバーグループ指定(握手可能なメンバーは、指定のグループ内でランダムに割り振られる)もあるし、無事、失敗しないで申し込んだとしても、落選することだってあるという厳しい仕様だったりします。

購入商品に同梱されてチェキ会や握手会のチケットが送られてきますが、きちんと切り離して、自分が「何部」の「誰」に当選したのか、ちゃんと整理する必要があったりして。

「盛りだくさん」すぎるから

チケットを携えて会場に向うと、チェキや個別握手が「部」ごとに、こまかく時間設定されて案内されているので、現在の待機列が、いったい何の待機列なのか、会場スタッフに確認する場面もあったりします。
特に、朝からイベント終了まで、一日通して何らかのチケットを確保できているなら、ずっと会場施設近辺に居続けても問題ないわけですが、上述の通りのイベント仕様や当選の有無なんかで、途中の時間がすっぽり空いてしまった場合だったり、途中抜けて食事にいったり、あるいは合間を縫って別ユニットのリリイベに一瞬だけ顔を出してくるといったスケジュールを組んでいる場合、事前に案内された時間からズれることも多い個別握手であってみれば、会場スタッフに確認することは、けっこう大事かも知れません。
とりわけ、今回の8月の個別握手は、時間が後ろに押しまくりでした。

会場の模様 点描

お目当ての(チェキや握手などの)催しが開催される時間になって、待機スペースからイベント会場へと流されると、個別チェキや個別握手の場合は、メンバー毎のレーンが出来ています。
そこにファンは列を作って、メンバーが準備を終えてブースに入ってくるのを待つという次第。

つばきの場合は、あの「前説のお兄さん」が、諸注意事項に加えて “初めてだから、どうすれば良いのかわからないでいる” 参加者さんへの案内なんかも、軽くお知らせしてくれます。
今回の8月のイベントでは、前説のお兄さん、浴衣のメンバーに会わせて甚平姿で登場。髪を散髪したのか、短く切りそろえていました。
って、界隈では「アルビ兄さん」と称される、この前説のお兄さん、Berryz工房の DVD Magazine や、ファンクラブ限定のBerryz工房バスツアーのDVDなんかでも、画面の隅っこにちらちらと確認できるので、お持ちの方は探してみると意外なところで発見できるかも知れません。

さて、お目当てのメンバーの待機レーンに並んでイベントが開始されるのを待つ間、すっかり個別握手には慣れっこだとはいえ、いろいろと気持ちが昂ぶってきます。
こうした握手会場での待機中にも、個別ブースの後ろから「ひょこ」っと顔を出してくれたり、影アナ風に、会場アナウンス用の音声だけでコミカルな寸劇を繰り広げてくれたり、細かくサービスしてくれていたのは、Berryz工房だったなあと思い出しますよね。「みんなー、好きな子に気持ちを伝える準備はできたーー?」とか楽屋からの音声で煽ってくれていた夏焼雅さんとか。個別ブースの後ろから顔を出してる熊井友理奈さんの隣に連れてこられて、ブースの後ろからまるで顔を出せないで困ってる清水佐紀さんとか。こうした細かいファンサービスに、唯一事務所の統制が利かない自由すぎるBerryz工房という評判の一方で、ファンを暖かく迎えてくれる「やさしさ」も感じられて、握手前の待機中での気持ちの昂ぶりも落ち着いたものでした。

と、一方、つばき には つばき なりの、個別レーン待機中の味があったりして。
シングル発売に先だって各地で開催されたリリイベに通っているうち、なんとなく顔見知りになったヲタさんが、たとえば、しれっと浅倉樹々さんの待機列に並んでいて、「おおっ!あなたは樹々ちゃんのファンだったんですな!」って、だから何だってこともないけど、妙に嬉しくなったり(これ、浅倉樹々ちゃんに限らず、誰が誰のファンだって明らかになったら妙に嬉しかったりしませんか?あ、しませんか…)。あるいは逆にAさんのヲタだとばかり思っていたファンが、ちゃっかりBさんのレーンに並んでいたりと、いろいろ見てるだけで楽しいものがあります。
そうこうするうち、それぞれのブースにメンバーが入り始めるのがわかります。
ブースの後ろから「よろしくおねがいしまーす」ってご挨拶が聞えてきて(これはメンバーがブース内の警備のスタッフさんたちに挨拶してるのが、外の待機レーンで並んでるファンにも聞えてくるって場面)。
この段階で、新沼希空さんの声が可愛いのが驚異的

個別チェキ会の戦利品より

さて、メンバーの浴衣目当てという意識の低い投稿者ですが、個別チェキ会では、直接メンバーにポーズの指定をすることはできません。ボディチェックをしてくれるスタッフさんに、指定ポーズを伝えて、いわば伝言ゲームでメンバーに伝える次第。
というわけで、春先の個別チェキのものも含め、投稿者の戦利品をお裾分け。

上記の伝言ゲーム仕様のため、「叱って下さい」という指定は伝達が難しく、考え抜いた挙句、スタッフさんへのポーズ指定は「恐い顔して睨んで下さい」というもの。
で、春の個別チェキも、この浴衣チェキも、どちらの場合も、新沼希空さんにはカメラを睨まれてしまって大失敗。そして、どちらの場合も、小片リサさんは睨みが甘く、浴衣チェキに至っては、やさしく可愛く微笑むかのような表情で、やっぱり大失敗。

と、大失敗とはいうものの、同じような伝え方の結果、希空ちゃんも小片さんも、4月のチェキでも8月のチェキでも、個々に、それぞれ同じような対応を取っていることから、なんだか二人の性格を見抜くヒントが隠されているようにも思いませんか?
という次第で、今後とも、つばきファクトリーのチェキにあってはお二人のブースに通って観察を重ね、考察を深めねばなりますまい(← 通う理由を自分に向けて説得中)。

個別握手会 あれこれ 新沼希空さんを中心に

個別のチェキを終えて、イベントは、追加の①部から⑥部まで、個別握手会へと移ります。
各部で会場に入ってみると、ファンの流れだけでなく、いろいろ面白いです。

上述の申し込み仕様の一方、投稿者は、今回の個別握手では、自分が推してる小片リサさんと新沼希空さん以外のメンバーのところにも、散発的にブースを訪問したりして。

リーダーの山岸理子ちゃんは、どの部にあっても大人気です。
それもそのはずで、これまでのリリイベの全メンバーの流し握手にあっても、理子ちゃんの前に流れていくと、くるくる動く目の表情で嬉しそうに楽しそうにしていたんですから、きっと個別握手の現場で、ちゃんと理子ちゃんと話したいと思うファンも多かったんじゃないでしょうか。

浅倉樹々ちゃんは、個別握手でも座っての参加となりました。
ずっとリリイベに通っていたせいで、ひょっとして、こちらの顔を覚えてくれているのか、ブースに入るや、パアっと表情を明るくしてくれて、ほんとに嬉しそうに迎えてくれます。

それでなくとも、リリイベの流し握手の段階で、握手の時間が長く、ひょっとしたら十分個別握手会レベルの会話が可能だった つばきファクトリーです。個別握手そのものも、一回の握手が長くて、前半の部では、特にまとめ出しをしなくても、十分メンバーとお話しできます。(※ 後半に行くに従って、時間が押している関係上、若干、巻きが入った感じで短くなっていった)

ブースに入っていくと、肩から乗り出すような感じで手をいっぱいに伸ばして迎えてくれる希空ちゃん、ものすごく、しっかりお話ししてくれようとします。
10月のお誕生日イベントのことを聞いてみると、「まだ、わかんないんですよー」と言いつつ、「きっと、たぶんーー、あると思うんだけどーー」とか応じてくれます。マイペースというか、スローモーなくらいの希空ちゃん、この「たぶんーー」とか言う部分で、めっちゃ時間がかかって、過去の他のユニットの個別握手の事例なら、それだけで「はい、おじかんでーす」となりそうなくらい。と、それほど一回の握手が長い つばきの個別であり、それほど、しっかりお話ししてくれようとするメンバーであると、そういうことをお伝えしたい。
他にも、「リリイベで変顔してるの?」とか言っても、「してない」と言いつつ、「んーーー、もしかしたらーーー、無意識?」とか応じてくれる希空ちゃんですし、繰り返し、通常なら「んーーー」だけでブースを追い出されかねないくらいの応答時間だったと(いや、希空ちゃん、ほんとにちゃんと考えて応答してくれていました)。

そんくらい長めの時間設定なもんだから、握手券の「まとめ出し」は不要なくらいですが、つばきファクトリーの個別握手会では、初っ端から、いきなりの「まとめ出し」が可能です。
投稿者の感覚で、一回の「部」での握手は、時間的に6回くらいが限界かと。で、他のメンバーのところにも回ったりする関係上、手元のチケットを消費し切るために、あるとき新沼希空ちゃんのブースで、どかんと「まとめ出し」をしてみました。
そこでは、2014年のモーニングのツアーに帯同していて、モーニングの DVD Magazine で、椀子そば対決に参加して泣いていたことから始まって、舞台『サンクユーベリーベリー』で決定的に つばきのファンになったことまで、いろいろ希空ちゃんにお話しすることができたわけですが … … 本来なら、こんな個別の事例をレポしたところでしょうがないと重々承知しながら、それでも … … 話の途中で「きっと希空ちゃんは覚えてないと思うけど」といったようなことを時折挟むと、そうした、メインのトピックとは別の、ちょっとした語りかけに対して、希空ちゃんはコクンとうなづいてくれたりします。つまり希空ちゃんは、ちゃんと話しを聞いてくれています。その上で、長々と続いたお話しの最後にブースから出ようとする投稿者に向って、希空ちゃんは「その頃から比べたら、大きくなったでしょ♪」と。

こんな具合に希空ちゃんと会話がしっかり成立したことに気をよくして、同じように小片リサさんのところで「まとめ出し」をして、激しく失敗してスベりまくったことは非常に秘密ってことで。

接触イベント忌避論のもう一つの理由

いきなりですが、かつて、根強い接触イベント忌避論に対抗して「それでも握手は素晴らしい」という趣旨の投稿を公開いただいたことがあります(参考:こちら → 「握手スルーしていた私が握手に並ぶようになった3つの理由 【レポ】つばきファクトリー リリースイベント in イオンモール名取」)。
そこで、接触イベント忌避論の論拠として想定していたのは、メンバーにとっての握手がもらたす精神的・肉体的な負荷でした。
接触忌避の立場も、メンバーへの過重な負担を重く見るのも、それはメンバーを愛するからこそだとして、そうであればこそ、同じくメンバーを愛する一環として「握手によってこそメンバーに伝えられるものだって、ないわけじゃない」と示すことで、握手会に通う立場を擁護したものが上記の記事だったりします。

ところが、そんなことを言ってた投稿者自身、この一連のリリイベから続く つばきファクトリーとの握手ラッシュを経験して、これまで気付けていなかった、接触イベント忌避論の暗黙の背景に気付いたようにも思います。それは、メンバーの負担がやっぱり重いというのが明らかだ、というだけではありません。

率直に、様々な趣味の分野で広く一般的に共有されている ”〇〇が好きすぎて、生きてるのが辛い” というフレーズ、これこそ、実は、いわゆる「根強い接触イベント忌避論」が暗黙のうちに背景にしていることなんじゃないのかな、と。
メンバーに、ファンとして認知されることが必ずしもファン側の自己満足ってわけじゃないこと。認知された上で、応援していると伝え続けることがメンバーにとっても嬉しいことに成り得ること。上の握手会に通う立場を擁護した記事では、そんなことも書いてみましたが、実はそんなことはわかり切った上で、それでも、そんな具合にメンバーに認知されちゃうことが辛いから、メンバーのことが「好きすぎる」からこそ、メンバーと下手に会話できちゃうことが辛いから、中途半端なメンバーへの接近が辛いから、だから接触系のイベントには参加しないんだと、そう覚悟している方も多かったのではないかと、今更ながら気付いた次第。
まことに「不明を恥じる」レベルです。申し訳ない。

と言うのも、上記の通り、ちゃんと会話が成立しちゃったもんだから、なんとなく希空ちゃんへの「好きの度合い」が昂進しちゃってる感じがあったりするからだったりして(ほんとうに申し訳ない!)。

それでも迎えてくれる嬉しさに 小片リサさんの愛らしさ

繰り返し、握手会チケットの「まとめ出し」によって希空ちゃんと会話がしっかり成立したことから、同じことを小片リサさんに対してもやろうとして、激しく失敗してスベりまくりました。

小片さんに何を話しかけてスベったのか、具体的なところは秘密(ってか、どうでも良い)として、それなりの長時間、いろいろと小片さんに語りかけて、しかし、思ったようなレスポンスをもらえずに個別ブースから離脱することになります。
「あ~、失敗しちゃったな~」とか思いつつ、しかし次の「部」で、懲りずに小片さんのブースに挑む投稿者です(いっぱい握手チケットを持っていたので)。
と、改めて小片さんのブースに入ってみると、それまでは普通に握手の準備動作で迎えてくれた小片リサさんは、このときは、まあるいお顔の左右に手を持ってくる形で、プルプルと手を振ってお迎えしてくれます。ちょっと固いけど、表情も、これまで以上に、笑顔になろうとしてくれているのがわかります

顔立ちが美しく端正な上、表情の動き方も微妙で固く、きっと、よくよく知り合って、ちゃんと向き合わないと、いろいろ誤解されるところも多いんじゃないかと思える小片リサさんは、それでも投稿者が見るに、実は一番に「女子」的な愛らしさを持っているのではないかと思えるところがあります。
それが、たとえば、延々「まとめ出し」によってスベった会話のあとで、改めて個別ブースに入ったときに、一生懸命、明るく迎えようとしてくれるところだったりします。
上手に会話こそできなかったけれど、先の「まとめ出し」で、この人は私のファンなんだとわかったから、それが嬉しくてパタパタと手を振ってくれたのか。あるいは、そうではなくて、なんだかスベり気味に去って行った人だから、私は気にしてないよと、敢えて「さっきの失敗」を気にしない風を粧ってくれたのか。それは、実際のところ、どうなんだかわからないんですけど、それでも、「まとめ出し」の失敗の後で、明るく嬉しげに(いつも以上に笑顔を作って)迎えようとしてくれる、その気持ちが伝わってくる小片リサさんでした。

ほんとうに、マズイです。
満面の笑みで迎えてくれた樹々ちゃんも、ちゃんと覚えてくれていた岸本ゆめのさんも(← あっ!)、ブースを去り際の希空ちゃんの「その頃から比べたら、大きくなったでしょ♪」という一言も。
そして、やさしく迎えてくれようとする小片さんの(そうしていることがわかっちゃう)一生懸命さも。

わたくし、 ”つばきファクトリーが好きすぎて、生きてるのが辛い” という域に達しつつあり、ほんまに、これから、どうしたもんか悩み中だったりします。
誠に申し訳ない。

(文=kogonil)

http://www.youtube.com/watch?v=zLpHLcsSIik

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