清水佐紀 パフォーマンス健在で魅せた真のアンコール『Hello! Project 20周年記念前夜祭 ~One by One~』

丸の内の COTTON CLUB では、ハロプロOGによって、それぞれに趣向を凝らした独自のオリジナルなステージが繰り広げられる『Hello! Project 20周年記念前夜祭 ~One by One~』が開催されています。
その日程中、2017年10月29日の日曜日に COTTON CLUB に登場したのは、活動停止中 Berryz工房から、キャプテン清水佐紀さん。

この日の COTTON CLUB での清水佐紀さんの公演、「開場15:30/開演16:00」の1回目公演と「開場18:30/開演19:00」の2回目公演の双方に参加してきました。

髪を短く切ってショートボブにした佐紀ちゃんは可愛かったし、そのダンスパフォーマンスは文字通り「鬼気迫る」ものがあって素晴らしかったです。2回目の公演では、ショートボブを軽く外跳ねさせていて、細かくアレンジを加えてきたのも可愛かったですよ。

清水佐紀 復活の衝撃

2015年3月3日の武道館公演をもって、Berryz工房が無期限活動停止をしてより此の方、Berryz工房メンバーは、それぞれに、それぞれの道を歩み始めました。
その中にあって、11年にわたってキャプテンとしてBerryz工房を牽引してきた清水佐紀さんは、ハロプロ・アドバイザーとして、後進の指導にあたっていました。それはキャプテンとしての人間関係の持ち方を長年見てきたファンからしても、「指導者 清水佐紀」という形が意外にもしっくり来ていたこともあって、案外すんなりと多くのファンの胸に染みていった落ち着き先であるように思えました。「アイドル」以降の在り方として。

一方で、清水佐紀さんのブログには「佐紀ちゃんのダンスにこそお金を払いたいよ」といったコメントがずっと書き込まれるなど、佐紀ちゃんのダンスの技の冴えを惜しむ声も続いていました。
モーニング娘。’15(当時)の鞘師里保さんが卒業し、カントリー・ガールズ(当時)の稲場愛香さんが一時戦線離脱を余儀なくされ、℃-ute が解散して中島早貴さんがハロプロを去るに至って、かつてあれほど多士済々であったハロプロが誇るダンサー陣も、急に層が薄く感じられる昨今、清水佐紀さんの技は、確かに惜しまれて然るべきものでもあったでしょう。

それでも、佐紀ちゃんが指導した後輩たちも、指導者としての佐紀ちゃんに懐き、馴染んでいるようにも思えたし、そんな後輩たちのうちで、つばきファクトリーについては、そのファンクラブイベントが開催される都度、イベント会場で「後ろを振り向いたら関係者席に佐紀ちゃんが居るよ」とか、「佐紀ちゃんが迷子になっていたから、案内したよ」といった報告が相次ぎ、いわば “裏方” としての清水佐紀は、多くのハロヲタにとって、ゆっくりと馴染みの風景ともなって行ったようでもありました。

指導者として様々なドキュメント企画で公式のWeb配信番組に登場していたり、ずっと個人ブログを継続してくれて、小っちゃい愛らしい姿を見せ続けてくれていたこともあって、「引退」しちゃったわけでもなく、完全に “裏方” になったというわけでもなく、独特な立ち位置で、ハロプロの現場に、そしてハロヲタの心の中に、清水佐紀はそれなりの自然な居場所を確立したかのようにも思えていたわけです。(個人の見解…ってわけでもないかと)

それが急遽、パフォーマーとして表舞台に戻ってくることが告知されたのは、2017年8月24日。この日、清水佐紀のファンクラブ移籍のお知らせと同時に、他ならぬこの『Hello! Project 20周年記念前夜祭 ~One by One~』の企画そのものが告知され、その登壇者の一角に、清水佐紀の名前が挙がっていたのでした。
その日は、同じく Berryz工房メンバー夏焼雅の、その新グループである PINK CRES. の結成一周年を祝うイベントが開催されており、イベント現場で多くのベリヲタが混乱の坩堝に叩き込まれたことも記憶に新しいところです。

そんな清水佐紀が満を持して、2年半ぶりに、ステージに戻ってくる『清水佐紀 Dance Live ~I wish I could~』。活動停止中Berryz工房キャプテン清水佐紀が、972日ぶりに、ファンの前でパフォーマンスする2017年10月29日は、折から関東に接近する台風の影響で朝から雨模様。
足下の超悪いなか、COTTON CLUB が入居する丸の内東京ビルTOKIAには、972日ぶりの佐紀ちゃんのステージを待ちかねたベリヲタ、佐紀ヲタが、黄色のTシャツに身を包んで参集していたのでした

独特な立ち位置がファンにも馴染みの風景として、アドバイザーとしての在り方が、ひとつの「アイドル以降」として認められたかのようでありながら、台風によって交通の乱れも懸念される最中、多くのファンは、ステージに戻ってきてくれる清水佐紀さんを待ちかねて、COTTON CLUB に向ったのでした。

清水佐紀 復帰の20周年記念前夜祭 ~One by One~

さて、そんな清水佐紀さん復帰の、ダンスだらけのオリジナル公演は、「開場15:30/開演16:00」と「開場18:30/開演19:00」の2回まわし。

お久しぶりの佐紀ちゃんの愛らしいルックスに、うっかり物販の写真セットをひとそろい購入してしまって大散財なところへ持ってきて、1回目の公演があまりにも素晴らしかったので、そのリスペクトを示すべく、2回目公演で楽屋めし「焼き肉丼」をしっかり胃に収めてきた投稿者です。

2回目の公演には、徳永千奈美さんも観覧。千奈美ちゃんは1回目と2回目の間の時間を潰すために COTTON CLUB 周辺をうろうろしていたらしく、その「うろうろ」の最中にヲタと遭遇した模様。2回目公演の開場から開演までの間の時間で、客席に「千奈美が来てる」との情報が出回って、みなさん落ち着かない様子で、(まだ会場が明るいうちは入ってくるはずもないのに)関係者席近辺を伺ったりなど。
実にお久しぶりの千奈美ちゃんは、以前にも増して美しく、あの頃のように「やせすぎ」といったこともなく、まことに美しい妙齢の女性となっておりました。
知人のベリヲタによれば、この日の COTTON CLUB には、熊井友理奈さんも、元℃-ute の矢島舞美さんも来ていたとのことですが、投稿者は千奈美ちゃんしか確認できず。

と、それでは、その素晴らしかった佐紀ちゃん復帰の公演を、なるべく時系列で。

清水佐紀 Dance Live ~I wish I could~

ステージ正面の「COTTON CLUB」のロゴを被うようにスクリーンが降りてきて、会場が暗転します。スクリーンには、シンプルなエフェクトに乗せて、「”I wish I could” に、あなたなら何を続けますか」と、事前に佐紀ちゃんがブログで募集していた企画に寄せられた多くのファンからの回答が表示されていきます。中には「うーん、ひょっとして動詞がないのではないか」というものもあったりしつつ、清水佐紀さんの「I wish I could」が表示されたタイミングで、公演がスタートします。

抱きしめて 抱きしめて(Berryz工房)

キラキラとしたステージ衣装(佐紀ちゃん、細くて、小っちゃい!)に身を包み、佐紀ちゃんが登場します。
特に口上もなく、無言のまま、佐紀ちゃんが踊るは、Berryz工房から『抱きしめて 抱きしめて』。

思えば、Berryz工房 DVD Magazine Vol40 で、激し目に『cha cha SING』を踊らされた熊井ちゃんがフリを間違えていたのも『抱きしめて 抱きしめて』でしたね。
この激しい曲を、FULL で、たった一人で踊りきる清水佐紀さん。

ハロプロのステージは、ハロプロのダンスは、大人数のメンバーが、ステージで所狭しと場位置を入れ替えながら披露するからこそ映えるのだ……とか、どこかで思っていませんでしたか?。ところが、たった一人で、全客席の視線が一身に集中する中で、かつてのアイドル時代の楽曲のダンスをそのままに踊りきって、しかし、この段階ですでに私たち客席のファンは、目の前で披露される演目のパフォーマンスの水準と志の高さに、あっというまに気持ちを捕まれています。

演目の初っ端から、すでに会場のボルテージは最高潮と言って良いかと。

ハロプロ リミックスダンス

たった一人で『抱きしめて 抱きしめて』をFULLで踊り切って、しかし、若干息を荒くしている程度で、そのまま次の曲が。

イントロから、モーニングの『ザ☆ピ〜ス!』だとわかって「ああ、やっぱり盛り上がるなあ」とか、「ハロプロのいろんなグループの曲を踊り切るという企画なんだろうか」とか思ったところで、曲は太陽とシスコムーンの『ガタメキラ』へと転調します。
結果、『ザ☆ピ〜ス!』→『ガタメキラ』→『SHALL WE LOVE?』→『好きすぎて バカみたい』の4曲がリミックスされた楽曲を、清水佐紀さんはダンスで披露してくれるという趣向。

これ、今思い返しても、小さい佐紀ちゃんが、たった一人でダンスしているのに、ステージが少しも寂しくなくて、その迫力もダンスの切れも、まことに素晴らしかったです。たおやかにしなやかなダンスも、キレッキレでパッキパキなダンスも、そしてその切り替えも、改めて清水佐紀さんのフィジカルのスキルは、日本有数であろうかと。

ジリリキテル(Berryz工房)

そして続けて、Berryz工房から『ジリリキテル』。
これも、あのイントロのフリを佐紀ちゃん一人で演じているというのに、少しも物足りないところが無くて、むしろ驚きます

って、「驚きます」みたいにしか書けない自分にイライラしますよね。
むしろ、読んで下さってる皆さんの襟首をつかんでブンブンぶんまわしながら「佐紀ちゃん、めっちゃ、すばらしかったんだよ」と強めに迫りたい気分で。

ここでハロプロ研修生から、一岡伶奈さん、高瀬くるみさんがサポートダンサーとして参加。研修生を引き連れて、佐紀ちゃんは、COTTON CLUB の会場をぐるり一周する形で客席降臨。ダンス一辺倒の中にあって、意外にも、降臨の駆け足こそ適度に息を整えるタイミングを提供してくれたのかなとも思いつつ、2回目の公演では、投稿者は通路間際の席次だったため、もう目の前を佐紀ちゃんが通り抜けていくという僥倖。
お久しぶりの佐紀ちゃんは、ほんとに、びっくりするくらい美しく、小っちゃくて華奢でしたよ。いや、まじで美しかった。

軽く梨沙子さんネタのぶっ込みもありつつ、都会で一人暮らしで夢を見失いつつあるOLさんに扮した佐紀ちゃんの、自分の心情を託す寸劇があったりして。

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清水佐紀公演「Dance Live ~I wish I could~」は、佐紀ちゃんの迫力のダンスパートと、そのダンスを佐紀ちゃんが懸命にレッスンしている(「ハロ!ステ」風の)ドキュメントVTRが交互に繰り出される構成。

Berryz工房の『ジリリキテル』を終えて、いったん裏に引っこむ佐紀ちゃんたち。
正面のスクリーンには、これまでのBerryz工房を初めとするハロプロ曲のダンスレッスンをする佐紀ちゃんのVTRが。ハロヲタお馴染みのコレオグラファーさんも登場し、あの厳しいダンスの先生が「私的には、なにも心配してない」とか。

と、いつの間にかステージには、熊井ちゃんのディナーショー常連の熊さんバンドから、キーボードあらはたさんと、ギターのリーさんがステージに。

改めて登場してきた佐紀ちゃんは、キラキラとしたステージ衣装から薄いブルーのヒラヒラした(モーニングの『時空を超え 宇宙を超え』の衣装っぽい)ドレス風にチェンジして、しかも裸足です。

サインダンスによるビートルズ イマジン

ここで、生バンドの演奏とリーさんの渋い生歌に乗せて、ビートルズから『イマジン』を。その『イマジン』を、サインダンス(手話によるダンス)で清水佐紀さんが表現します。

ダンスについて調べていたら、手話で表現するダンスがあると知ったと。そして生まれつき耳が聞えないのにプロのダンサーとなった方を知って感銘を受けたと。手話にも各国語があって、ビートルズの『イマジン』を日本語の手話に翻訳したものを、今回、ダンスイベントの一環として披露させてもらったと。そんなことを、佐紀ちゃんは説明してくれました。

手話もわからず、ダンスを見る素養もない投稿者ですが、ビートルズから『イマジン』をサインダンスで表現してくれた佐紀ちゃんは、いや、清水佐紀が表現してくれたサインダンス『イマジン』は、実に嫋やかで儚げで美しかったです。

直前までのハロプロ楽曲ダンスの、パッキパキなものとの対比も見事で。

ああ、文字列だけでお伝えできない自分の筆力のなさが自分で情けない!

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一岡伶奈さんと高瀬くるみさんが再び登場してきて、アンジュルムの『出過ぎた杭は打たれない』のダンスを佐紀ちゃんが教えるという体裁のレッスン寸劇が挟まって、わざと下手くそに踊ってみせる一岡伶奈さんが愛らしかったりして。

パフォーマンスとの入れ替わりのVTRは、ここでは、サインダンスをレッスンする佐紀ちゃんの様子が。

長唄『藤娘』から阿波踊りへ

改めて登場してきた佐紀ちゃんは和服にて。
ここからは伝統舞踊の長唄『藤娘』が披露されます。

いや、さっき「ハロプロのダンスは、大人数のメンバーが、ステージで所狭しと場位置を入れ替えながら披露するからこそ映えるのだ……とか、どこかで思っていませんでしたか?」みたいなことを投げておいて、”ところがどっこい” と、なんとか「そんなことは全然なかった」という逆転の効果を利用して、佐紀ちゃんのステージが素晴らしかったことを印象づけようとしたわけですが。

同じような手を使わせてもらうと、ここでも「そんな伝統芸能を付け焼き刃で促成で真似事だけしてみても、いかにファンとはいえ、底の浅さは透けて見えちゃうもんだよ」と、皆様、そう思ってはいませんか?

いや、これが、あなた!
和服姿の佐紀ちゃんが美しかったという以上に、この長唄『藤娘』は、実に素晴らしかった。和装で、スーっと背筋が伸びていて、まことに身体のバランスそのものが眼に嬉しいといったレベルにて、ああ、もう、このイメージを、どうやったらテキストでお伝えできるんだろう。

舞台は暗転して、一岡伶奈さんと高瀬くるみさんが和服姿の佐紀ちゃんの後ろから、和装の裾をからげて動きやすいように着物の両端を帯に挟む状態にチェンジするのを手伝っていて。そして自分たちも法被を羽織って、佐紀ちゃんと3人で団扇を手にして『阿波踊り』を。
3人は踊りながら、再び会場を一周するように客席降臨します。

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客席降臨の会場一周のまま、3人はバックに引っ込んで、入れ替わりのVTRには、長唄の稽古に勤しむ佐紀ちゃんの様子と、長唄の師匠の談話が映し出されます。曰く「さすがダンスに長けてるだけあって、フリが入るのが早い」と。「日本舞踊は “間(ま)” に入るだけじゃいけない。正解があるわけじゃなくて、間で遊ぶというか、毎回、ちょっと違っていて、それでいて色っぽいというか、間のズレを極めることが大事なんですけど、そういうポイントをお教えしたら、次の稽古のときには、もう出来てる」(趣旨)と。

長唄のお師匠、佐紀ちゃんのことを大絶讃です。
そして、悲しいことに投稿者には、こうした伝統舞踊を吟味できるほどの素養はありませんけれども、それでも佐紀ちゃんの佇まいの美しさは伝わります。
扇子で結界を作る所作も含め。

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VTR終わりで、一岡伶奈さんと高瀬くるみさんの2人のみが出てきて、先ほどのレッスン寸劇の回収が。今度は見事にアンジュルム『出過ぎた杭は打たれない』を踊り切る2人でした。

ピアノに挑戦 『星に願いを』

再度、冒頭のキラキラとしたステージ衣装に着替えて佐紀ちゃんが登場します。

小さい頃からダンスが好きだった一方、子供の頃にならっていたピアノにも再挑戦したいということで、生バンド用としてステージに設置されていたキーボードにて、佐紀ちゃんは『星に願いを』を演奏してくれます。

都会で一人暮らしで夢を見失いつつあるOLさんに扮した佐紀ちゃんの寸劇は、実はずっと続いていて、この『星に願いを』の演奏も、寸劇中のOLさんの心を反映しているものかと思われます。そして、それは、改めてステージに戻ることを決意した清水佐紀さん当人の気持ちをも(後述)。

ROCKエロティック(Berryz工房)

ピアノ演奏を終えて、ステージ上中央に椅子を移動して、その椅子をギミックとして使用しながら披露されるは Berryz工房から『ROCKエロティック』。

サインダンスから伝統芸能へと披露してくれて、その、しなやかで、なめらかな身体の動きが印象づけられたところで、再びハロプロ特有の、パッキパキでキレッキレなダンスが。この落差が凄まじく、今にして思えば、正しく「この落差」を演出できるほど、どちらの側の身体操作体系もハイレベルで表現してくれる清水佐紀さんのダンススキルたるや、正直に驚くべきかと。

しかも、『ROCKエロティック』のダンスって、こんなにエロかったけ?と戸惑うほどの妖艶にして艶めかしいダンスを、しかしキレッキレで。

ヒロインになろうか!(Berryz工房)

そのまま演目は Berryz工房から『ヒロインになろうか!』へ。
イントロが流れてきて、次の曲が『ヒロインになろうか!』だとわかった途端、うおおおおん!という客席から響いた重低音によって雨の丸の内が揺れましたよね、ほんまに。

ほとんどの場合で、サビの「ひろ~~い~~~ん!」の雄叫びは、梨沙子さんのパートと、ラストの熊井ちゃんのパートのみ採用されて(雅ちゃんのパートが抜かされて)、ワンハーフで披露されていた『ヒロインになろうか!』ですが、この COTTON CLUB にあって、たった一人でダンスのみで表現する佐紀ちゃんのステージでは【フル】で披露されます。

それは、さすがに息が荒くなった佐紀ちゃんの様子も含めて、まことに気合がみなぎる鬼気迫るものでした。素晴らしかったし、凄まじかった。

ラスト サインダンスによる「Oh Happy Day」

佐紀ちゃんは、息を整えながら最後のご挨拶をしてくれて、そしてラスト、再び、生バンドを従え、サポートの一岡、高瀬を左右に配して、かの重厚なゴスペルである『Oh Happy Day』を、改めてサインダンスにて軽やかに。

サビの「Oh Happy Day」の、「Oh」と「Happy」と「Day」のそれぞれの手話表現を佐紀ちゃん自ら客席にレクチャーしてくれて、会場全体でサインダンス『Oh Happy Day』を明るく楽しげに歌い踊って、佐紀ちゃんは心から嬉しそうな笑顔を見せてくれて、清水佐紀 復帰のステージは大団円を迎えたのでした…とか思ったら。

予定になかったはずのアンコール

会場全体の『Oh Happy Day』を終えて、軽くご挨拶して、さあイベントは終了かと思ったら。

佐紀ちゃんを見送る拍手が一向に鳴り止みません
何人かのお客さんは(電車があるのか)慌てて会場を後にし、COTTON CLUB のスタッフさんが「公演終了です」ともアナウンスもし、ゴミの回収に入っているというのに、しかし佐紀ちゃんを讃える拍手がまったく鳴り止む気配を見せません。やがて鳴り止まぬ拍手が、徐々にアンコールのリズムへと収束して行き……

アンコールは、上述のような状況からして、本来は、予定されてなかったんだと思うんですよ。
それでも(けっこうな長時間の延々続く拍手の後で)、生バンドを従えて、もう一回ステージに佐紀ちゃんが戻って来てくれます。

1回目の公演の後、この【予定になかったはず】のアンコールで、佐紀ちゃんは生バンドをバックに『そのすべての愛に』を歌ってくれたのでした。おそらくは即興で。
清水佐紀さんが一番好きだという『そのすべての愛に』を。

佐紀ちゃんは歌い終わって、泣きながら「ありがとうございます」ってペコっと頭を下げて、拍手とアンコールが嬉しかったとご挨拶してくれて。そして、そのタイミングで客席から響く「お帰り-!」の声に、嬉しそうに「ただいまー」と応じる佐紀ちゃん
この【予定になかったはず】のアンコールで繰り広げられた一幕について述べるために、きっと、あらかじめ準備されていたフレーズがあります。ええ、それは「ベリヲタで良かった」と。

2回目の公演では、この1回目のアンコールの情報が周知されていたのか、最初っからアンコールの掛け声がかかりましたが、時間の関係のせいか、佐紀ちゃんは最後にもう一回出て来てくれたけれど、少し長めのご挨拶をしてくれただけで終了でした。

しかし、ダンスだけで、こんなに感動って出来るものなんですね

I wish I could grow up more

最後のご挨拶で、佐紀ちゃんは、ステージに戻ることに決めた気持ちを話してくれました。やっぱり、自分のダンスでたくさんの人を笑顔にできるような、そんなダンサーになりたい、と。そんなダンサーになることが私の新しい目標です、と。

それでも、お休みしていた2年半を「なかったこと」にはしたくない、と。
ステージが運営されるにあたって、どれほど多くの人が、どれほどの熱意で、動いてくれているか、そういうステージの裏側を学べたことは大きかった。それも踏まえて、改めてステージで表現したいという気持ちになったのだから、これが無駄だったとは思わない、と。

そうは言っても「やっぱり「お休みモード」だったから、身体はちょっと鈍っていたけれど」と話してくれて、恥ずかしそうに笑った佐紀ちゃんは、「待っていてくれてありがとう」と、会場を一周して客席に手を振りながら、懐かしのベリヲタの一人一人をちゃんと認めながら(← マジで)「お久しぶりです」と。そして、「これからも、こんな清水佐紀の応援、よろしくお願いします」と述べて、「また、どこかのステージでお逢いしましょう」とご挨拶して、『Dance Live ~I wish I could~』の幕を下ろしたのでした。
泣きそうになっているのを懸命に我慢しながら。

Berryz工房の無期限活動停止から972日を経て、ダンサー清水佐紀、そのスキルもフィジカルも健在でした。もちろん、泣き虫な佐紀ちゃんも同時に健在でした、ってことで。

(文=kogonil)

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コメント一覧

1 : avatarドクターy:2017/11/01(水)01:27:37

ダンサーになりたいは寸劇の中の話です

2 : avatarkogonil:2017/11/01(水)09:07:16

>ドクターyさん

最後のご挨拶でも、そう述べていたように思いますが

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