2017年のクリスマスイブ、12月24日の日曜日に、熊井友理奈さんのカジュアルディナーショーが、原宿のミュージックレストラン LaDonna で開催されました。
熊井ちゃんのディナーショーについては、ここで参考記事をリンクしても、かなり長めなリストになるほど、たくさん記事を公開いただいていますが、それでも今回もまたレポを投稿するには、それなりの理由があったのでした。
今般のディナーショーで、たくさん目から汗が流れた、その理由が。
サプライズゲスト キャプテン清水佐紀
それは言うまでもなく、今回のディナーショーには、昨年の年末のディナーショーに続いてサプライズゲストがあったから。17日のディナーショーには、熊井ちゃんの盟友でもある須藤茉麻さんがゲストにやってきたとは各地で報じられたところ。そして24日には、キャプテン清水佐紀さんがサプライズゲストとして登場してきます。
熊井ちゃんは(17日とは打って変わって)深いブルーが印象的なシックなドレスで、対する佐紀ちゃんはワインレッドも目に鮮やかなミニスカートのドレスで登場し、一緒に Berryz工房の思い出の曲を4曲、歌ってくれたのでした。
というわけで、レポの構成もへったくれもなく、ここでいきなり当日のセトリをお知らせ。熊井ちゃんが佐紀ちゃんと一緒に歌ってくれたのは、『がんばっちゃえ』、『秘密のウ・タ・ヒ・メ』、『もっとずっと一緒に居たかった』、『ロマンスを語って』の4曲になります。
↓↓↓↓↓クリスマスメドレー↓↓↓↓↓
02.PARTY TIME (ガーディアンズ4)
03.おもちゃのチャチャチャ
04.ぴったりしたいX’mas! (プッチモニ)
05.王子様と雪の夜(タンポポ)
↑↑↑↑↑クリスマスメドレー↑↑↑↑↑
06.夢でドゥーアップ
07.がんばっちゃえ —with 清水佐紀—
08.秘密のウ・タ・ヒ・メ —with 清水佐紀—
09.もっとずっと一緒に居たかった —with 清水佐紀—
10.ロマンスを語って —with 清水佐紀—
11.I’m so cool!
12.恋の呪縛
13.ROCKエロティック
↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓
14.いつかどこかで。 (ガーディアンズ4)
クリスマスメドレーを終えて軽くトークをはさんで、それから『がんばっちゃえ』のイントロが響いてきたかと思ったら(もうこの時点で、ベリキューヲタはやばいよね)、真っ赤なワインレッドも鮮やかな佐紀ちゃんが登場してきます。
この時点で、もう泣いてますから。申し訳ないけど。
続けて『秘密のウ・タ・ヒ・メ』ってだけで、かなり心の繊細な部分を刺激されるわけですけども、あのラストシングルでもある『ロマンスを語って』に至っては!(『Love Together』がラストだけど、まあ、そこらへんは大目に見てくれると嬉しい)。
かつて封印していた『安心感』を開封したときのような、切々としたお話こそありませんでしたけども、まさに「封印解除」って感じで佐紀ちゃんと一緒に歌ってくれた『ロマンスを語って』、そりゃ目から汗を流すなというほうが無理ってものです。
熊井友理奈さんのマイストーリー
今般のディナーショーで、どうしたって目から汗が流れてきたのは、サプライズゲストで佐紀ちゃんが登場したからだけではありません。上に掲載したセトリに明らかなように、ついに今般、これまで盛んにファンからのリクエストがあっても封印を続けていた曲が、もうひとつ解禁されています。
それが、熊井友理奈さんが「ガーディアンズ4」として歌った『いつかどこかで。』。
この『いつかどこかで。』という曲それ自体が素晴らしい曲である、というだけではありません。まずは、こちらの一節を。
魔法の杖にガラスの靴、毒りんごもないけれど
でもきっとマイストーリー、見つけてみせるそして、ふたりは、いつまでも幸せに暮らしました
夢のよなマイストーリー、紡いでゆくの
Berryz工房という「魔法」が解けてから、Berryz工房という仲間を頼れなくなってから、「魔法の杖」もなく、たった一人で、ファッションモデルとして、テレビタレントとして、熊井友理奈として歩んでいる【マイストーリー】を、ずっと私たちに見せてくれている熊井ちゃん。
そのことを踏まえるとき、このディナーショーの最後の一曲として奏でられた『いつかどこかで。』が(その曲が最初にガーディアンズ4に与えられた時とはまた異なった)新しい意味をはらんでいるようで、その「熊井友理奈というマイストーリー」に、また目から汗が飛び出してくるという次第。
と、比較的、淡泊な記述でお送りしておりますが、この辺りのトピックに想いの丈を全開にしてしまうと、まともな文章としてまとまらないので、自主的に抑圧した結果であると、こっそり付記。
赤鼻のEnjoy!クリスマス 熊井友理奈カジュアルディナーショー
そんなわけで「レポの構成もへったくれもなく」いきなり目から汗が出てきた理由について先に述べちゃいましたけれど、2017年のクリスマスイブに、熊井友理奈さんのディナーショーが、原宿のミュージックレストラン LaDonna にて開催されたのでした。
ま、「ディナー」ショーってことで
そのメニューがこちら。右の「牛ホホ肉」のものが夜のメニューになります。比較的毎回変化に乏しいメニューながら、今回は会場のあちこちから「美味しくなった」という声が聞こえてきましたけど、あれは投稿者の気の迷いなのかな。
フリーのウェルカムドリンクを注文する他に、毎回、熊井ちゃん自ら考案したというカクテルが供されます(お値段1000円也)。今回のカクテルは「スノーホワイト」と命名されたとのこと。
そのカクテルが、こちら。
グラスに満たされた液体の上、ストローに重ねてふわふわしてるのは、熊井ちゃんが「雪」に見立てて設えたワタアメ。
熊井ちゃん曰く、これをカクテルに落として溶かして飲んでも良し、そのまま綿菓子として食べちゃっても良し、とのこと。
昼、夜と2回入ったので、どちらも試してみましたが、カクテルに綿菓子を落として溶かしてみると、カクテルの甘味もマイルドになって、そうしない場合よりも、確かに美味しく飲めたかなと。綿菓子をそのまま(カクテルとは別に)食べちゃうと、甘味がストレートに強すぎて、口の中がその甘味で痺れて、カクテルそのものの味わいも十分に堪能できない嫌いがないではなかったかな、と。
ディナーショーは、受付から30分してお食事のサーブがスタートし、熊井ちゃんが登場してくるのは、そのお食事サーブ開始から1時間後です。カクテルは、お食事が終わる頃にサーブされ、熊井ちゃんが音頭を取っての「乾杯」は(ま「Enjoy!」なんですけども)、ショーがスタートして最初のトークのタイミング。
夏の時期のディナーショーなどでは、すっかりカクテルが微温くなってしまって、本来の味わいを楽しめない場合もあるわけですけど、何よりも熊井ちゃんが音頭を取ってくれる「Enjoy!」が一番美味しいわけですんで、ええ、何も問題ありません。
友理奈さん 癒しの「くまくま」トーク
サプライズゲストの清水佐紀さんや、熊井ちゃんのやさしさなど、特別にトピックとして取り上げたい事柄の他にも、終始、聴く者をして「ほっこり」させずにはおかぬ「くまくまトーク」、今般のディナーショーにあっても、さまざまに炸裂します。
レポの「読み物」としての構成の手前、これをドロップするのは惜しすぎるので、「この書き手は、構成というものがわかっていないようだな」と見られることを恐れず、いくつかピックアップ。
- 真っ赤なお鼻の熊井ちゃん
上に掲載したセトリにもあるように、冒頭は『赤鼻のトナカイ』でスタート。
もちろん赤鼻を装着して登場する熊井ちゃんですが、『赤鼻のトナカイ』を歌い終えた段階で外して曰く「やっぱり、つけたまんまだと鼻水が」的な、美しい女性タレントとして、あってはならない事態について言及しはじめたり。
- ピュアな心を取り戻して欲しい熊井ちゃん
クリスマスメドレーに『おもちゃのチャチャチャ』が入ってる理由として、子供の頃、クリスマスのプレゼントを楽しみにしていた頃のピュアな気持ちを、みなさんにも思い出して欲しいのだと切々と語る熊井ちゃん。
その意図を語りきったところで、会場に向けて「わかりましたか?」と問いかけて、会場からのレスポンスをもらって曰く
「なんですか、そのやる気のない「はーい」は!」
- グッズの熊井ブランド靴下を強力にお薦めする熊井ちゃん その1
女性にはサイズが若干大きいことを指摘されて曰く「乾燥機まわせば縮むから!」、「かかとが合わなくてもブーツ履けば、わからないから!」
- グッズの熊井ブランド靴下を強力にお薦めする熊井ちゃん その2
オシャレアイテムとしての靴下の優秀さに最近になって気付いたという熊井ちゃん、今回のグッズとしての靴下のデザインにも、相当にこだわったとのことで、ブランドロゴ「K」の刺繍の糸も、熊井ちゃん自ら選定したのだとか。
で、その刺繍の糸が「なんとかっていう、ちゃんとした名前の糸」なのだそうで、曰く「カタカナばっかりだから、わかんなくなる」と。
- クリスマスのプレゼントをくれる熊井ちゃん
『夢でドゥーアップ』の間奏で、「友理奈からのクリスマスプレゼント」が。
昼公演「寒い?温めてあげる」
夜公演「ケーキ、あーんしてあげる」
…確かに、実に貴重なプレゼントでした。
- バックバンドは「くまさんバンド」か「くまちゃんバンド」か
って、それは熊井ちゃんが決めれば良いのでは?と思われるところ、会場に問うて多数決で決めることに。結果、賛同者の多かった「くまちゃんバンド」に決定したんですが、一番の「くまくまポイント」は、最初に「じゃあ、くまさんが良いと思う人ーー?」と聴いて、会場からの声を受けて「じゃあ、次に…」と話しを進めるべきところで友理奈さん曰く「今、どっち聴きましたっけ?」
と、こうした一連の「くまくまトーク」、このように文字列のみでご紹介するだけでは、その癒され具合は伝わり難いのは重々承知で、それでも記述しないではいられないところを汲み取って頂ければ、と。
このすべての場面で、熊井友理奈さんは、目の奥で「くすくす忍び笑い」してるような感じの表情で、会場の反応に嬉しそうに、自分で喋ってて楽しそうにしているのでした。
キャプテン佐紀ちゃんと一緒に あの頃に戻った熊井ちゃん
佐紀ちゃんが登場してきても癒しの威力は変わらず、むしろ、しっかりしていたキャプテンをも、その「くまくま」なトークの歪みに巻き込むかのようです。
- キャプテンのドジポイント
「天然だボケだと言われる私ですが、それでもキャプテンのドジポイントを見つけたのです!」とドヤ顔の、熊井ちゃん。そのドジポイントとは、コートの後ろの仮止めをそのままにして着てる、ってこと。「みなさんも、やっちゃうことあるでしょ!」とドヤ顔継続の熊井ちゃん。
佐紀ちゃんも「…お、おお」と受け止めるほかなく、「キャプテンだってドジっ娘なんだからぁ」と、一人悦に入っている熊井ちゃんがひたすら愛らしかった一幕でした。
- スルーできなかった熊井ちゃん
けっこうソロになって場数を踏んできて、あの頃とは変わって成長したでしょ?と佐紀ちゃんにドヤ顔を続ける熊井ちゃんですが、そんな話題を受けて、会場からは「きれいになったよ」とか「大きくなった(← これは半ばネタ)」といった声が飛ぶ中、「トークが上手になったよ」との声も。
その会場からのガヤだけは「それはスルーできない」と拾っちゃう熊井ちゃんでした。
- あの頃に戻ってしまった熊井ちゃん
久しぶりの楽曲を歌えたことを喜び合う熊井ちゃんと佐紀ちゃん、次に Berryz工房の懐かしい曲を歌えるのはいつになるかねぇ、といった会話で曰く、
熊「30才くらいになったら?」
清「…あたし、あと4年」
熊「えーーっ!……そっかあ!」
自分たちが何歳なのか、一瞬本気で忘れていたようで。
最後に紹介したトピックから推測できるように、熊井ちゃん、佐紀ちゃん(とか、Berryz のメンバー)と一緒にいると、本当に気持ちの上でも【あの頃】に戻ってしまうかのようで、自分自身も24歳の妙齢の女性であるってことを忘れてしまうかのよう。
そんな、もう Berryz工房は、ずっと前に活動停止してるんだってことを、当人たちが忘れているかのような感じで、いろいろと懐かしい話しが展開します。キッズオーディションに応募した動機だとか(後藤さんに逢いたかった)、こんな人生が待っているとは思っても見なかったとか、お互いの15年に及ぶ、かなり重い話が、しかし、楽しそうに嬉しそうに交わされます。
その、15年に渡る大事な大事なトピックを嬉しそうにお互いに話しているという、そのことそのものが、15年を併走してきた会場のファンにとっては、嬉しいと同時に涙を誘うことでもあって。
メンバーと一緒に歌うことができた。このことを、熊井ちゃんが本当に喜んでいて、その熊井ちゃんの喜びに嘘がないとわかる分だけ、かえってなんだか泣けてくるのは何ででしょうね。
佐紀ちゃんのお知らせが呼んだ波紋
佐紀ちゃんはステージから降りるに際して、お知らせを残していきます。
なんでも、3月3日という大事な記念日に、清水佐紀として、カジュアルディナーショーの開催が決定したのだとか。
さて、この熊井ちゃんのディナーショーの当日お知らせされた際には、参加していた多くのベリヲタたちが、「果たして佐紀ちゃんのディナーショーには、今日のようなサプライズゲストがあるのか」と脂汗を流して推測しようとしておりまして。
それから数日を経て、この佐紀ちゃんディナーショーは、公式のファンクラブサイトで『清水佐紀カジュアルディナーショー~ひなまつり2018・記念すべきこの日に1人でディナーショーしちゃいます~』として告知されます。こうなった以上、ゲストはないとしても、それでも3月3日だから、他のメンバー、とりわけ熊井ちゃんがどこか別の会場で別のイベントを開催するのではないか、このまま佐紀ちゃんのイベントに申し込んでしまって良いものかどうか…と、依然として多くのファンが、今現在、脂汗を流して、有り得る可能性をしらみつぶしにシミュレーションしていることをお知らせ。
いろんな顔をしてくれた熊井ちゃん
熊井ちゃんの変わらぬ「くまくま」トークに癒されたり、佐紀ちゃんのお知らせに脂汗を流したりしながらも、二人で歌ってくれる Berryz曲に、熊井ちゃんが歌ってくれる『いつかどこかで。』に涙しながら、ディナーショーは、最後に2ショットのポラロイド撮影と握手会で終了です。
このクリスマスイブの日に、熊井ちゃんが写ってくれた2ショットのポラロイドが、こちら。投稿者の「叱って下さい」とのリクエストに応えてくれた結果です。
右の腕組みしてる写真について、ポラを撮り終わってから「ちょっと、笑っちゃったかも」と熊井ちゃん。でも、おかげで、上にも記したような(それから四国のバスツアーの記事で記述したような)目の奥でクスクス忍び笑いをしているような表情を写真に留めることができたので、このまま棺桶に一緒に入れてもらうよう遺言する所存。
熊井友理奈さんに逢える喜び 握手会の余韻から
熊井ちゃんは、こんなことを語ってくれます。
「『Berryz工房のライブには、子供だったから行けなかったけど、今、大学生になって、ここに来れました!』って言ってくれる方もいるんです。そんな方と出会えるのも、こうして活動を続けさせてもらってるおかげです。わたしが活動できるのは、こうして集まってくれる、みなさんのおかげです。ありがとうございます」って。
今でも、こうしてファンが逢いに行ける場所を作ってくれて、「ありがとう」はこっちのセリフですよね。
思えば Berryz工房の個別握手会に通っていた頃から、熊井ちゃんの「やさしさ」は明らかだったかも知れません。
2014年の夏に、活動停止が告知されてからすぐの個別握手会で、熊井ちゃんに「これまで、ありがとう」と伝えて個別のブースを出ようとすると、もう出口から足を踏み出している私に向って、大きく手を振りながら「まだ、あと、半年あるからーー!」って言ってくれたこともありましたっけ。
このディナーショーのラストを締め括る握手会で、「いろいろ話したいことはあるんだけど、いろいろ全部、まとめて、要するに “ありがとう”」と言うと、熊井ちゃんは「いっぱい詰まった “ありがとう” を、ありがとう」って応えてくれましたよ。
だから、目から汗がでちゃっても、そりゃ、しょうがないよね。
グッズのクマカロンを買うと付いてくる写真のうち、熊井ちゃん直筆の「当たり」を2枚ゲットしたので、記事の最後にお裾分け。
なんでも一枚一枚、全部、違うのだとか。左の写真は、サインがよれて上から重ねて修正してるのが可愛いですよね。
ほんとに、熊井ちゃんのことを知り得てよかったと思います。
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