岸本ゆめの、エンターティナーとしての成長を示した18歳のバースデーイベント

岸本ゆめの 誰もが認めるエンターティナー

つばきファクトリー岸本ゆめのさん、『ひなフェス』最終日の最終公演、誕生日当日(4/1)に射止めたソロ曲披露の素晴らしさも各地で話題です。
話題のソロステージも大納得のパフォーマンスが、その翌々日、Tokyo FM ホールにて、岸本さん18歳を祝うバースデーイベントでも再演されることになったのでした。

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つばきファクトリーの岸本さんは、あえてお叱りを恐れず言っちゃえば、”しっかり者であろうとして空回り” あるいは “あえて引き受ける大阪のノリ”、こういったところが少々無理してるんじゃないかなあって思える場面もあったりしました(ごめんなさい!)。

つばきファクトリーが結成されて、まだまだメンバーのキャラが見えない、印象が薄い、つかみ所がない、押し出し方が見えない…とか何とか散々言われていた頃から、一人岸本さんは積極的に前に出て場の進行を促そうと努めていました(実は小片リサさんも密かに積極的だったのですが、今にして思えば、岸本さんが前に出るタイミングで、積極的キャラを岸本さんに譲っていたかと:こちらとかご参照ください)。大阪娘としてのキャラも、なんだか “敢えて” その身に纏って…って感じで、はっちゃけ娘を “演じて” いたかのようでした。
しかし、積極的に場を進行させようとしても、他のメンバーがちゃんと応じてくれなかったりして、あたかも岸本さんだけが空回りしているように見えてしまうことも多かったように思います。あえて “演じる” はっちゃけだったからなのかどうか、どこかしら他のメンバーに突っ込み切れず、むしろ他のメンバーが前に出ようとしてるところと衝突しちゃう結果に終わることもあったように思います。
言ってみれば、その懸命な “キャラ” の模索が、丸ごと含めて、ハロプロのステージを見慣れた客席からも見えてしまっていた。

ひたむきで前向きで頑張っていることがわかる分だけ、あえて演じる部分が見える分だけ、その全部を総合して評するに、岸本ゆめのさんは、まだまだ無理していたんじゃないかなって(だから「叱りを恐れず」って言ったでしょ!ごめんなさいってば!)。

そんな岸本ゆめのさん、18歳になっての2018年のバースデーイベントでは、つい先日まで見て取れていた上述の “前向き過ぎて空回っている” 感じは、微塵も感じさせません

後述する企画コーナーでは、ほんとに台本もなくアドリブなのか疑うほど、実に流暢なトークに加え、その内容が面白いだけじゃなくて、ちゃんと岸本さんらしいことに、まず一驚します。
ほんとに、どこまで事前の打ち合わせがあったのか、MC の さわやか五郎さんとの掛け合いの巧さにも驚き、いかに五郎さんがメンバーに配慮しているとはいえ、時に五郎さんキッカケでもらった話題を大きく膨らませる様子にも、重ねて驚きます。

そして、流暢にして華麗なのは企画コーナーのトークだけではありません。
後述するライブコーナーでも、Juice=Juice の、その磨き抜かれた歌唱力の背景があってこそ歌いこなせている難しい曲を、きっちり聴かせる岸本さんです。どころか、あの高木紗友希さんの大斉唱を、さすがに完コピとまではいかないにしろ、かなり近いレベルで再現してみせたところは、ほんまに驚きでした。歌詞の内容だったりメンバーの来歴だったりを加味しての感動ではなく、文字通り、歌い手の喉の振動そのものによって心が揺さぶられるという稀有な経験は、かつて℃-ute の鈴木愛理によって、そして現在は、Juice=Juice のステージによって体験している投稿者ですが、それが、ごくミニチュア版ではあれど、部分的に、つばきファクトリー岸本ゆめの によって体験させられたという次第。

投稿者は、もう岸本さんについて、「前向きさが空回りしている」とか、「あえて演じている大阪キャラ」といったことは言いますまい。空回りどころか、前向きさが性格そのものとして良い感じに岸本さんのキャラとして根付いています(それは、この日、TFMに集った 岸本さんファンのリアクションも含めて)。前に押し出される大阪娘のはっちゃけは、会場を巻き込んだ大爆笑を産んでいます
そして、将来において、やがて圧巻のレベルにまで達するであろうボーカルときて…

18歳を迎えて2回目のバースデーイベントを開催した つばきファクトリー岸本ゆめのさんは、ステージにあって明らかにエンターティナーとしての成長を示してくれたという次第。

いや、ほんまに、ハロプロって、すげえやって思いましたよ。

つばきファクトリー 岸本ゆめのバースデーイベント2018

というわけで、2018年4月3日の火曜日、つばきファクトリー岸本ゆめのさんのバースデーをお祝いするファンクラブイベントが開催されました。昨年(参考:つばきファクトリー岸本ゆめの 初のソロイベントでほのめかす、たくさんの素顔)に引き続き、18歳を迎えての、2回目のバースデーイベントです。会場はお馴染み、Tokyo FM HALL。
2回まわしのイベントのうち、”開場19:15/開演19:45″ の公演に当選できたので、その模様をご紹介しようというところなのですが、まずもって、エンターティナーとしての成長が目を見張るほどであったことは、上述のとおり。

オープニングより 新たなハロプロ三角関係も

MC は既述のとおり、上々軍団から さわやか五郎さん。
2回目の公演では、つばきメンバーから小野田紗栞さん、秋山眞緒さんが観覧に来てまして、投稿者が当選できた席次が最後列だった(泣)こともあり、ぶっちゃけ、すぐ後ろに小野田さんと秋山さんがいるもんだから、逆に振り向けないという羽目に。

五郎さんの呼び込みによって登場してくるにあたって、岸本さんは舞台袖でイントロだけ演劇女子部「気絶するほど愛してる!」収録の『たまんないサマー』を歌ってくれます。

ここで演劇女子部『気絶するほど愛してる!』を思い出させておいて、オープニングでのサプライズおめでとうメッセージは、なんと稲場愛香さんから。
もちろん、岸本さんは演劇女子部『気絶するほど愛してる!』では、当時カントリー・ガールズであった稲場さんと複雑な経緯の結果、お互いの事を憎からず思うようになる役柄で共演しています(演劇女子部「気絶するほど愛してる!」レポをご参照ください)。

このメッセージで、稲場さんは、盛んに当時の演劇女子部周辺に言及しながら、役柄を踏襲してのことなのか、今現在の当人たちのガチな気持ちとしてのことなのか、そこのところの区別を意図的に曖昧にしながら、岸本さんへの愛を告白します。そして、スクリーンの向こうの稲場さんからの告白を受けて、満更でもないどころか、余裕で受け止める岸本さん。

すでにハロショ千夜一夜のレポでお伝えしているように、岸本ゆめのさんを巡っては、つばきファクトリー内で、リーダー山岸理子ちゃんを愛しているのか、サブリーダー小片リサさんとカップルなのかといった三角関係がファンによって注目されています(投稿者は個人的に、小片さんの悲恋物語を見たい…って、だから、ごめんなさいってば!)。
この、岸本ゆめのさんを焦点とするハロプロ内恋愛相関図に、いわば稲場愛香さんが殴り込んだというわけで、今後つばきファンを超えて多くのハロヲタの注目を集める図柄が描かれようとしてるのかも、と。

そんな不穏な背景をほったらかしにしたまま、18歳の抱負を問われて「今年は女性らしく」とか言うもんだから、ますます不穏な想像は深まる一方。

岸本ゆめの ラジオに挑戦!

女性らしく、何人ものメンバーを弄ぶのかとかファンに想像(だけ)させておいて、イベントは有無を言わさず企画コーナーへと進みます。
冒頭で述べた岸本ゆめのさんのトークが素晴らしさを発揮し出したのがこのあたりから。で、なるべく内容をお伝えできればと思っているんですが、個々に文字列でイベントの内容を書き写してゆく中で、この文字列に落とし込みきれぬ部分でこそ、岸本さんのトークが、ステージ進行が、実に流暢であったと、そう繰り返し強調しておきたい。

ラジオのパーソナリティーになるのが夢だという岸本さん、架空のラジオ番組を丸ごとひとつのコーナーにしちゃうという趣向。その番組名が『ゆめのの夢で逢いまShow』。
BOXからの質問抽選という定番の趣向をリスナーからのお便りに見立て、お悩み相談生電話は、さわやか五郎さんがリスナー(海野磯男?)に扮して参加です。

なんでも、この『ゆめのの夢で逢いまShow』、21時からの3時間の帯番組なんだとか。
何気に明かされる設定に、横で「うーーん、きびしいっ!そんな番組はきびしーなーっ!」とリアクションする五郎さんにまったく触れずに、パーソナリティー然として軽やかにトークを重ねる岸本さんでした。

事前に募集した質問をリスナーからのお便り風に

身体のパーツで好きなところは?
上腕二頭筋 ジャケットを脱いで筋肉ムキムキなところを披露してくれる岸本さん ラジオなのに
メンバーから3人選んでモノマネを
  • 秋山眞緒
    『夜空の観覧車』でのセリフパートを可愛く
  • 浅倉樹々
    取材などで喋り出すときに右手を前に掲げる謎の動きをするらしく、そのマネを
    繰り返しラジオなのに
  • 山岸理子
    メンバー全員で「つばきファクトリーです」と声をそろえる前の、リーダーの「せぇの」がリズムも何もなく慌ただしい様子を
今後、髪型はショートにするかロングするか、染めるかどうか、予定は?
何故か英語で答えてる岸本さん ノースケジュールとか
この、中途半端な英語が、かなり愉快なものであったことは、みなさま是非、後日発売されるDVDでご確認いただきたいところ

上腕二頭筋を披露したり(しかし、岸本さんの筋肉、まじでムキっとしてることに、ここでも吃驚)メンバーの仕草の物まねだったりと、ラジオだから見えないって言ってるのに、自由な岸本さんですが、そこを突っ込まれると、「見えるラジオなんですよ。時代がわたしに追いついてない」と軽くかわすあたり、実になめらかで、ほんとに台本がなかったのか、と。
で、「それってテレビって言うんだよ」という更なる突っ込みは聞こえなかったふりでスルーする岸本さん。

他にも、架空ラジオのコーナーで、アドリブ交通情報を強いられる場面でも「つばきがキャラ渋滞だ」とか、華麗な切り返しがあったりします。

さわやか五郎扮する海野磯男?くんのお悩み相談生電話では、つばきの別名が愚連隊だったり1年が66ヶ月もあったり(13~65月までが「ありんこ」という季節で66月がシックスシックスで「しーしー」という季節なんだとか)、すみません、わたくし、現場にいたはずなんですけど、やっぱり意味不明で。
ただ、大事なことは、このように文字にしてみると意味不明でしかないやり取りでも、当日の現場では、面白おかしく、楽しく、あちこちで笑い声が漏れるような感じで展開されていたということ。
文字にして意味不明なトークが、やっぱり現場でも “ちょっとイタいな” と受け止められていたのではなく、そうではなくて、現場では笑い声も起こるほどの雰囲気だったことこそ(文字にしてみて意味不明だからこそ)岸本ゆめのさんの優れた技量の証、成長の証拠の一環としてご報告したいところです。

岸本ゆめの ギャグ品評会 意味不明な展開は、ますます勢いを増して

企画コーナーは、ますます文字で伝えることが難しい流れに。
わずかでも読んでくださる方々のよすがになればと思って、あのヤンタンの「癒やせません」コーナーでの岸本さんの様子(18年3月3日放送分)を思い出していただければ、とか伝えてみたりして。

岸本さん渾身の3つのギャグを披露して、一番ウケが良かったもの以外は、今後封印するんだとか(すでに意味不明っすよね)。その3つのギャグが、こちら。(すみません、ほんまにDVD購入推奨)

  1. 嘘ついたら針千本のますんやから、今、針千本、買いに行ってる
  2. 靴紐結ばなきゃからの蝶結びでチョウチョひらひら
  3. コスモ人間誘拐事件(まったく意味不明)

2番目のギャグが一番拍手が大きかったけれども、この段は、終始意味不明な展開ながら、だからこそ(演目の意味がよくわかってないからこそ)演者の(観客を巻き込む)技量の程が見えたというところ。
よくわけのわからないギャグでも、嬉しそうに、渾身の全力で披露する岸本ゆめのさんの勢いで客席の注意や気持ちを切らさないのは、今こうして思い返してみても、かなり見事なものだったな、と。

この企画コーナーを終えるにあたって、ラジオなのにキャラを作ってしまったのが後悔ポイントだという岸本さん。冒頭でも述べたとおり、これまでは、そうした “あえて演じる” ところが客席にも見えてしまっていた次第ですが、今般のイベントにあっては、まったく自然で、その渾身の前向きさは、キャラではなく、岸本ゆめのそのものであるかのように見えたこと、繰り返し見事だったと思います。

きしもん女子力アップ計画

企画コーナーは進んで、次のトピックへ。
特定のシチュエーションにおける “女子っぽい” セリフを、作家さんが作ったものと岸本さんオリジナルのものと、2つ披露して、どちらが客席から支持されるかを試すという趣向。

シチュエーション デート中、他の女の子に見惚れている彼氏に一言
セリフA はいっ!(小指を出して)今日は私以外は見ないって約束!
セリフB あ、もう怒った。罰としてギュっとして!

セリフBに客席の支持が集まり、実際に岸本さん考案のセリフもBの方であったと明かされて、一応企画コーナーとしては、綺麗にまとまって終わったかと思いきや、これ以降、おもしろがった五郎さんの振りで、「怒った」からの「ギュっとして」のコンボが繰り返されることに。
やれ、けっこうセリフAにも支持が集まったからと「怒って」みたり、女子っぽさが足りないからと客席が怒っているから、「ギュっと」することで許してもらってみたり。おもしろがった五郎さんの振りで、とは言いつつ、ノリノリで乗っかる岸本さん、めっちゃ面白かったし、まさに大阪娘の面目躍如かと。

セリフAで、小指を出してるあたりで、軽く “あの人” を示唆するあたりは、Berryz工房の大ファンたる岸本さんらしいところでもありました。

ボーカリストとしても成長を示したミニライブ

そして、この日のイベントで、一番に岸本ゆめのさんの成長が如実だったのが、ミニライブ。というわけで、まずはそのセトリを(↓)。

01.選ばれし私達(Juice=Juice)
02.Only You(BOΦWY)
03.(森高千里 → ℃-ute)
04.Mythology~愛のアルバム~(Berryz工房)
05.生まれたてのBaby Love(Juice=Juice)

激しい楽曲の合間に組み込まれた『』が、その前後の楽曲から浮いていないことも、BOΦWY往年の名曲をカバーし切ったことも、『Mythology~愛のアルバム~』のサビ前で急に高音部分が差し込まれる箇所を、一切声をヒビ割らせることなく歌い切ったことも、あまりに自然だったから、そこが難しいポイントだってことに気づかないくらいスルっと聴かせてくれます。素晴らしかった。

そして何よりも『生まれたてのBaby Love』です。
ほんと、あの高木紗友希さんと宮本佳林さんによる、ボーカリストの喉の振動だけで大会場を大感動の渦に巻き込む、この楽曲の終局間際の、あの大斉唱パート、これを、まだまだ本気の Juice メンバーには及ばぬながらも、それでも声を割ることもなく、息を切らせることもなく、しっかりとコピーし切る岸本さんです。

いつの日にか、最高の状態だったときの田中れいなさんのように、ほんとに心が揺れた菅谷梨沙子さんの低音のように、そして意識が認識する前に魂の側から前に出て聴き惚れていていた鈴木愛理さんのボーカルのように、きっと、いつの日にか、岸本ゆめのさんのボーカルによって涙する日がくるであろうことが確信できる、そんな一幕でした。
その、きっと来るはずの “いつの日にか” を予め先取りして今から泣いてるって感じで、うっかり涙腺が緩みかねない、素晴らしいミニライブだったのでした。

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このミニライブのセトリに Juice=Juice の楽曲を選んだ理由を、少しだけ岸本さんは語ってくれました。
曰く、『選ばれし私達』には、バックダンサーとして参加したことがあったのだとか。こぶしファクトリーは結成されていたけれど、まだ つばきファクトリーが結成されてはいないくらいタイミングで、従って、こぶしに選ばれなかったことに複雑な想いを抱いていた時期に、バックダンサーとして参加したステージで、Juice=Juice の高木紗友希さんから、やさしく声をかけられたんだとか。

そんな風に先輩に声をかけられた研修生は、その声をかけてくれた先輩の一番の得意とする大斉唱に肉迫し、やがて射程圏内に捉えようかというほど。

ボーカリストとしての成長も、さわやか五郎さんの容赦ないプロのツッコミを受けきる流暢なトークも、ほんとに頬の筋肉が痛くなるほど「あはは」と声を出して笑ってしまうような、イベントの楽しさにこそ貢献していたのは言うまでもありません。けれども、これが、そのイベントを具現化した岸本ゆめのという18歳のアイドルが、わずかの間に示した成長の結果だと思ってみれば、楽しい笑顔のまんま、いや、その笑顔が大きければ大きいだけ、驚きと感動も、その分だけ大きくなるのも、これまた言うまでもないんですけどね。

岸本ゆめの18歳をお祝いするバースデーイベントは、まさしくバースデーというに相応しく、将来のハロプロを背負うボーカリストの誕生に立ち会えた素晴らしいイベントだったかな、と。

(文=kogonil)

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