アンジュルム 上國料萌衣、インフルエンザでの欠席が示したこととは?

アンジュルム上國料萌衣がインフルエンザに倒れた。このため、2019年2月2日のリリイベ、および2月3日に福岡市民会館で開催されるハロコンを欠席する。

一時期の落ち着きにも関わらず、やはりハロプロ内のインフル禍は、まだまだ終息していないようだ。

この寒空の下、列島各地でイベントが開催されるからには、その日のイベントを終えても翌実の移動の準備に忙殺されたりと、ただでさえ過酷な日々に加え、当のイベントやライブには多くのファンが集まるわけだから発症の自覚がないままウィルスが持ち込まれる機会も多くて、どんなに警戒していてもインフルエンザの侵入を完全に防ぐことは難しい。他のメンバー、他のグループも、どうか無理はしないで欲しい。

今回の上國料の欠席について、福岡のハロコンが上國料の凱旋となることで(上國料の地元は熊本)「せっかくの地元公演なのに可哀想」とか、ゲストOGに道重さゆみが予定されていることから、上國料とのラジオでの共演を鑑みて「楽屋裏からの報告を楽しみにしていたのに」と、その欠席そのものを残念がる声は、もちろん大きい。加えてアンジュルムにあっては中西香菜がまだ復活していないため、フォーメーションから2名も欠くことになり、アンジュルムのパフォーマンスを懸念する声も聞こえてくる。

この関連で注目したいのが、こうした “アンジュルムのパフォーマンスを懸念する声” に関連して、太田遥香伊勢鈴蘭の2人の新人を心配する声だ。まだまだ経験が浅いのに(むしろ、ようやくこの冬ハローからの本格始動なのに)対応しなきゃいけないフォーメーションが短い間にコロコロ変わって、負担が重くなるのではないかと心配しているのだ。

こうした声からは、かえって、新人2名が(そのオーディションの経緯なども含めて)すっかりアンジュルムのメンバーとして受け入れられていること、そして上國料がしっかり “先輩” として認識されていること、従って、アンジュルムというグループがメンバーの新陳代謝を含めて続いてゆくグループであるということが、ファンに自然に受け入れられていることが見て取れる。どうやら、この春に初期メンバーであり不動のリーダーであった和田彩花を送ることも、送り出した後のアンジュルムについても、大きな心配はしなくて済むようだ。

インフルエンザに罹患しイベントとライブを欠席しなければならない当人は(身体的な不調も含め)苦しいだろうし、もちろん心配だが、こうしたアクシデントがあることで、いろんな “それまで明示されなかった暗黙の前提” が偶然に照らし出されることもまた事実だ。

上國料の体調についても、そして上國料が所属するアンジュルムそのものの先行きについても、このようにたくさんのファンが注視しているということを確認して、改めて、上國料のゆっくりとした休息と快復を祈りたい。

(文=椿道茂高)

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