Juice=Juice 稲場愛香、段階的に歌唱パフォーマンスを再開！

2019年も２月を迎えて、ハロプロの公式サイトのニュース一覧に『Juice=Juice 稲場愛香に関するお知らせ』が掲載され、ファンの間に緊張が走った。というのも、稲場は2018年の年末に喉を手術して、パフォーマンスに制限を受けていたからだ。
（参考：Juice=Juice 稲場愛香、喉を手術でカウントダウン欠席と冬ハローのパフォーマンス制限へ）

そうした背景があっての『お知らせ』に、かつて持病の悪化から所属グループを一時離脱しなければならなかった経緯が脳裏をよぎって、多くのファンが緊張に身を固めたという次第。
（参考：療養中の稲場愛香、カントリー・ガールズを卒業）

しかし、実際のそのニュースエントリーを開いてみれば、お知らせされたのは嬉しい報告だった。

12月に手術を受け、喉のケアを続け活動してきた稲場愛香ですが、
先日、医師より「歌唱を徐々に始めても構わない」と診断されました。

公式サイト　ニュース ＞ ニュース詳細　Juice=Juice 稲場愛香に関するお知らせ

同様にこの２月１日に掲載された中には、アンジュルム中西香菜の経過報告とイベントへの限定的参加を告知したものもある。

MCと握手会のみの参加とさせて頂きます。

公式サイト　ニュース ＞ ニュース詳細　アンジュルム中西香菜「タデ食う虫もLike it!/46億年LOVE」発売記念イベントに関するお知らせ

アンジュルム中西の場合は、イベントへの限定的な参加であり、まだ全快には時間がかかるであろうことを告知するものであって、イベントへ参加しようとしている中西ファンにとっては切実に必要な情報だから、大きく告知されることは理解できる。

一方、Juice 稲場の場合は、これまでの制限が解除され、いわば “治りました” というお知らせで、識者によれば、こうしたお知らせは最近になって見られるものだという。

たとえば、いろんな故障から一時活動を離脱していて、それが段階的に復帰していく経緯などは公式にもお知らせされましたけど、はっきりと “治りました” という最終的な宣言がなされることは珍しいのではないでしょうか。

ですから、過去に大きな故障を経験したメンバーのファンは、今でも、どこかハラハラしながら見守っているところがあるわけで。

こうした声にも見られるように、このところ公式にアナウンスされるお知らせの傾向が変化していると見る向きもある。それは、良いことも悪いことも、いずれにせよ、よほどメンバー当人のプライバシーや名誉に関わることでもない限り、包み隠さず正直に告知するという方向だ。

従来、多くのハロプロファンは、メンバーの魅力からそのパフォーマンスの素晴らしさまで、どこまでもハロー！プロジェクトに魅せられていながら、一方で、事務所の運営方針や情報開示のあり方については不信の目を向ける者が少なくなかった。こうした残念な関係が、このところの公式なアナウンスの率直さによって、部分的に改善されていると見る向きも、一部にはある。

あるいは、稲場に関しては、上にも触れたとおり、過去に所属グループから離脱したという経緯があるからこそ、こまめに快復の情報も開示されるのではないかと見るファンもある。が、そうであればこそ、事務所の情報開示方針が、ファンの揺れる内面に添うものへと変化してきている証左なのではないだろうか。そう思えば、アンジュルム中西の経過報告についても、明るい展望を持って受け止められるだろう。

Juice=Juice 稲場愛香は、段階的にではあるが、歌唱パフォーマンスを再開する。稲葉当人も公式のブログで嬉しそうに報告しているように。

喉の調子をみながら
できる範囲から段階的にはなりますが、
歌唱パフォーマンスも
再開させて頂く事になりました。

Juice=Juice Official Blog　ご報告。稲場愛香

（文＝椿道茂高）