『ハロ!ステ』第226回配信で黒木料理長『くろっき料理教室』華々しく大復活!

ハロプロの公式Web配信番組ハロ!ステの226回(2017年7月5日配信分)より、くろっき先生の料理教室コーナーが復活した。

くろっきの料理教室コーナーとは、かつて PINK CRES. の夏焼雅がMCをつとめた同じく公式の配信番組である「GNO」の人気コーナーで、麻布十番の和食うどん店 “京寿々” の黒木料理長がハロプロのメンバーを迎えて料理を教えるというコーナー企画。これが、料理を教えるという趣旨は早々に消え失せ、ハロメンがキャアキャアと嬌声を上げて見ている前で黒木料理長が最初から最後まで料理を仕上げてしまうことも多く、その「ざっくばらん」なキャラだけでなく、ハロメンという可愛い女の子を迎えて嬉しそうに、しかし、大事に接してくれている様子がファンに好感を呼んで、黒木料理長は「くろっき」という愛称で親しまれていた。それが「GNO」の終了に伴って、この人気コーナーも終了していた。

そのコーナーが、番組をまたいで復活した。舞台を「GNO」から「ハロ!ステ」へと移して、226回(2017年7月5日配信分)では宮崎由加(Juice=Juice)と竹内朱莉(アンジュルム)をゲストに迎え、茄子のピリ辛酢浸しを、やっぱり自分で調理している。

この「くろっき先生の料理教室コーナー」については、終了が多くのファンに残念がられており、コーナー復活を直訴すべく、なんとネット署名まで実施されていたのだった。

もちろん、今般の「くろっき先生の料理教室コーナー」復活にあたって、ファンのネット署名がどこまで影響したのか、それはわからない。必ずしも、ものすごい数の賛同者が現われたというわけでもなさそうだし、長年ハロヲタをやっていればそれだけ、「ファンの声は届かない」「企画立案に反映するにあたって、ファンの希望は、かなり優先度が低い」というアップフロントの傾向も身に染みているところだ。

繰り返し、ネット上でのファンの声が届いたのかどうか、それはわからない。むしろ、これまでの傾向に従えば、ネット上のファンの声とはまったく独立に、店舗営業上の問題だったり、撮り溜めてあった録画素材の在庫の問題だったりという(ファンとは無関係な)事情によって、放送されたり放送されなかったりが決定されているという方が、ありそうなことだ。
しかし、こと「ハロ!ステ」に関しては、第214回配信分でリニューアルされてから、同様にその廃止が不評だった「ハロメンによるアイキャッチ」も、いつの間にか、しれっと、地味に復活していたりする。

Web配信番組に限らず、そのグループ構成といった大きなところまで含め、昨今のハロプロは様々に試行錯誤しているようだが、案外、そうした取り組みのなかで、「ファンの声は届かない」わけでもないのかもしれない。

(文=椿道茂高)

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